夏美と冬樹は 明日から始まる期末テストのため午前中の授業を終え 家路を急いでいた。  
「ねぇちゃん!今日、お昼食べたら西澤さん家でテスト勉強する約束なんだ!行っていいよね」  
「もちろんよ!フフーン ついでに、変な勉強までしちゃったりして・・・」  
「なんだよぉ!変な勉強って・・・」  
「いいの、いいの冬樹はまだおこちゃまなんだから!」  
「バカにしてぇー 二つしか違わないくせに」そんな会話をしながら家の中へ消えていった。  
「ふぅーおいしかった、平日だというのにお昼に夏美殿の手料理をいただけるなんて幸せであります。」お茶を飲みながらケロロが嬉しそうに話す。  
「納豆パスタなんて誰が作ったってそんなかわらないわよ!」頬を染めて照れる夏美。  
「それじゃ、ねぇちゃん!僕行くね!」冬樹は 立ち上がるとソファーに用意してあるバックを担ぐとリビングのドアノブに手をかけ二人にふりむいた。  
「あのさぁー こんな事いうのもなんなんだけどさぁー 二人が仲がいいのはうれしいんだけど・・・そのぉ少しは伍長やモアちゃんの事も考えてよ・・・ごめん!それじゃぁ」そのまま二人の弁明も聞かず出て行った。  
残された二人の間に気まずい空気が流れる・・・  
「なによ!冬樹ったら・・・あんな言い方しなくたっていいじゃない」  
「まあまあ夏美殿!先日あれだけの騒ぎを起こして冬樹殿には心配をかけたでありますから・・・」そう言うとふたりはテラス越しにギロロのテントを見た。  
あれはちょうど一週間前、夏美はサブローに告白し念願かなってつきあい始めたのだが、ファーストキスの瞬間ケロロへの自分の気持ちに気づいてしまったのだ。  
たまたまリビングで二人きりになった際、あまりに態度のおかしい夏美を気遣い  
ふざけて聞いた質問から口論となり、お互い自分の気持ちを話してしまう。  
一気に心に火がつく二人だったが、抱き合う現場をギロロとモアに目撃される。  
ギロロはショックでその場を逃亡、モアはスピアをだして地球を破壊しようとする  
それを必死で止めたのが冬樹だったのだ。モアは休暇をとり、アンゴラ星に戻っている。ギロロは、ドロロに説得され 戻ってきたもののずっとテントの中に籠った二人は向き合い大きくため息をついた。  
「それじゃぁ後片付けするわ・・・」元気無く食器を運ぶ夏美。  
「あーっ夏美殿!片付けは我輩が・・・」  
「えっだって今日はわたしの当番・・・」  
「いいんでありますよ!本来なら学校にいて我輩の食事などないでありますし・・・夏美殿はテスト勉強をガンバルであります。」  
「ありがと!そうさせてもらうわ」エプロンをはずし、腕まくりしていたそでを  
戻しながらリビングをでていった。  
一人食器を洗いながら、(モア殿とはじっくり話し合って解ってもらえたでありますが・・・ギロロはテントに近づく事さえ出来ないでありますからなぁー・・・  
 
