―某日、梁山泊離れは「弟子一号部屋」…の天井。  
 
(およっ?…なんだか、とんでもないことに、なってきましたわ!!)  
暗い天井に潜む美羽は、眼下で展開する思いもかけない光景に、大焦りだった。  
あわてる美羽の視線の先は、むろん部屋の主。  
われらが主人公の白浜兼一君(16歳・童貞)だ。  
ただし本日の兼一君、覗かれるには、すこしばかりタイミングが悪かった。  
たぎる青春の血潮を持て余したのか、兼一が取り出したのは、ティッシュとイチモツ。  
お気に入りのエロ本を広げて、オナニーをコキ始めてしまったのである。  
(兼一さんも男の子ですから、あたりまえなのでしょうですけど…)  
あわてる心を落ち着かせようと、美羽はやっきになっていた。  
しかし始めてみる男の子の生態ならぬ性態は、美羽の想像を超えていた。  
兼一のイチモツのカワがムケていく様には、大仰天だ。  
(これはちょっと、すごいことになってきたですわ…。)  
目をそむけようとおもえば出来たはず。  
だが、みるみるそそりたっていく兼一のイチモツに、美羽の目はクギづけだった。  
 
もちろん、兼一は年齢的には、サルのようにコキまくるお年頃。  
自慰に走るのも当然だし、けっして恥ずかしいコトではない。  
それに、自室でナニをしようと、そんなことは兼一の勝手である。  
むしろ批判されるべきは、美羽。  
勝手に人の部屋の天井に入り込んで、動向調査をしているのだ。  
ストーカー、と糾弾されても、いたしかたがあるまい。  
また美羽にストーカーとしての自覚はないにせよ、  
隠れているのだから、それなりの罪悪感があるはずだ。  
言うなれば、「確信犯」である。  
 
もっとも美羽にしてみれば、天井に裏に潜んでいるのは、あくまで「天井裏の掃除」のため。  
たとえ天井裏で何か見聞きしたとしても、それはまったくの偶然。  
「覗き」「立ち聞き」の類ではない、というのが美羽本人のタテマエだ。  
ちなみに、美羽の「天井ストーキング」は、けっして今回が初めてではない。  
同様に、天井裏から兼一と馬剣星の会話を盗聴した前歴もある。  
実は、常習犯である。  
 
とはいっても、ストーカー行為で叩くのも、少々美羽には気の毒かもしれない。  
コトに軽重はあるけれど、微妙な男女関係にあって、人は誰しもストーカー。  
情報飢餓は、思い入れの裏返しである。  
美羽の場合、おもいがけないライバルの出現が、直接の動機だった。  
馬連華という強力なライバルの登場が、兼一をめぐる情勢を一変させてしまったのだ。  
思い立ったら、一途な美羽だから、  
コトここにいたっては、ノンキに構えていることなど、できはしない。  
―早くフラッグをたてて確保しなければ、兼一は連華に喰われてしまうだろう。  
やや近視眼的で短絡的だが、美羽にはそのように感じられた。  
この女性特有の過敏なまでの危機感覚が、美羽をストーキングに駆り立てたのであった。  
 
そろそろ視点を、天井裏に戻そう。  
 
暗い天井裏からは、明るい室内の様子が、ひどく良く見えた。  
(オトコの方って、ああいう風にして自分を慰めるのですわね…)  
真っ赤になった顔を両手でおおいながらも、目は兼一のイチモツから離れない。  
(あら、オチンチンの形が変わってきましたわ!!)  
年齢のわりに、美羽は性知識に乏しい。  
モノ珍しいコトもあって、まずは純然たる好奇心が先立った。  
 
