2008年1月13日日曜日、
軍曹はまた懲りずに変ないたずらをしようとしています。
冬樹「軍曹、やだよ!!
どうして僕が振袖を着なきゃいけないの?」
ケロロ「初詣のとき夏美殿は振袖を着て神社へお参りに行ったではありませんか…
しかし冬樹殿には振袖どころか和服すら着てなかったであります。
これどう考えても理不尽でありますよ!」
冬樹「あれはママと姉ちゃんの希望があったから…」
ケロロ「夏美殿ではありきたりで意味がないのであります。
冬樹殿なら夏美殿の30倍の好感度があるでありますよ…」
冬樹「そんな…第一僕用の振袖なんか用意できるわけ…」
ケロロ「そこは大丈夫でありますよ。
クルル曹長特製CPUで冬樹殿にもっとも似合う振袖を作ったでありますから…」
クルル「この特製振袖を着れば自動的に女の冬樹になれるスグレモノだ…
夏美以上にすごいぞ…」
ケロロ「さあ、着てみるであります!」
冬樹「やだよー!! 軍曹いい加減にやめてよ!!」
夏美「ボケガエル!なにやってるの?」
ケロロ「実は冬樹殿に振袖を着てもらおうと思うのでありますよ…」
夏美「またあんたたちは変なことを…
って、その振袖…」
クルル「冬樹が着るとすげー似合う振袖だ。
こいつを着ると冬樹はこないだみたいに女になれるんだぜ」
夏美「へぇ〜、そりゃすごいわね…冬樹…
あんたちょっと着てみなさいよ…」
冬樹「姉ちゃんまで…どうしてそこまで…」
(中略)
夏美「す…すごい…こ、これ冬樹なの?
わたしよりきれいじゃないの…」
ケロロ「しゃ、シャレになっていないであります…」
冬樹「ちょっと…軍曹…姉ちゃん…じっくり見ないで…
僕恥ずかしいよ…こんな姿ママがみたら…」
秋「あら…それは困ったわね…」
ケロロ「ママ殿!!ごめんなさいであります!!
つい出来心で冬樹殿を…」
秋「あら、冬樹…今度は成人式の格好?
そうか…明日は成人の日なのよね…
そうだ!せっかくだから夏美も振袖着て、
記念写真を撮りましょうよ!!」
夏美「ちょっとママ…いきなり何言い出すの?
これはボケガエルたちのお遊びなのよ…」
秋「だって…こんなこと一生に一度あるか無いかなのよ…
それだったら、あした成人式会場で撮りましょうよ…」
夏美「ちょっと…ママ…私たち14才よ…6年早いわよ…
私はともかく、冬樹に成人式の振袖はおかしすぎるわよ…」
秋「クルちゃんに頼めば20歳の夏美と冬樹にするなんて簡単でしょ!」
クルル「俺の手にかかれば20歳の女の冬樹の振袖も簡単に作れるぜ。これは見ものだな…」
冬樹「ちょっと…ママたち本気なの?
僕はやっぱり遠慮しとくよ…大勢の人前で恥ずかしいよ…」
夏美「あら、冬くん…お姉さんはOKなのに、あんたはNG?
ママにあのことばらしちゃおっかな…」
冬樹「ねえちゃん…やるよ…やれば…」