「ギロロ先輩、協力してやろうか? おもしろそうだしな。これをあいつに飲ませて  
 二人っきりにしてみな。クーックックックッ」  
そんなクルルの言葉を真に受けたギロロはドロロに薬を飲ませ、地下牢に閉じ込めた。  
ドロロの具合が悪いようだ、迎えに来てくれと小雪に連絡しようとしたその時、首にチクッと何かが刺さる。  
首をを押さえながら振り返ると、麻酔銃を手にクルルが笑っていた。  
ギロロは動くこともできずそのまま倒れこみ、やがて視界は真っ暗になった。  
「クーックックッ。俺がおっさんの為にそんな事するわけねぇだろ  
 それより、ドロロ先輩と日向夏美の組み合わせのほうが面白いとおもわねぇか?」  
ギロロは気を失いながら、そんなクルルの声を聞いたような気がした。  
 
「さてと、そろそろ帰るとするでござるかな」  
アサシントップは伊達ではない。地下牢などドロロにとっていつでも出入りできるのだ。  
「ギロロ君は何でこんなこと……」  
ぶつぶつと呟きながらケロロの部屋を出て、玄関に向かって歩き出すといきなりドロロの身体が傾いだ。  
……なんでござる、なにか、おかし、い……。  
そう呟きながらドロロはよろめいた身体を支え壁にもたれ掛かり息を整える。  
「あれっ?ドロロ? どうしたの、大丈夫? 」  
リビングから出てきた夏美がドロロの顔を覗き込んだ。  
 
「大丈夫で、ござ、る」  
「何言ってるの? フラフラじゃない。少し休んだほうがいいわよ」  
そう言って夏美はドロロを抱き上げソファに横たえた。  
 
「くぅ……ふっ…」  
まずいでござる。何か媚薬のようなものを飲まされたのでござるか?  
そばで心配そうに覗き込んでいる夏美に欲情している自分に驚き、  
ドロロはフラフラの身体を起こしソファを降りようとした。  
「なにか、変な薬を飲まされた、みたいでござる。  
 このままでは、夏美殿を、襲ってしまうかもしれない。拙者は、帰る、で、ござる、よ」  
「そんな、フラフラなのに帰せるわけないじゃない。あたしなら、大丈夫」  
眼を伏せ頬を染めながらそう言うと、夏美はドロロのマスクを外し自ら唇でドロロの唇を塞いだ。  
 
ドロロは夏美の柔らかい唇を感じ眩暈を覚える。  
このままでは……、そう心の中で葛藤するが緊張の為に震えながらキスをする夏美にドロロの理性が飛んだ。  
拙者、もう、我慢、できないでござる。  
夏美の髪に手を差し入れ力強く引き寄せると深く口付ける。  
「ン、っんん」  
口腔内に舌を滑り込ませ緊張で硬く閉ざされた歯をこじ開ける。  
歯列をなぞり、舌を絡みとると夏美の口から吐息が漏れた。  
「ん…。っふ…。っんん……」  
 
甘い吐息と夏美の声にドロロは更に欲情する。もっと夏美殿を感じたい。  
ドロロは更に角度を変え何度も深く口付ける。  
口の中を蹂躙され、体の中かに芽生えた何かにおびえるように夏美はドロロに縋りついた。  
潤んだ眼で見つめる夏美をそのままドロロはソファに横たえた。  
 
耳を甘噛みし、舌先を首筋に滑らせる。  
「あっ…。ド、ロロ…。…んっ…」  
服をたくし上げブラジャーに触れると夏美の体はこれから訪れるであろう快感に怯えぴくっと震えた。  
隙間から手を差し入れ豊かな胸の膨らみを円を描くように揉む。、  
すでに硬くなり存在を主張している先端を口に含むと夏美の身体は弓なりにしなった。  
「っやぁ…。」  
唇で軽く噛むように愛撫するとやがて甘い声が漏れ出す。  
「っん…。ん…っはぁ……」  
 
片方の先端を舌先で転がしながら、もう片方の先端を指で擦るようにもてあぞぶ。  
「っあ……っや」  
夏美の声が上がれば上がるほどドロロは我を忘れていく。  
身体中を余すところなく舌先で指で愛撫し、やがてそれはスカートの中へと。  
 
閉じようとする脚を無理やりこじ開けドロロは脚の間に滑り込む。  
下着を剥ぎ取ると恥ずかしさからか夏美は両手で顔を覆った。  
秘所に顔を埋め、今まで誰も触れた事のない割れ目を舌先でなぞると、とろっと蜜が流れ出てきた。  
「いやぁ…。そんなとこ。…そんなこと、しないでぇ……」  
 
