「催眠と戦略と洗脳と」  
 
―校内の一角に設けられた新白連合のアジトにて…。  
 
新島に呼び出された兼一が目にしたのは、部屋の中で腰掛けている美羽の姿だった。  
「美羽さん、どうしてここに?」  
と問いかけてみたが、どういうわけか、美羽は何も反応もしない。  
反応しないどころではない。  
美羽は椅子に座ったまま、微動だにしないのである。  
驚き慌てる  
謙一が問い詰める先は、今でも無い。  
新島晴男である。  
 
「新島−っ!いったい美羽さんに何をした!?」  
「おいおい、落ち着けよ兼一。何にもして無いよ。」  
「じゃあ、何で美羽さんが動かないんだ!さてはお前、クスリか何かで…。」  
激昂する兼一を前にしても、新島はいたって冷静であった。  
 
「俺様がそんな非合法で危ない橋を渡るわけ無いだろう。」  
そうサラリと言いのけると、チョイトお耳を拝借というように、声を潜めて兼一に告げた。  
「催眠術だよ。さ い み ん じ ゅ つ …クククク。」  
「お前っ!さては美羽さんに催眠術をかけて何やら良からぬことをーっ!」  
あいもかわらず、謙一の暴力衝動を過小評価していた新島に、拳の連打が炸裂した。  
「オイッ、ちょっと待て兼一…ぐふぅっ…お願いだ…うげっ…話を聞いて…ぐはぁ…」  
兼一が平静を取り戻し、新島からの説明を聞く気になるまでの約3分間、失神するほど殴られた新島であった。  
 
「…ったく、殴るまえに人の説明を聞けよ。悪さなんて何にもしてねぇよ。  
 美羽ちゃんに着衣の乱れがあるか?無いだろ?コラッ。」  
「そりゃ悪かったな新島、とにかく説明しろよ」  
新島の説明によれば、新島の催眠術はごく初歩的なものだった。  
それはただ美羽を静止せるだけのもの。  
静止している間の記憶はないが、実質的には眠っているのと同然。  
だから美羽はなんら苦痛も感じていない。  
もちろんかかりっぱなしという訳でもなく、一時間もすれば、何もしなくても覚醒する  
特定のキーワードを聞かせれば、それだけでも覚醒する仕掛けだ。  
 
いちおう安堵した謙一は、さっそく覚醒のキーワードを、新島に要求した。  
「じゃあ早く美羽さんを覚醒させろ。」  
「いいぜ兄弟。でもいいのかい?美羽ちゃんをすぐに覚醒させちまって。」  
「!?」  
さすがは思春期の若者らしく、心にやましい妄想をもつ謙一くん。  
とっさに「そうだ」という言葉が出てこない。  
そこがまさに策略家・新島春男の目のつけどころである。  
 
つづく。というか意地でも続かせる。話が破綻しても最後まで書く。  
ガンバレ自分!途中でやめるな!逃げるな!放り出すな!  
 
<心中A>  
ああ…人情いまだ死なず!  
ここで、自分はこの方々と心行くまで雑談し、交流を深めたい。  
交流を深めて、再び人間の暖かさを感じ取りたい。  
妄想を語りあい、「ケンイチ」を語りあい、キャラのむしゅめたちを語りあいたい。  
<心中B>  
駄目だ!ここで雑談をしては遺憾!レスへの感謝は心中念じろ!  
感謝は完結妄想で表せ!貴様は甘い人間だ。甘いも甘い、お甘ちゃんだ!  
せっかく読んで下さる皆様に甘えるな!ご好意につけこむな!  
そんなことだから、未完妄想が、溜まってしまうのだ!  
面白い妄想が書けないのだ!己に打ち勝つ強い克己心を育て  
 
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(クククク…。兼一よ、お前のスケベ根性など、俺様にはお見通しよ。)  
新島は、卓越した策略家らしく周到な下調べをすましていた。  
未遂に終わったものの、入浴中の美羽に対するノゾキを試みたこと。  
馬剣星の手になる「美羽盗撮写真集」が兼一最高のオカズになっていること。  
古本屋で大量に買いあさったエロ本を素材に、美羽のアイコラをつくっていること。  
さらには美羽の顔写真に自分のズリ汁をかけて良いものかどうか、  
ナイーブに悩んでいることすらも、調べ上げられていた。  
恐るべき情報収集能力といえよう。  
 