だが、それも最初のうちだけ。  
兼一のやや小ぶりなイチモツを見入っていると、不思議とカラダが熱くなってきた。  
(なんだか少し、熱くなってきましたわね…セーターを脱ぎましょうか…。)  
だがボディ・スーツひとつになったところで、カラダの火照りはサッパリ収まらなかった。  
それどころか子宮の奥のほうからは、なにやら痺れるような疼きすら、感じられた。  
変化が美羽のカラダとココロに、少しずつあらわれてきたのである。  
(どうして、こんなに熱いのでしょう…?)  
無意識のうちに、美羽の太腿が、モゾモゾとこすりあわされた。  
 
 
小さいながらも、じょじょに大きく反り返ってきた兼一のイチモツ。  
ようやくその全容をあらわしたエラに、美羽は息を飲んだ。  
(アレが、女の子の体のなかに入るのですわよね…。)  
この逞しく変化するイチモツが、美羽にはひどく生々しく感じられた。  
(だんだん大きくなってきましたわね…太さは、指で三本分ぐらい…  
ほんとうに入るのかしら…?少し、心配ですわ…。  
…って私、何を考えているのでしょうですわー!!)  
ふと想像した自分と兼一の秘事シーンに、美羽はおもわず赤面した。  
(そんなコトは、どうでもいいのですのっ!!)  
そう自分に言い聞かせるけれど、  
心の底では、やはりイチモツの太さ気になってしまう。  
 
意識してのコトではなかった。  
が、おおきさを確かめるように、自然と美羽の手が秘所にのびていった。  
(ほえっ…少し湿ってますわ…。)  
分泌された愛液は、下着を濡らし、ボディースーツの表面にちいさな染みをつくっていた。  
変化は愛液の分泌だけに、とどまらなかった。  
胸元や股下に感じるボディ・スーツの締めつけが、妙に気になってきたのである。  
(なんかヘンですわね。服がちょっとキツイ感じですわ…。)  
美羽はモジモジと、胸元や股下をゆるめて、居住まいを正した。  
しかし、どうにも落ち着かない。  
胸の鼓動ははやくなり、おおきく可愛い額にはうっすらと汗も浮かんできた。  
この胸のドキドキ感は、すぐさま乳首と秘所に伝染する。  
乳首はかたくしこり、秘所は妖しく疼く。  
(困りましたわね…)  
ひたいに汗して、美羽は耐えた。  
しかし、下から聞こえる兼一の熱い息づかいに、ますます美羽の官能は高ぶっていった。  
 
(仕方がありませんですわね・・・では、ちょっとだけ…)  
美羽は、ボディースーツの上から、ほんの少し、自分の秘所をなぞってみた。  
「あふぅ…」  
思わず口から漏れたのは、熱い声。  
美羽は大慌てで、自分の口を手でふさいだ。  
(兼一さんに気づかれた!?)  
息を潜めて下をみるが、兼一に変化はなし。  
荒々しく己のイチモツをしごきたてるばかりであった。  
(しめしめ、大丈夫だったようですわ…。)  
これでひと安心。  
美羽は、恥ずかしそうに、指で秘所をひと撫でした。  
 
「んふ…。」  
 
声を殺しているはず。  
けれどもやはり、漏れる息づかいまでは、とめられなかった。  
ついでに言えば、おいじりも、とめられない。  
(ほんの一回だけ…)とは思ってみても、火照る身体の要求は痛切このうえなかった。  
気がつくと、指が、腿の裾からスパッツのなかへ忍び込む。  
剥けかかっていた肉芽に、ふと指が触れた。  
むきだしの神経をいじられたような感覚に、再び声がでた。  
 
「ふぅあっ…」  
 
(だめ…だめですわ…)  
口で指をくわながら、声を殺そうと試みるが、はたせない。  
指の動きはいっそう強まり、美羽の官能も高まっていく。  
 
「んふ…んは…んふぅ…んふぅん…」  
 
しばしば指摘されることだが、官能の高まりは、軽い思考の混濁をもたらす。  
脳内麻薬物質とのかかわりが近年分析されているが、  
いわゆる理性がその影を潜め、かわりに深層意識の底が浮上するのだ。  
ときに人は、この「深層意識」を「思い」と呼ぶ。  
膣液とドーパミンが分泌される激しい自慰の興奮のなか。  
美羽が脳裏に浮かぶのは、ただ一人の男性だ。  
 
