丸穴から挿入した足は、その中に潜む何かを避けるようにして、空中で何とかバランスを保っ
ている。まだハッキリとした気配こそ感じさせないが、長方形の木箱の床面に、異形の者が眠る
ようにして居座っているような気がしてならないのだ。
四方の壁に触れることを嫌った夏美は、手を不安定な箇所に当てていることにより、両脚に
相当の負担を強いられていた。筋肉にもジリジリと疲労が溜まり、今にも力尽きて箱の中に足
裏を置いてしまいそうになる。
「ほう、なかなか耐えますが……。さてどこまで」
罠にかかった小動物を眺めるように、R・グレイは余裕の笑みで渦中の少女を見据えていた。
箱の押さえ役をしている3M、カメラ持ちのMr・Gも、揃えて興味深そうに夏美の動向を見守っ
ている。
「く……ううぅっ……!」
狭い箱の中で脚を微動だにさせられない辛労で、ガタガタとした脚の震えはどんどん強まっ
ている。それによる箱壁との接触が先か、あるいは限界により箱下に脚を付いてしまうのが先
か……。いずれにせよ、この耐久状態の破綻は時間の問題であった。
「鍛えられているのか、なかなか耐えますね。フフ……、ではその忍耐力に免じてちょっと違っ
た趣向を加えましょうか」
意外にも黙々と耐え続ける少女に焦らされたか、R・グレイは夏美をその状態にしたまま背後
に回り込んで、ゴソゴソと何かを用意している。身動きのできない夏美はそれを窺い知ることが
叶わず、箱中に続く第二の恐怖と戦わなければならなかった。
すると、背後からR・グレイの手が胸元に伸びてくる。
「やっ!? 胸はいじらないでって言ったじゃ――」
「ええ、いじりませんとも。私はね。ククク……」
R・グレイは思わせぶりな言葉を発すると、無惨に引き裂かれた谷間上のスリットから手を滑
り込ませ、意味を為さなくなったブラのカップをずらして乳肌をさらけ出す。また敏感な柔房を
弄ばれると思い、夏美は一瞬目を瞑った。しかし、その後は艶やかなカーブを描く左胸の上に
何かが当たる感触がしただけで、暴漢者の手はあっさりと引き抜かれる。
「なに……? アンタ、今なにしたのよっ……!」
侵入してきた手がどかされても、さっきまではなかった異物感が確かに感じられる。それは
小さく……僅かだが、確実に這うようにして蠢いていた。
「そろそろわかるのではないか……と」
R・グレイがそう言って、衣服のみに守られる状態になった胸元の隆起を見やった。その時、
少女の胸からぞくりと悪寒が走り出す。
「う……あぁっ!! なにっ、これぇ……!?」
左胸で蠢く者の場所から感じられる吸引の感覚。夏美は今、乳丘の頂から見て中間地点の
辺りを、その何者かに吸われているのだ。
「小型の宇宙ヒルです。特に害はない種なので、安心して身を任せてください」
「なっ!? なに……言って……、早く取りなさい……よ……ッッ!!」
チュウチュウと丘を蹂躙する宇宙ヒルは、動物的な動きというより、明らかに性的な志向で
活動していた。この者たちがわざわざ用意していたものだけあって、ただの気まぐれでこういう
感覚を受けているのではないことを夏美は認識する。それは、自分がさらに追い込まれている
ことへの実感を負わせるものでもあった。
左胸から、ジワジワと微快感が広がり始める。もう脚には力が入らなくなってきて、首の皮一
枚といった所だ。頂の苺粒を目指す宇宙ヒルは、ゆっくりと徘徊を続け、頂点を囲む乳輪まで
辿り着く。
「あぁっ……くふぅぅっ! そこ、ダメっ……。ダメぇ……、私、吸われてるよぉ……」
一番敏感な箇所のすぐ側でヒルは停止し、容赦なく吸引を続けている。本能的に勃起をさせ
られた乳首がピクピクと物欲しげに震えてしまう。まるで、痒みのあるかさぶたのすぐ近くしか
掻けないようなもどかしさだ。屹立した先端の突起を早くいじって欲しい。その淫らな口でチュ
ウチュウと吸引されたら、どれだけ気持ちがいいのだろう。
(!? 私、今なに考えてた……?)
