「何ですって!?もういちど言ってみなさいよっ!」
夏美の怒声が部屋中に響き渡る。
ここは日向家の地下、ケロロ軍曹専用に用意されたプライベートルームであり
日向夏美は傍らに従えた弟の日向冬樹にはお構いなしで、床に置かれたちゃぶ台に
両手を突き正面に正座するケロロ軍曹を睨み付けている。
ケロロ軍曹は両方の白い円形の目の中央にある黒い瞳を丸くしたまま
その表情が読みとれない丸い目をジッと真っ直ぐに夏美に据えたままで返事を返す。
「ですから!
是非、夏美殿に我々の生・殖・行・為に協力していただきたい、と
我輩はこのように申しているのでありますっ!」
「!!!?」