ちんこ音頭DEギロ夏 〜新春スペシャル〜  
 
 
一つ、一人の姫始め。  
男なら誰でもそうだが、その時のギロロは大いに油断をしていた。  
愛しい夏美を思い、背を震わせる。  
手の中の生殖器は、擦り上げる度に先端から滑る体液を吐き出した。  
「な、夏美ッ……」  
思わず声が洩れる。しかしこの時は、あまりにタイミングが悪すぎた。  
「呼んだぁ? ギロロ」  
 
二つ、フリチン男のシルシ。  
予想もしなかった声にギロロは驚き、軍人のサガで身体ごと声の方向へ向き直った。  
次は夏美が驚く番である。見なれたマスコット風の身体の中央に聳える、肉の塔。  
そういえば、ハダカなんだっけ。そう思い返す間もなく、頬が一気に紅潮する。  
「ア、アンタらにオチンチンなんてあったっけ……。ってか、何してんのよぉっ!?」  
しかし、悲しいかな思春期。てらてらと光るそこから、目が離せない。  
そんな夏美の視線に、ギロロの中で何かが音を立てて切れた。  
 
三つ、見てくれこのちんちん。  
「なッ、夏美ィーーーーーーーッ!!」  
「っきゃぁーっ!?」  
入り口で立ち尽くしていた夏美の腕を引っ張り、テントの中に引きずり込む。  
横倒しになった身体に馬乗りになり、欲望のまま夏美の頬に自らの肉棒を擦り付ける。  
柔らかな感覚に腰が戦慄く。溢れた汁が、夏美の頬にナメクジが這ったような跡を残した。  
先端で唇をなぞると、夏美は怯えた表情でギロロを見上げた。  
「お、お願い……手で、するから……口は、やめて……」  
 
四つ、ヨロシクお姉サマ。  
夏美の訴えをのみ、ギロロは夏美の頬に肉棒を擦り付けるのを中断する。  
そろそろと伸びた夏美の指が、ほどなくしてギロロのモノに触れた。  
細い指が躊躇いがちに絡み付き、不器用にギロロを刺激していく。  
その稚拙さすらに感じてしまい、ギロロは大きく背を撓らせる。  
その瞬間ベルトのバックルに夏美の指がぶつかり、半開きだった中身が夏美の前に曝された。  
 
五つ、いつものエロ画像。  
「……コレ、私……?」  
「ッ!! こ、これはッ!!」  
ベルトの中に隠されていた自分の写真とギロロの顔を、夏美は思わず交互に見遣る。  
ギロロのこの状態と、この写真。状況から見て、オカズにされていたのは間違いないだろう。  
押し倒された事も忘れ、夏美は思わず頬を朱に染めた。  
私で、してたの? 私で、こうなったの? 女としての本能が、夏美の心を刺激する。  
不覚にもトキメいている夏美とは対照的に、ギロロの心中は穏やかではなかった。  
見られた → 嫌われる → それならば、いっそ……!!  
 
六つ、無理矢理塞ぎたい。  
「ッだぁ〜〜〜〜〜〜〜ッッ!!」  
「や、ちょっ、何するのよぉっ!?」  
「知れた事ッ!!」  
手近にあった宇宙ニョロで夏美の体の自由を奪ってから、夏美の上衣をナイフで切り裂いた。  
さっきまで服だった布の間から、淡く色づいた乳首が覗いている。  
固く張りつめたそれを指先で刺激し、ギロロは夏美に視線を向けた。  
「俺のモノになれ、夏美」  
 
七つ、名無しのあの娘に贈ろう。  
「やっ、待って、ちょっと!!」  
「待たん!!」  
っつーか、待てるか! この状況で!!  
性急なギロロの手が、珍しく重装備な夏美のジーンズにかかった。  
地球人の身体については、事前に学習してある。メスの生殖器は、この下に隠されている。  
抵抗し、静止の声を上げる夏美を無視し、ジーンズを下着ごと引きずり下ろす。  
邪魔を全て取り払った末に、ギロロが見たものは……  
 
八つ、嫌ですね、病だれ。  
「………血ッ!?」  
夏美の秘所は、鈍い赤色で染まっていた。  
呆然とするギロロの目の前で、滴った血液が窪んだ場所から沿ってぽたりとテントの床に零れ落ちる。  
流れる血液よりも顔を赤くして、夏美は腕に絡み付いた宇宙ニョロを引き千切った。  
「夏美、怪我か!? 病気かッ!? いやどっちでもいい、とにかく止血をッ……!」  
慌てるギロロの頭を鷲掴みにして、夏美はにっこりと微笑んだ。  
 
九つ、今夜も戦いだ。  
「だから……待てって、言ったよね?」  
「な、夏……?」  
「ただの生理よ、これはっ!! だから待てって言ったの!!」  
ギロロの頭を鷲掴んだ手に、徐々に力が籠って来る。  
痛い。これは痛い。マジでヤバい。痛い。もしかして俺の命、風前の灯火ってカンジ?  
そう思った時には、もう遅かった。  
 
十でとうとう、ドピュッとな。  
頭を掴んだ右とは逆、左手が物凄いスピードで動くのを、視界の端で認識した。  
それとほぼ同時に、右頬に凄まじい衝撃が走る。  
「ギロロの大バカ!!」  
懐かしい痛みに、体中の力が抜けた。吹っ飛ばされながら射精する。  
飛び散る血と精液の向こう、頬を赤く染めた夏美が見えた。  
幻の左。夏美に惚れたきっかけのそれを味わいながら、ギロロはどこか恍惚の表情で崩れ落ちた。  
「……次、無理矢理やろうとしたら……承知しないからね」  
ズボンを上げてテントを出る間際、ギロロを振り返って夏美はそう吐き捨てた。  
無理矢理じゃなきゃいいんかい。  
そう問い返すだけの体力は、残念ながら今のギロロに残ってはいなかった。  
ザーメンは月まで飛びはしなかったが、ギロロの熱情はほんの少しだけ夏美に届いたのかも知れない。  
 

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