淫らに改造された地球外生物は、こんな無垢な少女までも精神汚染してしまうのだろうか。
一瞬ではあるが、夏美は今確かに、悦びの被虐に陶酔しようとしていた。夏美は、自分の意識
が変えられていってしまうような感覚に、噴き出たこめかみの汗を滑らせる。
「表情が曇ってきましたね。そろそろ限界でしょうか?」
「くっ……、そんな……こと……ッ!」
もう表情はすっかりと弱気になってしまったが、それでも必死に虚勢を張ろうとする。しかし今、
宇宙ヒルは無情にも乳丘の頂上に到達した。すると、少女の儚い抵抗も、到達者がその場に証
を刻むことで終焉を迎えるのだった。
「っぁ……ッッ、ふああぁぁんッッ!!」
その幼くもふくよかな柔丘の中でも、もっとも敏感な薄紅の尖塔。宇宙ヒルは目的地の味を
しっかりと確かめるように、今までよりも一際強い吸引を行っていく。誤魔化しの利かないはっき
りとした強烈な快感は、少女の頭を真っ白にさせて思考を完全に停止させた。
少女がビクンとかぶりを振り上げて四肢を突っ張ると、箱に入れた足もついに底面へと当たっ
てしまうのだった。
ビシャァッ!
「きゃあっ!?」
予想もしない生々しい感触に、少女は悲鳴を上げる。踏み付けるようにして足裏がソックス越し
に触れたものは、液体のようでそれよりは粘性と硬度がある。ファーストコンタクトだけでは、その
実像は思いも付かない。
「どうやら中のものに接触したようですね。そうなったらそいつからは逃げられませんよ。ふふっ
……」
R・グレイはそう言うと、役目は終わったぞという雰囲気で、乳首に吸い付いている宇宙ヒルを
引き離す。
チュポンッ
「きゃふぅっ!」
敏感な胸先からそれを強引に引き離されたことで、鋭敏な快楽に身を襲われる。快感に翻弄
され続けてしっとりと汗ばんできた柔丘は、慣性に従ってプルンプルンと揺れ動いていた。
ズルズル……
夏美が足をぶつけてしまった何かは、自分に接触してきた対象を目標につけてきた。謎の生物
は夏美の右足つま先からジワジワと覆い被さってくる。その体液で、ソックスがしっとりと湿って
いくのが感じられた。
「こんなっ……。うそ、なにが入って……、っく! 足に向かってくるッ……!」
得体の知れない者はうぞうぞと身を寄せてきて、先程までの耐久による疲労でピクピクと震え
ている夏美の右足を、ジットリと包み込んでいく。都会育ちの少女にとって、嫌悪感を抱かせる
に他ならない感触だ。
「はっ……くぅぅ……、あっ!? な、なに……、なんか動きがっ…… やああっ!?」
ヌルヌルとした気持ちの悪い感触に顔をしかめていた少女だが、ある時不意に表情に変化が
生じる。それをもたらしたのは中に入っていた者の動きの変化だった。
ズ……、ズズ……グチュリ……
ソックスの上から足にぴったり密着したそれは、足裏の表皮を擦るようにして徘徊を始めたの
だ。敏感なそこは、普通触られてもただくすぐったいだけのはず。少なくとも、夏美はそう思って
いた。しかし――
「んん……ッぁ……、ふ……はぁ……」
その口から漏れだしているのは、笑い声とは程遠い、甘くて切ない溜め息。その異様な感覚に、
少女は戸惑いを隠せなかった。
(なんで? なんかくすぐったいのとは違う……。グチュグチュ擦られて、なんか変なキモチ……)
「随分気持ちがよろしいようですね……? まあ、無理もありません。なにせ、それは――」
R・グレイがそう口にしているうちにも、半液体のような生物は動き続けていた。土踏まずの辺り
を押し擦りながら、身体を伸ばして足の指裏をヌニュリと掠める。
「はぁぁううぅぅッ……」
