「……」  
「……」  
 その場は、静寂と重苦しい雰囲気で包まれていた。  
「ねえママ……姉ちゃん……、これから何するの?」  
「クックック…、楽しいことさ……」  
「アンタも原因の一人なんだから、少し黙ってなさいよ…」  
「ヘイヘイ……」  
 ここは日向家の冬樹の部屋だ。秋と夏美が冬樹を挟むように、そしてクルルが  
少し離れた所に位置している。その中で一つ、どう見てもおかしい点があった。  
その中心にいる冬樹の姿はおよそ5、6歳にしか見えないのである。  
 どうしてこんなことになってしまったのか――――  
 それは10分程前に遡る。  
 田舎にいる祖母から冬樹へと送られてきた鯉のぼりを、ケロロ達が勝手に改造  
してしまったことから話は始まる。怪しんで来た夏美と冬樹がケロロ小隊のテリトリー  
まで侵入し、それを見つけた冬樹が、あの見る者を震撼させる凄まじい表情となって  
にじり寄ってきたのだ。  
 本気で冬樹を怒らせたときの怖さは誰もがわかっている。特にその恐怖を知る夏美が  
冬樹の制止を要求したところ、クルルがとっさに夢成長促進銃を冬樹に使った。結果、  
冬樹は幼児化し、その危険は回避されたのであるが、そこで別な問題が浮上してきた  
のである。  
「クッ……、焦ってついやり過ぎちまったようだな……」  
 クルルが何やら困り顔で、自らが持っている銃の方を見ていた。その様子を不審に  
思った夏美がすかさずクルルに問いかける。  
「ちょ、ちょっと……、一体どうしたって言うのよ?」  
 夏美の問いかけに、クルルは深く考えるように首を傾けた。そしていつになく真面目な  
様子でそれに答え始める。  
「通常の3倍の強さで光線を浴びせちまった…。これだと、いつもみたいに自然に効果が  
無くなるのを待つって訳にはいかなさそうだぜェ……。放っておいたら戻るのはいつに  
なるか…、あるいは……」  
「なっ、なんですって!?」  
 
「わ〜い、こいのぼりだ〜〜。軍曹、ほら遊ぼうよ!!」  
「ひええーっ!! 冬樹殿、痛いっ…、ひ、引っぱらないで欲しいでありますうっ!!」  
 そう話しているうちにも、精神まで幼児化した冬樹がケロロを引きずって部屋の中を  
走り回り暴れている。夏美はふと、冬樹がいつまでもこのままでいることを想像し、  
背筋をぞっとさせた。  
「ちょっと、なんとかならないの!? …そうだ!! アンタの発明品でまた成長させれば……」  
 夏美がそう提案する。  
「それは良くないぜェ…、ただでさえ多量に銃光を浴びてるってのに、これ以上浴びせたら  
体がどうなるか……」  
「そんな……」  
 夏美の発想も、早々に却下されてしまう。しかし、クルルはその顔をゆっくりと前に向け直すと、  
何かを決心したような表情でこう言った。  
「だが、元に戻す手が全くないってワケじゃないぜェ……」  
「な、何か手があるの!? あー、良かったぁ……」  
 クルルが言う解決策に期待し、安堵の表情を見せる夏美……。しかし、これからその方法を  
聞いたときにその表情は凍り付くのだった。  
「それは…、銃の効果で半ば強制的に変化させられた身体に刺激を与え、元々の身体の状態を  
目覚めさせるような感じで元に戻すって方法なんだが……」  
「刺激って……、具体的にはどんな?」  
 クルルの言いたいことがイマイチ伝わってこなかったのか、夏美は詳しい説明を待つ。  
「まあ、手っ取り早いのは拷問でしょうなぁ…。ク〜ックックック……」  
 クルルの口から出てきた言葉は、夏美がおよそ想像し得ないものだった。  
「なっ……。そっ、そんなこと出来る訳ないでしょう!!」  
 当然、夏美も強く反論する。  
 
