総司はセイの手をひいて出会茶屋の木戸をくぐった。  
夜更けに武士のなりをしたふたりの男が手をつないで現れたことに  
茶屋の主人は一瞬とまどったようだが、総司が握らせた銀に  
あいそ笑いをして、いそいそとふたりを二階へと案内する。  
枕を置いて主人がふすまを閉めると、狭い部屋にはふたりきりである。  
セイは総司に背を向け、その背に行灯の光を浴びている。  
総司はセイには声をかけることはせず、のべられた粗末な床にごろりと横になった。  
セイはこちらに背を向けて身じろぎもしない。  
総司は腕を枕にして天井をみつめた。古びた安茶屋。天井にはしみがある。  
しみを数えるのは総司のくせだ。そのうちに眠くなってしまいそうだ。  
「沖田先生・・・?」  
不安げな声がセイの方から聞こえてきた。  
「はい?」  
「あの・・・ご迷惑でしたか?」  
言い終わるかそこらで、もう涙声になっているのがわかる。  
 
総司は跳ね起きると、布団の上にあぐらをかいてセイを見つめた。  
「迷惑?どうして?」  
「だって・・・」  
落とした肩が震える。  
総司は、ふっと笑いを漏らすとセイの腕を引いた。  
あっという間にセイは総司にしなだれかかるような格好になる。  
「泣き虫さんですねえ、本当に。」  
「だっ・・・だって・・・」  
総司はしばらくあやすようにして、しゃくりあげるセイを抱いていた。  
「ここなら、いいですか?」  
総司の言葉に、セイはびくりと肩をゆらした。  
「神谷さん、こちらを向いてください」  
セイはゆっくりと総司を振り返る。涙に濡れた瞳が総司を射すくめた。  
総司は濡れたほほをぬぐってやりながら困ったように微笑んだ。  
「どうして泣くんですか」  
 
「・・・わかりません。なんだか・・・寂しくて・・・」  
「なぜ・・・寂しいんです」  
言いながら総司は、涙に濡れたセイの頬に唇を寄せた。  
舌先でセイの涙をぺろりとすくう。わずかに塩辛い気がした。  
もう片方も同じように涙をすくってやると、セイのまつげが総司の鼻先をくすぐるのだった。  
総司はセイの頬を両手で挟み目を覗き込んだ。  
セイの潤んだ瞳が行灯の光を受けてちらちらとゆらめいた。  
どちらからともなく唇をあわせる。  
セイの唇は温かくて小鳥のように震えており、それでも総司の唇を受け止めた。  
総司は優しく口付けを繰り返すと、そっとセイの唇を割って震える舌を探した。  
おずおずと触れてくるそれは、総司の舌に夢のような痺れを与えた。  
小さな舌は時に逃げ、時にかすかに触れ、また逃げる。  
つかまえると総司は夢中でそれを吸った。しかしそれはまた逃げていく。  
まるで総司の方が弄ばれているようではないか。  
 
総司は唇を離すと、セイの耳にくちづけ小さな輪郭を舌でなぞる。  
セイは体をこわばらせてそれにこたえ体を徐々に総司に預けてくる。  
「ぁ・・・」  
ついに耐え切れず小さなうめきが口から漏れたとき、  
それを合図に総司はセイの唇に、今度は激しく・・・吸いついた。  
セイの唇と鼻腔から甘い吐息が入ってくる。どれだけ吸いあっても足りない。  
すぐにも倒したくなる気持ちをこらえて、総司は戒めのように唇を離した。  
「・・・神谷さん、私に見せてください。あなたを」  
セイは頬を染め、俯いて反射的に袂を抑えた。  
総司は静かに腰を浮かせると、袴をゆっくりと脱がせセイの着物の前を開く。  
するりと肩を滑って着物が落ち、白く華奢な裸体に不似合いな下帯姿になる。  
総司はためらいなくセイの晒しも取り払った。さらしが足元にふわりと広がった。  
脱ぎ捨てた着物が花のように散らばる中で、セイは体を縮め総司を見上げていた。  
ふたり座して向き合うと、総司の目の前には乳房を隠そうとするセイの腕があった。  
総司はセイの両手首をつかんでそっと腕を開げる。  
 