「け…兼一さん…兼一さぁーんっ!!」  
 
美羽は思わず口に出していた。。  
混濁する思考のなかで、美羽は兼一と愛を交わしていた。  
より正確な表現を期すならば、自分の指を兼一に、見たてていたのである。  
 
 
「チョットあんた、うるさいわね!!」  
 
突然耳に飛びこんできた、ナイフのようなささやきに、美羽は驚愕した。  
小声ではあったけれども、妙に険のある聞き覚えのある声。  
あわてて美羽は声のほうに目をむけた。  
その声の持ち主は、美羽の不倶戴天のライバル。  
馬連華であった。  
 
拳法の腕もさることながら、その無音潜入の術も、達人の域にたっしていた。  
 
「そんな、みっともない声だしてたら、兼一に気づかれちゃうじゃないの!!」  
 
連華はかなりイラついた様子だった。  
 
(よりによって、こんなときに連華さんが…)  
色々な意味で、ホゾをかむ美羽だったが、状況が状況である。  
いちばん見られたくないネタを、いちばんイヤな相手に、つかまれているのだ。  
ここで言い返すコトなど、できやしない。  
 
「とにかく、とっとと出て行ってくれる?  
そんなイヤらしい目つきで、うちのダーリンを見てほしくないの。  
汚らわしいから!」  
 
美羽が言い返さないのをよいことに、連華はイヤミ全開だった。  
 
しかしよくみれば、連華もどこか様子がおかしかった。  
チャイナ服のスソはめくれあがっているから、お尻はほとんど丸出し。  
それに顔は上気していて、呼吸もひどくあらい。  
急いで居ずまいをただす連華の動きが、美羽の推測を確信にかえた。  
 
「ふ〜ん、でも連華さんこそ…  
私の兼一さんで、いやらしいことをしないで下さいですわ!!  
いい加減、その汚いタワシをしまった方がいいんじゃないですの?  
お手入れ不足のボーボーですから、こっちらからも丸見えですわよ!  
毛深い方ってタイヘンですわね!!ホホホホ!!!」  
 
「美羽こそ、その体臭を何とかしなさいよ!!  
ハッキリいって臭いの!!それってトリコモナス?  
こっちまでプンプン臭ってくるわ!!乳デカ女は体臭がキツいって本当ね!!  
早く病院いって直したら?迷惑だから!!!」  
 
「言いましたわね、この毛ガニ女っ!!」  
 
「だから何よ、ホルスタインのクセにっ!!」  
 
百年の恋も一瞬で醒めてしまうような、罵りあい。  
程度の差はあれ、まぁオンナの罵りあいとは、こんなモノである。  
ともあれ、双方一歩も引かない。  
睨みあう二人のあいだに、世にも恐ろしい女闘の火花がちった。  
 
この女のバトルにケリをつけたのは、はからずも兼一だった。  
 
「あれ、なんだかうるさいな…。これじゃ、集中できやしない。」  
大好きなオナニー中に、わざわざ手を止めての独り言である。  
かなり、うるさかったのは間違いない。  
 
下の異変に、罵りあいは、一時休戦。  
対峙したまま、二人の頭は全力で回転した。  
めぐる思考の目的は、相手の出方の分析と、自己利益最大化だ。  
とはいえ双方のバトル条件はほぼ同一。  
だからバトルは、どのみち手詰まりとなる運命にある。  
 
