早秋――  
 夏の日差しも徐々に影を潜め、人々は新たな季節を迎える。  
 そんな秋の風景になり始めた公園を、一人の少女が歩いていた。  
「はぁ……」  
 俯き気味に歩き、時折溜め息をつく。その様子からはお世辞にも元気とは言えないだろう。  
 少女の名はアンゴル=モア。地球を破壊するためにやってきたが、今はケロロ達に協力  
することになっている。  
 スタスタ……  
 その褐色の肌に心地よい日差しを浴びながら、モアは歩みを進める。秋の到来を感じさせる  
涼しい風が、彼女の髪をサワサワとなびかせていた。  
 そうしていると、やけに大きな水たまり……、池が見えてくる。  
「わぁ……」  
 少女は何とも無しにその場で立ち止まる。そして池との境界線にある木の柵に、腕を寄り  
かからせて体重を預けた。  
「結構大きいです……」  
 少女はその池を眺める。外周は500メートル程あるだろうか。しかし鳥や魚などの動物の  
存在は見受けられず、何とも言えない寂しい雰囲気が、その場には漂っていた。  
「……」  
 少女はしばらくその水面を見つめながら、物思いにふけっていた。すると、思わぬ人物から  
声を掛けられる。  
「あれ、君は……?」  
 モアがその声を聞き、後ろを振り向く。するとそこには、よく見かける顔の人物がいた。  
 
「623さん……」  
 モアがそう言うと、623はニッと笑みを浮かべてそれに応える。続けてこう尋ねてきた。  
「こんな人気のない所に君がいるなんてね……。一体どうしたの?」  
 モアはそう聞かれると、しばらく俯いたまま黙っていた。だが、そのうちに決心したのか、  
623と目を合わせると、その問い掛けに答え始める。  
「実は…、おじさまとのことで……」  
「…ケンカでもしたのかい?」  
「い、いえ…違うんです……。特に問題が起こった訳じゃないんですけど……」  
 モアは623に悩みを吐き出す。自分がケロロを慕う気持ちは持ち続けているが、  
相手は一向にその気を見せない。それどころか、自分が迫ったときなどは避けられ  
ているような気までしていたことなど……。  
 感傷的になる季節の変わり目……。今日のこれは、悩みを深まらせたことによる  
気晴らしという意味での散歩でもあった。  
「そうなんだ……」  
 モアの話を聞き終えると、623はゆっくりと池の方へと目を向ける。  
「恋愛の秋…、って言うしねぇ……」  
 623はそう言いながら、地面に転がっている小石を拾った。そしてそれを池に  
向かって鋭い角度で投げる。  
 ヒュッ……  
「あっ……」  
 モアが思わず声を漏らす。その石は少し水面で跳ねただけで、すぐに池の底へと  
沈んでいった。  
「失敗失敗……」  
 623はそう言うと、再び同じぐらいの大きさの小石を拾い上げた。  
「いつも上手くいくとは限らないけど……」  
 そう言いながら再び投げる。すると今度は、前に小石が力尽きた地点を軽々と  
通り過ぎていく。それは遠くの対岸まで届かんばかりの勢いだった。  
 
「うわぁ…、623さん凄いです……」  
 モアが感心の声を上げる。  
「へへっ、俺こういうのは得意なんだ……」  
 623は、小石が水面を飛び跳ねていく様子を見ながらそう呟いた。そして石が水の  
中へと沈んでいくのを確認した後、モアの方へ向き直る。  
「でもさ…、俺も初めからこんなに上手くできた訳じゃない。何だってそうだと思うんだ。  
限界だと思ってくじけそうになっても、繰り返し繰り返しやっていけばきっと……」  
 623は、三度小石を池に向かって投げる。今度は先程よりもさらに遠くへ飛んでいき、  
沈む所はハッキリとは確認出来ないほどだった。  
「623さん…。わかりました。私諦めません。必ずおじさまを振り向かせて見せます!」  
 モアにいつもの笑顔が戻った。それを見て623もニッコリと笑う。  
「元気になってくれて良かったよ…。あ、そうだ。ちょうど今いい物持ってるんだよね……」  
 623はそう言うと、自分の持っていたバッグを開けて何やら探し始める。中には本や  
自分の書いた詩などが沢山入っていた。そしてその中から一冊の本を取り出す。  
「楽しく男をオトす100の方法……?」  
 モアが頭にクエスチョンマークを浮かべながら、その本のタイトルを読み上げる。  
「いや〜、俺も職業柄色んな物貰うんだけど、男の俺がこれを持っててもしょうがないし……。  
だからモアちゃんにあげるよ」  
「えっ、いいんですか?」  
 モアがそう尋ねると、623は首を縦に振って頷く。  
「そうだ…、クルルにも協力してくれるように頼んでおくからさ。まあ、頑張ってやってみようよ」  
 続けてそう言った。  
「はっ、はい! 今日はどうもありがとうございましたっ……!!」  
 そう言うと、モアは走ってその場から去っていった。  
「はは、あの様子なら大丈夫そうだね……。さて…、じゃあ恋のキューピッドも動き始めますか……」  
 こうして、モアとケロロをくっつける作戦は始動したのであった。  
 