いずれちゃんと話さなければ・・・)などと考えていた。一通り作業を終え、リビングを後にした。  
自分の部屋へ戻るとタママが来ていた。  
「勝手におじゃましてるですぅー」ケロロは一人になりたかったが なんとなく事情はわかったので苦笑いしながらいつもの場所に腰をおろした。  
「桃華殿に追い出されたんでありましょう」  
「そうなんですぅー フッキーがくる度、追い出されるのはやめてほしいですぅ」  
「恋するオトメは周りが見えなくなるでありますからなぁー」と言いながら、ふと  
自分も同類だなぁと思いプッとふいた。唯一事情を知らないタママはきょとんとしている。クルルにも言ってなかったが、日向家のあちこちにカメラを仕込んでいるヤツにはすべてお見通しなのは明白だった。  
「なにがおかしいんですかぁ」  
「なんでもないであります。」そう言ってDVDのスイッチをいれた。  
ギシッ イスがきしみ夏美は背もたれに体重をあずけ背伸びした。  
「うーーん ふぅーっ 数学はこれでよしと・・・」教科書とノートを閉じるとカバンから英語の教科書を取り出し机の上に置いた。と、携帯が鳴る。  
「うん、わかった。あんまり遅くならないようにねっ!」携帯を机に置いて足早にパタパタと部屋を出て行った。   
コン コン   
「ケロロいる?」夏美はドアを開けた。DVDを観ているケロロとびっくりしたように夏美をみているタママがいた。  
「あっ!タママ 来てたんだ。」  
「桃華殿に追い出されたそうであります。」  
「そう・・・ハハハハハ  でね、ボケガエル!冬樹から電話があって夕飯、桃華ちゃん家で食べてくるっていうんだけど、うちはありものでいいよね。そうだ!タママも食べてく?」  
「ぼくは 帰って食べるですぅ。それよりナッチー、さっき軍曹さんの事ケロロって・・・」全然意識していなかったことを指摘されて動揺する。  
「えっ、あっ、そ・そうだった?・・・そぅー言う事だから・・・それじゃぁ」  
あわてて部屋からでていった。  
タママは、(あの女<モア>ーが母星に帰った事と何か関係が・・・)とケロロと夏美の間の微妙な空気を感じ疑たが、何も言えずDVDを観るケロロをみつめるのだった。  
タママが帰り、いつもの日課となった風呂掃除をしていると夏美が入ってきた。  
「ねぇー 食事の前に・・・そのぉ・・・お風呂、一緒に入らない?」  
「へっ?な・な・なつみどのォ!?」驚くケロロに近づく  
「前にさぁー あんた、わたしと入りたいって言ってたじゃない・・・」  
「あーあれは、断られるのを前提にですなぁー・・・っていうか夏美殿の気を引くためにからかったというか・・・」煮え切らない態度でうろたえるケロロの頭を掴んで持ち上げると  
「わたしにここまで言わしてまさか断る気じゃないでしょうね!」  
「せ・背中を流させていただきます。」  
「よろしい」にこっと笑い鼻歌まじりで でていった。  
ケロロはそそくさと掃除を終え、湯船に湯を流し込む。  
 
いつもなら湯がたまる間 他の作業をするのだが、この後の展開を想像すると  
何も考えられなくなり、ただ どんどん溜まっていく湯をみつめていた。  
ガラッ 扉が開き脱衣所に夏美が入ってくる。  
「どう?お湯溜まった!?」服を脱ぎながら尋ねる。  
「も・もうすぐであります。」(そりゃぁ前に何度か風呂を覗いた事はあったけど  
それは異性として意識していなかったから・・・でも今は自分にとって最愛の女と認識してしまっている  
・・・それにケロン人はいつも裸だが、地球人が裸になるという事がどういう事を意味するかも解っている  
・・・夏美殿はまだ子供、我輩がしっかりしなければ・・・)頭の中で自問自答を繰り返す。  
ザーッ湯がこぼれ、あわてて蛇口をひねる。  
「はいるわよ!」タオルで胸と股間をかろうじて隠した夏美が入ってくる。  
ケロロは まともに顔が見れず湯船の前で立ちすくんでる。  
「もう!なにやってんのよ!」自分も顔から火がでそうなくらい恥ずかしいのだが、  
背を向けてフリーズしているケロロにシャワーを浴びせた。  
「ひぇーっ」いきなりかけたシャワーはお湯になっておらず冷たい水だった。  
「あっ ごめん」  
「ごめんじゃないよ、ひどいであります!」思わず振り返る。眼前に隠してはいるもののこぼれ出しそうな胸が  
・・・シャワーが暖かくなったのを確認し再び頭からかけられる。  
そして自分にもかけるとケロロをだっこして湯船に浸かった。  
湯船で温まり、ほぉーっと息を吐き出し緊張がほぐれたケロロは  
「お風呂はいいでありますなぁー」と能天気な感想を言う。  
「迷惑だった?」小さな声で呟く。ケロロは小さく首を横に振り  
「夏美殿の気持ちとてもうれしいであります。それに背中にあたる心地のいい感触・・・ガボッ」  
真っ赤になった夏美はケロロを湯船に沈める。  
「バカッ!このエロガエル!!」  
「ぷはーっ お湯飲んじゃったじゃない!んっ!」やわらかな感触が唇を覆う。  
まだやり方を知らない少女のキスはただ唇と唇を重ねるだけのものだったが、  
それは初々しくとても清らかなものに思えた。  
二人は湯船から揚がるとお互いの背中を洗い合う。  
ケロロはいすの上に立ち夏美の背中を ごしごしこすりながらきめの細かい美しいその肌に頬ずりしたい  
という感情と戦っていた。一方の夏美も多感なお年頃、いろんなことを想像していたのだろう つい変な事を聞いてしまう。  
「ねぇ!あんた達ってどうやって産まれるの?」  
「どうって・・・交尾するに決まってんじゃん」夏美は、交尾と聞いて咄嗟に犬の交尾画像が思い浮かぶ  
・・・というより他の交尾を知らないだけなのだが・・・  
人間でいうところのセックスと同じという事にも結びつかないでいる。  
ケロロはきょとんとしている彼女に自分の質問の意味を判らせるため  
「交尾っていうのはペコポン人流にいうとセックスのこと!」  
それを聞くや否や耳まで真っ赤になった夏美は顔を両手で押さえて押し黙ってしまった。  
 
