肌に刺す風が少し冷たい。  
暑かった残暑も終わりを告げ季節は秋から冬に変わろうとしていた。  
そう、あの人誅から。  
 
若くして白髪になった雪代縁の時間はあの時から止まっていた。  
姉の敵を取るべく人誅という復讐、己の全てを費やした。  
だが、虚しく終わった。  
 
俺が間違っていたのか?姉さんはあの男に微笑んだ。  
姉さんはあの男を許したと言うのか。  
俺には理解出来ない、姉さんの幸せを奪い、命まで奪ったあの男を許すなんて事。  
 
縁は毎日の様にあの日の事を思い返していた。否、それしか考えられなかった。  
 
姉に直接問いただしたい、何回日記を読んでも理解出来ない。  
 
そんな思いを巡らせていると自然と足が姉のいた大津へと向かっていた。  
 
ここは姉が惨殺された思い出したくも無い処。  
しかも姉は抜刀斎と半年もの間同じ屋根の下で暮していた。  
考えただけでも頭がおかしくなりそうだ。  
 
姉が暮していた小屋を少し行くと湖があった。  
鳥立ちが水浴びをしている音が耳に響いた。  
こんな田舎にも湖なんてあったんだな…  
そんな事を思っていると後ろから人の気配がした。  
 
落人村に落ちてからというもの著しく体力の低下はあったが  
刀だけは肌身離さず持っていた。  
とっさに縁はその長刀を握る。  
 
近づいてくる足音が大きくなる。  
どうやら女の様だ。こんな処に何故…。  
 
その女の顔が見えた刹那、縁はあまりの驚きに刀を落とし目を見張る。  
「………!!姉…さん…っ」  
後ろから来た女性は幼い頃の記憶のままの姉だった。  
漆黒に輝く髪をなびかせ白の小袖を美しく着こなし、肩には紫のショール。  
 
何で…、姉さん?そんな馬鹿な。姉さんに瓜二つだ。  
 
すれ違い様に良く顔を見てみたが間違いなく姉だった。  
白梅の香りが鼻を掠め、より姉だと思わせる。  
 
「姉さん!姉さんだよね?何で、何でこんな所に?」  
いきなり訳の分からない問いに女性は驚く。  
「…?あの……人違いでは……」  
記憶の中の姉と同じ声が響き縁は姉だと確信した。  
だが訳が分からない、幻なのか、現なのか…でもそんな事はどうでもいい、姉と会えたのだから。  
 
「あの…名は?」  
「……巴です…緋村巴」  
 
やはり巴だった。  
しかも緋村と名乗っている所で今、目の前にいる姉は抜刀斎と夫婦だという事が分かる。  
 
「そうか…姉さんは今、あの男と暮しているんだネ、憎むべき抜刀斎と…」  
「えっ…」  
 
思いも寄らない言葉に巴は驚く。  
そう、巴が抜刀斎と夫婦として暮しているのを知ってるのは桂と飯塚、そして闇の武の者だけだ。  
「姉さん…やっぱり許せないよ…あの男と暮してるなんて、あの男を許せなんて…」  
姉と間違えられ、訳の分からない事を言われ、しかも夫の事を知っている。  
それに白髪も手伝ってか異人に見える縁は余計恐ろしい。  
逃げ出そうとする巴の細い手首を縁は掴み、引き寄せる。  
「もう、逃がさないヨ…」  
口角を上げて不気味に微笑む。  
 
「いやっ」  
静かな小部屋に巴の声が響く。  
湖の傍にあった小屋に嫌がる巴を無理矢理連れて来たのだ。  
「フフ…姉さん、調度いい場所が見つかって良かったネ」  
縁は巴の唇に触れそうなぐらい顔を近づけて話す。  
「私…あなたの事なんて知りません…離して下さい…」  
涙ぐみ顔を背ける巴。  
「知らなくていいんだよ、知らないほうがいいかも知れないしネ  
でも姉さんが悪いんだよ…あんな男と幸せそうに暮して…罰を与えなくちゃ」  
姉が憎むべき男を愛しているのが許せない縁はその思いを今、目の前にいる姉にぶつけ様としていた。  
姉を思う余り―――。  
 
