僕は新人君。ペンネームはまだ無い。
今は、漫画家としてデビューするべく、日々作品を描いている。
今日は、担当さんが僕のアパートまで打ち合わせに来ることになってるんだ。
ピンポーン
「あっ、はい!」
ガチャッ
「新人君、頑張ってる?」
「はっ…、はいっ!今度の作品はいつもより自信が…」
「ふふっ、君っていつもそう言ってるじゃない。」
「は、はぁ、スイマセン…、今度こそ認められる作品にします。」
その担当が、日向秋さん。
その能力は、平編集では役不足としか思えない優秀さで、
僕はそんな人についてもらってすごく幸せに思っている。
そして今日も僕の作品に目を通し始めた。
「ここはこうしないと主人公の気持ちが…、で、ここでヒロインを……」
そして、日向さんの指摘は厳しいながらもいつも的を射ている。
そして一通り目を通して、注意点等を上げてもらった。
「じゃあ、私この近くでもう一つ寄るところがあるから、
そこへ行ってる間に今話したところをやっておいてちょうだい。」
「は、はい。わかりました。」
「ふふ…、新人君、そんなに気を張っちゃダメよ。
私が戻ってくるまでに今日の所をやっても時間は余るでしょうから、少し休みなさい。
やりつめるだけじゃなく、息を抜くことも大事よ。」
今日は自分のアパートで日向さんと二人っきりという状況なので、僕は終始緊張しっぱなしだった。
しかし、そんな僕を見てさり気なく言ってくれるやさしい一言が、いつも僕をやる気にさせるんだ…。
「日向さんにそんなこと言われたら、休めなくなっちゃうじゃないですか…。」
と小声で言った。
「え、何か言った?」
「い、いえっ!なんでもありません。」
「そう?じゃあ行って来るわね。」
と言うと日向さんは僕の部屋から出ていった。
「ふぅ…、とは言え…」
僕は今日の打ち合わせのために昨日はほとんど休まなかった。
さすがに疲れた僕はちょっとペンを置き、休むことにした。
「はぁ…、日向さんって優秀なだけじゃなくて綺麗だよなあ…。」
僕は横になりながら、日向さんのことを考えていた。
「うっ…、そういえば…」
僕は、ここ一週間ほど忙しい生活を送っており、
健康な成年男子としてやるべきことをやっておかなかった。そこで当然問題が生じてくる。
いつしか僕の頭の中は、日向さんとエロとを結びつけたもので一杯になっていた。
「うう…、ダメだ…。日向さんをオカズに使うなんて…」
僕の中の天使と悪魔が激しい戦いを繰り広げる。そして20秒後…
「や る し か な い 。」
成年男子として、新人君が高速で出した結論は正しかったと言えるだろう。
新人君は溜まっていたためか、服を着たままではまどろっこしいと思い全裸になり、
秋を思い浮かべながら己の息子をしごき始める。
「くっ…日向さん…」
次の瞬間…
「私がどうかした?」
「!!?」
新人君は、一瞬、気が動転し何が起きたのかわからなくなる。そこには秋の姿があった。
「ひっ、日向さんっ!?も、戻ってくるのには、じ、じ、時間がかかるんじゃなかったんですかっ。」
「急用が入ったって連絡があったから行ってもしょうがないし戻ってきたのよ。
で、新人君…、裸になって私のこと思って何やってたのかしら?」
もはや、状況的に言い訳は通用しそうにない。
新人君は、自己嫌悪の意識ともあいまって黙りこくってしまった。
「ふふ…。」
秋は新人君に近寄ってきた。
新人君はタダではすまないと思いガタガタ震え始める。息子もすっかり意気消沈といった感じだ。
しかし、次の瞬間。秋はその手で新人君の息子を触り始める。
「えっ!?」
新人君もその予想外の行動に驚きを隠せない。
そして秋の綺麗な手が、肉棒を優しくしごき始める。