 数日後……  
「いや〜、今日のガンダムも面白かったであります」  
 居間でアニメを堪能した後、自室へと向かうケロロであるが……  
「あれ…、誰か吾輩の部屋に入ったのでありますか?」  
 自室の前まで戻ると、ドアが少し開いており、誰かが中に入った形跡があった。  
何だろうと思って隙間から中を覗いてみると……  
(モア殿…?)  
 中には人影が一人……、モアの姿があった。  
 ケロロはすぐには部屋に入らない。その様子がいつもとは違うと感じたからだ。  
(吾輩のベッドの上で、もぞもぞ動いているであります……?)  
 ケロロが隙間からその様子をよく見ると……  
「ん…、ふあっ……」  
 モアの手は自分の身体をまさぐり、口からは甘い声が漏れている。  
(ケロォッ!? こ、これはもしや……)  
 モアは上着を脱ぎ、制服のシャツのボタンを外して、そこから手を滑り込ませた。  
そして自分の胸の膨らみを確かめるようにした後、それを優しく撫で始める。  
「っ……、あ…ふぅっ……」  
 ブラ越しではあったが、その乳肉の妖しい動きは、隙間から覗いているケロロにも  
ハッキリと見えていた。  
(モ、モア殿…。どうしてこんな…、っていうかなぜ吾輩のベッドで……?)  
 ケロロは想像もしない事態に慌てていたが、モアの行為に釘付けにされ、その場  
からは動けないでいた。  
 
 モアの動きが激しさを増してくる。ブラ越しに胸を揉んでいると、切なくなってきたのか、  
片方の手を口元に持っていき、その人差し指を咥えるようにして、何かに耐えるような  
表情を見せていた。  
「んんっ…、ちゅぷ……、はうぅっ…、おじさまぁっ……」  
(ケロッ!? い、今確かに吾輩のことを……)  
 ケロロは、自分が覗いているのを気付かれたのではないかと思いギクリとするが、  
自分がそのままにしていても、モアがその行為をやめる気配はない。  
(ど、どうやらバレてはいないようでありますが……)  
 しかし、ならばどうしてモアはこんなことをしているときに自分のことを言ったのか…、  
と疑問に思う。  
「ダメぇっ…、足りないよぉっ……」  
 今の刺激では足りなくなってきたのか、モアはブラのホックに手を掛けると、それを外す。  
 ぷるんっ……  
 拘束を解かれた二つの双丘は、それを喜ぶかのように可愛く揺れた。  
(モ、モア殿――――っっ!!!?)  
 ケロロは、訳も分からず心の中で叫びを上げていた。しかし、不思議とそこから目は  
逸らせない。  
 モアは、露わになった胸へと両手を伸ばして撫で始める。柔らかな乳肉が、指に  
押し込まれて淫猥に形を変える。モアが快感を堪えるように眉を寄せ、胸をぐにゅぐにゅと  
揉んでいると、ジットリと汗ばんできて、その身体が火照ってきているのを証明していた。  
「くうっ……、ふぁっ!? ひゃううぅ……、おっぱい…感じちゃいますぅっ……!」  
 ケロロはそれを凝視する。ベッドをギシギシと揺らしながら、自分の身体を弄び快感に  
震えるその様は、人を惹き付ける妖艶さに満ちていた。  
 
「ふあぁぁ……」  
 その胸への愛撫はしばらく続いた。手を止めると、モアはトロンとした目つきで  
快感の吐息を漏らす。その瞳から流れ落ちる涙の雫が、上気した頬を伝って首の  
辺りにまで流れていた。  
「はあっ…、はあっ……、はあぁぁぁん……」  
 モアは切なげな声を発しながら、ケロロが使っている布団へと手を伸ばす。  
「これが…、これがおじさまの……」  
 モアは、その布団を自分の顔に押し付けるようにして匂いを嗅いでいた。好きな  
相手の匂いを自らに焼き付けるようにして、嗅覚を張り詰めながら……。モアは  
そうしてケロロを感じているうちに、ウットリとした表情になってくる。  
「ああっ…、おじさまの匂いがっ……」  
 モアはその匂いを嗅ぎながら、自分の下半身へと手を伸ばしていった。パンティの  
上からプックリとした膨らみが見て取れる陰部の辺りは、胸への愛撫で得た快感で、  
すでに愛液のシミが作られている。  
「私っ、私もうっ……もう我慢できませんっ……!!」  
 モアはそう言うと、陰部の膨らみの辺りをパンティ越しにゆっくりとなぞり始めた。  
(ケロ――――っっ!!!? こ、こ、これはもしかして、わ、吾輩のことを想って  
オ、オ、オナ……ひょえええええ――――っっ!! マ、マジっスか!?)  
 ケロロはようやくそれに気付くと、ムンクの叫びのようなポーズをとって驚く。そして、  
それをマジマジと見続けた。  
 モアはプニプニとした陰部の膨らみを、パンティ越しに押したり擦ったりして刺激を  
与えていた。そのうちに、シュッシュッといった生地の擦れる音が、グチュグチュという  
水分の混じった音へと変わってくる。  
「はあぁ…、ふぅっ…! あぁ……、っ…!? はううっ!? おじさま…、おじさまぁっ!!」  
 モアが自分の指をそこに這わせると、身体をビクビクと震わせ嬌声を上げる。その口から  
発せられる甘い言葉……。さらに、その中で自分のことも呼ばれるとあって、ケロロの精神も  
激しく揺さぶられた。  
(モア殿、そんなに気持ちよさそうにして……。くっ、吾輩は一体どうすれば……)  
 
