本日のケータイ刑事銭形零は銭形零がずっと寝てます銭形零というタイトルなのに銭形零が寝てる困ったどうしよう  
だから本日は銭形零の悪夢をお見せします名づけて銭形零の悪夢そのまんまやないかい零ちゃんはりきって寝て下さい  
 
***  
 
「しかしアレですな、荒畑も使えない男でしたなぁ」  
「ふん。せっかく私が上手い事、参事官に推薦してやって組織の活動も本格化するところだったのに・・・いまいましい!」  
「まぁまぁ、やはり首領の器ではなかったのですよ、彼は」  
「で、その後はどうなっとるのだ?」  
「海王星団ですか?もちろ・・」  
 片方の男が慌てて話を遮り、周りを見渡した。  
誰も廊下に人気がない事を確認すると、もう一人の男を殺しかねない目付きで睨み、小声だが威圧感のある口調でたしなめた。  
「バカ野郎!こんな所でその名前を出すんじゃない!」  
「も、申し訳ございません。ついうっかり・・・」  
「まったく。気をつけてくれたまえよ、ここは君の家じゃないんだか・・・ん?」  
 その時、男は小ミーティング室のドアからほんの少し明かりが漏れている事に気付いた。  
・・・チッ!誰かいやがったか?・・・  
男は直感し、口に人差し指ををあて、もう一人の男を制すると静かに小ミーティング室に足を向けた。  
ドアノブをゆっくりと回し、少しだけドアを開けて部屋の様子を覗った。  
中には、すぅすぅと寝息をたて、眠っている零がいるだけだった。  
「脅かしやがって。・・・なんでガキがこんな所で寝てやがるんだ?」  
「あれ?ご存知ないですか?銭形警視総監の孫娘ですよ。ほら例の銭形姉妹。末っ子の零とかいうガキです」  
「ああ、史上最年少で警視に昇進したとかいう」  
「ええ。確かまだ中学生ですよ」  
「なに?中学生!?総監は何を考えているんだ!?こんな子供に日本の治安を預ける気か?」  
「ごもっともです。ただ組織を壊滅寸前まで追いこんだのも、このガキの姉の泪なわけですから、  
やはり銭形姉妹はただ者ではない、あなどりがたい存在という事でしょうな」  
「目の上のタンコブ・・・か」  
 
「ハハ・・・とはいっても所詮、こいつらは中高生。社会経験も浅いし、犯罪に対しての認識も甘い。  
実際、姉たちは何度も危険な目に遭ったみたいですし、こいつ自身油断しきってこんな所で無防備に居眠りしている。  
警察内部は安全とでも思っているんでしょうか」  
 男は零を一瞥し、薄気味悪く笑った。  
「まぁ一度「本当」の犯罪者にでも遭遇すれば、「目を覚ます」んじゃないですかね?」  
「フフフ。君のように卑劣な、か」  
「ひどいいわれようですなぁ。ご自分の事を棚にあげて」  
「フ・・・私は世の中を粛正するために動いているのだよ・・・しかし」  
もう一人の男は、後ろ手にドアの鍵をかけた。  
「まずは思いあがった銭形姉妹を粛正せねば・・・な」  
 
***  
 
「ところで君。あの件はどうなったのかね?」  
「は?」  
「アレだよアレ。例の万引き中学生」  
「ああ、大阪の。あの件は片付きました。訴えてやるとか言ってましたがね。  
あまりにしつこいので配下の人間を使ってさらに追い込みかけてやりましたから」  
「例の組か」  
「ええ。しっかり囲って今じゃ毎晩、客をとらせてますよ」  
「家族とかから漏れる事はないだろうな?」  
「ご心配なく。我々の力をもってすれば、あの程度の事件を握りつぶすくらい容易いものです。  
あのガキの家族は今それどころではないですよ・・・もう一家心中寸前ですから」  
「フッ相変わらずぬかりないな。まったく君ときたら中学生に目が無いからな。たしか君の娘さんも中学生だろう?  
自分の娘みたいな子供に、まさか視察先の取調室であんな事をするとは、とんだ悪党だ」  
「いやいや、それはそれ。別物ですよ。それに先に手を出したのは所轄の刑事たちの方ですから。  
まぁ奴らは我々の手飼いみたいなものだから、その上での「犯行」ですがね・・・さてと、まずどうしましょうか?」  
「フフいきなりつっこんでやるか」  
 その時、零が突然寝言を言った。  
 