「くっ…、日向さん。ど、どうして?」
「ふふ…、あなた溜まってたんでしょう?別に生理現象だから気にすることないわ。
それに、作者がいい作品を描きやすい環境を作るのは担当の役目…。」
「しっ、しかし、僕の知ってる日向さんはこんなことをする人では…」
そう言っている間にも、秋は巧みに指を動かしながら肉棒をしごく。
新人君の息子は快感によりすっかり元気を取り戻していた。
ぎゅうっ…、つぅーっ、さわさわ…、しゅっしゅっ…
「うっ!はぅ…」
「あら。さっき私のことを考えながらこれをしごいていたあなたが人のこと言えるのかしら?」
「うう…、それは…」
もう完全に秋のペースに乗せられた新人君は、抵抗らしい抵抗もせずに快楽の波にのまれていく。
「あなた、こういうのしたことある?」
と秋は言うと、手による奉仕によりビンビンになったペニスを口に含んだ。
「うわぁっ…何を…?」
その反応を見ると秋は新人君が未経験であることに気づく。
ちゅぷ…、じゅぷ…じゅぷっ…、ぺろぺろ…、ちゅぷっちゅぱぁっ…
「うああ!?ひっ、日向さん…ダメですっ、これ以上されたら…、出ちゃいますよっ!」
「出していいわよ…、私に飲ませて…。」
この状況でそう言われた新人君はいっそう射精感を強くした。
そして腰が抜けるような快感が駆けめぐる。
「はあっはあっ…、うっ、もうっ…」
どくっ…どくんどくんどくんどくん…
溜まっていた新人君の精液が、秋の口の中に大量に放出される。
「んっ!ん…んむ……こくん。はぁっ…おいしい…。」
そして、それを飲みほした秋は、ペニスの精液を舐めとって綺麗にしようと口戯を再開する。
「うっ、そんなことされたらまた…」
そう言うと、出したばかりの新人君の息子が、また勃ち始めた。
すぐさま先程の大きさと硬度を取り戻したのである。
「あらあら…、若いわね。」
そう言って秋は一通りペニスを舐めるとようやく口から離した。
「でも…、これじゃ、まだ満足できてないわよね…?」
秋が、またそそり立ったペニスを見ながら呟く。
「次は…、どうして欲しいのかしら?」
新人君の中の天使と悪魔が再び戦い始める。
「(ダメだ!これ以上は…)」
「(おいおい…、ここまできて、いえやめましょうってのかぁ?冗談じゃないぜ。
据え膳食わぬはなんとやらだろうがぁ?)」
この間わずか2秒。そして新人君が出した結論は…
「次は…、胸でしてください…。」
天使は快感で瞬殺されてしまったようだ…。
「ふふ…、エッチな子ね…。」
そういうと秋は自分の着ている服を脱ごうと手をかける。
その時、胸を下から持ち上げるような格好となる。
「ごくんっ…」
目の前の淫猥な光景に、新人君は思わず息を呑む。
そのたわわな乳房で奉仕される期待で、ペニスからは我慢汁が溢れていた。
そしてついに秋が一糸纏わぬ姿になり、
新人君は、もはや形容しようのないほどのパーフェクトボディとその容姿を目の当たりにする。
「ひ、ひ、日向さん…。僕もう…」
「ふふ…、焦らないの。」
秋は自分の谷間を濡らした後、早くもヌルヌルになっているペニスを胸の谷間に挟み込む。
「くはっ…」
柔らかい双乳に包み込まれる感覚だけで新人君は身震いする。そして秋は奉仕を始める…。
ず…ずっ…、ぬりゅっ…ぬりゅっ…、ずりゅっずりゅうっ!
「う…わっ…、すごっ…」
秋の豊かな乳が繰り広げる激しいパイズリ…。
新人君は、もう声にならないほどの快感を受けていた。
「もっと強くするわよ…。」
そう言うと秋はさらにきつくペニスを挟み込み、
両の乳首を使って亀頭からカリのあたりを刺激しつつ、さらに口をも使い始めた。
ぐりゅっ…ぐりゅっ、ぬりゅうっ、ぎちぎち…、くりくり…ずりゅうっ、ちゅぱっ、ぺろぺろ…、ずりずりっ!