 ケロロがそんなことを考えていると、モアがよろよろと立ち上がる。  
「くっ…ああっ……、もっと…もっとぉっ……!!」  
 虚ろな表情でそう言うと、自分の下半身をベッドの角の尖った部分へと近付ける。  
そして濡れたパンティの上から透けて見える秘部を、強く押し当て…擦り付ける。  
「はっ…はあっ…!! あううっ!?」  
(ああああ――――っっ!!!! トドメは角オナニーっスかぁっ!!!?)  
 ケロロは大きく心の声を上げ、緊張で震えながらその様子を見ていた。  
 モアが秘部を擦り付けると、快感のためか顔をビクンと天井側に向かせ、髪が  
振り乱れて美しく舞う。グチュグチュとした擦れる音はモアの快感を裏付けている  
ようで、可愛い嬌声が漏れてくる口元からは、涎がだらしなく垂れているのだった。  
「ふうっ! はあっ…!! くううっ!? 角が…、角が気持ちいいのぉっ……!!」  
 モアの秘部とベッドの角が為す淫劇は、静寂に包まれた空間の中、ベッドの軋む音と  
モアの淫声に彩られ、観衆であるケロロに著しい興奮を与える形となって繰り広げられていた。  
 下半身の動きと他の部位の動きがリンクしているように、そこから生み出される快感は  
モアの全身を駆け巡り、その身体全体をビクビクと震わせて反応していた。  
「あっ! あっ! ふあっ!? はああっ……!! グリグリするとっ…、気持ちいいですぅっ……!!」  
(す、すげえもん見せられちまってるよ、オイ……)  
 その時である。  
 ガタンッ!!  
「あ…」  
「ふあっ…?」  
 モアのあまりの様子に、ケロロは無意識のうちに前のめりになってしまっていた。そしてドアに  
身体をぶつけてしまったのである。半開きだったドアは全開になり、外からこっそりと見ていた  
ケロロの姿も、部屋の中から丸見えになる。  
「え、え〜と、あの〜……、し、失礼しました」  
 気まずくなったケロロが、部屋の前から立ち去ろうとする。  
「…おじさまっ、待って下さい!」  
「……」  
 そこをモアに呼び止められる。ケロロはしばらく立ち尽くしていたが、覚悟を決めて自室へと  
入っていくのだった。  
 
 部屋のドアが閉められて、先に口を開いたのはケロロであった。  
「モ、モア殿…、どうしてこのような……?」  
 気持ちが沈んでいたケロロだが、よく考えてみれば、自分が部屋に戻ろうとしていたら、  
すでにこういう事になっていたわけである。それに、自分のことを想ってオナニーをする  
モアの気持ちが知りたいということもあった。  
「おじさま…、まだわかってくれないんですか? 私の気持ち……」  
 モアは、ウルウルとした瞳でケロロを見つめてくる。その今にも泣き出しそうな様子に、  
ケロロが心配して声を掛けようとしたところ……  
 バッ……、ギュウウッ!!  
「はひいいいいっ!!!?」  
 ケロロが驚いて声を上げる。モアが不意に抱き付いてきたのだ。  
「私がどれだけおじさまのことを想ってるか……」  
「いやあのしかしですな…、こういうことはもっとちゃんとした段階を…ムグッ!?」  
 ケロロがダラダラと喋っていると口を塞がれた。…モアの唇で。  
 呆気にとられているケロロ。それを見て、モアがゆっくりと唇を離す。  
「おじさまは…、私のことが嫌いなんですかっ!?」  
 普段の温厚なモアからは想像できない激しい口調で、ケロロに問い掛ける。  
「あ…え…えっとでありますな……」  
 ケロロは呆然とするばかりで、ハッキリとは答えられない。その様子を見てモアは  
次の行動へと移る。ケロロの身体に舌を這わせ始めたのだ。  
「ひうっ…、モ、モア殿……?」  
「イヤでしたら、私をどうしてもかまいません……」  
 ケロロに拒絶する権利は与えられたようだ。しかし、必死の思いで迫ってくる女性を、  
そう簡単に突き飛ばせるものだろうか。  
「ふうっ!? そっ、そんなとこ舐めちゃダメでありますぅ……」  
 少なくとも、ケロロにはそれが出来ないでいた。  
「はふっ…、ぴちゃぴちゃ、ん…むうっ、ちゅぷっ…、つううっ……」  
「ふううっ!? モっ、モア殿〜っ……」  
 モアはケロロの身体を丹念に舐める。人型の生物が感じるであろう首筋や腋、  
ヘソなどを重点的に全身に舌を這わせていった。ケロロは感じているのか、  
モアの舌が動く度にフルフルと首を横に振って、ピクピクと体を震わせていた。  
 
