「姉ちゃん、今日学校から帰ったら、いいよね?」
朝、いつになく落ち着かない様子で、身支度を終えた夏美に話しかける冬樹。
「ん?、ああ、三日もしてあげてないものね。あたしがバレー部の遠征に助っ人行ってたから・・・いいわよ。」
「(冬樹って普段あまりそういうの表に出さないけど、今朝はちょっと違うわね、そんなに、たまってるのかな。ちょっと悪戯しちゃお)」
そう思いついた夏美は、後方から話しかけた冬樹に、そのまま近づく。
「ねえ、冬樹。」「え?、姉ちゃん何?」
もともとこっそりそういう会話をするような近さ、弟が反応するより早く、二人は寄り添い、夏美は彼の腰へと自らの尻を押し当てた。
「うふふうー。」
悪戯っぽく笑い、そのまま、ぐりぐりと押し付ける。
毎日の運動で鍛えられた、夏美の尻の弾力は抜群だ。表面はとても柔かいのに、内圧の高いゴムボールのように張りが強く、それが堅く感じるほど。
その感触に、中学生男子のそれはたちまち血液が流れ込み、すぐさま臨戦態勢に硬くなる。
「もうこんななっちゃって、これから学校なのにダメじゃない冬樹? ふふっ。」
とてつもなく嬉しそうに、ちょっと加虐的に、しかし間違っても母親に聞こえないようひっそりと囁く姉。
「そ、そんな、姉ちゃんがこんなことするから・・・。」
「あー、あたしのせいにするわけ? そんな悪い子はうふふ・・・こうよっ。」
「あ!」
一瞬でジッパーを下げ、手品のように弟のそれは引っ張り出されていた。
もはや、これ以上ないほど張り詰めて、全体に筋を立てぴくぴく動いている。先端がパンパンに漲って光っていた。
「わあすごい、すぐこんなになるなんて、そんなたまってたの? やらしい弟ねえアンタ、ふふふふ。」
確かめる仕草にかこつけて、全体をさわさわと、触れるか触れないか程度の接触で撫でさすり刺激する。上下させ回転させ、時にくすぐりなども交えて。
敏感になった器官にはこういうソフトな責めが一番効果的なのを承知で、眼一杯攻め立てる。
「あ、ちょっと姉ちゃん、だめ・・・だめだよ僕・・・我慢できなくなっちゃ・・・うあ・・・あああ・・・姉ちゃん・・・姉ちゃん。」
冬樹は眉根を歪め、苦悶のような快楽の表情を顕にしていた。脚をふるわせ、姉の肩に捉まって身を支えている。
頃合と見て、夏美は宣言した。
「そう、ダメよ絶対に、出しちゃダメ。」
「えっ?」
姉のほうから手を出されながら、意外な言葉にとまどう冬樹。
「これから学校だものダメに決まってるでしょ、今日は社会見学に行くのに、制服にかかったらどうするのよ。」
「そんな、酷い・・・姉ちゃんからこんなことして・・・うあ・・・」
冬樹は言葉も普通には続けられない、絶え間なくその部分を刺激され続けているからだ。
既に先端から透明な汁があふれ、少量が床へ垂れるほどになっていた。夏美はその液体を掌に取り、敏感な先端を包むように当ててくりくりと廻し擦る。
「ぁあああっっっ!!!」
強い刺激に思わずのけぞる冬樹。懸命に堪える余り、姉の肩を掴んだ手が痛いほどの握り締められた。
その表情、嬌声にゾクゾクと身体の芯から燃え立つものを覚え、夏美は知らずぶるっと全身が震えるのを感じた。責めているだけなのに動悸が早い。
「いつもたっぷりしてあげてるでしょ。こういうのもたまにはいいじゃない。
もしここで出したら今週はおあずけだから、いいわね? ちゃんと我慢するのよ? 絶対出しちゃダメよ?」
「そんなぁ・・・姉ちゃん酷い・・・酷いよ・・・あ。」
手の攻撃はもう充分と見たか、夏美は今度は冬樹のそれを自分の股間へ導いた。スカートの下から、両太ももの間を通し、下着越しに股間へと押し当てる。
亀頭がしっとりと張った熱く柔かい腿肉の感触と、コットンの下着越しの、夏美の最も柔かい部分の感触とに包まれた。
「ああ・・・姉ちゃんの、すまた・・・気持ちいい・・・」陶然と呟く冬樹。
内側から持ち上げられ、夏美のスカートの前がちょっとふくらんでいた。自分にペニスが生えたようでちょっと面白い。
下着越しとはいえ、股間に感じる堅く熱い肉の感触に夏美もいつになく興奮していた。内側から蜜があふれているのが判るし息が荒い。
その熱い塊りを挿入されたい欲望が膨らむが、しかし今日のプレイはそれを抑えるところに醍醐味があるのだ。
腿の間にギュっと弟のものを挟み、グリグリと腰を回すと、節くれだった肉の棒が柔らかな彼女の器官を間接的に擦り上げ、激しい快感が背筋を駆けた。
「はあはあ、だ、ダメだからね・・・絶対、出しちゃ・・・ダメよ。いいわね・・・冬樹。」
もはや少量の涙すら流している弟に、またプレイに没頭する自分への声として、呪文のように囁き続ける。
スカートの中で、脚の間から突き出している亀頭を両手で包み込み、やはり軽く、軽く触れる程度でさすり廻し刺激し続ける。
そろそろ中断しないと弟もさすがに限界だろうか。でも、気持ちいいしもう少しくらい・・・と思った瞬間。
「あっっっ!姉ちゃんもう僕・・・うあっっっっっっっ!!!」
しまった!
冬樹の身体が激しくガクガクと痙攣して、夏美の腕を掴んでいた両の手が強く握り締められた。
太股に挟まれた肉棒が破裂せんばかりに一瞬漲り、そして先端から爆発のように熱い液体が迸りあふれ出た。
ブビュっ!と聞こえるほどの勢いでスカートの前面に液体が当り、ボタボタと音を立てながら床へと滴って液だまりを作った。
「ああ・・・あ・・・あああー、あぁ・・・」
冬樹は痙攣し続け、ガクガクと脚を震わせて、いつまでもその放出はとめどなく続いた。
口は半開きになり、視線は定まらず、涙が次々と流れている。
その弟の激しいイキ様を目の当たりに見て、夏美自身も軽い絶頂を感じていた、下着のそこが、冬樹のそれとは違う液体で一気に濡れた。
数瞬の後、ようやく放出を終えた冬樹は立ち続ける気力を失ったようで、崩れるようにその場にへたり込んでしまった、
ハアハアと肩で息をして、股間のものはまだピクピクと動いている。
ようやく夏美も我に返った。
「あーーーーーーーーーー!!! 大変!スカートビチャビチャーーーーー!」
冬樹の先端が当っていたスカートの前面は、白濁した粘液を大量に浴びせられて、あからさまに液まみれと成り果てていた。
どうやってもそのまま外へ出れる状態ではない。
「あ、あんたなんでこんな信じられない量出すのよー、ダメだって言ったのにぃー。」涙目で無茶を言う姉。
「ゼイゼイ・・・そんなこと言っても姉ちゃんがあんなことするから・・・」