 
その華奢な身体を無理矢理壁に押さえつけ唇を当てる。  
貪るように唇を覆い、舌を捩じ込む。  
巴の舌を捕らえ、絡ませ、整った歯形をなぞり歯の裏まで舐めまわした。  
「ん…っん」  
どちらのか分からない唾液が巴の唇から滴り、首筋にまで流れる。  
「はぁ…っいやぁ…」  
逃れ様とする巴だが縁の力に敵うはずも無く長い接吻が続く。  
 
縁の舌が唇から首筋へ蛇が這うごとく移動する。  
真っ白な首筋に赤く吸った後が付いた。  
白い着物を無理矢理肩まで剥がすと、ふくよかな胸が露になった。  
十分に唾液を含ませた舌が乳房を舐め回す。舌の先端で刺激すると  
嫌がる巴の口から艶かしい声が漏れた。  
弄ぶ様に巴の身体を舐め回し、器用に帯を解く。  
美しく丸みを帯びた体が露になる。その曲線に合わせて再び舌を滑らした。  
 
そして縁は自分の中指を唾液で濡らし巴の性器へゆっくりと入れた。  
「あぁっ…やめてっ…いやぁ」  
「姉さん…初めてじゃ無いネ、毎晩抜刀斎に抱かれてるのか…尚更許せないナ…」  
抜刀斎への憎悪が募る中、指を奥まで進める。  
巴が感じる場所を捜しながら指を動かした。  
「あぁっ…ぁん」  
時折巴の口から喘ぎ声が漏れる。嫌でも身体は正直に反応するものだ。  
「…もうこんなに濡れてるヨ…厭らしいナ…抜刀斎に抱かれてる時もこんなに感じるの?  
それともあの男に仕込まれたのかナ?」  
 
十分に指で愛撫した後縁は自分の性器を巴の秘部に当てる。  
「…いくよ」  
「いやぁっ…ああぁぁっ…」  
巴の声が響く中、縁の性器が奥深くめり込む。  
夫の物より遥かに大きく、隙間無く埋め尽くされた。  
「姉さんの中凄くいいヨ…今まで抱いたどの女よりもネ…」  
「あっ…ぁあっん…はぁっ…」  
縁が腰を激しく動かす度に巴の口から自然に声が漏れる。  
性器が擦れる音と二人の吐息だけが部屋に響き渡っていた。  
 
 
縁は限界が近いのか更に腰を早める。  
粘膜の擦れる音と吐息が更に大きくなって行く。  
 
「もう…出すよ…中に…」  
「あぁ…いやぁっ、止めてっ……中は…」  
そう巴が叫んだ刹那、縁は熱い液を放った。  
どくどくと脈打ち尚も液を放つ。  
巴の狭い膣内は縁の精液でどろどろになっていた。  
 
「…姉さん…良かったヨ、もしかしたら子供が出来るかもネ…」  
おぞましい言葉を放ちながら縁は不気味に笑う。  
「酷い…こんな…」  
泣きじゃくる巴。  
 
縁は傍にあった縄で巴の華奢な身体を縛った。  
「泣くのはまだ早いヨ、姉さん……」  
 
思い出の中の姉は自分より大きく母の様に優しく包んでくれた。  
でも今の姉は縁よりもずっと小さく華奢だ。  
もう縁の目には姉では無くて一人の女にしか見えていなかった。  
 