「――なにせそれは、どんなに貞淑なレディでも10分も足を浸けていれば最後、足への愛撫だ
けで絶頂を味わわされるほどに開発されてしまうと恐れられる、『局部超特化型、改造宇宙スラ
イムバージョンワンハンドレッド』なのですから!」
「なん……ですって……!?」
スライムはその軟体な身体を生かして、右足のかかとからつま先までを、足に快楽を与える
ために仕込まれた挙動でなぞり続ける。夏美の吐息は甘声混じりになり、普段は強気なはず
の目も非常に弱々しい様子になっていた。その仰々しい名前に負けず、かなりの性的能力を
持っていることは確かなようである。
ズリュウ……
「んは……ぁぁっ……! 中に……、中に入ってきてるッ!?」
液体のように靴下へと染み込んでいた者が、右足の表皮に触れる内側へと浸透してきた。
どんどんと入り込んでくるそれが、ソックスをぷっくりと膨らませていく。半液体の侵入者を迎
え入れたそこは、夏美が足を震わせるたびにタプンと脈打つ。
「あぁっ、指の間に……!?」
水風船のように膨張したソックスの中で、女の子らしい綺麗な足がジワジワと汚されていく。
敏感な足裏を身体でなぞるだけでは飽きたらず、五本の指の間それぞれを、包み込むように
して覆っていったのだ。
ズッ、ズリュ……ズリュ、ズリュウ……
「く……はッ……、ダメ……。んぁっ!? い……やあッ……そんなとこ……やめッッ……!!」
夏美は指の間という4つの空間を、グチュグチュとした異物感を与えてくる侵入者に、それぞれ
違う強さ、違うリズムで、快楽を生み出されながら往復される。それだけではなく一方では、いく
らでも分離が可能なのか、別の個体が足裏を直にいじり始めていた。
「くうっ……! こんな、こんなのぉ……。私の足、おかしくされちゃう……」
足という部位は、無垢な少女にとってあまりに性的な意識とは遠い。そこへ侵入を許して犯さ
れるという未知の恐怖が、夏美にハッキリとした弱気な意思を口にさせる。
ズウッ、ジュプッ、ズジュッ、ジュルウッ!
火照りを増してきた少女の体温を感じ取ったのか、改造スライムの動きが活発さを強めて
いった。土踏まずとかかとにへばり付いた者は、横にスライドするようにして敏感になった足肌
を擦り上げる。足指の間に身体をねじ込んでいるものは、まさにその穴を犯すといった感じで
抽挿を繰り返していた。
「あっ! んんっ、くぁ……きゃうぅんんッ! んぅぅ……はうぅぅっ……、私……犯されてるの……
?」
熱くなっていく足元から、体温の上昇気流が身体の内を登っていく。ずっとスカートを押さえて
いる夏美の両手をガクガクと震えさせ、その中に隠れた腿の根本辺りまでは、もうすっとりと汗
ばんでいた。
快楽の奔流は留まる所を知らず、秘めたる股の中心と腹の中にも熱を持たせていった。少女
の内からは、汗以外に湿り気のあるものが湧き出してきている。
「そう。あなたは犯されているんですよ。そして淫らにも足をいじられただけで早くも強く喘いで
ね……」
「違う……わよッ! 私はこんなのにやられたぐらいで……んはぁぁっ!」
最早、抗おうにも抑えられない嬌声。いつまでも虚勢を張り続ける少女に、R・グレイはさらな
る追い打ちを掛けていく。
サワサワ……
R・グレイはおもむろに手を伸ばし、汗で滑るような肌触りの夏美の内腿をおもむろに撫で始
めた。足先だけに意識を取られていた夏美は、ビクッと鼓動して反応を見せる。
「は……うっ!? やめてよッッ……!」
夏美は当然のように、その無礼な手を払おうとする。力を込めてスカートを押さえていた手を
離した、その時――
ガシイッ!