「夏美殿は 我輩のことをどう思っているのやら・・・  
気持ち的には好き合っていてもなんか自分とは別の生き物だと思ってなくなくなぁい」  
「だって別の生き物じゃない!」  
「そりゃそうなんでありますが・・・ペコポン人とケロン人、見かけこそ違いはするけど  
生殖方法や子育てはほぼ同じなんであります。」  
「そ・そーなんだ。ごめん!変なこと聞いて」  
「ずぶぁり!将来、我輩と夏美殿か結ばれることは可能ということなのであります。ゲロゲロリ」  
「もういいって・・・」シャワーで泡を流し再び湯船に浸かった。  
ケロロも後を追って湯船に飛び込んだ。赤い顔をして向かい合う二人。  
「夏美殿・・・我輩、夏美殿が愛おしくてしかたがないんであります。こんな気持ち初めてで   
何をどうしたらいいか解らなくて 何かすると嫌われてしまいそうで・・・」うつむいて話すケロロ  
「そんなの・・・そんなのわたしも同じよ!今だって、お風呂に誘ってイヤラシい女って思われたんじゃないかって  
・・・心配で・・・」夏美もうつむく。  
「そんなこと!何も出来ない我輩に気を使って、恥ずかしさを推してこんなことを・・・」  
「そ、そこまでわたしのこと解っているのに・・・ずるい!」  
「そーでありますなぁー なら、我輩から一つお願いが・・・」  
「なに?」  
ケロロは夏美の首に手を回すとキスをした。さっきのとは違い、唇の間から舌をもぐり込ませ夏美の舌を愛撫した。  
一瞬びっくりした夏美だったが、なんともいえない感覚に自ら舌を絡めていく。  
「んっ・・・んふっ・・・んん」夏美の喘ぎ声にも似た声が浴室に響く、暫くしてゆっくりと唇を離す。  
お互いトローンとした眼で見つめ合う。と、夏美の顔色がみるみる変わり  
「きゃっ!」と叫んでケロロをつき離した。びっくりしたケロロはその理由をすぐ理解した。  
彼のつるつるだった股間から彼の腕くらいあろうナニがビクビクと脈打ちながらそそり立っていた。  
「お・おかしいでありますなぁー ケロン人は発情期以外こんなことには・・・」  
照れながら必死に両手で押さえて隠そうとする。  
「あーのォー 我輩、先に出るであります。」慌てて浴槽を飛び出し浴室のドアに  
手をかけようとしたが、直前ですっ転び、股間のナニをしこたま打ち、声も出ずうずくまる。  
唖然として一部始終を見ていた夏美は ぷっと吹いて浴槽からでると  
「まったく、なにやってんだか・・・」笑いながらケロロを抱えた。  
「な・夏美殿にはこの痛みは わからないであります。」痛みで震えながら反論する。  
「わかりたくもないわよ!・・・それで・・・慌てて何処行くつもりだったのォ」  
「ど・何処って・・・自分の部屋に決まってんじゃん」痛みが和らぎ、強気の反論  
「私を一人残して?」  
 