白桃のような乳房があらわれ小さく色づいた乳首が総司の目の前に突き出される。  
片手をのばし、セイの乳房にふれた。  
セイは顔をそむけ、自分になされることを見ないようにしている。  
「・・・だめですよ、ちゃんと見ていてください」  
手を伸ばして顔を向けさせ薄目の間からきらきら光るまなざしを確かめると、  
総司は両手でセイの胸をそっとつつみこんだ。  
白い膨らみが総司の日に焼けた手の中で息づいている。  
それがゆっくりと揉みしだかれ、形を変える様をセイは苦しそうに息を乱して見つめている。  
総司は頭を寄せると、小さな南天の実のようなその乳首を口に入れた。  
「ぁ・・・」  
わずかに開いたセイの唇から短い吐息が漏れる。  
総司は片方の乳房を愛撫しながら、もう片方は赤い実にわざと舌を伸ばし、  
それが転がされる様をセイに見せつけた。  
セイのふるえる指は総司をひき離そうとするかのように肩をまさぐる。  
「せ・・・ん・・・せ・・い・・・。・・・はっ、・・・はっ、・・・・」  
 
短く荒い息は、セイがまだ艶声を出したことがないことを示していた。  
のどの奥で声をこらえているのだ。それにつれて頬が次第に上気していく。  
総司の唇は乳房に、手はセイの尻にまわされていた。  
瀬戸物のようにすべすべとした小ぶりの尻。  
尻の丸みが総司の大きな手に包まれる。  
中心をわざと避けるようにしながら総司はその丸みを優しく撫でていた。  
手のひらの心地よさが総司の唇の動きを緩慢にする。  
乳首を痛くないように吸ったまま総司は乳房の輪郭に頬を寄せて丸い尻を存分に愛でる。  
どうしてこんなにすべすべとしているのかが総司は不思議だった。  
理由を知ることができるわけでもないのに、手の中にあるセイの丸みを優しく優しくなぞる。  
ふいにいたずらに、手のひらの小さな尻の両頬を総司はわしづかみにした。  
「あっ・・・」  
いきなり乱暴にされ、小さな悲鳴をあげてセイの上半身が反射的にのけぞった。  
その刹那をとらえ、ぐいと片腕を引くと総司は倒れかかるセイを褥に押し倒しす。  
とっさに胸を隠そうとする両腕を体の下に組み伏せて、セイを真上から覗き込む。  
総司の影がセイの顔を覆い、瞳だけがきらきらと見上げていた。  
 
「・・・怖いですか?」  
セイは潤んだ瞳で、必死にかぶりをふった。  
そのしぐさが、セイの気持ちを語っている。  
総司はつきあげてくる衝動を抑えながらどうやってこの思いを伝えようかと一瞬考えた。  
しかし白く熱を放つセイの肌がそんな考えをどこかに押しやってしまう。  
引き寄せられるように肌に唇をよせ、セイの熱さにとりまかれた。  
唇から鎖骨を通り乳房へとたどらせながら全ての曲線を確かめるように  
総司の手がゆっくりセイの体を滑っていく。  
腋腹と下腹と太腿、手を這わせるとセイがびくりと反応する場所を総司は見つけていた。  
「ふっ・・・ふっ・・・っはっ・・・!」  
あえぎかたすら知らない少女。  
いつの間にか自由になったセイの手は、必死に総司の肩を押さえ、  
無意識にかその愛撫から逃れようと時折腕をつっぱる。  
それにはかまわず下帯まで鼻先と唇でセイの体をくすぐりながら  
総司はセイの中心を目指して下りていく。  
 
