「これでよしっ・・・と」  
「よしじゃねえ、さっさとこのワッパ外しやがれ!どーいうつもりだてめぇ!」  
「えー、だってなっつん最近修行や喧嘩で体を酷使しすぎだから  
休息を兼ねて(性的な意味で)マッサージをしてあげると良いって  
聞いたんだじょ?」  
「誰に聞いたそのたわ言」  
「耳の尖った悪魔っぽい顔のお兄ちゃんの友達」  
ハーミットの殺すリストトップに新島の名が躍り出た瞬間。  
 
 
「どうなっつん、気持ちいい?」  
「お前……こんなやり方、どこで覚えてきた…  
 これもあの宇宙人の入れ知恵……か?」  
「ううん、これはお兄ちゃんの部屋にあったエッチな本に載ってたの。  
 ベッドの下に隠してあったやつ」  
「……」  
「ムチプリな女の人がたくさん出てくる本でね、胸で挟むやり方もあったんだけど  
 ほのかじゃまだできないから手と口で我慢してね」  
「……あの馬鹿、ガキの手の届くところになんてもの置いてやがる…」  
 
ハーミットの殺すリストに兼一の名が上位ランクインした瞬間  
 
 
「なっつん顔赤いじょ、そろそろ効いてきたのかな?」  
「・・・薬か・・・さっき入れたコーヒーに仕込んだんだな・・・  
こんなもの・・・どこで手に入れた・・・?」  
「この間網メガネに捕まったときにもらったんだじょ、  
キモチ良くなる薬だから使ってみろって」  
「あいつ・・・何考えてこんな薬を・・・」  
「これって韻薬っていうんだよね、疲れてる人に使う薬って言ってたじょ」  
「お前・・・絶対効果知ってるだろ・・・  
あのバカ・・・こうなるの分かってて渡したな・・・」  
 
ロキがハーミットの殺すリスト最上位に新島と同率一位で返り咲いた瞬間  
 
 
「すごいじょ、なっつんのさっきよりもっとおっきくなっちゃった。  
ほのかの手の中でビクビクしてる」  
「っ・・・!」  
「なっつんのさきっぽからなんかぬるぬるしたのが出てきたじょ・・・  
ほのかの手、いいの?気持ちいい?」  
「しゃべるな・・・!」  
「えー。だって男はアレのときいじめられるのがとてもとても好きねって  
馬のおっちゃんが」  
 
欄外だった馬師父の名がハーミットの殺すリスト赤丸急上昇した瞬間  
 
 
「そうだなっつん、なっつんは大きな胸と小さな胸、どっちが好き?」  
「なんだ、急に…」  
「以前にね、『どうせなら大きな方が見てて楽しいんじゃな〜い?』って人と、  
 『あのあるかないか分からない、なだらかな魅力が分からんのか!?』  
 って人が真剣に議論してたの。  
 だからなっつんはどっち派なのかなって」  
「……ちなみにその下らねえ言い争いしてたやつらってのは」  
「お兄ちゃんの先輩で変な喋り方する色黒の人と、サングラスかけたおっきな人」  
 
とりあえず殺すリストに武田と宇喜田の名を入れるべきか、悩むハーミット  
 
 
「く・・・そ・・・力が入らねえ・・・こんな手錠が・・・全然壊せねぇ・・・  
ていうかこの薬実験とかしたのか・・・毒だったらどうするつもりだ・・・」  
「大丈夫だじょ、いつだったか前にアパチャイが野生に戻って  
いきなり襲われてハダカにされた時に」  
「なっ・・・そりゃ梁山泊の達人かよ!?」  
「アンパンに20錠くらい入れて食べさせても  
泡吹いて倒れただけでまだ生きてたから2錠くらい大丈夫だじょ」  
 
野生化したアパチャイが殺すリストに入るもすぐに除外された瞬間  
 
 
「うっ・・・くくっで、出る!!」  
「むぐっ・・・んくんくっ」  
「なっ、飲むのかよ!?」  
「うくっ・・・プハァ〜、美味しかったから別に構わないじょ、  
ありがとうございます」  
「その台詞・・・どこで覚えた」  
「いつも梁山泊のヒゲの人が飲んだ後にはこう言えって言ってたんだじょ」  
「・・・・・・」  
 