どこかしら頭デッカチで、知識偏重な兼一。いわゆる「行動の人」では無く、アタマ先行で動くタイプである。  
だから美羽への恋愛感情に即して言えば、行動よりも妄想が先に立つ。  
だからエッチをする以前に、エッチを思い浮かべるだけで、オナカが一杯になってしまう。  
あるいは行動する前に、その行動の正当的な理由を捜し求めるタイプといっても良いだろう。  
じっさい兼一は「美羽さんとデートをするぞ!」と決意するまえに、美羽とデートをする「正当な理由」に悩んでしまうのである。  
このあたりを新島はよく把握していた。  
 
(兼一は紳士でもなんでもねぇ。ただの意気地なしの妄想野郎だ。  
アタマの中はエッチ妄想で一杯の癖して、妙に格好をつけていやがる。  
 美羽とエッチしちゃイケナイ理由を見つけたがってるのだから、バカバカしい。  
 ヘッ、兄弟よ…俺が助けてやるぜ。」  
新島はニヤリと笑うと、つまずいたフリをして、静止した美羽のほうに倒れかかっていった。  
「おーとっとっとっと」  
その手には、いつの間に用意したのであろうか、水のタップリ入ったバケツが握られていた。  
とっさに新島の身体を抑えて美羽をかばおうとする兼一であったが、すでに手遅れだ。  
水バケツはすでに、新島の手を離れている。  
微妙な力加減で宙に飛んだ水バケツは、新島の意図どおりの放物線を描いていく。  
入念に定められた着地点はいうまでも無く美羽である。  
 
バ ッ シ ャ ー ン ッ!!!!  
 
頭から、バケツの水を被ってしまった美羽。  
当然全身ズブ濡れだ。  
「ああっ!バケツの水が美羽さんにッ!」  
「オイ兄弟!これは大変だ!  
 このままでは美羽ちゃんが   
 カ ゼ を ひ い て し ま う ぞ!!!!」  
 
「鳥獣戯画」が傍らを走り去った。  
 
兼一は、美羽のナイスバディを見つめ考えいっていた。  
悩むその表情は、いつになく真剣だ。  
美羽の服を代えて体を拭かなければ、風邪を引かせてしまう。  
しかしそのためには、美羽を裸にしなければならない。  
(嫁入り前の美羽さんにそんなことをしていいものか…。)  
むろん催眠術にかかっている間は、美羽の意識はない。  
裸をみたところで、バレるはずもない。  
いわばノー・リスクで、直に美羽のエロバディを拝めるはずである。  
しかしここで、兼一持ち前の「正義感」が邪魔をする。  
(意識のないのを良いことに、美羽さんの裸をみてもいいのだろうか?)  
一見もっともそうな問いかけである。  
 
もし本当に、兼一が自らの正義感を貫徹しようしているのなら、これ程までに悩む必要は無いはずだ。  
美羽に風邪を引かせたくないだけならば、美羽を覚醒させるだけでことは足りる。  
さすれば美羽は、裸体を兼一に晒すことなく、自分で着替えるだろう。  
けれども兼一はどういう訳か、このもっとも単純な解決策を思いつかない。  
イヤ、意識的ではないにせよ、自然と思考から排除しているであろう。  
なんとしても美羽のエロボディは見てみたいし、「正義」は守りたい。  
エロと正義を両立させる工夫はないものか?兼一はこの上なく真剣に考えていたのである。  
いかにも兼一らしい手前勝手な葛藤で、風邪云々の話など、実は二の次である。  
美羽が評するとおり、兼一はまことに「面白い人」と言えよう。  
 