 そして、モアはケロロの股間へと手を伸ばす。そして、普段は性器が隠れて  
いると思われる辺りを、その指で撫でさすった。  
「そっ、そこはっ!? ダメでありますぅ〜っ、モア殿ーっ!!」  
 モアのしなやかな指はケロロにジワジワと快感を与える。すると性欲と共に、  
股間から何かが込み上がってくる感覚がした。その感覚がする場所をさらに  
刺激するように、モアの指がどんどん責めてくる。最早、ケロロの性器が外部に  
さらけ出されるのも時間の問題であった。  
(も、もうダメでありますっ……)  
 ケロロがそう思った…、その時。  
「ふああっ……!?」  
 モアがそう声を上げて、ケロロに行っている愛撫をストップする。  
「モア殿…?」  
 ケロロが何事かと尋ねる。  
「私っ…、さっきのでもう身体がっ……!! ふううっ!!!?」  
 モアがガクガクと震え始める。実は先程の自慰行為で、モアの快感も絶頂近く  
まで押し上げられていたのだ。今までケロロに奉仕をしようと耐えていたが、この  
状態で身体に刺激を与えないのは、御馳走を前にしていつまでもそれを食べる  
ことを許されないように厳しいことだった。  
「おじさまぁ…、お願いしますっ……!!」  
 モアが懇願の表情をケロロに見せる。ケロロも、モアの言わんとしていることは  
理解できた。  
「し、しかし……」  
 ケロロはそれでもためらっていた。しかしそうしている間にもモアの身体の疼きも  
どんどん高まっていく。  
「うっ…、はあっ、あぅ…、ふああっ…!?」  
 モアが辛そうに身悶えている。その身体から滲み出てくる快感を何とか閉じ込め  
ようと、荒い呼吸をしながら身体を縮こまらせていた。  
 
(わ、吾輩はっ……!!)  
 ケロロがモアの身体に触れた。  
「あふぅっ…!! おっ、おじさま…、いいんですか……?」  
「吾輩は、モア殿の苦しむ姿を見たくないのでありますよ……」  
 ケロロはそう言うと、モアのシャツの隙間からプルプル震えている乳肉を掴んで、  
手でこねてみた。柔らかい感触がケロロの奉仕欲を高める。その小さい手を使って、  
力の限り揉みほぐしていくのだった。  
「あっ!? いい…、いいですぅっ……」  
 モアはビクンと反応すると、その後は揉まれるたびにジワジワとした快感を伝えられ、  
気持ちよさそうに震えていた。  
「しかし、体格の違いであまり上手く出来ないのでありますが……」  
 ケロロはそう言う。胸一つ揉むにしても身長や手足の長さがモアと違うというのは、  
こういう事をするにあたっては重要な問題であった。  
「お、おじさまっ…、あれをっ……!」  
 モアが快感で震える声を絞り出しながら、一つの方向を指差す。ケロロがそちらを向くと……  
「ケロッ!? これは…、地球人スーツっ……!?」  
 そこには、いつの間にやら地球人スーツが置いてあった。しかし、衣服などは身に着けて  
おらず、よく見ると「クルル特製 性交渉用地球人スーツ」などと書かれている。  
「お、おじさまぁ……それを使って私を……早くぅっ……!!」  
 ケロロはこの怪しいスーツを着用するのに多少抵抗を感じていたが、そのモアの声を聞いて  
装着する決意をした。  
「いいであります……。見せて貰おうか? クルル特製の性交渉用地球人スーツの性能とやらを……!!」  
 ケロロはそう決めゼリフを放つと、颯爽とそれに乗り込むような形で装着した。身に着けたと同時に、  
感覚等のリンクが行われ、その地球人スーツとケロロは一心同体のような状態となる。すると、股間に  
ついている性器を中心として、体中に性欲という性欲がほとばしっていった。   
「おおっ、性欲が…、性欲があふれるようだ……。これが…、これがこのスーツの力なのか……!?」  
 
「あ、あの…、おじさま……?」  
 ケロロがすっかりスーツの性能に感動して自分が忘れられているようなので、  
モアがケロロを呼び寄せた。  
「おおっ、すまないであります」  
 ケロロがこちらを向く。以前とは違い、雌の身体を狙う雄のギラギラした目つき  
そのものといった感じで、モアのことを見ていた。  
「おじさま…、来てぇっ……」  
 モアが、切なげな声でケロロを誘う。もとよりケロロも、今の状況で我慢する  
つもりはなかった。  
「モ〜アちゃ〜ん!!」  
 ケロロは待ちきれないように、ジャンプしてモアに飛び掛かっていった。  
「きゃ――――っっ!!」  
 モアが、驚きとも喜びとも言える声を上げる。そして、ケロロにベッドへと押し倒された。  
 ケロロはモアを押し倒すと、身に着けている制服のシャツを脱がせた。続けて靴下も  
脱がせると、モアが身に着けている物はパンティ一枚だけとなる。  
「モア殿……、いくでありますよ」  
「はい……」  
 
 モアが頷いたのを確かめると、ケロロは先程のお返しと、モアの身体に舌を這わせていく。  
「吾輩は昔からモア殿のことを見てきたから、どこが弱そうかはわかるのでありますよ……」  
 ケロロはモアの首筋に舌を近付ける。そしてゆっくりゆっくりとなぞり始めた。  
「ああっ…!! 首はっ…はううっ!!?」  
 ケロロの舌が首筋を這う……。そこをなぞられると、ゾクゾクと寒気のするような快感が  
モアの身体に伝わっていく。ケロロはわざと音を立てるようにしてピチャピチャと舌を使い、  
聴覚からもモアを刺激していた。  
「少し舐めただけなのにこんなにビクビク感じているとは…、モア殿はエッチでありますな……」  
「んんううっ!! そんなぁっ、私…いやらしくなんか……ふああっ!!?」  
 ケロロはもモアの悶える様子があまりに可愛らしいので、ちょっといじめてみたくなったのだ。  
そうやって言葉で責めることで、モアが精神までも支配されていく。  
 首筋一点の愛撫は、そこにモアの意識を集中させることになり、少しじらしてから強く舐めたり、  
弱く速く舌を動かしたりするなど、ケロロが舌の動きに変化をつけると、それに応じてモアも  
色々な反応を見せてくれた。  
 そのような様々な要因が重なった結果、モアは首筋の愛撫だけで激しい快感を与えられて  
いたのである。  
「あっ、ふあっ、くうぅっ!! おじさまぁっ…、首…首筋が凄いんですうっ……。…くっ…あっ!  
…ふああんっ!?」  
 
