夜、日向家、冬樹の部屋にて
部屋の主は2冊の冊子を本棚から取り出す
その冊子は両方ともアルバムであり学校行事での写真が詰め込まれている
そう、例えば修学旅行や運動会等が定番だろう
アルバムの適当なページを開くと主である冬樹少年は服を脱ぎ捨て、一糸纏わぬ姿となった
何枚かの写真とにらめっこらしきことをした後に少年は自身の尾を握りしめ、そして扱き始めた
少年の相手の定番は普段学校でつるんでいる青髪の少女だ
付き合ってこそいないが常に近くにいる分意識してしまうことが多く、たまに今夜の様に発散する必要に迫られる
ちなみに今夜はプール開きの写真である
最初は四つん這いで扱いていたが気持ちが高ぶったのか発情期の室内犬の如くクッション相手に腰を振り始めた「はあっはあっ・・・西澤さん・・・!」
放出が近くなり再び手による刺激に切り替える
「も、桃華!いく「久しぶりだな冬樹」
・・・・・・
硬直する少年をよそに詰め込みすぎ教育で微妙に空気の読めない元王は持論を述べる
「冬樹よ、桃華が好きならはっきりと告白した方が良いぞ。そうやって溜め込むのが一番良くない」
本人曰く「我はもう王ではないが、友達としてアドバイスをしてやっている」とのこと
友達相手に微妙に尊大な態度で話し終えた元王は踵を返し
「もう一人の我に会ってくる。今日1日はペコポンにいるから、何かあったら友達である我に頼ってくれ。何でもしよう―」
バタン
ドアが閉じられ残された冬樹少年
突然の乱入で尾は萎える一方で放出を止められたために体はまだ軽く興奮を続けている
「・・・」
写真を変え、硬さを失った尾をしつこく扱き始めた
「・・・」
冬樹少年のなんとなく寂しい夜はまだまだ長い―