<今までのオハナシ>
ある日兼一は、秋雨から驚愕の事実を告げられた。
秋雨がいうには、美羽と馬剣星の精神が入れ替わってしまったらしい。
コレは、実験中の思わぬ自己によるもの。
いわゆる人格交換が発生した、という。
解決策は無し。
どうやら数日の間は、このまま。
大いに嘆く兼一だったが、ひとつイイコトもあった。
馬剣星in美羽ボディが、「なりきりプレイ」を始めたのだ。
さすがは芸達者でハードオナニストの馬剣星。
言葉遣いや物腰を完全に模倣し、エッチな雰囲気を盛り上げる。
大いに喜んだ兼一は、これに呼応。
「美羽」に色々とエッチな要求を突きつけてきたのである。
そして今回。
美羽がいまだ処女であるかどうかを確かめるために、
兼一は、「身体検査」を要求してきたのだが…。
我ながら、えらくヤヤコシイ話を投下してしまったものだ。
あらためて、お詫び申し上げる。
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「では、失礼いたしまして…」
「美羽」はギコチない手つきで、スパッツと下着を脱いでいった。
が、タメライがあるのか、なかなか脱衣がはかどらない。
それでも、いちおう下半身スッポンポンには、なってみた。
尻を床につくと、得意の柔軟を逝かして、脚を大きく全開してもみた。
けれども、「美羽」の両手は、ピッタリと股間にはりついたまま。
なにやら色々とハミ出てはいたものの、ご本尊はかろうじて隠されていた。
垣間見える「美羽」の陰毛が、兼一を焦れを加速した。
ほんらい、こうしたタメライの時間は、オトコにとっての至福の時間。
焦れた気持ちを楽しむのも、エロ道のタシナミといえよう。
もっとも、童貞の兼一に、そんな風雅なタシナミなんかアリはしない。
童貞固有の性急さで、「美羽」をひたすら督促した。
「師父、早く手をどけてください!!
それじゃ、見えませんよ!!
見えなきゃ、美羽さんの処女マンを確認できないでしょーが!!」
「あ…はいっ!…すぐに…どけますですわ…」
兼一の怒気に押されるように、「美羽」は、両手をゆっくり股間から離していった。
みるみるあらわになっていく「美羽」の秘所。
いくら想いをよせる兼一相手でも、さすがにコレは恥ずかしい、というのか?
膝はガクガク、手はブルブル、顔は耳まで真っ赤だった。
恥ずかしそうに眼を伏せたまま、「美羽」は、かすれる声で懇願した。
「兼一さん…その…あんまり…見つめないで下さいね…」
美羽のアソコから、推定わずか十センチ。
兼一は、かぶりつきで、美羽の股間と対面していた。
美羽のややキツ目の体臭が、兼一をいつになく興奮させる。
「いいや師父、そうはいきません!!
大切な美羽さんの処女マンの安否を確認するのです!!
ココは、慎重かつ丁寧に調べなければなりません!!」
そんなことを言っても、兼一は単なる童貞妄想野郎。
処女判定のテクなど知っているワケがない。
要するに、本能のおもむくまま、美羽のアソコをイジクリたいだけである。
目を血走らせながら、兼一は「美羽」のアソコに指を伸ばしていった。
後はもうイジクリ放題のヤリタイ放題。
まず見つけたのは、クリトリス。
「あれっ?クリトリスが妙に大きいような…。
さては師父、オナニーのヤリすぎですね。
いじりすぎで、クリが肥大化してますよ!!」
むろん、完全なフカシである。
クリトリスの大小が分かるほど、肥えた目が童貞の兼一にあるハズもない。
が、「美羽」はかなり驚いたようだった。
「そんなっ!!