考え込む兼一を、新島はしたり顔でみつめていた。  
(クククク、兼一のヤツ、思った通り喰いついてきたようだぜ。)  
新島は「美羽が水をかぶった」「このままでは風邪を引く」としか言ってはいない。  
だが兼一は、この二つの情報だけから「服を脱がせて着替えさせる」思いついたのである。  
兼一あまりの短絡ぶりに、問題の大元たる新島も思わず失笑をもらしてしまう。  
(それにして、ホント、兼一は筋金入りのエロ妄想屋だな…)  
だいたい着替えさせるのならば、代えの服が必要なはず。  
常識的に考えて「新白連合本部」に美羽の着替えなどあるはずもない。  
それでも「服を脱がせて着替えさせる」ことに、執着する兼一。  
さすがは童貞ムッツリスケベ、恐るべき想像力と言わざるを得ない。  
いや、真に恐るべきは、新島の人心誘導術か策略か。  
 
とはいえ新島の誘導も、思ったほどにはスムーズには事が運んでいない。  
考え込む兼一を前に、冷静な新島も、少々とはいえ苛立ちを隠せない。  
(まだ悩んでいるのかよ、兼一のヤツ…。)  
「服を脱がせる」を思いついたのは良い。  
だがそこで兼一の思考はスタックしているようで、なかなか先に進まないのである。  
(仕様が無いなあ、兄弟よ。俺が助けてやるぜ…クククク)  
新島は、兼一の悩みを取り除くべく、助け舟を出した。  
 
「兼一!ここに着替えがある!美羽ちゃんの服を代えろ!」  
「えっ、どうしてそんなモノが!?」  
「美羽ちゃんも新白連合の一員だ。校内で戦うこともあるだろ?  
 でも服が破れちゃったりしたら大変だろう。  
 そこで俺様が準備しておいたのだ、代えの制服をな。」  
何とも不自然極まりない説明である。  
どうして美羽の服の寸法が分るのか?  
どうして下着まで準備してあるのか?  
考えれば腑に落ちない点は数え切れないほどあった。  
だがすぐさま兼一は、そういう疑問の一切を頭から追い出した。  
「ああ新島、ありがとう!これは気が利いているよ!」  
 
とりあえず新島を廊下に追い出すと、兼一は意識の無い美羽を脱衣させていった。  
心踊り、手が震える脱衣作業。  
練習中に美羽の体を触れることなど、まったくもって珍しくない。  
けれども服の下に生の美羽の肉体があると思うと、どうにも手の震えが抑えられない。  
(美羽さんの生ナイスバディを、直に見ることができる。ふれることができる。)  
自然と鼻息が荒くなり、心拍も早まっていく。  
脱がせた着衣のぬくもりが、妙に生々しかった。  
 
兼一には、美羽の体が露になっていく、その一瞬一瞬が途方も無く貴重に思えた。  
服は一枚一枚、丁寧に脱がせて畳む。  
下着を脱がすときは、目を閉じたまま手探りで脱衣をすすめた。  
兼一にしてみれば、胸と秘所を、別々にみるのが、なんだかもったいなかったのだ。  
乳房と性器をあらわにした美羽の裸体を、最後の楽しみに取っておきたかったのである。  
時間をかけること15分、ようやく最後の瞬間が訪れた。  
 
生暖かい美羽の下着を握り締めながら、兼一は思わずつぶやいた。  
「美羽さんは、こんな素晴らしいカラダをしていたのか・・・・。」  
生まれたままの姿の美羽を眼前にして、兼一は感嘆していた。  
見慣れた半スケ全身スパッツ姿から、美羽の全裸姿の素晴らしさは、ある程度予想がつく。  
しかし、着衣の拘束された解放された美羽のカラダは、兼一の想像をはるかに上回っていた。  
それもそのはず。  
生身のバン・キュ・バンのフォルムは、着衣時よりもはるかに強調されていたのである。  
しかも兼一といえば、思春期童貞野郎。生身の女性の裸体をみるのは初めてだ。  
エロ本では到底味わえない、生の迫力に兼一は圧倒されていた。  
 
母性希求の高いオッパイ星人ということなのだろう。  
兼一がまず興味を示したのは、はちきれんばかりに瑞々しい美羽の乳房だった。  
スパッツ越しにもわかるアレほどの巨乳。  
かなり垂れているのではないか?という心配もあったが、これは杞憂に終わった。  
全身がしなやかに鍛え上げられているためだろうか?  
豊かな乳房はほとんど垂れておらず、大きく前方に突き出した砲弾型。  
 