「だって、夏美殿だって軽蔑したでしょ!こんなになって恥ずかしいし、早く元に戻さなきゃって・・・」  
夏美をまともに見れず、ふてくされたように呟く。  
「ごめんなさい!突然だったからびっくりして・・・せ・生理現象ですものね、しかたがないわよ・・・  
わた・わたしもなんか・・・お腹の下の方が熱いし・・・」  
驚いて見上げると、真っ赤になって切ない表情でケロロを見ている。  
(いっそこのまま、いくところまでいってしまおうか・・・)そんな考えが頭を過る  
「夏美殿、我輩・・・」  
「いいよ!あんたとなら・・・わたし・・・」ケロロは夏美の膝の上に立つと   
人差し指で夏美の唇を遮ると、にっこり笑って  
「だめでありますよ!夏美殿はまだ子供・・・ここでしてしまっては我輩も歯止めが利かなくなるであります。  
せめて高校を卒業するまでは我慢するであります。」  
親のような物言いなのだが、股間のモノは依然立ったままで説得力もなかったが、  
自分のことを大切に思っていることはひしひしと伝わってきたので小さく頷いた  
ケロロは指を離すとピョンと膝から飛び降り  
「そんじゃぁそういうことで!」と ドアに手をかける。が、すばやくドアを押さえる夏美  
「だから、なんで一人ででようとするかなぁ」あきれたようにケロロを見下ろす。  
「いゃ!あのォ!こ・これは・・・」股間を押さえてもじもじしている。  
「これは?・・・なに?」もうこうなっては 全部言わなきゃ解放されないと観念した。  
「ケロン人はペコポン人と違い、一度 勃起したら射精するまで小さくならないんであります。  
だから、早く部屋に戻って・・・」涙眼で訴える。  
「そう・・・」はぁーっとため息をついて眼をそらす。  
「夏美殿ォ?」  
「だからしていいって言ったのに・・・・」ぼそっと呟きケロロを見る。  
(あーあ このままじゃぁわたし、18までヴァージンでいなきゃいけないのかぁー  
だいたいあんなになってまで大人ぶってカッコつけたいなんて・・・まっ そこが  
あいつのいいところなんだけど・・・)などと考えてたらバカバカしくなってきた。  
「いいわよ!いって」ドアを開けると  
「すまないであります」とひと言残し、すっとんでいった。残された夏美は、シャワーでぬるっとした自分の秘部を流し、  
冷えた体を湯船に浸けた。  
風呂から上がり、夕飯の支度にとりかかる。(ケロロと二人の夕飯・・・新婚さんってこんなかなぁ)  
なんて考えては照れ笑いをする。新婚のフレーズでさっきのケロロのナニを思い出してしまった。  
(いやだ!わたしったら、なに考えて・・・)忘れようと思えば思うほど、頭の中の画像が鮮明になっていく。  
悶々としながらねぎをきざむ。  
「イタッ!」案の定、指を切ってしまった。スポーツ少女の夏美は普段は、いろんな部活の助っ人で  
今のように悶々とすることなどなかったのだが、テスト前ということもあり、部活は無く、体力を持て余していたのが災いした。  
火照る体をどうしたらいいかわからない・・・オナニーなどしたこともなく、というか 仕方  
すら解らない彼女にはこの状況を解消する手段などなかったのだ。  
 
指の手当をすませ、悶々としたまま料理を再開する。ジャーッといい音をたてて溶き卵を炒める。  
丁度そこへケロロが入ってきた。  
「うーん、いいニオイ!チャーハンでありますか?」  
「そうよ!すぐ出来るから!!」火を止め、お皿に盛る。振り返り、席に着いて待っているケロロの前にお皿を置く。  
「いっただきまぁーす」スッキリした顔で無邪気にチャーハンをほおばる姿を見ていたら だんだん腹が立ってきた。  
(自分だけスッキリしてずるいじゃない・・・)  
「ど・どうしたでありますか?夏美殿!?」殺気を感じ、ケロロが怯えながら聞く  
「なんでもないわよ!」(なに怯えてるのよ!べつにあんたのせいじゃないんだから・・・否、やっぱりあんたのせい!  
・・・さっきみたいにキスしたら、またあんなになるのかなぁ・・・よぉーし)意地悪い笑みを浮かべると  
「ねぇーキスしてよ!」と 顔を近づける。ケロロはやれやれといった表情で 近くにあったティッシュを取ると  
チャーハンの油が付いた口を拭きそっと口づけした。  
夏美はさっきケロロがしたように舌をケロロの口のなかへ、ビクッとして慌てて離れるケロロ  
「な・夏美殿!まずいであります!!」うろたえるケロロの頭を押さえ  
「なにがまずいよ!あんただけスッキリした顔しちゃってさ・・・わたしだってスッキリしたいのに・・・もう!イライラするぅー」  
「そう言われましても・・・我輩どうしたら・・・」  
「あんた、大人ぶっていろいろ言ったんだからなんとかしてよぉー」  
「わ・わかった・わかったでありますから・・・とりあえず、ご飯を食べて、それから我輩の部屋へいくであります。」  
二人は黙々とご飯を食べると、連れ立って ケロロの部屋へ向かった。  
ケロロは部屋に入り、照明のスイッチの下に手を触れる。と、新たなスイッチが現れそれを入れた。  
「なんのスイッチなの?」怪訝そうにケロロを見る。  
「我輩のプライベートを守るためのものであります。日向家と地下基地は隅々までクルルの監視下におかれておりますからなぁー  
・・・これは一時的にこの空間を外部からシャットアウトするものなんでありますよ」  
「ふーん・・・ってお風呂とか覗かれてた訳・・・」  
「たぶん・・・」  
「たぶんってなによ!あんた、隊長なんだからなんとかしなさいよ!!」  
「なんとかって言ったって、我輩だって夏美殿の体を覗かれるは嫌だから何度も風呂と夏美殿の部屋はやめろって言ったであります  
・・・でも、セキュリティがどうとかで 一向に言うことを聞かないんだもん!」  
「いいわ!後でわたしがきっちり話を着けたげる!」ケロロはくすっと笑うとお茶を入れ始めた。  
湯のみを夏美に勧め、自分もズズーッとお茶を啜る。  
「少しは落ち着いたでありますか?」軽く頷く夏美、  
ケロロがちゃぶ台の上のリモコンを操作すると床がせり上がりベットが現れた。  
(さっきは しないって言ってたけどやっぱりする気になったのかしら・・・)そう思ったら急に緊張してきた。  
 