それにつれて総司の前髪がセイの肌をかすかに掃くようになで、それがセイの羞恥をあおった。  
総司がどこに行こうとしているのかを想像したのである。  
「あ・・・先生・・・やっ・・・」  
手が総司の唇をさえぎろうとした。  
その手首を押さえつけ、総司はセイの無骨な下帯の周りを舌で丹念になぞっていった。  
太腿のつけねに舌を這わせて下帯をずらす。  
白いくびれの先に、若草のようなくさむらの端がわずかに見えた。  
「っせっ・・・せんせっ・・・」  
草の端が茂っている場所をめざしセイの下帯をまさぐりその隙間から総司は指を滑り込ませる。  
指の先が、思いもよらぬ熱さにふれる。  
かきわけてたどりついたそこは、さらりとした滴りにあふれていた。  
濡れそぼってはいるがぬめっていはいない。  
ねっとりとしてはいないその手触りを不思議に感じながら、総司の指は溝の内側をなぞる。  
弾けるような感触とともに、総司の指は勢いよくそこを滑った。  
 
「ふっ・・・ぅっ・・・っはっ」  
声にならない声が、何度もセイののどの奥から絞りだされる。  
さらさらとした滴りのおかげで総司の指は起伏のある溝の中心すらもするすると滑った。  
「はっ・・・はっ・・・はっ・・・」  
総司は体をずらしてまた小さな乳首の実を口に含むと、舌を絡ませるように転がしながら  
セイの下帯をゆるめていった。  
指は休むことなく、セイのぬかるみを水音を立てながらゆっくりと行き来している。  
そうしておきながら総司はセイの顔をのぞきこんでそっと口を吸った。  
あえぎで乾きかけた唇を湿らせてやる。  
「がまんしていますか?」  
「っふ・・・っ・はっ・・・」  
声にならない声を上げながら、セイはきつく目を閉じかぶりをふる。  
「声を出してごらんなさい。大丈夫だから」  
「せっ・・・っせん・・せい・・・」  
 
「ほら」  
ぬかるみを滑っていた総司の長い指は、セイの中心の突起をおさえてぴたりととまった。  
指先で突起のまわりを小さく円を描くようにしながら、指の腹でゆっくりと中心を撫でさすり始める。しずくの落ちるような水音が響いて、はっきりと総司の耳にも聞こえた。  
「やぁっ・・・はっ・・・はっ・・・・はっ・・・・」  
「いいんですよ、もっと大きな声を出して」  
「やぁぁ・・・せんせいの・・・いじわる・・・・・ん・・・やぁっ・・」  
「私に聞かせてください。」  
総司はセイの唇に自ら耳を寄せると、セイの手を取り下帯の上から自らの屹立したものにそっとあてがった。  
そうしておきながらセイの女芯をつかまえようとする。  
総司の指でセイの突起はつるりと逃げ、その芯がこすられた。  
「あぁっ」  
セイのうめきと同時に、総司の屹立したものが下帯の中でびくりと動いた。  
「・・・ほら・・・ね」  
「・・・せ・・・んせい・・・も・・・?」  
総司は再びセイの乳房まで唇を伝わせながら頷いた。  
 
「そうですよ。あなたの声で私も・・・」  
乳首に答えをささやくと、セイののどがごくりとなるのが伝わってきた。  
「っふっ・・・はっ・・・はぁっ・・・ぁ・・・ん」  
こらえようとしていたあえぎを、少しづつセイは解放していく。  
ゆるんでまとわりついていたセイの下帯を全て取り払うと、途中えくぼのように  
くぼんだへそを舌先でくすぐって総司は再びセイの秘所へと唇をずらしていった。  
きつく閉じていた脚を難なく開かせ、中心を覗き込む。  
セイのそこは、ひだも真珠も全てが桃色で、濡れて光りながらふるふると震えていた。  
総司が目指すセイのぬかるみはひだの奥に身を潜めていて、脚を開かせただけでは容易に見えない。  
総司はセイの中心に一瞬だけ顔を寄せてそっとくちづけする。  
中心から放たれる熱気が総司をそそっていた。  
総司はくさむらのかげからひょいと顔をのぞかせ無邪気にセイに笑いかけた。  
「神谷さん、見て」  
「っやっ・・・そんなっ・・・」  
「ねえ、見てください。ほら」  
 
