銭形愛は無様に尻餅をついた姿でへたりこんでいた。
気を失っているのだろうか。頭を前に垂れたままピクリとも動かない。
男が、一度しゃがみこんだかと思うと、白い太腿を外側から掴んで愛を抱え上げる。
両膝は高々と持ち上がっていた。
左右の太腿で男の腰を挟み込んでいる姿はどこか淫らな行為を想像させる。
意識がない愛の手は両側にだらりと垂れ、顎を男の胸もとにうずめるようにしていた。
男は、よいしょとばかりに愛の身体を持ち上げると、左右の尻たぶを鷲掴みにするように手の位置を変え、薄紫のショーツを指でかきよせた。
すると男は、銭形愛の尻を胸の高さまで持ち上げ、片手で自分のモノを取り出す。
亀頭の先端が愛の股間に狙いを定め、草むらをかき分け、尻を微妙に動かしながら位置を探り、ついにねじ込まれた。
股間の違和感に刺激されたのか、重たそうに頭が起き上がる。
軽く頭を振り、驚いたように男の顔を正面から見つめ、異変をようやく察知したのか、左右から下を伺い、息を呑んだ。
慌てて男を押し退けようとするが、ビクともしない。
愛は必死で身をよじったが、男と壁に挟まれてただもがくだけだった。
その間にも肉棒はめり込んでいく。
太腿を闇雲にジタバタさせる様は犯される女そのものだ。
最後の数センチを肉棒が進むと、まるで子宮口が押し上げられたかのようにググと頭がのけぞる。
銭形愛はM字開脚の中心を完璧に犯されていた。
愛は、できるだけ相手から離れようと頭を退いていた。
顎を引いて自らの股間を信じられないとでもいう風に見ていた。
壁を押し返そうとしているように、左右の手を裏返して壁に押しつけている。