「…あっ…ぁっん…やぁっ…」  
巴の声が乾いた部屋に響く。  
逃げ出さない様に両手首を縄で縛られ、動く度に紅く擦り傷を残した。  
 
「姉さんがいけないんだよ、暴れたりするからネ」  
壁際に巴を押しやり、後ろから性器を突きたて激しく動く縁。  
 
どれぐらいの時間が過ぎたのだろうか。  
壁の隙間から覗く日差しが眩しく茜色に染まっている。  
だが縁は休まず巴を犯し続けた。  
 
何度も吐き出された縁の精液が巴の秘部から滴り落ちる。  
縁は更に激しく動き頂点を迎え、再び巴の体内に精液を吐き出した。  
 
「……これで何度目だろうネ、気持ち良かった?姉さん」  
「……もぅ…いや…お願い…止めて…」  
 
泣きながら懇願する巴。  
けれど縁は笑みを浮かべながら巴の乳房を舌で舐めた。  
その先の突起を舌先で刺激する。  
 
「あっ…はぁん…」  
艶かしい声が巴の口から漏れる。  
 
「止めてと言っても感じてるみたいだネ、もう姉さんの身体は知り尽くしたヨ」  
そう言って舌先で乳房を愛撫しながら巴の秘部にある小さな突起を指の腹と  
爪先を使って優しく撫でた。  
 
「っ…んっ…あぁっ…」  
身悶えしながら巴は声を漏らす。自然に出てしまう声が嫌でも自分の耳へ入った。  
更に縁は秘部の中へゆっくりと指を入れる。  
指をくの字に曲げ中をかき混ぜる様に動かした。  
「あっ…ぁんっ…んっ…ぁあっ…」  
 
指を激しく動かす度に巴は声を高く上げ、遂には縁の指だけで頂点を迎えてしまった。  
「…もう俺無しでは生きられない身体にしてあげるヨ…」  
嬉しそうに縁は囁く。  
 
上海でマフィアのボスを務めていた縁は何人もの女を抱いてきた。  
女の身体を知り尽くしている事は勿論、どうすれば女が喜ぶのか手に取る様に分かる。  
巴は静かに縁の手の中に落ちて行った。  
 
 
 
その頃、夫である緋村抜刀斎は帰りの遅い巴を心配し、血眼になって捜していた。  
緋色の髪を揺らし、息を切らす少年。  
元服を迎えたばかりの彼は何処か幼げである。  
 
「……巴、こんな遅くまで何処に…」  
 
湖には何度も来たが巴の姿は無かった。  
 
 
 
「姉さん、もうすぐ面白い事が起こるよ」  
汗で少し濡れた巴の髪を撫でながら縁は言う。  
 
「きっと今頃抜刀斎が血眼になって姉さんを捜してるはずだよネ」  
その言葉に巴の顔が青ざめた。  
 
「……これ以上、何を…するつもりですか?……」  
「フフフ…お楽しみだヨ」  
 
 
 
再び、湖の辺まで来た抜刀斎は少し奥に進んでみた。  
すると小さな小屋が目に止まった。  
 
草木で良く見えなかった為、何度も来たのに見落としていたのだ。  
隙間から灯りが漏れているのに気付き、早足で駆け付けた。  
 
「まさか…こんな所にいるわけ無いか…」  
 
そう思いつつもゆっくりと扉を開ける。  
不意に鈍い音が響き、重い痛みが走る。  
そう、待ち構えていた縁に喉頭部を殴られたのだ。  
 
そのまま抜刀斎は意識を失ってしまった。  
遠くで巴の声が聞こえたような気がした。  
 
 
 