「モア殿……どうだったでありますか?」  
 その後しばらく、その責めは続いた。そしてケロロが首筋への集中攻撃を終えると、  
モアにそう尋ねる。  
「は…はぁい……。気持ちよかったですぅ……」  
 目は快感でトロンとして、声の感じもいつもとは違っていた。首筋への愛撫は相当  
効いたらしい。  
「今からその様子では、先が思いやられるでありますな……」  
 ケロロは、モアを心配する気持ちからそう言ったのだ。しかし、モアはケロロに愛想を  
つかれると思ったらしく、ケロロにしがみついて話し掛けてきた。  
「イヤぁっ!! おじさま、見捨てないで下さいっ……!! 私っ、私、頑張りますからっ……」  
 快感で染まってきた思考を振り絞って、何とかケロロについていこうとする。ケロロは、  
その様子に心を打たれた。  
「大丈夫…、吾輩はモア殿を見捨てたりはしないであります……」  
 そう言って、モアを優しく抱きしめてあげた。  
「あ……。ううっ…、おじさま…、おじさまぁっ……!!」  
 改めて触れたケロロの優しさ……。モアは、ケロロのことを呼ぶと泣き崩れた。今までの  
悩みや不満などを全て吹き飛ばさん程に激しく……  
 しばらくケロロはそうしていた。そしてモアが落ち着いてきたのを見て、声を掛ける。  
「モア殿…、もう大丈夫でありますか……?」  
 モアはそう聞かれると、ゆっくりと顔をケロロの方へ向ける。泣いた跡がクッキリと  
見て取れた。  
「はい…。もう大丈夫です……。てゆーか元気溌剌?」  
 どう見ても元気溌剌とまではいってないが、強がっているのだろう。ケロロは、モアの  
その意気に応えるべく、愛撫を再開する。  
 
 ケロロはモアの胸へと手を伸ばす。先程は手が小さくてやや強引に揉んだ感があったが、  
今の地球人スーツの大人サイズの手ならば、ジックリと丹念に揉むことが出来た。まずは  
その双丘を、円を描くように両手でゆっくりと揉みほぐしていく……。  
「ん……、ふ…あ……」  
 その微弱な愛撫に、モアの口からはわずかな吐息だけが漏れた。  
「モア殿…、先程自分でここを揉んでいたでありますよね……?」  
 ケロロがモアのオナニーシーンを思い起こさせる。モアは羞恥からか、顔を赤くするだけで  
何も答えない。  
「どうしたら感じるのか教えて欲しいでありますな……吾輩人型の女性のことなどよくわから  
ないもので……」  
 ケロロはそう言うと、手の動きを止める。モアの口から恥ずかしい言葉を言わせようとする  
作戦だろうか。  
「そっ、そんなぁっ……」  
 モアは恥ずかしそうに顔を俯かせてしまう。  
「仕方無いでありますな……。ではまた首筋を……」  
 ケロロがモアの首筋へ舌を近付ける。  
「くっ、首はもうダメですっ!! これ以上されたらおかしくなっちゃいますからぁっ……」  
 モアが後ずさる。そして自分の口から恥ずかしい言葉を言うしかないことを悟り、怖ず怖ずと  
口を開くのだった。  
「あ、あの…、おじさま? えと…、そ、そのぉっ…、私の…私の胸を…、もっ、揉んで下さいっ……」  
 最後の方は消え入りそうな声だったが、ケロロはそれを聞き取ると、ゆっくりと胸を揉んであげた。  
 ぐにゅぐにゅ……  
「んはっ…! ああっ…、おじさまぁ…気持ちいい……」  
「次はどうして欲しいであります?」  
 単純に胸をこねるだけでは面白くなかろう、とケロロがモアに尋ねたのだ。  
「ふうっ…、あ、ああっ…、もっと…もっと強くして…下さぁいっ……」  
 
「…了解であります」  
 ケロロはモアの願いを聞くと、胸を揉む手に力を込めて、今まで以上に強く愛撫した。  
 たぷんっ…、ぐにゅっ、ぐりぐりっ、ぎゅっ、ぎゅうっ!  
「ふああぁぁん!!」  
 モアの胸はまだ成長中で、大きさはそれ程でもなかった。だが、揉めば食い込む  
その柔らかさは、形のいいことと相まって、それを揉むケロロを十分に楽しませる。  
 ケロロは円を描く動きの他にも、下から乳肉を持ち上げて震わせてみたり、両胸を  
掴んで軽く握り潰すようにして刺激を与えるなど、モアは胸をオモチャのように弄ばれて、  
激しい快感をその身に受けていた。  
「あっ! あっ…、あふうっ!? す、すご……きゃぁんっ……!!」  
 時に強く、時に優しく…。巧みに強弱をつけてくるケロロの愛撫に、モアの幼い身体が  
翻弄される。  
「モア殿…、このツンと勃っているものは……?」  
 ケロロが、モアの狂おしいほどに勃起した乳首を見て、そう囁く。  
「ああっ…、いじってぇ…、いじって下さいっ!!」  
「もっと具体的に言ってくれないとわからないでありますなぁ……」  
「はあぁぁ……、そんなぁっ……!!」  
 ケロロも、モアが可愛くてついつい加虐心が煽られてしまう。心の底ではちょっと  
かわいそうかなとも思っていたが、実際は、可愛い娘ほどいじめてみたくもなるものさ……  
と、その行為を納得させていた。  
「ああ……」  
 モアがゆっくりと口を開く。  
「つっ…摘んで下さい…指で転がしてっ…、うっ…、吸ってぇっ…、あうぅっ…、メチャクチャに…  
メチャクチャにして下さいぃっっ……!!」  
 最早、我慢の限界だったのだろう。恥ずかしいセリフを大きな声で言うと、そのウルウルした瞳で  
ケロロに訴えかける。ケロロはそれを見ると、黙ってモアの乳首へと手を掛けていった……。  
 