「クックック…、そうかい? まあ、何も身体に対する刺激は痛みだけじゃなくても  
いいんだがねェ……」  
「なら早くそれを言いなさいよ! 全く……」  
 クルルとて本気でそうするつもりはなかったのであろう。夏美を少しからかった  
だけで、いよいよ本題へと入っていく。  
「…この場合は性欲の頂点にある快感の刺激を利用して、強制的に変化させられ  
ている身体をオーバーヒートさせれば元に戻ることが出来ると思うぜェ……」  
「ええっ!? 性欲って……」  
 思わぬ話の方向に、夏美が戸惑いを見せる。  
「クックック…、簡単に言うとイカせるってことだな……」  
「そ、そんな……。イ…、イカせるって……」  
 夏美は、年頃の冬樹もそう言うことをしていてもおかしくないとは考えていたが、  
いざ冬樹がそうするのを現実的に考えると、恥ずかしくて顔から火が出る思いだった。  
「だが、ただ機械でイカせる程度の刺激だけじゃ無理だろうな……。」  
 クルルはそう言うと、恥ずかしさで俯き加減になっている夏美の顔を覗き込んだ。  
「え、な、何よ……?」  
「…地球人の男なら地球人の女にイカされるのが一番いいだろ? と言うわけで  
協力よろしく頼むぜェ…、ク〜ックックック……」  
「そっ、そんなこと出来ないわよっ!!」  
 夏美は必死にそれを拒否する。しかし、口はクルルの方が一枚も二枚も上手だ。  
「…まあ俺のミスも認めるが、元はと言えば誰かさんの命令のせいでこうなったんだよな……」  
「そ、それは……。でも冬樹にそんなこと……」  
「そんなにやりたくないなら元に戻るのを気長に待ちますか…。随分弟想いな姉ですなぁ…?  
ク〜ックックック……」  
 クルルは夏美の罪悪感を高めて、精神的にどんどん追い詰めていった。  
 
 その時、部屋で遊んでいた冬樹が夏美の所にやってくる。  
「さっきから何話してるの〜? 姉ちゃんも一緒に遊ぼうよ〜〜」  
「冬樹……」  
 無邪気な顔で夏美を見つめるその瞳には何の曇りもない。  
(この小さい冬樹には何の罪も無いのよね……)  
「姉ちゃん……?」  
 冬樹が再度目を合わせて尋ねる。その顔が夏美に元の冬樹の姿をフラッシュバックさせた。  
(でも…、やっぱりこのままじゃいけないわ……)  
 夏美は決心した。  
「わかったわ…、でもここじゃなくて冬樹の部屋で遊びましょ」  
「なっ、夏美っ!?」  
 傍らでやり取りを聞いていたギロロが、驚いて声を上げる。  
「うんっ。じゃあ早く行こう!」  
 そして、冬樹は我先にと自分の部屋へと走っていった。  
「うう……、痛かったでありますぅ……」  
「軍曹さ〜ん、しっかりして下さい!!」  
 そこには遊びに付き合わされたケロロの無惨な姿が残っていた。ボロボロになってしまい、  
タママに介抱されている。そして夏美が冬樹の移動を促したのを見て、クルルが話しかけてきた。  
「クックック…、どうやらやる気になったようだな……」  
「確かに私にも責任はあるもの…。冬樹を元に戻してあげなきゃね……」  
 そして夏美が冬樹の部屋へと向かおうとする。  
「おっと待ちな。今回のはマジで重大な問題なんだ…。この銃の開発者である俺も立ち会わせて  
もらうぜェ……」  
 そこで、クルルが立ち会いを要求して話しかけてきた。  
「なっ…、見られながらなんて無理よっ!」  
「どうしたのかしら、騒々しいわね……?」  
 騒ぎを嗅ぎ付けたのか、帰ってきた秋までもが普段は来ない所まで尋ねにきた。そして、  
夏美達が事の一部始終を説明する。  
 