「えっ!?」
夏美は突然、3Mに両の手首を掴まれ、腰の後ろ辺りで強く握られる。ギリギリと力を込めら
れると、腕は全く動く気配を見せない。訪問者の人力で、後ろ手に拘束されたような形になって
しまった。そして、今までガードされていたミニスカートもフリーになり、
「では、ちょっと失礼させていただいて……」
「ちょ、ちょっと、待ちなさ――」
狼狽える少女の抗議など聞くことはなく、R・グレイは短いスカートをペロンとめくり上げた。
足への愛撫に合わせて小刻みに震えている少女の股間部が露わになる。恥ずかしい場所を
凝視するR・グレイに、夏美は顔をフッと逸らした。
「むあっとした空気が感じられますが、もしかしてもう――」
目を逸らしたのをいいことに、R・グレイは隙をついて少女の火照ってきた股間に手をサッと
滑り込ませる。そしてショーツの上部分に手の根本を被せるような形で、下腹部に手を据え置
いたのだ。指を伸ばせば、少女の幼い秘裂はすぐ目の前。宇宙人の中指が不意にそこに添
えられる。
「んああッ!?」
夏美は、突然何者かが股間に触れてきたことを驚くと同時に、慎ましい膨らみを見せる丘の
中心を、下着を食い込ませるようにしながら縦になぞられる。
「おや、なにか湿った感触がしますが……?」
R・グレイは、指先をスジに合わせてスリスリと往復させる。その時、下着の布越しにジットリ
とした湿っ気を確かに感じ、ニヤニヤとした下卑な視線を夏美に向けた。
「あ、汗よッ!」
「そうですか、汗ねぇ……。フフフ……」
(……いや、ダメェ。これ以上はホントに駄目なんだからぁ……)
脚の先から根元までが快楽に支配されて、力を入れて踏ん張ることもできない。足を犯し続
けるスライムの責めは、腹の内にジワジワと熱を持たせ、股間を湿らせていったのだ。
R・グレイはなかなか指を離さず、足で暴れる宇宙生物は相変わらず苛烈な衝動を送り込ん
でくる。このままでは、目に見えてわかるほどに下着を湿らされるのも、時間の問題のように思
えた。
「お、お願い……。もうやめてっ……、足のコレ……外してよぉ……」
「――いいでしょう。拘束してある機器を外します」
今までと一転して、突然夏美の言うことを承諾した訪問者。夏美も安心するというより、勘繰り
たくなってしまうのも仕方のない状況である。
「ふふ、そんな顔をなさらずに……」
少女の訝しげな表情を指摘しながら、R・グレイは意外にもすんなりと拘束を解いた。戒めが
なくなると、夏美は気色の悪い感触を早く逃れたいというように、脚をすぐさま引き抜こうとする。
しかし――
「な、なにッ!? 脚が抜けないっ……?」
機器の拘束は解けたはずが、脚に何かが引っ掛かったようで、膝下までしか出てこないのだ。
夏美が原因を確かめようと、中を見やる。
「ッ!? いやああッ!!」
――確かに、訪問者たちは言っていなかった。しかし、少なくとも夏美は、先入観から中にいる
ものは一匹だけだと思っていたのだ。現実、宇宙スライムの他にもう一匹そこにいたのは、宇宙
ニョロのように触手状で、さらに赤黒い生々しい肉のような色をしたものであった。
夏美がそれを振り切ろうとするより早く、触手がスルスルと脚を這い上がり、腰、胴、腕と、次々
に絡まれていく。夏美がゆっくりと脚を箱内から出しきる頃には、触手の縄で身体を支配されて
しまったように完全に絡み付かれていた。
ギリギリ……
「ぁ……くっ! いや……動けな……、あ……くぁぁッ!!」
ようやくスライムを振り切ったかと思えば、今度は第二の宇宙生物に襲われている。触手は、
夏美の柔い腿と臀部に食い込み、胸回りに巻き付いて乳肉を締め上げて強調させる。腕を後ろ
に回され腰の後ろできつく結ばれると、あっという間に緊縛美少女の完成だった。