「何をつっこめばいいかわかりません」  
 
「!!」  
「!!」  
 二人はギョッと顔を見合わせた。  
「お、おい。ホントに寝てるのか?」  
 もう一人の男が恐る恐る零の顔を覗きこんだ。  
「ふぅ、大丈夫です。しっかり眠ってます。ただの寝言ですな・・・」  
「こ、こいつめ、ビビらせやがって」  
 男たちはホッと胸をなで下ろしながら再び零に目を移した。  
「まったく・・・寝てる時でもタチが悪いな、銭形姉妹ってのは」  
「ささ、早くヤりましょうよ・・・それにしてもガキのくせにいいケツしてますな、たまらんすわフヒヒ」  
 いやらしく笑いながら、男が零のスカートに手を伸ばした。  
 
「ほめてない。ほめてない」  
 
 いきなりの零の寝言に男の手が止まった。  
「え?」  
「お、おい。ホントに寝てるのか?」  
「はぁ確かに寝てはいるみたいなんですが・・・気味の悪いガキだな。なんかイヤな予感がする」  
 
「あたしも・・・」  
 
「!!」  
「!!」  
「お、おい。ホントに寝てるのか?って俺、さっきからこればっかりだぞ。ってゆーか寝てないだろ、絶対」  
 
「なんか面白くなってきた。笑い声も足してみよう」  
 
「ほら!ほら!ほら!ほら!」  
「だ、だから寝言ですって(多分)!笑い声って訳わかんないし。大体起きてたら抵抗するでしょ、普通は」  
「ま、まぁな・・」  
「なら試してみましょうか?」  
 
そういうと男は一気に零のスカートを捲りあげた。年齢の割に発育のいい大きい丸い尻。  
肌の白さも手伝ってツヤツヤとなんともいえない尻だ。さらにそれを包んでいる白い綿パンが危険ないやらしさを醸し出している。  
「ほら、大丈夫でしょう」  
「う、うむ・・・おっといけない、いけない。こんな尻を見てたら早速、勃起してきたぞフフ」  
 
「いけないってなんだったの?」  
 
「!!」  
「!!」  
「起きてる!こいつ絶対起きてるぞ!」  
「・・・・・・」  
 
「お願い!なんかしゃべって」  
 
「!!」  
「!!」  
「・・・・・・ど、どうします?私には起きてるとは思えませんが、や、やめときますか?」  
 しばらく考えた後、もう一人の男はつぶやくように言った。  
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・や、やめとくか?」  
 
「遅っ!」  
 
「!!」  
「!!」  
 
「終わり?やっとしゃべったと思ったのに」  
 
「な、な、何者なんだ!?このガキは」  
 
「ケータイ刑事れす!」  
 
「・・・・・・」  
「・・・・・・」  
 男たちは思わずあっけにとられてしまった。  
「ど、ど、どどっちなんだ?起きているのか?いないのか?していいのか?悪いのか?」  
「いやぁ私にはもうナニがなんだか・・・・」  
「と、とりあえず、き、君、まず先にいってみたまえ!」  
「はぁ・・・」  
 今となっては男はあまり気乗りしていなかったが、上司命令である。恐る恐る零の下着を剥がしにかかった。  
・・・た、多分寝ている。大丈夫だ。しかもよく見りゃ極上の一品じゃないか。逃す手はないよな・・・  
 男は下着の上のふちに手をかけ、ゆっくり慎重に下げていった。徐々に尻の谷間から性器が顔を見せ始めた。  
・・・フフ、ほ、ほらやっぱり大丈夫じゃないか!ここまでされたらさすがに抵抗するだろ?普通。  
あの人にゃ悪いが、初物(多分)頂きだ!・・・となりゃこんなチマチマ脱がすのは面倒だ。一気に下げるか・・・  
男がそう考え、一気に下げようとした、その瞬間。  
 