薬により理性をなくしつつあるドロロは夏美が初めてであろうことも忘れ、ただむさぼるように夏美の体を味わった。  
 
「ン…ッア……だめぇ…」」  
くちゅくちゅと水音をたてながら丹念に舌先で舐め、赤く熟れたそれを唇の先で摘む。  
「アッ…ィヤァ……」  
先端を何度も丁寧に舐め上げ、より深く愛撫を施すと一際大きな嬌声を上げて夏美は始めての絶頂を迎えた。  
 
ドロロは力が抜けぐったりとした夏美を休ませることなく更に攻め立てる。  
 
「っあ、ん…」  
ドロロの指が濡れそぼった中に入ると夏美の身体は跳ね上がった。  
初めて感じる違和感。むずがゆいような、震えるような快感が身体の奥から湧き上がり、  
夏美の熱い肉壁はドロロの指を締め付ける。  
「ん……っはぁ…。っあ…」  
増やされた指で中を掻き回され、あられもない喘ぎ声を上げる夏美。  
ほんのりと体を色づかせ、汗ばんだ夏美の肢体と喘ぎ声にドロロの我慢も限界を迎えた。  
 
「ナツミ殿…」  
ドロロ自身を夏美の入り口に当てがう。  
ドロロにより散々高められたそこはぬらぬらと蜜を湛え、難なく受け入れるかと思った。  
 
「…っや…。っく……」  
しかし、いくら慣らしたとはいっても一度も他人のものを受け入れたことのない場所である。  
指とは比べ物にならない質量に夏美の顔は歪む。  
……痛いのでござるな。  
そっと抜こうとするドロロの腕を掴み、潤んだ目でドロロを見つめながら夏美は首を横に振った。  
「大、丈夫。このまま…して…。おね、がい」  
 
夏美に負担がかからないように時間をかけてゆっくりと根元まで押し込む。  
「っはっ…。」  
ぎゅっと閉じられた夏美の眼からは痛さの為か涙が零れ落ちた。  
夏美の痛みが少しでも和らげばとドロロは手や唇を使い身体に愛撫を施しながらゆっくり動き始めた。  
夏美の全てを愛しむかのようにゆっくりと、何度も抽出を繰り返す。  
やがて夏美の緊張が解け、少しづつではあるが声に甘さが混じりだした。  
「んっ……。あっ…ああ……」  
秘所が再び蜜を湛え始めくちゅくちゅという音が辺りに響き、夏美の唇からは嬌声が零れ落ちる。  
 
ドロロは夏美の中を入り口から最奥まで余すところなく感じるようにゆっくりと味わう。  
最奥を付かれるたび、深く抉られるたび、夏美は自分の中に何かが生まれていくのがわかった。  
淫らな水音と夏美の嬌声だけが室内に充満し、今まで感じたことのない快楽に夏美は翻弄されいた。  
 
「ドロ、ロ…。もっ…、やっ……」  
「いきそう?」  
恥ずかしそうにコクンとうなずく夏美に軽く微笑みドロロは激しく動き始めた。  
 
ぬちゅっぬちゅっと言う夏美の蜜音とドロロの打ちつける音にあわせ、  
夏美の口から喘ぎ声が漏れる。  
「っふ…。はあぁ…。ん、あっ……」  
夏美の中を突き上げながら赤く充血した突起を愛撫すると夏美の中がビクビクッとドロロを締め付け  
夏美は2度目の絶頂を迎えた。  
 
ずるりとドロロは自身を引き抜きぐったりとした夏美を裏返しにする。  
「やっ、何?」  
「ん、もうちょっとだけ……」  
四つん這いにさせた夏美の其処にもう一度あてがいドロロは一気に貫いた。  
 
「あぁぁ…」  
「ナツミ殿…」  
うなされたようにドロロは愛しい人の名を呼び夏美の腰を掴み何度も打ち付ける。  
背中に口付け、後ろから胸を強く揉みしだき、何度も何度も中を蹂躙する。  
それは夏美が意識を失うまで続いた。  
 
 
 
 
「やめろ、ドロロ!なつみぃ〜!はっ……」  
「ギロロ先輩、そんなところで寝てると風邪引くぜぇ。  
 ところで、俺様特性の睡眠薬(催淫剤入り)はどうだった?いい夢見れただろ?  
 ちなみに、ドロロ先輩が飲んだのは只の栄養ドリンクさ。  
 とっくの昔に家に帰ってるぜぇ。クーックックッ」  
「貴様ァ〜」  
 
 

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