黙考すること十数秒ののち。  
ふたりは再びにらみ合った。  
 
「たまたま最初に来たのが、あなただった…  
ただ、それだけのことよ!!」  
 
「それだけじゃ、ないと思いますわ…  
でもここで言い合っても、どうにもなりませんわね!!」  
 
さすがは二人ともバトル慣れした兵術の達人だ。  
 
結論はともに、相互利益の最大化。  
これぞまさに愛欲パレート均衡解である。  
 
美羽と連華は、仲良くならんで四つん這い。  
ふたたび息をひそめて、ストーキングにもどっていった。  
 
****************  
 
「あれ?音がしなくなったぞ?」  
 
これで邪魔な雑音がなくなった。  
安心した兼一は、再び自慰に戻っていった。  
 
「よし、こんどの写真集はと…」  
 
美羽と連華は、息を飲みながら兼一の一挙手一投足を見守った。  
ふたたび始まる、自慰の激しい動きと歓喜のうめき。  
躍動する兼一の右手と腰とイチモツが、覗きに励む二人の胸を熱くさせた。  
 
「足腰の筋肉が…とてつもないレベルになっている…ハアハア」  
「腕の筋肉もよく発達してますわ…ハアハア」  
兼一さん、最近の修行で、ものすごく逞しくなってきましたのよ…」  
 
ただし、二人とも、あえて三本目の脚については言及しない。  
このあたり、まだまだオンナノコというコトなのだろう。  
とはいっても、カラダはオンナである。  
覗くほどに、先ほど強制終了させられた官能が戻ってくる。  
 
「…あの…兼一さんが…  
前につけているのは…ナニですの…?」  
 
「…アレはたぶん…オナホール…じゃない…?  
兼一の歳なら…そういうブツも…ひとつぐらい…。」  
 
「…ですわよね…兼一さんも…男の子ですし…。」  
 
二人とも、すでにコッソリと秘所に指を走らせていた。  
もちろんお互い気づいてはいる。  
真横でナニをしているのか、気がつかないワケがない。  
だが、そこは知らないフリ。  
「紳士協定」ならぬ「淑女協定」、とでも呼ぶべきか。  
 
最初に音をあげたのは連華だった。  
 
「ちょっと美羽…少し触るわよ…。」  
 
「れ…連華さんっ!?…ど…どこを…触ってますですの…あふぅ…」  
 
とつぜん自分の陰部に伸びた連華の手に、美羽は小さく声をあげた。  
同性愛志向ではないから、かなりの抵抗があったのだ。  
しかし陰部に感じる他人の手の感触は、ひどく新鮮。  
慣れた自分の手にはない不器用さが、美羽の性感をあやしく刺激する。  
未知の感覚に、美羽は呻いた。  
 
「…なんなら、美羽も私のに…触れば…いいんじゃない…?」  
 
連華は誘うように、下着を膝まで下げた。  
 
「そういうことなら…しかたがありません…ですわね…」  
 
美羽もまた、ボディー・スーツのチャックを下ろした。  
(注・美羽のボディスーツ<ないしは全身スパッツ>の構造の詳細は、いまもって不明である。)  
そして連華の尻に、手を伸ばす。  
連華の尻がピクリと震えた。  
 
「はふぅ…あんっ…悪いわね…はぅん…はぁ…」  
 
「んんっ…んはぁ…気にしないで…よいの…ですのよ…んあぁっ…んはぁん…」  
 
手指を交換して、互いの秘所をまさぐりあう美羽と連華。  
やはりオンナはオンナのツボを知っている。  
いかにも女性らしい、こまやかな指のはこびが、二人の官能を高めていった。  
むろん、このふたりはレズビアンではない。  
ただ、戦う者同士のみが知るキズナが、そこにあるのである。  
 
そうこうしているウチに、兼一はフィニッシュを迎えようとしていた。  
「ハアハア…やっぱりこの写真集は最高だ…ハアハア」  
 
最後の抜きドコロにむけ、器用にも片手でページを繰る兼一。  
シコるスピードは早まり、タマりにタマったホルモンエキスが空しく分泌されていく。  
バ氏液を滴らせるイチモツの角度は、えらい発射角度の急傾斜。  
シコり握る手もその早さを増していく…。  
美羽と連華がワクワクしながら見守るなか、兼一は射精した。  
それも絶叫しながら…。  
 