「んっ、んむぅ、はぁっ、ぐちゅ、ちゅぱっ………。ふふっ…、私のおっぱい気持ちいい?」
もはや聞くまでもないといった感じだが、
「ああああっ!!凄すぎますっ。僕、もうイきそうっ…!」
新人君は、電流が流れるようなすさまじい快感を感じながら、絶頂に近づいていった。
「出していいわよ…、今度はかけてちょうだい…。」
「うっ…、っああ…」
どくんどくんっ……どくっどくっどくっどくっ………
精子が秋の顔を、口を、胸を、腹を、手を…、秋のあらゆるところを白く汚していった。
「あらあら…、またいっぱい出したのね…。」
そして秋は自分の体についている精子を舐め取り始めた。
「はあっ、はあっ…」
一方、意識が飛びそうになるほどの激しい絶頂をむかえた新人君だが、それを見てまた欲が燃え上がってくる…。
その視線を感じた秋が尋ねる。
「私のココに…挿れたい?」
そう言って秋は自分の秘部を指で広げ、新人君に見せつける。
「も、もう我慢できないッス…。」
そう言うと、新人君は秋の秘部にしゃぶりついた。
ちゅっ、ぐちゅっ、ちゅぷっ、ちゅぱっ、ちゅうっ……
「はっ…あっ、ああん…。あなた上手よ…」
さらにクリトリスを甘噛みし、膣内に舌を出し入れする。
「ああぁんっ!いいっ、はっ…あぁっ…、いいわっ……」
必死な新人君の愛撫により、秋のソコはもう十分に濡れていた。
「ねえ、挿れて…。私の膣内をあなたのモノで掻き回してぇ…。」
「日向さん…。」
新人君はペニスを秋の秘部にあてがい…、そして一気に貫いた。
ずんっ…、ずぶっ、じゅぷっじゅぷっ、ず…ずっ…、ぐちゅうっ…ぐちゅぐちゅ、ぐりぃっ……
新人君は経験があったわけではないが、
本能のなせる技か、小刻みな抽挿や強い挿入、また回転なども加えながら、秋の膣内を暴れ回った。
「きゃっ!?ああぁぁぁーーっっ!!!凄いぃ…、凄いわっ…」
「日向さんっ…、日向さんの膣内凄いッス!もう人間じゃないみたいに…。ああっもうイきますっ!!」
「私も、私もっ!!もう…もうダメぇ…気持ち良すぎてぇ…もう戻っちゃうぅっ…!」
「?……ああっ、もう出るっ…!!」
びくうっ………びゅっ、びゅっ、びくんっ、びくうっ………
新人君は秋の膣内に激しく射精した……つもりだったのだが…
ゴオオオオォォォォーーーー……
そこには秋の姿はなく、謎の生物の姿があった。
最後のほうで、人外の感覚がしたのは秋の膣ではなくこの生物の肉に抽挿していたからであろう。
「ぎゃあああああああ!!!なっ、なんじゃこりゃあああああ!!!??」
秋がいなくなり、急に出現したおぞましい生物に新人君は悲鳴を上げる。
「チッ、もうおしまいかよ…。」
「まあまあ…、途中完全体でいるうちは全くバレていなかったようでありますし。」
そこへ、どこからともなく声が聞こえてくる。
「だっ、誰だっ!?」
辺りを見回すが誰もいない…。
「吾輩達の姿が見えないとは…、まだまだ漫画家としてはヒヨッコでありますな!」
「クックック…、まあ、アンタのこの一部始終の記憶は消させて貰うぜェ…。」
それはケロロとクルルだった。新人君に気づかれないまま記憶消去銃を放つ。
ピカアアアァァーーー!!
