あらすじ
〜六巻収録の第四拾九話「海底探検危機遭遇!!!…の巻き」を読んで下さい。〜
家族と海水浴にきて、なぜか、ケロロ軍曹たちと深海探査をすることになった冬樹。
ケロロ軍曹に進められるままに、「どきどき深海体験ダイビング」を行うことに!そして…
「退去セヨ。ワレラハ<ノントルマ>。ココハ我ガ<ノントルマ>テリトリーナリ」
「何者でありますか!地球人(ペコポン)ではないでありますか?」
「高エネルギー反応急速接近……」
十数発の魚雷らしきものが軍曹たちの乗る『深海潜水艦ロードランジャー』へ向け放たれる。
ドシュ!ドドドッドド
その内の一発が冬樹と潜水艦をつなぐ命綱を断ち切る!
「わああああああ………!!!」
「ゲロ〜〜〜〜〜!!?た、退避!!急速浮上!!」
しかし、軍曹たちはそのことに気づかずに、退避してしまう。
そして、冬樹は光届かぬ深海のなか、その重圧に耐え切れず、気を失ってしまった。
そのご、三日間、日向冬樹は、行方不明となり、沖合いの島で身元不明の少女と発見されることになる。
トゥルルルルルルルル、トゥルルルルルルルル、トゥルルルルルルルル、トゥルルルルルルルル
プツッ『日向です。ただいま出かけております。ピーっという発信音の後にメッセージを。』
Pー『ケロちゃん?ちょっとこっちのほうで、アクシデントがあったので今日は帰れそうにないの。
すぐに帰れると思うけど、その間お留守番よろしくね?』ぷつっPー、一件です
「とりあえず、一晩の猶予はあるようですな。」
「クーックックックックックッ。しかし、こんなもん作ったて、根本的にどうにも意味が無いぜ?
プックークックックックッ。」
「そんなの分かってるであります!少し、混乱していただっけでありますよ?」
冬樹がいなくなってから、すでに四時間強。いなくなった当初、完全に混乱をきたした、ケロロは、
冬樹のことを探すのもそこそこに帰ってきて、なんと冬樹の身代わり人形をつくりだしたのだ。どうやら、
クルルも珍しく混乱していたのか、いしょにそれを手伝う始末。しかも、ふだん、異常に凝るクルルと、
プラモデル好きのケロロが作った物は、まるで、玩具のブロックに付いてくる、ヒトガタの人形みたいなも
のだった。この事からも、二人の混乱振りが窺える。
「ク〜ックックックックっ、で〜、どうするんだ〜?隊長さん?」
「うむ、部隊総員で、冬樹殿を探すでありますよ。」
「ク〜ックックックックッ、他の連中は手伝ってくれるのか?」
「手伝ってもらわねばなりますまい。冬樹殿は、いわばポコペン人と我々の架け橋。彼がいないと夏美殿に追い
出されるか、過労死させられてしまうでありますよ。」
「ク〜ックックックッ。なるほどな。」
こうしてケロロ、クルル、そして、『冬樹が見つからなければ、夏美が悲しむ。』という言葉に乗せられたギロロ
は潜水艦にのり冬樹を探しに出かけた。そのため、<ノントルマ>を名乗る者たちとマジモンの水中戦をすること
になるのだがそれは別の話。