その日の夕方、神谷清三郎ことセイは一人で道場の床の拭き掃除をしていた。  
黙々と床板を雑巾で磨き上げ、ふいに顔をあげて窓から外を見てみると、  
蜜柑色の夕焼けが瞳の中に飛び込んできた。  
ふっと腰を上げ窓まで歩み寄り、茜雲の間をぬうように飛んで行くカラスの群れをボ〜ッと目で追っていると  
「あれ?神谷さん」  
と、外から沖田に声をかけられた。  
「いないと思っていたらここにいたんですか。稽古ですか?」  
二人は窓を挟んで向かい合った。  
「いいえ、ちょっと拭き掃除を。稽古の後、足の裏を見ると真っ黒になるものだから気になって」  
「へぇ。さすがですねぇ」  
ニヤニヤと笑う沖田の笑い方に何かを含んでいるような気がしたセイは、ムッとした表情になった。  
「何が言いたいんですかっ」  
「別に何も。それにしても精が出ますねぇ。セイだけに精が出る・・・なんちゃって!ププツ」  
「・・・・・・」  
・・・3秒後、沖田の頬は真っ赤に腫れ上がることになる。  
 
紅葉の後がついた頬をなでつつ沖田は、プン!と唇をとがらせてそっぽを向いているセイに、  
おやおや・・・と困ったような、それでいてとても優しい、愛しいものを見るような視線を向けながら、  
囁くように言った。  
「ここのところ、二人きりになれませんね」  
セイは弾かれたように沖田を見つめた。  
ちょっぴり顔が赤らんでくる。  
「・・・だ、だって先生、お忙しいですし・・・」  
「でもまあ、いいですか。毎晩手をつないで寝てますしね!」  
ニッコリと笑う沖田に、セイは胸が熱くなるのを感じた。  
・・・本当は、それだけじゃものたりないんです、先生・・・。  
言葉に出せない想い。  
こんなことを言ったら、先生、呆れてしまうかな。  
でも、本当にそれだけじゃ最近ものたりなくなっている自分がいる・・・。  
そんな気持ちを振り払うようにセイは威勢良く言った。  
「だけど先生はすぐ寝てしまうから。手なんてサッサと離しちゃうじゃないですか!  
それに私に背を向けて寝るし!正直言って傷ついてるんですよ、私はっ」  
「そんなこと言ったって・・・仕方ないじゃないですか、それはぁ」  
「せめて背を向けて寝ないようにしてください!」  
「んもう、わがままですねぇ、神谷さんは」  
沖田はそう言ってクスクス笑うと、素早くセイの耳元に唇を近づけた。  
「あんまり可愛いので接吻したくなりました」  
「へっ!?」  
 
うろたえるセイなどお構いなしに、沖田は周りに人がいないかどうか辺りをキョロキョロと見回している。  
窓の内と外にいながらの接吻。  
な、なんかドキドキしてしまう。  
襟元をキュッと両手で握り締めながらセイは沖田の横顔を見つめていた。  
すると・・・ふいに足にスッと何かが触れた。  
ん?  
振り向いて足元を見てみると・・・  
なんとそこには土方がひざまずいて顔だけをこちらに向けニヤッと笑っていたのだった・・・!  
「ふッ!?」  
副長!!と叫ぼうとしたセイは慌てて両手で唇を塞いだ。  
どっ、どうしてっ!?  
なんでっ!?  
いっ、いつの間にっ・・・!!  
突然すぎる土方の出現にセイの頭は混乱しまくっていた。  
そんなセイなどまったく無視の土方は、いつもにも増して無表情を装いながら  
おはしょり姿のセイの太股に、当然のように指を這わせてきたのだった。  
 
「ひゃっっ!」  
思わずセイは短い声を上げた。  
「や、やめて下さい」  
出来るだけ小さな声で土方に訴える。  
しかし土方が素直にやめるわけがない。  
ますます意地の悪い笑みを顔中に浮かべて  
「下の口は俺が可愛がってやる。上の口は総司に可愛がってもらいな」  
と、こともなげに言った。  
「ちょっ・・・!」  
そうこうしているうちに、あれよあれよという間に土方の手によってセイの下帯は緩められる。  
「ダ、ダメッ・・・」  
おもわず土方の手を払いのけるようにして抵抗を試みるものの  
それはあまりにも弱すぎる力だった。  
セイの小さな手を振り払い、土方はグッとセイの白い尻を掴んだ。  
「あぅッ・・・」  
セイの息が乱れる。  
そんなセイを見て、クックッ・・・と土方はわらった。  
「なんだ、もう抗うのは終わりか?簡単なもんだな」  
 