「…成る程ね。じゃあ私も協力するわ」  
「マっ、ママまで!?」  
 夏美が驚いて聞き返すと、秋はそれに対して冷静に答える。  
「息子のピンチに母親が動かないでどうするの。それにこういう事に関しては、  
あなただけでは何かと不十分でしょう?」  
「で、でも……」  
 経験者である大人としての貫禄のある意見に納得させられる面はあったが、  
みんなでそう言うことをするのは夏美には耐えられないほど恥ずかしかったのだ。  
クルルがその様子を見て、最後の一押しと言わんばかりに語りかけてくる。  
「…まあ、嫌ならアンタはここに残ってもいいんだぜェ……。責任者の一人である  
のにここで抜けるのもどうかと思うがねェ…、ク〜ックックック……」  
 こう言われては、夏美も今更引き下がるわけにはいかない。2人のあとを重い  
足取りでついていき、冬樹の部屋へと到着して今に至るのであった。  
 残された者達はと言うと……  
「こ、これから夏美があんなことやこんなことを……」  
「まあまあ、そう気を落とすなよギロロ君……」  
 落ち込んでいるギロロに、何とか立ち直ったケロロが話しかけていた。しかし  
この状況では逆効果である。  
「元はと言えば、貴様が他人の物に勝手に手を付けたのが原因だろうがっ!!  
許さん…、許さんぞ……」  
「え…、あれ?」  
 ケロロが顔を見上げると、自分に数々の兵器が向けられていた。  
「喰らえええええぇぇぇ――――――――っっ!!!!!!!!」  
「うぎゃああああああぁぁぁ――――――――っっ!!!!!!!!!」  
 
 一方、冬樹の部屋では、それがいよいよ始まろうとしていた。  
「楽しいことって…?」  
「楽しいっていうよりは気持ちいいことかしらね……。じゃあ夏美、そろそろ始めるわよ……」  
 秋は、冬樹の為にも…と気持ちを引き締め、夏美に行為の開始を告げる。  
「う、うん…、わかった……。でも、ど、どうすれば?」  
 経験が無く、知識も浅い夏美は、これからどうすればいいのか、と初めてのことにうろたえていた。  
「私と一緒にやれば何とかなるわ……」  
 そう言った後、秋が冬樹の両肩に手を置き語りかける。  
「冬樹…、これからやることはあなたの為を思ってのものなの。だから、途中で辛くなったりしても  
逃げ出しちゃダメよ…。わかった?」  
 冬樹と目を合わせると、無垢な瞳で見つめ返してくる。これから行われることなど想像だに  
していないだろう。  
「うん、わかったよママ!」  
 冬樹がそう答えると、秋はいよいよ冬樹の身体に手をかける。子供の冬樹にいきなり強い刺激を  
与えるのは良くないとして、まずは頭をゆっくりと撫で始めた。  
「えへへ……」  
 冬樹は頭をナデナデされると顔に満面の笑みを浮かべて、秋の豊かな胸へと抱き付いて頬擦りしてくる。  
「ママ……」  
 そう自分を呼んで甘えてくる冬樹は、秋のかつての母性本能を呼び起こさせるものだった。しかし、  
今は母としてではなく一人の女として冬樹と接しなければならない。  
 冬樹が甘えている間に、秋は夏美に冬樹の身体を触っていくように促す。それは、子供に注射の  
痛みを紛らわすため話しかけるような原理で、冬樹をうまく性的な場へと誘導させる狙いがあった。  
「冬樹…、お姉ちゃんも触っていい?」  
 夏美がそう言うと、冬樹がチラッと見る。そして、「いいよ」と目で伝えた気がしたかと思うと、  
また秋へと甘え始めた。  
(い、いいのよね…?)  
 そして夏美は意を決して、冬樹の身体を触り始める。  
「きゃははっ……、くすぐったいよ姉ちゃん……」  
 取り敢えず、脇腹や背中あたりを触ってみたりはしたものの、くすぐったいだけで性感には程遠かったようだ。  
「あうう〜っ…、やっぱり私には無理だよ……」  
 夏美が早くも弱音を吐く。  
 