 まずは乳首の周りの乳輪を、指でなぞるようにして刺激を与える。そこはプクッと膨らんで、  
愛撫を待ちわびているのをアピールしていた。  
「ん、はっ…、ふああっ……」  
 そこを撫でているうちに、乳首の勃起度合いも、より増してきた気がした。ケロロは  
ひとしきり乳輪を撫でると、いよいよ頂点の桜蕾に指を触れさせていく。  
 快感で勃起した尖塔は、ピクピクと震えている。ケロロは、指でそれを弾いて遊んでみた。  
「…ふぅっ!? やぁっ……!! きゃふぅっ!!?」  
 指でピンと弾くと、そこから伝わる快感がモアの顔を歪ませ、淫靡な声を漏らす。  
「モア殿…、すごいエッチな顔でありますよ……」  
「はぁぁぁっ!! そんな…、そんなことぉっ……!!」  
 自分の顔がすっかり淫らなものにされていることを、ケロロに責められる。目から口から  
全ての表情を示す物が淫猥に反応して、ケロロにその心情を見せつけていた。  
 ケロロは、モアの乳首を摘んで指で転がす。コリコリとした感触が指に伝わってくる。  
ケロロは時折キュッと強めに摘んだりもして、指の中で震える突起を可愛がった。  
「きゃううっ!? おじさまぁっっ!! そんなに強くしちゃダメですぅっ……!! あああっ!!?」  
 モアの熱い吐息を間近で感じながら、ケロロは乳首への愛撫を続ける。その乳肉に  
沈み込ませるようにずぶずぶと指で押し込んで刺激する。もうその突起は痛々しい程に  
張り詰めて、ケロロの愛撫を受けていた。そしてケロロはその乳首を強く吸引し始める。  
 ちゅううううっ!!  
「あううううっっ!! あふっ…、おっぱい…、おじさまにおっぱい吸われてっ……ふああぁぁっ!!」  
 ケロロは、母乳を求める赤ん坊のように激しく吸い付いた。そしてそれを味わうように  
執拗なまでの吸引を行う。口の中に姿を現したその突起を、舌で転がしたり軽く噛むように  
したりして、果実の頂上から麓までビリビリと伝わるような快感をモアに与えていた。  
「あああっ!! 乳首ぃ…乳首がぁっ!! おじさまぁっ…、それ以上されたら私っ…、  
変になっちゃいますよぉっ……!!」  
 
 ケロロは、モアの双乳をこれでもかと言うほど責め立てた。その動きをストップすると、  
モアはグッタリとした様子で荒い呼吸をするばかり…。乳首への責めで、そこまで感じ  
させられていたのだった。  
「はあっ、はあっ、はあっ……」  
「モア殿…、もっといじって欲しい所があるのでは……?」  
 そこはおそらく、モアが唯一身にまとっているパンティの中……。モアは、秘部から  
生成する愛液で濡れ濡れになっている下着を見つめた。  
「おじさま…、もっと…、もっと下の方をいじって下さい……」  
 小さな小さな声で、モアはそうケロロに伝える。  
 それを聞いたケロロは、モアの下乳の辺りから舌をゆっくりと下半身に向けて滑らせ始めた。  
「ふ…あぁぁ……」  
 モアの舌は下乳からヘソの方へと進む。ゆっくりとじらすようにしながら、ジワジワと  
下へ下へ動かしていった。  
「モア殿…、もっと下でありますか?」  
 ケロロはヘソをチロチロと舐めながら、モアにそう尋ねた。  
「ふうぅぅん……、は、はい……もう少し下へ……」  
 そしてケロロがどんどん下へと動かしていく。しかし、いよいよと言う所で秘部を  
通り過ぎてしまった。  
「…!! おじさまぁっ!?」  
 自分の濡れそぼった秘部を愛撫して貰うことを期待していたモアが、ケロロの  
予想外の行動に声を上げる。  
「あれ…? モア殿に言われたとおり、下へ下へと進んできたのでありますが……」  
 ケロロは、モアの肉付きの良いムチムチした太股を舐めていた。そこからヒザ、  
ふくらはぎと通って、ついには足の指の間まで舐め取り始める。  
「んんっ!! ふあぁぁっ……、おじさまのいじわるぅっ……」  
 モアは足指の間を舐めて貰うだけで、ビクビクと震えている。今や、全身が  
感じやすくなっているようであった。  
 