促され、セイは肩で息をつきながら上半身を起こし声のする方をおずおずと覗き込んだ。  
「い・・っやあ・・・」  
セイはたまらず羞恥の声をあげた。  
セイが見たのは、自分の両脚が大きく開かれその間に総司が顔をうずめている様だった。  
「ちゃんと見ていてくださいね」  
童子が宝物を見せようとするかのように言いながら総司はうんと舌を伸ばした。  
セイからよく見えるようにとしっかりと両脚を手で押さえて  
セイの薄いくさむらを掻き分け、伸ばした舌先でセイの突起をつかまえようとする。  
総司の舌がくさむらに消えたと思った時、  
ちろちろと突起にからみついてくるのがセイにはわかった。  
突起のまわりを中心に、温かなぬめりが動き回る。  
目の当たりにした淫らなその行為にセイの奥がぎゅっと絞られるように疼いた。  
「いゃぁっ・・・そっそん・・・な・・・ぁんっ、んっ・・・あぁっ・・・!」  
総司はセイによく見えるように時折角度を変えながら、セイをねぶった。  
「・・・ふっ、・・・あ、・・・ふぁっ!」  
 
セイは必死に目をつぶり、膝を曲げてそれをこらえようと逃れようとあがいた。  
しかし一度目にしてしまったがために、  
自分のそこが今総司の舌にどうされているのかがありありとまぶたに浮かびそして感じる。  
総司の舌がセイの溝を割ってするりと奥に滑り込み、唇と舌がひだをひとつひとつ広げていく。  
やわらかい唇はセイの女芯に小さな口づけを繰り返しながらぬかるみまでおりて、  
ぬかるみに何か温かくうごめくものが割り込んでくる。  
「ぁぁあぁっ、はぁっ、やぁあっ・・・ぁあっんっ」  
温かく蠢くものはきっと総司の舌で、ぬかるみをくすぐり出ると  
それはわざとのように水音を響かせながらセイの中心を何度も何度も行き来する。  
一番敏感なところが温かい唇につつまれると、次いで蠢くものがそこを圧していく。  
と同時に乳房に伸ばされた総司の指が舌の動きを模すように、小さくとがった乳首の先をこするのだ。  
秘所は唇で、指先で乳房を。セイの体は総司の意のまま愛撫される。  
セイの両足が小刻みに震え始めていた。  
「ゃあぁっはぁっ、・・・ん、はあぁっ・・・はぁっ」  
セイの手は何かをつかもうとするように空に伸びた。  
 
セイの女芯を執拗に舌で責め続けながら、総司の指は白い脚の付けねをなぞりはじめていた。  
先刻総司が見つけていた、セイの喜ぶ場所だった。  
「っやぁぁん、はぁっ、・・ゃぁん、あぁっ・・・あはっぁ・・ん、はぁっ」  
付け根をたどる総司の長いぽこりとした指が、セイの体をくねらせる。  
あえいだはずみで一瞬総司の唇から逃れたセイの突起は  
すぐにまた総司の唇と舌に吸いつかれ飴玉のように大事に大事にしゃぶられる。  
セイの手は総司の肩をせつなげに何度も行き来し、頭をかき抱いていた。  
セイにはもう何も考えられなかった。こんなふうな感覚も興奮もセイの知らぬものだった。  
 
そろそろ絶頂がくる。総司にはそれがわかった。  
総司は女芯全体を口に含むと膨らんできた真珠に舌を押し当て、  
そのまま優しく吸いついて細かくふるわせあまがみをした。  
上り詰める瞬間をそらさぬように。  
「ぁはぁっ、やぁっ、はっ、やっ、やぁん、おっ、沖・・・田せん・・せっいっ、  
 やぁっ、はぁあぁっ、ぃやぁっああぁぁぁぁぁん!!」  
セイの脚がこわばり、指先がたまらなく総司の髪を乱した。  
 