 夏美だけでは心許ないと感じた秋が、冬樹を抱き付かせながら自分も愛撫に  
参加することを表明した。  
 まずは、少しでも感度を上げるため、冬樹に下着のパンツ一枚を除いた全ての  
衣類を脱がせる。  
「ママ〜、脱いだよ〜〜」  
「冬樹は言うことを聞くいい子ね……」  
 秋が、冬樹に抱き付いて褒めてあげる。  
「うん!」  
 冬樹がニコッと笑う。先程から何度もその純粋無垢な顔を見せられている夏美は、  
これからすることにためらいを感じてしまう……。  
「マ、ママ…、その…、ホントにするの……? 私っ…こんな冬樹見せられたらっ…、  
ぐすっ……、出来ない…出来ないよっ……!!」  
 冬樹にこんなことをする原因を作ってしまった自分への罪悪感か、はたまた  
これからする仕打ちでの小さな冬樹に対する申し訳ないという気持ちか、夏美は  
涙をこぼしながら秋にその思いを伝えた。  
「夏美…、そんな顔しちゃダメ……」  
「あっ…」  
 夏美の顔が引き寄せられ、秋の胸に包まれる。  
「あなたが、冬樹の為を思ってやることは間違いではないわ……。私が保証する」  
「ママ……」  
「もう…、昔からホントに世話の焼ける子達ね……」  
 冬樹だけでなく、夏美をも包み込むその優しさは、さすが母親と言ったところか。  
「姉ちゃん…、なんで泣いてるの?」  
 その夏美を、心配そうに冬樹が覗き込んでくる。  
「ぐすっ……なんでもないわよ…。こうなったら、びっくりするくらい気持ちよくして  
あげちゃうんだから……」  
 秋に慰められ、夏美に笑顔が戻る。そして今度こそ心を決めると、心配そうに  
している冬樹を抱きしめた。  
「お姉ちゃんは平気だからね……」  
 冬樹を抱きしめていると子供の頃が思い出される。思えば、弟とはいつも一緒だった。  
夏美は秋と共に、小さな冬樹の中に見え隠れするその[冬樹]を助けるべく、いよいよ  
本格的な行為へと入っていく。  
 
「夏美…、自分が触られたら気持ちよくなるような所を触ってあげなさい。男の子も  
感じるわ…」  
「わかった…」  
 夏美は、冬樹の首筋からうなじにかけてを2、3度手で優しく撫でると、そこに舌を  
這わせ始める。  
「ん……、ぺろぺろ……つぅーっ……」  
「あっ…!? ね、姉ちゃん……?」  
 冬樹は突然のことに驚いていたが、先程のようにくすぐったくて笑い出すような  
ことはなかった。夏美は愛撫を続行する。  
「じゃあ、私も……」  
 それを見てひとまず安心した秋が、自分も加勢に入る。こちらは鎖骨から肋骨の  
辺りを舐めていった。  
「ん…むっ…、ぺろ…、ぴちゃぴちゃ……ちゅっ……」  
「ふぅぅっ……!?」  
 冬樹は前後から舌で奉仕されて、甘い吐息を漏らす。  
「ぺろっ……ん…、冬樹…どんな感じ?」  
 夏美が冬樹に問い掛ける。  
「う、うん…。なんか舐められると……ゾクゾクする……」  
「いい感じね…、夏美、続けましょう……」  
 冬樹の感想を聞くと、秋はそう夏美に告げた。  
「うん。…はぁっ……、んむっ…、ぺろぺろっ…、ちゅぷちゅぷ、つうっ…、つうーっ……」  
「ね、姉ちゃん…、それされるとなんか変な気持ちになっちゃうぅ……」  
 少しずつではあるが、ジワジワと快感を与えられてきた冬樹が戸惑いの声を上げる。  
「冬樹…、辛抱なさい。それに嫌な感じはしないでしょう?」  
 そう秋に言われる。たしかに冬樹は不安も感じていたが、身体をいじられて悪い気は  
していなかった。  
 