大きくなんかありません!!そんな触ってもいませんですわっ!!」
「ほぉ〜、ではなぜ、こんなに大きいのですか?」
兼一は、「美羽」の女芯をむき出しにした。
抗おうとする「美羽」。
けれど、大切な女の芯をいじられているのだから、タマラナイ。
どうにも力がはいらないのだ。
結局は、兼一の為すがままだった。
「あん…け…兼一さん…そんな…ところを…ああっ…やめて…あん」
切なく悶える「美羽」の姿は、なかなか色っぽかった。
息を殺して耐えているような、息づかい。
控えめだが、悩ましげに動く腰。
目を閉じたまま、口に指をくわえる「美羽」の仕草に、兼一は大いに感心した。
清楚でエッチな美羽の特徴を良く捕らえている。
(師父の「なりきり」のワザはすごいや…ここまでなりきれるとは…。)
しかもウレシイことには感度良好、このうえなし。
クリをピンと指で弾いてやると、大声を上げながら、のぞけったりもする。
またクリトリスだけでなく、これまた大きめのヒダの感度も良好。
触れば触るほどに、肉ヒダがドンドン潤んでくる。
ときに誘うようにヒクつき、ときに兼一の指をシメつけてきた。
ワクワクしながら、兼一は濡れた指を、「美羽」の尻でぬぐった。
「う〜ん、やっぱりオナニーのしすぎですかね…。
ヒダもクリトリスは肥大化しているし、色もドス黒いですし…。
処女マンかどうか、ちょっと分かりませんね。
さもなきゃ、こんなに感度がいいわけないでしょ?」
またまた、ヨタを飛ばしまくる兼一クン。
もちろん、コレは大ウソにほかならない。
兼一としては、新たな「なりきりネタ」をひとつ、師父に提供したつもり。
エロシチュエーションを出して、「なりきり」を盛り上げようとしたのである。
「ああん、兼一さんイジワルゥ〜、ホントに処女マンなんだからツッコンで〜」
なんて反応を引き出そうとしたのであった。
じっさい、美羽のアソコは、キレイなサーモンピンク。
使い込まれていないことは、童貞の兼一の目にも明らかだ。
が、「美羽」の反応は、意外なものだった。
今までの切なく潤んだ雰囲気はどこへやら。
突然、ガックリうつむくと、弱弱しい声でたずねてきた。
「私の…は、そんなにドス黒いのですか…」
「エッ?」
シナリオが変わったのだろうか?
予期しなかった反応に、兼一はとまどった。
みれば、「美羽」は、ひどく悲しいそうな表情を浮かべている。
「私…ココは兼一さんだけに差し上げたい…そう思ってましたの…。
ですから、…も控えめにしていたのですけれど…
まさか、週に三回ほどで…真っ黒になってしまうとは…。
ごめんなさい…ですわ。」
「いや師父…ですから…」
「いいのですのよ、兼一さん。
真実は真実。偽りは無用ですわ。
でも、ほんのちょっぴり指で触っただけのつもりだったに…
ああっ、私のバカバカバカバカですわーっ!!」
「美羽」の瞳にあふれていくのは、悲しみの涙。
ウソの涙とは、到底思えない。
あふれる涙に、兼一はいっとき「なりきり」プレイを忘れた。
「美羽さん、すみません!!
実は冗談だったんです。
美羽さんのマ○コは、ほんとうはぜんぜん黒くないんです。
すっごくキレイなサーモンピンクです!!」
「…それって、ほんとうですの?」
「もちろんですっ!!」
パっと明るくなる「美羽」の表情。
本気で安心したのだろうか。
「良かったですわ〜」と深く安堵のため息をついた。
そんな美羽の姿を、兼一は複雑な心境でみつめていた。
目の前の人物は、本当に美羽の皮をかぶった馬剣星なのだろうか?
(まさか、モノホンの美羽さんでは…?)との疑念はぬぐいきれない。
もしホンモノだとすれば、大変だ。
兼一は、想い人のまえで、とんでもなくダークな一面をさらけ出したことになる。
ネチッコイ言葉責めの数々は、おそらく美羽の心象を悪くしただろう。
せっかく「処女を差し上げたい」という言質まで引き出したのにもかかわらず…。
とはいえ、馬の演技の可能性も捨てきれない。
あのエロい芸達者には、常人の理解を超えた部分をもっている。
兼一は、「美羽」を放置しまたまま、ひたすら思い悩んでいった。
そうこうしているうちに、「美羽」の方から兼一に声をかけてきた。
「あのぉ…もしよろしければ…
私、そんなに兼一さんが…なんと申しましょうか…溜まっていたとは…
思いもよりませんでしたの…」
そう言いながら、「美羽」は兼一に向かって脚を開いていった。
誘うような開脚に、兼一の目はクギづけとなった。
白魚のような指でオープンされた秘所は、完熟状態。
先ほどにもまして、ジュクジュクだ。
発情処女のエッチ懇願は、まさしく男の夢そのもの。
「良いのですか?美羽さん…」と言いつつも、兼一は早くもズボンのベルトを外し始めていた。