小ぶりのまだ固い乳房は、屹立した先端を総司に見せつけてふるふるとふるえた。  
セイが小さな悲鳴を上げてのけぞったあとも、総司はセイの真珠から唇を離そうとしなかった。  
充血しはりつめたセイのそこを丁寧に丁寧に舌で舐め続けてやる。  
「んはっ・・・、ぅっん、くぅっ」  
達してしまったセイは、体を大きく震わせながら、  
総司の唇を逃れようと必死に腕をつっぱり総司の肩を押した。  
しかし総司はびくともせず、離れない。  
「ふぅっ、んぅぅっ・・・ぅっ、ぅんっ・・・」  
セイは頭を振ってその甘美な苦痛から逃れようとしていた。  
「んっ、ぅっ、んうううんっ!やぁああっ!やあぁぁ・・んっ!」  
懇願の悲鳴をあげると、総司の舌はやっとセイの女芯を解放した。  
手早く下帯を解くと、息を乱すセイの手をとり自らの屹立したものにじかに触れさせる。  
セイははっと潤んだ瞳を見開く。  
「せん・・・せ・・・い・・・」  
 
総司の中心で猛り狂い屹立しているものを認め、セイはおびえたように手を引こうとした。  
総司は困ったように笑ってつとセイの耳元に顔を伏せ、荒い息の中からつぶやいた。  
「入りたい・・・」  
総司のつぶやきに身もだえするようにセイはかぶりをふったが、やがて  
おずおずと手を伸ばし総司をそっと握ってみるのだった。  
「・・・っふ・・・」  
総司の口から思わず息がもれる。  
先端からしずくが漏れていたことにセイは気づいただろうか。  
棒をつつむセイの小さな両手を自分の手で覆い、総司はセイに口付けした。  
セイの目をみつめたまま、屹立した棒の先端でぬかるみをさがす。  
突起をみつけた。  
セイの腰がびくりと後ずさろうとした。  
総司は逃げられぬようにセイの腰をおさえ、ゆっくりとセイに入っていった。  
「っ・・・あっ・・・・」  
セイの顔がみるみる痛みでひきつる。  
 
総司はほんの少しいれ、すぐに出し、またほんの少しいれ、すぐに出ししながら  
わずかづつとぬめりの奥へと沈んでいく。  
「・んはぁっぁ・・・っぁっ・・つぅ・・・」  
セイの手がきつく総司の肩をつかんだ。  
「神谷さん・・・、」  
セイの名を呼ぶ。  
「神谷さん・・・、」  
辛そうな表情を少しでも和らげようとするように何度も名を呼びながら、総司はセイの中に沈んでいった。  
セイの目じりから一筋の涙がこぼれて耳につたう。  
 
総司の全てがセイに飲み込まれるまでどのくらい時間がかかったのだろう。  
やっとのことでセイの奥までたどりついた時、総司はあまりのしめつけにあえいだ。  
「神谷さん・・・、もう少し・・・力を抜いてください」  
セイの頬に頬をつける。  
頬が濡れていたのは涙のせいだろうか。  
 
荒く息をつく唇、涙で湿ったまぶた、上気した頬。  
セイのそれらを総司はやさしく指先で確かめていった。  
それにつれて少しでも痛みがやわらげられたのだろうか。  
短く息をつきながら、セイは固くこわばらせていた体の力をわずかに抜いたようだ。  
それでもまだ、初めてこじあけられたセイのそこはきつい。  
苦しげな表情を見るほどに、総司の息は荒くなっていった。  
「神谷さん・・・私達つながっていますよ。分かりますか?」  
総司は上半身を起こすと、セイの背中に手を回し体を起こすようセイを促す。  
「ほら、見て」  
セイは涙目でおびえたようにかぶりをふる。  
しかし総司が許さないことを悟ると、ついには総司の目が示すそこをおそるおそるのぞくのだった。  
「やぁぁっ・・・」  
目をそらそうとするセイの腰を抱いて、総司はすばやく体勢を変えた。  
座して脚を開き、つながったまま向き合う形でセイをかかえる。  
セイは総司の首に必死に腕を巻きつけ、なんとか目をそらそうとした。  
 