 そして秋も責めを続ける。  
「ん…ふっ……、ちろちろ…ちゅくちゅく…、ぴちゃぴちゃ…、つっ…つうっ!」  
 秋は、夏美の稚拙ながら必死な愛撫とは対照的に、強弱をつけた巧みな  
舌使いで冬樹の肌をなぞっていく。  
「んんっ…! ママぁっ…、僕変だよぉっ……!!」  
 冬樹の幼い身体が、熟練された大人の愛撫に翻弄されていく。秋に骨格の  
浮き上がった肌の上を一舐めされるたび、頭の中に快感の信号がどんどん  
伝わっていく。  
「ううんっ!? 姉ちゃんのもっ……、はああっ…!!」  
 さらに、夏美には首筋からうなじを必死の思いで愛撫されてゾクゾクさせられる。  
冬樹はこれらの感覚に素直に反応し、ビクビクと身体を震わせて二人の奉仕に  
応えたのだった。  
 秋がいったん愛撫を止める。それにならって夏美も冬樹から舌を離した。  
「冬樹…、もっとしても大丈夫よね?」  
「はぁ…はぁ…、はぁっ……、うん…、大丈夫…だよ。ママ…」  
 二人の奉仕者に挟まれて弄ばれた冬樹は、身体を上気させて息を荒げながら、  
ゆっくりとそれに答えた。  
 
「夏美…、どんどん強くしていくわよ」  
 それに夏美が頷く。二人は、冬樹がより快感を感じるであろう場所へと目標を  
変えていった。  
「んっ…、すりすり……、ぴちゃ…、つう――――」  
 夏美は肩胛骨の辺りを指を這わせるようにして刺激しながら、真ん中の背骨の  
ラインを舌で丁寧になぞっていく。  
「はうう…、姉ちゃっ…んんっ!? ふあぁぁっ……!」  
 背中をなぞられると全身に鳥肌が立つような感覚に襲われ、自分の身体がいじ  
られているという意識がより強くなってくる。このまま身を任せれば、どこまで感じ  
させられてしまうのかというような期待と不安がどんどん強くなっていった。それは、  
冬樹がより快感の世界へと足を踏み入れた事を意味している。  
 背中への愛撫で冬樹が可愛く悶えている中、秋は胸に狙いを定めると、その  
平らな胸板の中心にある突起へと吸い付いた。  
「いくわよ……、ちゅううっ!!」  
「あううぅぅっ…!?」  
 冬樹が快感の呻き声を上げる。秋はそれを見ると、吸い付くだけでなく舌で転がし  
たり弾いたりとして、その蕾をオモチャのように弄ぶ。  
「んっ…、ちゅぱちゅぱ…、ちろちろ…ぺろっ…、ぴんっ! ちゅぷちゅぷ……」  
「はぁうぅぅ!! ううっ…、ああっ!! くうぅぅぅん……」  
 男といえどやはり感度が高い所なのか、激しく感じていることをアピールするように  
目を潤ませ、よがる声も大きくなっていく。そして秋は乳首を責め続け、痛くならない  
程度にそれを噛み始める。  
「あっ!? …うああぁぁ……!! だめぇ…、ママぁっ…噛まないでぇっ……!!」  
 強い刺激に行為の中断を求める冬樹だが、ここでやめては話が進まない。噛み  
ながら口腔で愛撫していると、その突起はいじられすぎたためかピクピクと震えていた。  
 その時、秋が不思議な感覚に気付く。自分の下半身に何かが当たったと思って見ると、  
それは下着を押し上げて勃起している冬樹のペニスだった。快感をその身に受けて  
興奮が非常に高まっているらしく、下着に押さえつけられたそれはとても狭苦しそうだった。  
 