見知らぬヒゲの達人級、殺すリストのヒゲ全員がランクアップした瞬間  
 
 
「そろそろアレ言ってみるじょ。」  
「これ以上何する気だ。おまえ」  
「え〜と、一緒にめちゃくちゃになろうね、お兄ちゃん」  
「・・・それは誰の入れ知恵だ」  
「こういえばなっつんのが当社比3倍になるって、  
この前会った白いフードの人が言ってたじょ。」  
 
命の恩人がさんざ迷った挙句トップ10にランクインし、  
ほのかの知り合いの幅が思っていた以上に広い事を再確認した瞬間  
 
 
「続きするならほのかも脱がないとね。よいしょっと」  
「脱ぐな!! お前には恥じらいっつーもんが無いのか!?」  
「そっか、なっつんは自分の手で一枚ずつじっくり脱がせてくのが好みなんだね。  
 それじゃなっつん……その…、優しくしてね?」  
「……もう一々突っ込むのも面倒くせえが、そいつは誰の…」  
「お兄ちゃんの幼馴染の龍斗兄ちゃん。  
 この間十年ぶりくらいに会ったら白スーツなんか着ててびっくりしたじょ」  
 
やっぱあの白スーツにひらひらタイはないよなーと思いつつ、  
師弟仲良く殺すリスト上位入りを果たした瞬間  
 
 
「・・・じゃあ・・・脱がすからとりあえずこの手錠どうにかしろ」  
「あれ?ちょっとその気になってきたじょ?」  
「いいからとりあえず外せ!!」  
「あれ?メールが来たじょ」  
「おまっ携帯持ってたのか・・・  
てかそんなの後でいいから早くコレ外せ!!」  
「えーと・・・あ、宇宙人の人と一緒にいたヒル魔って人からだ」  
「なっ・・・それ別のマンg・・・ムグっ」  
「ちょっとうるさい、暫くガムテープで大人しくしてて」  
「ンムーッッ・・・ムー」  
「何々・・・  
『ヶヶヶ どうせ手錠外したら100%逃げるからな、  
何言い出しても手錠は外すんじゃねーぞ!!』  
ほうほう」  
「!!!!!!」  
 
殺すリストに初めて別の漫画のキャラの名前が刻まれた瞬間  
 
 
「うーん、でもこうやって手錠かけたままじゃなっつんに胸揉んでもらえないじょ」  
「なんで俺がお前のその……なんかしなきゃならねえんだ!」  
「胸を大きくするには誰かに揉んでもらうといいって聞いたじょ。  
 ムチプリやしぐれとまでは言わないけど、ほのかももう少し胸大きくなりたいから  
 なっつんに協力してもらおうかと思って」  
「そういうことを言いそうなのは……」  
「高校生なのにほのかと同じくらいの胸の目つきのキツい帽子のお姉ちゃんが  
 『これは最後の手段、最後の手段…』って真剣な目をして呟いてたの」  
 
キサラの名が一瞬殺すリストに刻まれるも、  
武士の情けで聞かなかったことにしてそっとリストから削除する優しいハーミット  
 
 
「う〜ん・・・でもこんなので大きくなるわけがないよね、  
やっぱりなっつんのを中に挿れる方がいいんだよね」  
「挿れるってお前・・・ていうかそれ・・・誰だ、他には何を吹き込まれたんだ?」  
「さっきの帽子のお姉ちゃんのを聞いた後に  
黒い肌した胸のおっきなお姉ちゃんがこっそり教えてくれたの、  
そんで宇宙人の人がマッサージついでに少し挿れてもらえば大きくなるって」  
「・・・・・・・あの女・・・ガキ相手に適当なことを・・・  
んでもって宇宙人・・・・・・覚悟は出来てるんだろうな・・・」  
 
どこへ向ければいいか分からなかったキサラへの怒りが相乗し、  
フレイヤの名前が意外にも殺すリストトップ5に急上昇  
そして新島のお陰で必ずリアルに殺すリストが出来てしまった瞬間(無論新島の名前が載っている)  
 

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