「…っ」  
 
一刻程して抜刀斎は目を覚ました。  
殴られた喉頭部に鈍い痛みが走る。  
手首はしっかりと縛られ身動きが出来ない状態になっていた。  
 
「…やっと目を覚ました様だな」  
 
低い声が暗闇の中から聞こえる。  
 
「!?…誰だ!巴は何処にいる!?」  
 
「そんなでかい声でどなるなよ。姉さんはちゃんとここにいるさ…」  
 
真っ暗だった部屋に一筋の明かりが灯される。  
陽炎の様にゆらゆらと揺れる蝋燭の灯りが少しずつ目を慣らした。  
 
「!?…とも…え…」  
 
その瞬間抜刀斎の眼に無残な巴の姿が映し出された。  
着物は胸の辺りまで降ろされ、華奢な肩とふくよかな胸が露になっている。  
 
白い太股も露になり、何度も縁に吐き出された精液が膝の辺りまで滴り落ちていた。  
それは誰がどう見ても何があったのか一目瞭然だった。  
 
「貴様――――!!許さん!!」  
 
抜刀斎は怒りに震え上がったが手首を縛られて身動きの出来ない状態だった。  
それに加えて、刀は気絶した間に縁が奪い取っていた。  
 
「そんなに怒鳴るなって言ってるだろ。自分の妻が他の男に抱かれて悔しいか?ん?」  
 
縁は嘲笑うかの様に言いながら、巴の身体を片腕で抱き寄せた。  
 
「くそっ!!離れろ!!殺してやる!!」  
 
抜刀斎は怒りで我を失っていた。  
当然である。自分の妻が知らない男に抱かれたのだから。  
 
「まあ、そう怒るなよ。姉さんは喜んでるんだから。ほら」  
 
縁は巴の乳房をねっとりとした舌で舐める。不意に巴の口から艶かしい声が漏れた。  
 
「…?ともえ…?」  
 
「…あなた…お願い…見ないで…見ないで下さいな……」  
 
目に涙を為ながら巴は言うが身体は正直に反応する。  
縁は強引に巴の唇に口付けし、舌を捩じ込んだ。  
 
「んっ…ふぅん…」  
 
舌が絡み合い、時々巴の口から吐息が漏れた。  
 
「抜刀斎、さぞかし悔しいだろ?  
今から貴様の前で姉さんを抱いてやるよ。  
その目でしっかり見ておくんだな」  
 
「止めろっ!!止めてくれ!!貴様が何者であろうがどうでもいい。  
俺に恨みがあるなら俺に直接言えばいいだろ!!  
巴は関係ない!これ以上巴を傷つけ無いでくれ!!」  
 
「……関係無いか…。何も知らないでお気楽だな。姉さんはお前の事を憎んでると言うのに…」  
 
「姉さん…?巴の事か…?憎んでる…??」  
 
「……ちょっと喋り過ぎた様だな、まあ時期知ることになるだろうが…」  
 
抜刀斎にとって意味深な言葉を残し縁は再び巴の身体を触り始めた。  
巴の後ろから胸を揉んだ。  
抜刀斎に良く見える様、巴を後ろから抱き抱える感じだ。  
 
巴の縛られた手首の縄が動くたびに擦れて、紅く染まる。  
十分に乳房を揉んだ後、舌で先端を刺激した。  
 
縁の舌が蛇が這う如く滑らかな肌の上を滑っていった。  
時折巴の口から時折、快楽の吐息が漏れる。  
 
「…巴…何でそんな男に……」  
「姉さんはお前みたいな男よりも俺を選んだって訳さ」  
「貴様……何者なんだ!?」  
「……と…」  
「?」  
「……彼女の…弟だヨ……」  
「!!」  
 
縁の余りにも唐突な言葉に抜刀斎は言葉を失った。  
同じく巴も驚いている。  
 
「……っふざけるな!こんなでかい弟がいる訳無いだろっ!!」  
「…私には弟がいますけど…貴方みたいに大きくありません」  
 
その通り。どう考えても男は巴の弟には見えなかった。  
この男はきっと頭がおかしくなっているのだろう…抜刀斎は思った。  
 
「まあ、信じろって言うのも無理だろうけどナ。姉さん俺の顔を良く見てヨ」  
 
縁は黒眼鏡を外し巴に良く見えるよう顔を近づけた。  
蝋燭の灯りを片手に持ち更に良く見えるよう。  
 
「…え…に…し…?」  
 
巴の顔が真っ青になる。先程までこの男の顔を見てなかったが、  
否、見ないようにしていたが良く見てみるとその顔は弟に良く似ていた。  
 
「どうして…?本当に縁なの…?」  
「俺だって良く分からないサ。ただ神が姉さんと俺を巡り合わせてくれたんだヨ」  
 
口角を上げて笑う縁。  
抜刀斎は今の話しを聞いて唖然としている。  
本当に巴の弟が成長した姿なのか?  
それともただ頭のおかしい男なのだろうか?  
どっちにしろ目の前で巴がこの男に抱かれようとしている。  
阻止しなければっ…!  
抜刀斎は縛られた縄から逃れ様とするが硬く縛ってある為びくともしない。  
ただ虚しく紅い血だけが滴り落ちる。  
 