「冬樹…、それじゃ苦しいでしょ? 脱ぎなさい……」  
「え…、でも……」  
「いいから…」  
 秋は、半ば強引に冬樹の下着を脱がせる。その中から顔を出してきたそれは、  
包皮に包まれていて大人のそれに比べればまだまだ小さい。それでも快感で  
そびえ立てば、立派に生殖器としての体裁を持つものだった。  
 秋は、おもむろにそれをしごき始める。  
 しゅっ…しゅっ……  
「うわあっ!? マ、ママ…? なんか…なんかおかしいよぉっ……」  
 秋の手が竿を擦るように動くと、そこからジワジワとした快感が冬樹の身体を  
呑み込んでいく。  
「じゃ、じゃあ私は……」  
 夏美はそう言うと、愛撫のポイントをさらに下半身方向へと変える。お尻の辺り  
を重点的に撫で回していった。  
「うぅ……お尻…ダメだよぉ…。そんなに撫でられたらぁ……くぅぅんっ!!?」  
 時折、尾てい骨の辺りなどをさすると、冬樹の口から驚いたような可愛い声が  
漏れてくる。夏美はその反応を楽しむようにして愛撫を続けていった。  
 それらの愛撫をしばらく続けていくと、秋の手に包まれた肉棒がピクピクし出した。  
「あうう…、あっ!? ママぁっ……、なんか出ちゃうぅっ…出ちゃうよぉっ……!」  
「イキそうなのかしら……?」  
 目的が達成されそうになり、秋がフィニッシュさせようとすると……  
「…ちょっと待ちな……」  
 傍らでずっと状況を見守っていたクルルが、それを制する。続けてこう言った。  
「今回、元に戻る時には何か[兆し]のようなものが見て取れるはずだからなぁ……。  
それがないってことは、まだイカせるには早いってことだぜェ……」  
「あら…、でも結構感じてくれてるみたいだけど……」  
 秋としては手応えがあったのだ。  
「やはり、もっと精神的な刺激も与えなきゃいけないと思うぜェ……」  
 それは男がされて喜ぶようなことを、敢えてしていくと言うことであった。  
「…そうね。やってみましょうか……」  
 
「ママぁ……、僕もうっ……」  
 すでに冬樹は絶頂への階段を登り切ろうとしていた。しかし、まだイカせる訳には  
いかないと、秋が肉棒の根本辺りをきつく握る。  
 ぎゅううううっっ!!  
「ひうっ…!? ママ……?」  
「冬樹…、お願いだからもう少しだけ我慢して……。それから夏美、あなたにも協力  
してもらいたいの」  
「えっ!? それって…、私も…その…そっ、そこをいじるの?」  
 さすがに男の性器を触るのは、多少の抵抗があったようだ。  
「二人でならきっとうまくいくと思うの…。頼むわ夏美……」  
「あう……、苦しいよぉ……」  
 そう話している間にも絶頂を許されない冬樹は、その波が去るのをじっと耐えなく  
てはならなかった。その辛そうな様子を見せられると、夏美のためらいもなくなる。  
「ママ…、私やるわ」  
 そして秋は、夏美を冬樹の前方に来るよう促す。  
「冬樹…、こ、こんなにして……」  
 夏美は絶頂寸前で止められたその怒張を見て、思わず顔を手で覆う。  
 秋が頃合いを見計らって肉棒から手を離す。絶頂の波から引き戻された冬樹が  
半泣きで二人を見つめてきた。秋は、その懇願の表情に応えるようにして、冬樹の  
ペニスへと舌を這わせ始める……。  
「ん…ふ……、ぴちゃぴちゃ…、ちゅっ、ちゅぱっ……。…夏美も一緒にやりなさい……」  
 秋が肉棒を舌で奉仕しているのを間近で見ていると、夏美はこれから自分もするそれを  
強烈に意識させられる。  
「うん、わかった……。あ…、ピクピクしてる……」  
 そしてドキドキしながら舌をゆっくりと近付けて、膨れあがったそれに這わせていく。  
「んっ…、ちろちろ……ちゅぷちゅぷっ……」  
「はあぁぁぁっ……、キモチイイよぉ……」  
 二人の舌でペニスを丹念に舐め上げられると、冬樹はうっとりとした表情を見せ、  
その小さい体を弓なりにビクつかせながら悶えて快感を表現してくれる。鈴口からは  
ガマン汁が溢れ出していた。  
 