「ああーっ、 し ぐ れ さ ん ―― っ  !!」  
 
ふたりは、凍りついた。  
予想外の現実に、みるみる冷めていくのは、ふたりのキモチ。  
怒りもなければ、悲しみもない。  
ただ妙に、頭のなかが冷えてきた。  
 
ふたりは、まったくの無表情のまま、互いの顔を見あわせた。  
 
「悪いけど、とっとと、その手を離してくれる?」  
 
「もちろん、言われなくても、そうつもりでしたわ。」  
 
こうなれば、もはやふたりは、ライバルでもなければ、敵でもない。  
キズナはもちろん戦略協調も消滅した。  
もともと友情がないことは、最初期からのことである。  
純然たるアカの他人。  
しかし、どうにも、もって行きようのない気持ちが、言葉になる。  
 
「兼一のコトだけど、欲しいのなら、あげるわよ。」  
 
「いりませんですわ。」  
 
それっきり。  
ふたりはその後、なんら言葉を交わすこともなく、  
静かに天井裏から退散していった。  
 
************  
 
―ときしばらくして、梁山泊は母屋の道場。  
 
「おい、何かあったのか?  
美羽のヤツ、きょうはバカに兼一に厳しいな。」  
 
逆鬼は傍らの秋雨に話しかけた。  
 
「なあに、青春ごっこの一種さ。飽きれば、終わるよ。」  
 
なにやら達観する秋雨であったが、たしかにその日の美羽は厳しかった。  
 
「美羽さ〜ん、もうカンベンしてください〜。  
 もう脚があがりませんよ〜。」  
 
ブザマな 泣きをいれる兼一は、もう疲労コンパイだ。  
ハードメニューに、蹴りどころか、立っているだけで精一杯。  
息も絶え絶えという、ありさまだった。  
けれども美羽は容赦しない。  
すかさず、厳しいゲキが、兼一に浴びせかけられた。  
 
「なに休んでますのですわっ!!  
蹴りをあと一千回っ!!もっと早くっ!もっと高くっ!ですわっ!!」  
 
「もう無理ですぅ〜このままじゃ、死んじゃいますよ〜」  
 
ゲキだけでは効かないと判断しただろう。  
美羽は、といた胴着の帯で、兼一をビシバシ叩き始めた。  
 
「泣き言は言わないっですわっ!!  
 蹴りがイヤなら、こんどは組手ですわっ!!  
五分組み手を連続で十本!!さあ立ってくさだいましですわっ!!」  
 
これはもう、普通の修行の域を超えている。  
ほとんど一方的な虐待にちかい。  
見るに見かねたのか、長老が美羽をたしなめた。  
 
「コレコレ、美羽や。  
その気の無いものに強制しても、効果はあがらんものじゃ。  
だから…」  
 
「おじいさまは、黙っていて下さいっ!!」  
 
美羽の剣幕は迫力満点だった。  
 
「そんな調子で甘やかすから、修行がはかどらないのですわっ!!  
 とにかく兼一さんっ!!立ってっ!!組手ですわよっ!!」  
 
この調子だから、長老としても、引き下がざるを得ない。  
 
「ふー、ヤレヤレ。」  
 
こんなときのための知恵袋。  
長老は、秋雨に助言を求めた。  
 
「なんとか出来ないもんかのぉ、秋雨君。これでは、兼ちゃんが壊れてしまうわい。」  
 
が、あいも変わらず秋雨は、名に吹く風といった態度。  
まるで動じなかった。  
 
「ご安心ください。美羽のことなら、すぐにおさまります。  
ああ見えて、美羽は単純ですから。」  
 
安堵した長老を横目に、秋雨は愛用のギターをとった。  
 
「♪あぁ青春〜されど青春〜〜♪」  
 
ギターを奏でる秋雨の目は、道場の片隅に正座するしぐれに、注がれていた。  
 
***********  
おそまつ。  

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