「んは、 ああ・・・」
蝋燭の光が妖しく揺らめく土蔵の中に艶めかしい女の声が響く
下卑た笑みを浮かべた男達に囲まれ何本もの腕に全身をまさぐられているのは両腕を荒縄で縛られ天井から吊り下げられた妙齢の美女
その名を京都御庭番衆近江女ことお近と言う
「ひっ!」
深いスリットの入った忍び装束から覗く脂の乗った太腿に舌を這わされ女忍者は思わず声を漏らす
両腕で白い腿を抱え込んだ男は張りのある肌の感触を楽しみながら豊かな肉付きの尻に向かってゆっくりと舌を進めていく
ぢゅるり ぢゅるり
ナメクジが大理石の上を這うように男の舌は囚われの女忍者のしなやかな脚を汚していく
「ふああああ!」
赤黒い舌先がまろやかな曲線を描く尻たぶをなぞり菊門に侵入する
それはおよそ人間の舌とは思えぬ長さと器用さで奥深くに入り込み直腸を蹂躙する
「あくう、 ひあああ!」
くノ一として鍛えられた近江女の肉体は普通の女性ならば嫌悪感を覚える行為からも容易く快感を得てしまう
(これは・・・翁より・・上手いかも・・・・・)
「これはこれは鼠を捕まえたというので見物に来てみれば」
排泄口を舌で犯され脂汗を流しながら快感に耐えるお近の前に舶来のスーツを着込んだ中年男が現れる
「なかなかの別嬪さんではないですか、それに」
生地も仕立ても一流だが肝心の中身が服に釣り合っていないようだ
「体の方も申し分ない」
好色な笑みを浮かべた男は成熟した色香を放つ女忍者の肢体を舐めるように視姦する
「楽しい夜になりそうだ」
男は笑った
見るものに吐き気を催させるドブ鼠の笑みだった
天井に取り付けられた滑車が軋んだ音を立てて回転する
ロープが緩むと執拗な尻穴への責めで下半身に力が入らない近江女はスーツの男の前に跪く格好になった
「本来ならあなたには明日の朝には魚の餌になってもらわねばなりません、ですが」
くすんだ紺色の布地を押し上げる豊かな膨らみに粘ついた視線を向けつつ男は言葉を続ける
「私は美しい女性にはとても寛大なのですよ」
ズボンを脱ぎながら言うセリフではないだろう少なくとも紳士なら
「私を満足させる事ができたら命は助けて差し上げましょう、ありがたく思ってください」
横柄の国から横柄を広めにきたような口調に一瞬喰い千切ってやろうかと考えるお近だが
「さあ、しっかり奉仕してください」
ここは従うしかないと心を決める
「口でね」
とにかく生きてこの場を切り抜けることが最優先事項なのだ
「んふ・・ううん・・・」
女忍者の濡れた唇がかま首をもたげた肉欲棒を飲み込んでいく
根元までくわえ込み丹念に舌をからめながら口全体を使ってゆっくりとしごく
「ぬふう、なかなかの使い手ですね。いや舌ですか、しかし・・・」
男が目配せすると手下の一人が忍装束を捲くりあげ白桃のような尻に平手を打ち下ろす
「誰が手を休めていいと言いました?」
男の詰問を受け近江女は股間を覆う薄布の中に差し込んだ指の動きを再開させる
衆人看視のなか男性器をしゃぶらされながらの自慰
屈辱と羞恥がお近の理性を狂わせてゆく
あれから何日が経過したのだろう
京の街で暗躍する人身売買組織を摘発するため危険を承知であえて敵の手に落ちた近江女
薬を打たれ数え切れぬほどの男に穴という穴を犯された彼女は外界から切り離され時間の流れさえ止まったかのような土蔵の中で精液にまみれそれでも美しい
裸身をくねらせながらいつ果てるとも知らぬ陵辱の宴の中で狂ったように肉欲に溺れ快感を
貪っていた
艶やかな黒髪を振り乱し麻薬と媚薬の相乗効果で成熟した肉体をのたうたせる近江女の姿は男達の獣欲を燃え上がらせた