だんだんと土方の指が自分の身体の中心へと近づいてくるのを感じ  
セイは甘い吐息を洩らさずにはいられなかった。  
「総司の目で俺に犯されるか?ん?どんな気分だ?・・・それとも感じるか?  
いつもよりも、ずっと」  
「んッ・・・んんッ・・・」  
声を押し殺す。  
土方の唇はゆっくりとセイの小さく丸みを帯びた柔らかい尻を舐め始めた。  
「んッッ・・・!」  
「そうだ、りこうだな。総司に聞かれたらまずいだろう。我慢するんだな、  
声を立てないように」  
土方の意地悪なわらい声がセイの耳に残る。  
身体から力が抜けていきそうだ。  
眉をしかめ、言われた通りに声を出さないよう我慢する。  
土方は尻をベロベロと舐め回しながら、やがてセイの熱く潤っている部分へと  
指を這わせてきた。  
土方の指にはセイのそこを甘く可愛がるといった感傷めいた動きは一切ない。  
ぬるめいたセイの蜜を指先にからめとり、荒々しく、実直に、そして狙いを定めて  
小さく突起した彼女の一番感じる部分を痛いくらいにこすり始めた。  
そして何度となくセイの尻を甘噛みする。  
痛痒いような快感が走り抜ける。  
 
「ひいぃっっ・・・」  
こらえきれずに小さな悲鳴を上げたセイはおもわず窓の桟を両手で強く掴んでいた。  
「・・・さんっ。神谷さん」  
「・・・・はい・・・・」  
のろのろとセイは顔を上げた。  
沖田が不思議そうな表情でそんな彼女を見つめていた。  
「どうしたんですか?なんかへんですよ。顔は赤いし、息は荒いし・・・」  
「お、沖田せんせ・・・」  
「・・・・・なんの表情ですか、それは。ダメですよ、今は接吻だけです。  
そんな表情をされたら私だって、たまらなくなってしまうじゃないですか」  
総司の言葉は土方の耳にも届いているはず。  
セイの足元にいる獣。  
その獣の息使いもだんだん激しくなってきている。  
どうだ、ほら、いいだろう・・・すげぇ濡れ具合だ・・・  
そんな土方の小さなつぶやきがセイの身体を縛り上げますます彼女を乱れさせる。  
やがて土方の舌がセイの尻の桃色の蕾をつついた時、彼の2本の指が同時に  
彼女の中へと奥深く入り込んだ。  
グチュッ・・・グチュッ・・・グチュッ・・・・  
「あああっ!!」  
こらえきれなくなったセイは目の前の沖田にしがみついた。  
 
「は、早くっ、せんせ・・・早く吸ってぇっ・・・」  
狂ったようにセイは沖田の唇を求めていた。  
沖田もまた、そんなセイに異様なまでの興奮を覚えたのか荒々しくセイの唇に  
唇を押し付け、舌を吸い、絡め、唾液を啜った。  
中に出し入れする指の動きの他に、もうこれ以上ないくらいに敏感になっている  
小さな豆を強くこする指が加えられる。  
土方の指の動きから作り出される痺れるような快感。  
得体の知れない何かがゆっくりと、しかし力を増殖させながらセイの身体の中に  
染み渡ってくる。  
もっと強い快楽を取り込みたくなって、無意識のうちに土方の指の動きにあわせて  
腰を揺らし始めるセイ。  
グチュッ、グチュッ・・・ピチャッ・・・ピチャッ・・・  
上からも下からも聞こえてくる淫靡な音。  
愛する沖田の頭をかき抱きながら唇を貪るセイは、両足をゆっくりと大きく広げていく。  
まるで土方の唇に、今度は一番感じる部分を舐めまわしてほしいと、おねだりするように・・・  
ニヤリと笑う土方の顔が思い浮かぶようだ。  
返事のかわりに土方は軽く尻をピシッと叩いた。  
ダメだ、私。  
この二人の男に狂わされる・・・・・  
 

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