「うわあああぁぁぁぁ………。」
新人君はまばゆい光に包まれると、気絶して倒れてしまった。
「次にアンタが目覚めたときには、今までのことは綺麗さっぱり忘れてるぜェ。ク〜ックックック。」
そう言うと、クルルは銃をおさめた。
「で、隊長…。どうだい?この[改良型日向ママDNA]の威力は…。」
実は、いったん部屋を出ていくまでの秋は本物だったが、
出ていった後にすぐ戻ってきた秋は偽物だったのである。
そもそも[日向ママDNA]は人間がそのカプセルを服用することで、秋の容姿に近づくというものだった。
だが、この改良型で、容姿だけでなく性格や口調などあらゆるものを秋に近づけることが出来るものになった。
さらに、服用対象が人間である必要がない。今回は、クルルが趣味で飼っている宇宙生物を使ったのである。
「初めての実験としては良好であります。これを使って世の男どもを制圧するのも時間の問題であります!」
そういう目的のため、本来の秋の性格よりかなり淫乱になるよう設定してあるが…。
「ク〜ックックック…、まあ、まだ変身時間の延長などの課題はあるがなァ…」
今回の実験は、第一段階でもあるため、秋によくあっていてなおかつ顔が知られていない人物を対象にした。
そしてその人物を割り出した結果が新人君だったのである。なお実験当日の秋の予定等は全て把握しており、
秋が途中でいったんいなくなるのも、クルルのシミュレーション通りだった…。
「クックック…、じゃあ隊長…、実験のリプレイでも見るかい?」
「おおっ!いいでありますな。」
実験ということもあって今回の一連の行為は隠し撮りカメラで撮っていた。秋(偽)と新人君の行為のリプレイを見ることにする…。
「クックック…、よく撮れてるぜェ…。これならダビングして高く売れるな…。」
「あっ、このシーンなんかがマニアにはたまらないでありますっ!」
「そうね…、でもここはもうちょっとアップで撮った方が良かったんじゃないかしら…。」
「おおっ、さすがプロであります!ここはいいでありますなあ………ん?」
聞き覚えのある声に一瞬ケロロが混乱する。
「隊長…、うしろうしろ。」
クルルがそう言ったので振り返ってみるとそこには…
「マ…、ママ殿!?」
そこには秋がいた。しかし、
「おっ、おかしいであります!シミュレーション通りなら、帰ってくるまでにはまだまだ時間が…」
「ああ、それね…。なんか途中で急用が入っちゃったらしくて、すぐに戻ってきたのよ…。」
「…」
「…」
皮肉にも自分たちが新人君に言ったのと同じ理由だった…。ケロロとクルルは固まってしまった。
ここで、秋のオーラが変わる。そこでケロロは以前冬樹を本気で怒らせたときのことを思い出した…が、
「今のママ殿はそれ以上であります…。」
もう、ケロロは恐怖のあまり半泣きだった。
「クッ……クックッ…、俺達が残酷な目に遭わない確率…、0%…。」
「はっ…はははは…。」
ケロロは恐怖を通り越して笑い始めた。
「話はすんだかしら…?」
その声は、絶対零度のように冷たく低い声だった。
そして、地獄は始まった…。
―――――――――――――!!!!dsfjをほういわhんv;あ!!
―――――――――――――sdjlじゅjはん;!!!!!!!!
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軍曹達の言葉にならない地獄はしばらく続いたのである…。
その後…。
「む…むにゃ…。あ…?いけない、僕寝てしまって…、日向さんが帰ってくるまでに終わらせないと!」
「あら、私ならもう帰ってきたわよ。」
「うわあっ!すっ、すいませんっ…。全然やってなくて…。」
ちなみに新人君の服は秋がちゃんと着せたようだ。
「ふふ…、いいわ。これから私と一緒にやりましょう。今日は寝かせないわよ。」
「はっ、はいっ!」
その日、新人君の部屋から電気が消えることはなかったという…。
「やれやれ…、だから拙者は反対したのでござるが…。」
失敗の報を聞いたドロロがケロロ達の慎重性のなさにため息をつく。
「生兵法は大怪我のもと…でござる。石橋を叩いて渡ることも、時には必要でござるよ。」
その後しばらく、ケロロとクルルを見た者はいなかったという…。
−完−