「ねえ小雪ちゃん、いったい何を…」
夏美は暑いのを何とかしてくれるという小雪が、何をするのか不安そうに聞いてきた。
「いーからまかせて下さいよぉ♪」
小雪はそう言うと、夏美を水着に着替えさせる。
「水着…?」
(きゃーっ! 夏美ちゃんカワイイ…)
小雪は、その淡い色のビキニに着替えた夏美を見て、うっとりしてしまう。
「あ〜〜わかった! 水風呂でしょ! 小さい頃はよく入ってたな〜〜♪」
(ハッ!? いけないいけない、ボーっとしちゃ…)
その夏美の一言で、小雪は我に返る。
「えへへ、いーからいーから」
(早く夏美ちゃんをスッキリさせなきゃ!)
そして軽く背中を押しながら、風呂に入るように夏美を促した。
「そーれっ」
小雪が、夏美をやや強引に風呂につからせる。
「やーーんつめた…あれ…?」
その水温に、夏美が意外そうな反応を見せる。
「フツーのお風呂??」
(えへへ…、実はちょっと普通じゃないんだけどね…)
夏美の入浴をうまく誘導できたことで、小雪はしめしめといった気持ちになる。
「湯加減いかが?」
「う〜んちょっと熱め…? ただでさえ熱いのにこれじゃのぼせちゃ…」
そうしているうちに、夏美の顔がみるみる紅潮していく。
(効いてきた効いてきた♪)
早くも反応を見せる夏美を見て、小雪は心を躍らせる。
「…アレ? …でもキモチイイ…」
吐息も徐々に激しくなってきた夏美に、
服を脱いだ小雪が一緒になって入浴して、背後から夏美の肩を掴み、語りかける。
「忍びの媚薬入り特製入浴剤のお風呂でぇす」
(いいよいいよ…、効き目はばっちり!)
「そ…そなんだ……なんだかヘンなキモチ…」
小雪はそんな夏美の姿を見て興奮する中、ゆっくりと手を伸ばしていく…。