「悪かったであります……」  
 ケロロもそろそろいじめすぎたと思ったのか、モアの涙を指ですくってあげると、  
漏れた涎で濡れ濡れになっている唇に甘い口付けを行った。  
「おじ…んむうっ……」  
 モアの自分を呼ぶ声を唇で遮る。しばらくそうされているとモアは力が抜けてきた  
ようで、フワッとした感じになる。  
「おじ…さ…まぁ……」  
 最早、精神的にもメロメロになったモアが、ケロロに新たな愛撫を懇願した。  
ケロロはそれに頷くと、いよいよ秘部へと手を伸ばす。  
「モア殿…、もうビショビショになっているでありますよ……」  
「ああっ、言わないで下さい……」  
 ケロロが素直な感想を述べると、モアは顔を手で覆って恥ずかしがる。ケロロは、  
もう下着としての役目を果たしていないパンティをゆっくりと脱がせていった。  
「あ…、あ…」  
 モアが羞恥心からか、そう声を上げながらその様子を見ていた。だんだんと  
隠す物がなくなったモアの秘裂が、目の当たりになってくる。  
 するっ……  
 そして、ケロロがそれを完全に脱がせ終わった。  
「……」  
 ケロロは、すでに愛液でグッショリと濡れているモアの淫裂をしばらく眺めていた。  
それを見ているだけで、自分の性欲が刺激されるのがわかる。ケロロは待ちきれなく  
なったようにして、そこへしゃぶりついた。  
「凄い匂いであります……。ちゅっ、じゅぷ、ぐちゅうっ……」  
「ふっ!? ああっ!! 凄い…ゾクゾクするよぉっ……きゃうううっ!!」  
 ケロロに淫裂を一舐めされるだけで、モアの背筋にゾクゾクと快感が走った。  
それを繰り返され、モアの意識もどこかへ飛んでいってしまいそうになる。  
心を留めようとするのだが、ケロロに淫らな音を立てて愛撫を進行させられると、  
自分の淫らな姿が脳裏に浮かんでくる。モアはどんどんと快感の渦に呑み込まれていった。  
 
「モア殿…、エッチな汁がどんどん溢れてくるでありますよ……」  
 ケロロが舐めたことで、モアの愛液の生成もその量を増してきた。もうそこは大洪水の  
ようになっている。そしてケロロは、その淫裂の上部で存在を主張している突起に指を触れた。  
「あっ…!? そこはっ……!!」  
 モアがピクンと反応する。そしてケロロは、それを指で転がして弄ぶ。それにモアがビクビクと  
身体を震わせると、舌をも使ってクリトリスを激しく責め立てた。  
「可愛い器官でありますな……。きゅむきゅむ! くりくり……、ちゅぷっ…、ちゅうっ…、ちゅうううっ!!」  
「ふっ……くあああっ!! おじさまぁっ! そこは…、そこはダメなんですぅっ……!!」  
 ケロロにそこをいじられると、全身に電撃が走ったようになって、頭が真っ白になり、その瞬間、  
どこか別世界へ飛んだような気さえしていた。モアはそうして身体を激しくビクつかせることで、  
その凄まじいまでの快感をケロロに見せつける。ケロロも、モアがここまで感じてくれるとは  
思っていなかったのか、少し驚いているようだった。  
「おじさまぁっ…、ナカも…ナカもいじってぇっ……!!」  
 ナカとは膣内のことだろう。その入り口は物欲しげにヒクヒクと動いていた。止めどなく溢れる  
愛液が、じらされたモアの心境を体現している。  
 ケロロはモアの秘裂に指を滑り込ませ、膣内でグチュグチュと動かし始める。  
「ふああっ……!! 気持ちいいよぉっ……」  
 モアはようやく与えられた膣への快感に、ウットリと身を任せるようにしていた。ケロロは指で  
いじりまわすのも面白いと思ったが、自分の欲の方もかなり高められていたのだ。これだけ  
濡れていればもう挿入しても問題なかろうと、性交用に大きめに設計されたペニスをゆっくりと  
秘部に近付けていく。  
「おじさま……、ああっ…大きい……」  
 ギラギラと脈打つそのペニスを見せつけられ、モアが期待と不安の入り交じった表情でそう言う。  
「モア殿…、いくでありますよ……!!」  
 ケロロはモアの脚を掴んで股を開かせると、膣の入り口に肥大した肉棒をあてがう。そして、  
モアがこれから与えられる刺激に備えようと、目を瞑って口を固く結んだ。ケロロはそれを見て、  
ゆっくりと膣道への侵入を開始する。  
 