「はぁうぅぅ……、また…、またきちゃうぅ……」  
 再び絶頂の波に襲われてきたのか、冬樹は口から涎を漏らしながら快感を伝えてきた。  
 その時…、冬樹の身体全体が淡い光を放ち始める。  
「…クックック、どうやら身体が元に戻ろうと激しく藻掻き始めたみたいだぜェ……。あと  
一押しって所だろうなぁ……」  
 クルルがそう言ったのを聞くと、秋が再び冬樹の絶頂を阻止する。  
 ぎゅうっ……!! ぎゅうううぅぅっ!!!!  
「あぐうぅっ……!? ま、またぁっ……?」  
 二度も絶頂を食い止められ、冬樹の我慢も限界そうだ。それでも秋は心を鬼にして  
肉棒を握り締め続ける。  
「マっ、ママぁ…、僕もうダメだよぉっ……!!」  
 その身を執拗に愛撫されて強い快感を与えられるが、それにより高まった欲を放つこと  
は許されない。冬樹の悲痛な叫びが部屋に響き渡る。  
「くっ…ああっ! はふうっ…………」  
 そして波が去ったのか冬樹の叫びが収まる。結局、またしてもイカせてもらえず、鈴口から  
出てくるのもガマン汁だけだった。  
「夏美、そろそろイカせるわよ…。胸を出して」  
「え、胸?」  
 夏美は、秋が何をさせようとしているのかわからなかったが、言われたとおりに胸を下から  
手で持ち上げるようにして近付けた。秋も同じようにたぷんたぷんの双丘を掴み、冬樹に近付ける。  
「私と夏美の胸で、冬樹のこれを擦ってあげるのよ……」  
「ええっ!? そ、そんな……」  
 秋の指示に困惑する夏美……。  
「これは精神的な効果もかなりあるはずよ…。肉体的にはもう大分満たされているとしたら、  
あとはこれで決められると思うの……」  
 そして秋が、夏美の成長中の胸に手を触れる。  
「ひゃっ!?」  
「私と一緒にやりましょう……。ね?」  
 秋に胸を触られながら優しく諭され、夏美も恥ずかしがりながらではあるがそれを承諾した。  
 こうして、4つの妖艶な肉塊が冬樹のペニスへと寄せられていく…  
 
 まずは、二人で肉棒を挟んで優しく動かす愛撫を施した。  
 ぐっ…むにゅうっ…、ずり…ずりっ……  
「あふぅっ…!? なにぃ…なにこれぇっ……?」  
 秋の大きいながらも張りのある豊果と、夏美のこれからの成長を思わせる  
青き果実との共演が、冬樹に未知の快感を与える。  
「夏美、ちゃんと目は冬樹の方に向けなきゃダメ…。それからイイのかどうか  
ちゃんと聞いた方がいいわ……」  
「う、うん……。冬樹…、お姉ちゃん達のおっぱい気持ちいい?」  
 夏美は秋の指導を基にして、恥ずかしさで潤んだ瞳を冬樹に向けながら  
問い掛けたのだった。  
「うん…。柔らかくて…吸い込まれそうっ…ふうぅっ!!?」  
 冬樹が絶叫を上げる。秋がペニスを胸でしごきながら亀頭の辺りを舌で  
刺激し始めたのである。敏感な所を巧みな舌使いでなぞると、鈴口から  
溢れてくるガマン汁をすくい取り、もっと出るのを促すかのようにそこを舐め回す。さらには、夏美もそれにならって竿の部分を舐め始めた。  
「くはあぁぁっ!! すごいっ…すごいよぉっ……!!」  
 自分のペニスが魅惑的な胸の谷間でこね回されるダブルパイズリは、  
精神的にも肉体的にも凄まじい快感を冬樹に与えるものだった。そして  
乳肉の隙間から顔を覗かせると、舌での激しい愛撫が待ち受けている。  
 冬樹の身体はどんどんヒートアップしていった……。  
 