「っく…離せ!巴を離せ――――!!」  
「フフフ…そこで指を咥えて見ておけヨ」  
 
縁の指が巴の秘部へと伸びる。ねっとりした粘膜の中に指が入る。  
 
「ああぁ…っ!いやっ…駄目よ…こんな事…許されないわ」  
「何を今更。あんなに喜んでた癖に…抜刀斎に見せ付けてやれヨ、姉さん」  
 
縁の長い指が奥まで入る。厭らしい音が部屋中に響き渡った。  
 
「姉さん…悪い娘だなぁ。こんなに濡らして。抜刀斎に見せてやらなくちゃネ」  
 
縁は巴の秘部を抜刀斎に良く見えるよう指で広げて見せた。  
秘部からは溢れんばからに蜜が滴り落ちている。  
 
「いやぁっ…見ないで…貴方…」  
「くっ…巴…」  
 
抜刀斎は見ていられずに目を逸らした。  
 
再び縁の指が秘部へと伸びる。  
人差指と中指を使って愛撫する。  
 
「ぁあっ…はぁん…んっ……」  
 
巴は声を出さない様に耐えていたがあまりの快楽に我慢できず、自然に声を漏らす。  
 
「もういいだろ」  
 
縁は巴の華奢な腰を持ち上げ、自分の性器を下から突き上げた。  
 
「ああぁぁっ…!あっ…あっ……だ…めっ…縁……」  
「とっ巴!!」  
「姉さん、自分で腰を振ってみなヨ。そう抜刀斎に見せ付ける様にネ」  
「い…いやぁっ…」  
 
巴は首を横に振る。目の前では夫が見ている。余りにも無様な姿だ。  
 
「ほら…ほら」  
「あっ…ぁんっ…」  
 
縁が下から突き上げた。巴の身体が上下する。  
何度も突き上げられる度、縁の性器が奥深くまで突き上げられ押し寄せる快楽に身を捩じらす。  
膣内を全て埋め尽くされ、行き場の無い愛液が溢れ出した。  
巴はあまりの快楽に我を忘れ遂には自ら腰を振った。  
 
「そう…そうだヨ…姉さん…上手に動けるじゃないカ」  
 
大きく腰を振る度、縁の性器が子宮に届きそうになる。  
粘膜の擦れる音と巴の喘ぎ声が部屋中に響き渡った。  
縁は巴の乳房を触ったり揉んだりし、時にはその長い黒髪を掻き分け、  
うなじに舌を滑らした。  
抜刀斎は今まで見た事も無い巴の姿にただ、ただ目を丸くするだけだった。  
巴が激しく揺れる度に肩の着物は益々肌蹴て白い肌を除かせる。  
白い乳房が柔らかく揺れている。  
何度か抱いた事はあったけどこんなに乱れた巴を見るのは初めてだった。  
 
「…巴…」  
 
不謹慎にも他の男に抱かれる妻を見て抜刀斎は興奮していた。  
それを縁は見逃さなかった。  
 
「抜刀斎…貴様姉さんが他の男に抱かれてると言うのに何だその顔は?」  
「!?」  
「こんな乱れた姉さんを見た事無いだロ?悔しいカ?ん?」  
 
縁は不気味に嘲笑いながら抜刀斎に問い掛けた。  
 
「仕方無いな…フフ…姉さん、舐めてあげなヨ」  
「!?…なっなんだと…!」  
「!?だっだ…め…それ…だけは…」  
 
抜刀斎も巴も縁の言葉に驚いた。全く何を考えているのかさっぱり分からない。  
 
「姉さん、俺の言う事が聞けないの?」  
「言う事が聞けないなら…抜刀斎を殺すしか無いネ」  
「!?」  
「貴様…!」  
 
縁は冷ややかな目で言った。  
体勢を変え、巴を四つん這いにさせ、ついでに両手首を縛ってある縄もほどいてやった。  
そのまま縁は後ろから巴の膣を突いた。  
 

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