でも夏美の緊張とは別にベットの下に手を入れたケロロは変な器具を取り出し夏美に見せた。  
「これは、軍から支給される物で 発情期を迎える際にこれを装着して強制的に射精させる・・・  
女性用もあるのでありますが、さっき話した通り ケロン人男性は射精すれば発情は収まり、ケロン人女性はその膣内に射精感を感じれば収まるので  
女性用の物は膣内に挿入し一定時間が経つと膣内洗浄も出来る液体を発射する作りになっているであります。」  
なんだか保体の授業を聞いてる気分になってきた。  
「でも、ペコポンの女性はそうではないのでありましょう?」急にふられて、  
「よ・よくわからないけど・・・ち・違うと思うわ・・・そ・それにそんな器具を入れるのなんて こ・恐いし・・・」  
しどろもどろで答える。  
「そうでありましょうなぁー・・・で、我輩、困ってるんだよねぇー・・・どうすればセックスなしで夏美殿を満足させられるのか・・・」  
本気で悩むケロロを見てなんだかもやもやしたものが晴れていく気がした。  
「前にネットの18禁サイトで見たペコポン人同士のムービーで お互いのものを舐め合ってるのがあったんだけど、それをやってみる?」  
真剣な眼差しで変なことを聞いてくる。  
「もう!なに真剣にエッチなこと言ってんの!このエロガエル!!」  
「エロガエルとは失敬な!ひとが真剣に考えてるのにぃ!」  
「あはははっまったくぅ・・・ありがとぉ・・・もういいわ!なんだか あんたと話したらスッキリしちゃった!」  
けらけら笑いながらあっけらかんと言う。  
「なんなんでありましょうか、最近の若い娘はーっ」ふてくされるケロロにチュッとキスをすると小声で  
「また変な気持ちになったらその時はお願いするわ!」と言って ほほを染めて小悪魔のような笑みを浮かべウィンクする。  
胸がキューッと締め付けられるように苦しくなりつつも彼女に気づかれまいと  
「大人をからかうもんじゃないであります。」呟いた。  
「じゃあ、日向夏美、テスト勉強にいきまーす!」立ち上がりながらケロロの口癖をまねる。  
「了解であります」思わず立ち上がり敬礼をしてしまう。プッと吹き出す二人、夏美は鼻歌まじりにケロロの部屋を後にした。  
「さぁーて食器の後始末をしてくるかなっ」そう呟くと部屋を出た。  
クルルのチッと舌打ちする音が誰もいなくなった部屋に響いていた。  
                                 おしまい  
 
 

楽天モバイル[UNLIMITが今なら1円] ECナビでポインと Yahoo 楽天 LINEがデータ消費ゼロで月額500円〜!


無料ホームページ 無料のクレジットカード 海外格安航空券 解約手数料0円【あしたでんき】 海外旅行保険が無料! 海外ホテル