「ママぁっ…、姉ちゃんっ…、カラダが…カラダが熱いよ……。うああぁぁっ!!!?」  
「クックック…、どうやらその時が来たようだぜェ……、今がチャンスだ……」  
「んんっ…、ちゅくちゅく! ちゅぱっ! ぷはっ…、じゃあ夏美…いい?」  
 秋がクルルの合図を聞き、共にスパートすることを夏美に促す。  
「ん…んむっ! ぴちゃぴちゃ…ぺろっ…! ふうぅっ…、わかった……」  
 そして、夏美がそれに応じた。  
 ぐにゅぐにゅ…、ぎゅ、ぎゅっ! ぎゅむうっ!! ぺろっ…ちゅぱちゅぱ……、  
ずっ、ずうっ! ずうううっっ!!  
「あううぅぅっ!!!? すごいぃっ…、キモチイイよぉっ……!! うあああっ!?  
熱い…熱いぃぃぃっっ!!!?」  
 そして冬樹の身体が強く光ったかと思うと、ボンッと冬樹が一気に元に戻った。  
「きゃあっ!!」  
 それに驚く夏美……。  
「あら……」  
 秋が自分にかかってくるものを見る。それは絶頂を迎えた冬樹の射精物だった。  
散々我慢させられたお返しと言わんばかりに大量に射出され、秋や夏美を汚していく。  
「うっ…、凄い匂い……」  
 夏美がそれに呆然とする中、冬樹が倒れてしまう。  
「冬樹っ…!?」  
 秋が慌てて冬樹を覗き込む。  
「クックック…、身体に負荷が掛かって気を失っちまったようだな……。大丈夫、  
しばらくすれば目を覚ますぜェ……」  
 そうクルルは告げるのだった……。  
 
 ケロロ達はどうしているかと言うと……  
「ううっ、酷い目にあったであります……」  
 ギロロの攻撃を受け続け、ボロボロになったケロロだけが残されていた。  
「今回は、ただ侵略者として持っていた吾輩の好奇心が先行してしまっただけで  
あります…。それなのに、全くギロロの奴は……」  
※そんな理由で、勝手に人の物へと手を付けてはいけません。  
 そこでケロロは、ネ申の声に突っ込まれた気がした。  
「五月蝿いであります!! …にしても、みんなどこへ行ってしまったでありますか……」  
 まるで、朝学校に誰よりも早く着いたときのような静けさが辺りを包んでいた。その時、  
入り口のドアが開けられる。  
「おっ、帰ってきたで……」  
 ケロロは途中で絶句した。そこには冬樹が、少し俯き加減にこちらを睨み付けて  
立っていたのだ。  
 どうやら他のメンバーは巻き添えを喰らわないようにここから避難していたようだった。  
「軍曹…、僕がさっき何をされてたかわかる……?」  
「は、はひぃっ……。な、な、何でありましょうか……?」  
 ケロロが咄嗟にとぼけてしまうが、それが冬樹の神経をより逆撫でした。  
「ママや…姉ちゃんに…、見られちゃったんだよ…? 僕のイクところをさ……」  
 冬樹がゆっくりゆっくりとケロロに歩み寄ってくる。  
「は…、ははは……」  
 最早、ケロロも謝るより笑うことしか出来なかった。  
「ちょっとひどいなぁ…、これは絶対に許せないよ……」  
「け、結局こうなるん―――――」  
 ケロロはそのセリフを途中までいった所で狂気に呑み込まれていったとさ……。  
 めでたしめでたし。  
「全然めでたくないであります――――っっ!!ギヤアアアアァァァァ――――!!!!!」  
 
                                  −完−  
 

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