「う……あああっ……!!」  
「くっ…、キツキツでありますっ……!!」  
 ペニスが膣壁を強く圧迫しながら、奥へ奥へと進んでいく。モアはベッドのシーツを  
強く握り締め、身体を弓なりにくねらせて声を上げた。ケロロもその締め付けによって、  
思わず込み上げてくる射精欲を堪えるようにしながら、腰に力を込めて挿入を続ける。  
「あううっ…! 入って…入ってくるのぉっ……!!」  
 膣へと侵入してくるペニスの異物感に、戸惑いの声を上げるモアであったが、その感覚は  
徐々に快楽で薄れていく。ついにその先端が子宮口近くまで到達すると、ケロロは挿入の  
動きをいったん止める。  
「は…ふあぁ…、は、入っちゃいましたぁ……」  
 モアの膣の中でペニスと膣壁が強く密着し、ケロロが自分を奪ったこということが強く  
感じられていた。  
「動いて…いいですよぉ……?」  
 そのまま動かなくなってしまったケロロに、モアが快感により甘くなった声色で話し掛けてくる。  
なぜケロロは動かなかったのかというと、モアのあまりの締め付けにこのまますぐ動けば、  
あっという間に絶頂を迎えてしまいそうな気がしていたからだ。モアに尊敬の対象として  
見られている自分が、早漏などと言うことを印象付ける訳にはいかない。  
「ぐっ…、モア殿…、すぐに気持ちよくしてあげるであります……」  
 こうなれば、自分とモアのどちらが先に絶頂を迎えるか我慢比べだと、ケロロは覚悟を決めて  
ピストン運動を開始する。  
 ぐちゅ…ぐちゅ…ずちゅっ……  
「くふぅっ…! んんっ…、あああっ…!! ナカで…ナカで擦られてるぅっ……!!」  
「くほおおおっ!! 絡み付いてくるでありますっ……」  
 ケロロのペニスが膣道で動くと、そこにある肉のヒダが、ペニスを逃すまいと言うように激しく  
絡み付いてくる。ケロロがそれをこじ開けるように強引に突き動かすと、モアはそのあまりの  
快感に、親の敵の如く力を込めてペニスを締め付ける。その性器同士のぶつかり合いで起こる  
激しい摩擦が、二人に至高の快楽を与えていた。  
 
「モア殿…、モア殿――っっ!!」  
 ケロロの興奮も凄まじい物になって、モアの名前を叫んでより強い抽挿を行う。  
奥深くまで突き刺そうと差し込まれるその肉棒は、先端が子宮口を突っつく程に  
深く入り込んでいた。  
 その抽挿からくる快感が、モアの全身を駆け巡る。結合部からポタポタとこぼれ  
落ちる愛液は、シーツをグッショリと濡らしていき、快感で顔が揺さぶられると、  
目尻に溜まった涙や玉になった汗が飛び散って、空中をキラキラと舞っていた。  
「モ、モア殿――っ!! 吾輩…、吾輩もう限界でありますぅっ!!!!」  
「おじさまぁっ…、私もっ……ああっ!? 何っ…!? 何かがきちゃいますぅ――っっ!!!!」  
 すでにモアも自ら腰を振り、ケロロの動きと合わせて快楽を貪っていた。絶頂の到来が  
近付いてくるのを感じ、激しく膣を収縮させる。ケロロのいまにも爆発しそうな欲望が、  
それによって一気に引き出されようとしていた。  
 ずっ、ずっ、ずうっ! ずちゅうっ! ずぷっ…!! ぐちゅっ、ぐちゅっ、ぐちゅうっ!!  
「うわああああっ!!? 出るっ…、出ちゃうでありますぅっ!!!!」  
「おじさまっ…!! 私…、イっちゃいそ……ふわああぁぁぁ――――っっ!!!?」  
 ケロロが、最後に思いっ切りペニスを差し入れた時がフィニッシュだった。その鈴口から  
勢いよく射出される精液は、モアの子宮口にビュクビュクと注がれる。  
「ああ…、おじさまのせーし……いっぱいでてますぅ……」  
 モアは、絶頂に震える身体をケロロに強く抱き付かせながら、トロンとした表情でそう呟いた。  
「モア殿ぉ…、凄く良かったでありますぅ……」  
 凄まじい射精の快感を受けたケロロはモアにそう告げる。そうケロロに言われて嬉しくなったのか、  
モアは最後にこう語り掛けた。  
「おじさまぁ…、わたし、おじさまのことだいすきぃっ……」  
 
 〜〜〜〜♪  
 何かの音楽でケロロが目覚める。どうやらモアの携帯の着メロのようだ。あの後は、  
二人ともすぐに寝てしまったらしい。横で寝ていたモアがモソモソと起き上がると、  
その携帯を手に取って電話に出た。  
「ふぁい……もしもしぃ……?」  
 寝惚け声でそう着信する。  
「あっ、623さんですかっ!? あ、は、はい! 全て上手くいきました!! ありがとう  
ございますっ!!」  
「え……?」  
 ケロロは、何やらイヤな予感がしてそう呟く。  
「あの本も凄く役に立ちました! もう、おじさまが思惑通りに動いてくれて……」  
「ま、まさか……」  
 どうやら、ケロロの不安は的中してしまったようだ。  
「はいっ! このお礼は必ず……、はい、では失礼します!」  
 モアが携帯を切る。ケロロはこう思った。  
 ハメラレタ――――?  
(いや、ハメたのは吾輩の方――って、そんなギャグを言ってる場合じゃないで  
ありますっ……。うわあああん!!)  
「あれ? おじさま……何泣いてるんですか?」  
「ごめん…、こういうときどんな顔すればいいか分からないのでありますよ……」  
「だって、その……、二人の新しい門出じゃないですか……、笑えばいいと思いますよっ♪」  
 嬉し恥ずかしそうに、モアはそう言うのであった。  
※みんなも女の子の罠には気を付けようねっ♪  
 そんなネ申の声が聞こえてきた。  
「そんなオチ非道いでありますぅっ!!」  
 ケロロの突っ込みが、部屋の中に空しく響き渡った。  
「おじさま…、もう離しませんよっ♪」  
 モアは、地球人スーツを外したケロロを自分の胸に抱き寄せて頬擦りする。その幸せそうな  
顔からは、数日前までの悩みなど微塵も感じられなかったとさ……  
 
                                 −完−  
 

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