「あ!楽した」  
 
 零の一言で男たちは完全に凍りついた。  
 
 しばらくの間、男たちは沈黙していた。というより、せざるを得なかった。  
もし零が起きているとしたら・・・そう考えると、今一歩踏ん切りがつかなかった。  
プリ尻をむき出しにしてすやすや眠る零。男たちはそれを苦虫を噛み潰したような表情で見ていた。  
今まで何人もの少女達を毒牙にかけてきた二人だったが、こんな事は初めてだった。  
この男たち、表向きはこれでも警察上層部の幹部である。  
ここで下手うって足元をすくわれでもしたら、今まで気付き上げた地位と名誉、  
なにより職権乱用しまくりの役得全てが水泡と化す。  
たかだかこんな小娘一人のためにそれらを棒に振る事は絶対できない。  
手を出した瞬間、何か・・・それが二人の男の共通した思いであった。  
 そんな空気の中、片方の男がふと思いついたようにつぶやいた。  
「・・・罠か?」  
「は?」  
「誰か・・・我々の事を知った誰かが張った罠じゃ・・・」  
「私たちを排除するために、って事ですか?・・・まさか」  
「もしそうなら・・・おい!カメラだ。カメラが隠してあるかもしれん。早くさが・・」  
 
「どこに?」  
 零の絶妙の不意打ち。  
 
「!!」  
「!!」  
「い、いい。こいつの事は構うな。まずカメラを探せ!」  
 
「意味わかんない」  
 更に零の連続攻撃。  
 
「!!」  
「!!」  
 男たちはあわてて室内を調べたが、結局カメラは発見できなかった。  
「ふぅ、どうやらカメラは無さそうですね」  
「ああ、だが、気になる・・・クソッこんなご馳走を目の前にして手を出せんとは口惜しいわ」  
「まったく・・・せめて乳くらい揉んどきますか?ハハ」  
 
「まぁパイは好きれすけど」  
 零のとどめの一撃。  
 
「!!」  
「!!」  
「な、なんだ、なんなんだ、こいつは!」  
「わ、わかりません、わかりません、私にはもうさっぱり・・・」  
 男たちは完全に混乱していた。  
「も、もうなんだかワケわからん!こうなりゃヤケだ!行け!行けぇ!」  
「は!はぃぃぃぃ!」  
 
 男たちは憔悴しきっていた。  
「ふぅこんなに精神的に疲れたのは初めてですな」  
「まったくだ。さ、さっさとズラかるぞ」  
 
「え?もうですか?」  
 
「!!」  
「!!」  
 二人は思わず顔を見合わせ、零の方をゆっくり振り向いた。  
 
「問題れす。あなたの本名を全部足すといくつになるでしょう?」  
 
「え??本名?」  
「あ、悪名・・て事?」  
 
「謎は解けたよ、ワトソンくん」  
 
「や、やばい、に、逃げろぉ!」  
「ま、待ってくださいよー!」  
 二人はあわてて部屋を抜け出すと、一目散に廊下を走っていった。  
その代わり、タッチの差で部屋に入ってきた五代がゼロリングを味わうハメになってしまった。  
 
「午前零時の鐘の音・・・諸行無常の響きあり・・・いかに悪事を足せりとも、零を掛ければゼロなりき・・・  
その名も人呼びてケータイ刑事銭形零。わらわの暗算解いてみよ!」  
 
***  
 
「・・・そんなでっかい妹なんかいらないよぅ」  
 ここで初めてパチクリと目を覚ました零。  
 
「れれれ?」  
 
「れれれじゃないよ、銭形、お前!いてーよ、お前、早く外してくれよコレ」  
 
***  
 
「はっはっは、なるほどね。そんな夢、見てたのか」  
「悪夢ですよ、悪夢。五代さんも夢に出てきましたよ」  
「え?じゃアレでしょ。千恵子とかロジータとラブラブしてる夢でしょ」  
「違います。ね、五代さんに質問です。あなたの性格を四字熟語で言ってください」  
「え〜・・・質実剛健」  
「よかったぁ!本物の五代さんは思ったよりバカじゃないんだぁ」  
「バカじゃないって・・・じゃなんて言うと思ったんだよ!」  
 マウンテンバイクで無邪気に逃げる零。  
「ケータイ刑事のケータイはカタカナれす!Q.E.D」  
その瞬間、零の膣内から大量に何かがドロリと流れ出た。  
 
「れれれ?」  
 

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