「くくく……、クククク……」
R・グレイは、心底下卑な笑いを浮かべた。一人の魅惑的な少女が、触手に縛られて抵抗を
できない状態で、恐れるようにしてこちらを見つめている。吐く息は熱く興奮し、瑞々しい肢体が
触手によってさらに強調されているのを見ると、「これからどう料理するか」という想像が、どん
どんと頭の中に浮かんでいった――
「そうですね。まあ、早速ですが――」
R・グレイは、夏美のミニスカートから覗く純白のショーツに手を掛ける。最早、拘束の少女に
抵抗のすべはない。上から難なく生地に指を引っ掛け、下着をスルスルと滑り下ろしていく。
「ふむ、随分静かになりましたね」
「どうせ、私がやめてって言っても、その気はさらさら無いんでしょ?」
夏美は、開き直った口調でそう言葉にした。状況的にもう回避の可能性が低くなってしまった
ことを覚悟し、「自分」を保つことに意識を切り替ようとしていたのだ。しかし、それはあくまで表面
的なものであって、生娘の心中としては、貞操の危機への動揺が抑えられるはずもなかった。
「まあ、そうですがね。しかし、あまりに抵抗されないのも面白くない……」
夏美がここにきてしっかりとした面持ちになったことが面白くないR・グレイは、何らかの道具を
使い、少女の白下着を無惨に引きちぎる。突然の強引な行動に、さしもの夏美も動揺を見せざ
るを得なかった。
「おやおや? やはり、もうこんなに濡れているじゃないですか」
「くっ……!」
使用経験など無い夏美の股間のスジに、透明液が絡み付くようにして滴っている。異常なまで
に肌や脚などを弄ばれれば、このように快感を体現してしまうのも仕方のないことであった。
「ふふ。さすがに初モノらしく、美味しそうな秘部をしている……」
チュクチュク……
「ん……ぁっ!」
夏美の内から出てきた水分を指に絡ませ、R・グレイが無垢なスジを縦になぞっていく。秘芯の
中まで触れずとも、今の敏感な少女には確かな快楽を伝えられる行為だった。
「どうですか? こうやって外側ばかりを撫でられていると、段々切なくなってくるでしょう……?」
「んぅっ! そんな……、そんなこと……あっ!? はぁうッ!」
敏感な箇所の最外部を執拗に愛撫され、夏美の内側の熱がどんどん膨らんでいく。指がスジ
の端から端まで移動する際にビクビクと身体を震わせ、休みなくスジを縦断されるたびにまたビ
クついている様子からは、どんなに快楽を否定しても説得力は感じられなかった。
「さあ……、いよいよですよ」
「う……ああ……」
R・グレイがいよいよといった感じでスジを両側から開くと、肉の蕾がパアッと花開く。すでに
グッショリと粘性の液で覆われた秘部は、男のモノを待ち構えるようにしてヒクヒクと鼓動して
いた。
「はじめての地球人は、どんな味がするのでしょうねぇ」
R・グレイが地球人の男と同じように股間に生やしたモノが、猛々しい怒張を見せてそそり立
っている。すっかりと発情した女になった夏美に我慢ができなくなったのか、展開を早めて早速
挿入しようとそれをあてがったのだ。
「なっ! いきなり――むぐうっ!?」
夏美は突然、先端が亀頭のような形をした赤黒い触手を口に突き込まれて、大きな声を出せ
なくなる。
「あまり大きな声を出されて、家や近所の方々に気付かれるのもマズイですからね。一応、これ
は人気番組なんですから」
「んんん――っ! むぅぅっ!!」
「さあ、いくぞ。処女喪失の瞬間を撮影する準備はOKか? Mr・G……」
そう尋ねたR・グレイに、Mr・Gは親指を立てて答えた。R・グレイはそれに微笑み返すと、夏美
の腰に手を当てて自分の方へと引き寄せる。いよいよ、少女が守り通してきたものへと侵攻を
開始しようというのだ。