兼一は震える指で触ってみると、実にやわらかく、それでいて弾力があった。  
そして乳房の先端でツンと突起する乳首は、意外と大きい。  
桜色の乳首が、なんとも初々しくも、生々しい。  
おっかなびっくり、兼一は美羽の乳首を口にしてみた。  
 
もちろん味というものはあまりない。  
けれども匂いはある。  
(なんていい香りなのだろう…。)  
乳房の脇から分泌される美羽のオンナの匂いに、兼一はまずトロかされた。  
それにくわえて舌と唇に感じる女性の乳の感触は、何ともまろやか。  
(ああ、これが美羽さんの肉体なんだ…ずっとこうしていたい…でちゅ…)  
さらなる刺激を求めるように、美羽の豊かな胸に顔を埋めていく兼一。  
肉の感触を確かめるかのように、顔で、舌で、唇で、手で、  
兼一は美羽の乳房をいじりまわしていった。  
 
それから少しして、兼一はあることに気がついた。  
(あれぇ、なんだか乳首が硬くなっているような…気がしまちゅ…)  
みれば乳首は先ほどよりも、さらに突起している。  
ふと耳を澄ますと、妙に美羽の呼吸音がやけに大きい。  
(しまった!美羽さんを起こしてしまった!)  
とっさに兼一は美羽の裸体から飛びのいた。  
 
様子をみることタップリ五分間。  
美羽はあいもかわらず動かない。  
美羽の動きに変化がないことを確認した兼一は、フウと安堵のため息をついた。  
(危ない、危ない…)  
もし美羽が意識を取り戻していたら、シャレにならないシチュエーションであった。  
清楚な美羽には嫌われるだろうし、長老はきっと自分を殺すだろう。  
あらためて、危ない橋を渡っていることを実感する兼一であった。  
 
けれども喉元過ぎれば熱さ忘れる。  
少し時間をおくと、また兼一の女体探検欲求が、ムクムクとわきあがってきた。  
(しかし意識は無くてもカラダは反応するんだ…。)  
兼一は「大学館シリーズ」でえた怪しげな知識をもとに考えをまとめ始めた。  
(そうだよな。人間は寝ているときも呼吸しているし…そうか!Hは不随意運動なんだ!)  
このやや「民明書房」的単純化は、童貞であることに免じて、無視することにしておこう。  
 
さっそく実践とばかりに兼一は、大股開きにした美羽の股間にかぶりついた。  
スパッツ越しには、ほとんどみえない美羽の秘所は、兼一にとって全く未知の領域だった。  
兼一は、恐る恐る恥丘の体毛を掻き分け、美羽の中心を探り当てた。  
(これが美羽さんのアソコか…すごい…肉がなんだかグシャグシャしている。)  
鮭桃色の肉はひどく淫猥で、まるで食虫花のように妖しい魅力を湛えている。  
たまらずヌラっとした鮭桃色も美しい淫肉の重なりに、兼一の指が伸びた。  
手のひらは、汗でぐっしょりだ。  
 
(すごい…湿っている。しかもこれはオシッコじゃない!)  
兼一は震える指で、美羽の秘所を探っていった。  
ヒダをめくり、探り当てた包皮をむき、つまむ。  
指の動きに応じて、美羽の秘肉がヒクヒクと反応し、淫汁の分泌が増えていく。  
(こんなイヤらしいモノが美羽さんについているなんて信じられない…)  
ノーブルな美羽の容貌を思い描きながら、興奮した手つきで兼一は、淫肉探検を続けた。  
指の動きに応じて、美羽の秘肉がヒクヒクと反応するが、もう兼一は気にしない。  
ハンハンと美羽が甘い吐息を漏らし始めても、顔を股間から離さない。  
もうそのようなことを気にする余裕が無いのである。  
鼻息もあらく無言で手を、美羽の秘所に走らせ続ける兼一。  
顔は、まるで魅入られたように、少しづつ美羽の股間に接近していった。  
 
まだまだつづく。  
 

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