髭面の男が釣鐘型に張り出した見事な乳房に手を伸ばす
手に余るほどの膨らみを鷲掴みにするとたっぷりとした量感を楽しみながら弾力に富んだ乳肉を揉みしだき桜色をした先端に交互に吸い付き歯を立てる
禿頭の男と肥満体の男か細く引き締まった腰を前後から抱え込み性器と肛門を同時に貫く
鮮やかな朱色の唇にはいきりたった男性器が殺到し喉奥に白濁液をぶちまけた男性器が引き抜かれると息をつく暇もなく次の男性器が捻じ込まれる
輪になって座る男達の中心で複数の男に全身を嬲られ変幻自在の体位を駆使して淫靡な舞いを演じ続ける近江女の姿には名も知れぬ異国で行われる邪教の儀式の趣きさえあった
「それでどうなんだあの女鼠は?」
土蔵へと通じる石段を下りながらスーツの男が問いかける」
「いやああんな女は初めてでさあ、三日三晩ぶっ続けで責め立ててるってえのに犯れば犯るほど具合が良くなってきやがる。正直バラすのが惜しくなってきやしたぜ」
ランプを持って先導する男の目配せで鍵を外す見張り役
「あ、ああ・・・あああああ!!」
扉が開くと同時に濃密な雌の匂いと扇情的な喘ぎ声が流れ出す
「いっそ興行うって木戸銭取りたいくらいでさあ」
にやけた笑いを浮かべた着流しの男の視線の先で近江女は美しい尻を高々と突き出した姿勢で板張りの床にうつ伏せに押さえつけられていた
痩せた男が背後から脂の乗った太腿の付根に指を差し込み中をかき回す
最初は人差し指だけで、それから中指、次は薬指
指が増える度に女は声をあげ腰をくねらせて見物人を喜ばせる
とろとろと熱い蜜を垂れ流す秘裂から指を引き抜くと痩せた男は近江女の髪を掴み強引に顔を上向かせる
苦痛に喘ぐ女の口に指を突っ込み男がしゃぶれと命じると近江女は太い指に絡みついた自分自身の愛液を熱に浮かされたように舐めとっていく
「んふ、うふう・・・んん」
きつく目を閉じ苦しげに眉を寄せて男の指に口の中を嬲られ続ける近江女の尻を太鼓腹の男が貫く
片手でしなやかな腰を掴み肛門に突き入れたペニスをゆっくりと前後させながらもう一方の手で重力に引かれ重々しく揺れる乳房をまさぐる
真紅に濡れた唇から唾液の糸を引いてグロテスクな男根が引き抜かれる
「ち・・・千代蔵様・・です」
荒い息を吐きながら擦れた声を絞り出す近江女は目隠しをされ白い肌に食い込んだ荒縄が全身を拘束している
「おお、十人連続で正解だ!!」
「この女只者ではない」
大騒ぎする男達
結局近江女は始末されることはなかった
スーツの男(親分と呼んだ手下の一人は社長と呼べと耳から汁が出るまでステッキで殴られた)は手下に混じり近江女の肉体を堪能するとしばらく生かしておけと言い残して土蔵を後にした
このまま自分達の玩具にするつもりかもしれない
あるいは近江女の体なら上客がつくと考えたのかもしれない
とにもかくにも男達は近江女を使って遊ぶ方法に知恵を絞りはじめた
今は視覚を封じた近江女にフェラチオさせ自分が味わっているのが誰のものか当てさせているところなのである
「よおし御褒美だ」
熱い蜜を垂れ流す近江女の秘所にいきり立った一物があてがわれる
「ああ!!」
薬によって極限まで性感を高められた近江女は挿入だけで達してしまった
「ほら一人だけよがってないで自分で腰を振るんだよ」
仰向けに横たわり騎上位の姿勢をとった男は親指と人差し指で固くしこった乳首を捻りあげる
「い・・いい、もっと強く!」
熱に浮かされたように腰を振り淫らな表情で更なる攻めを請う近江女
「もっと・・・もっと私を犯して、滅茶苦茶にして!!」