「ほら、ちゃんと見てください」  
かかえた尻を大事になでてやりながら荒い息とともに総司はささやいた。  
業を煮やした総司は仕舞いにセイの頬に手をあてて顔をむけさせ、  
目線をふたりの間に落としてその場所をセイに教える。  
セイがそこに視線をさまよわせたとき、わざと棒を引き気味にし  
ふたりがつながっている様を見せてやった。  
総司の棒がふたりの間に渡され、行灯の色に濡れて光るのがセイに見えただろうか。  
そのままゆっくりと、総司は動きはじめる。  
総司の棒がセイの茂みにかくれ、また姿を現しするのがセイには見えた。  
粘着質の水音が総司の動きにつれて大きく響く。  
「やぁっ・・・あっ」  
セイは総司の首にしがみついていた。  
自分の知らない自分の奥に総司が確かにいる。  
その感触が鈍い痛みとともにセイの胸の奥を甘く刺し貫いていた。  
 
セイのぬかるみは明らかにその滴りを増していた。  
セイが総司に抱きついたがために乳房は総司の前にさらされ、  
総司はセイの尻をつかんでひき寄せながら愛しい乳房を存分にもてあそぶことができる。  
律動にあわせて乳房に顔をうめ、小さな乳首を唇ではさみ、丸みを舌でなぞる。  
やわらかではりのある白い赤い感触は全て総司のものだった。  
片方の手はセイの尻をつかんでなぶり、  
もう片方の手はセイの尻から溝を通って秘所にまわし、つながっているそのまわりをくすぐる。  
「はっ、ぁあん、っは、あぁぁん、っは、っぁぁっ、っはっ・・・」  
セイの声は、はじめは快感のそれではなかったはずだ。  
律動が体に与える鈍い痛みをこらえきれず口をついてでていたうめきのはずだった。  
それでも総司の思うままにされているうちに、セイは総司も驚くほどに乱れていった。  
声が歓喜のそれにかわったのは総司の気のせいではない。  
甘いあえぎが総司の耳元に吐息と共に吐き出される。  
そればかりではない。  
 
信じられないほどの滴りがセイの中からじわじわとあふれ出てきて、褥をぬらした。  
つながっているまわりをくすぐっている総司の指も真珠まで難なく滑り、それにからみつく。  
それほどに蜜を滴らせながらセイはぎりぎりと総司の棒を締め付けてくる。  
締め付けながらざわざわと蠢く。  
総司はもう耐え切れなくなっていた。  
セイを痛くさせないようにと気をつけていたこともいつか忘れ、  
総司はセイの足をかかえるようにすると深みを目指して何度も何度も激しくセイを突き上げた。  
水面をはじくような濡れた音がその度に響く。  
「・・・神谷さん・・・聞こえてますか?」  
総司はセイの背をしっかりと抱き、耳たぶをあまがみしながらたずねた。  
「いやあっ・・・ぁあん、」  
セイの中がぬめりながら一層強く総司を締め付けてくる。  
目にかかる前髪をかきあげ、額に浮かぶ汗をセイの肩で押さえ、総司はなおも容赦なくセイを突いた。  
「はぁっ、あんっ、あぁぁぁん、ぁん、あぁぁっ、あっ、」  
セイの乳房が総司の突きにあわせて上下にはげしくゆれていた。  
 
「神谷さ・・・ん、・・・っも・・う」  
うめくと、セイの蠢きが今一度総司を思い切り締め付けてきた。  
セイを揺さぶりながら胸に顔をうずめる総司の髪を、セイの手が乱す。  
「あっ、あっ、沖田せんせいっ・・・!」  
ふいにセイの舌が無防備だった総司の耳に侵入し、中でせつなげな声があえいだ。  
「はぁっ、ぁっ・・・、ぁっ先生来て・・・!・・・来てっ・・・!」  
耳から走った快感が総司のたがを外し堰を切る。それが総司の限界だった。  
「っぅ・・・・くぅっ・・・・・・」  
総司は深く深くセイに自らを突き立てると、セイの腰を力いっぱいひきつけて  
身を震わせて奥へと全てを解き放った。  
 
びくり、びくり、と大きく震える総司の背にセイは必死でしがみつき、  
細かく体を震わせてそれを受け止めていた。  
最後の一滴までセイの奥に注ぎ込んで、総司はセイに頭を預けるようにしながら荒く大きく息をつく。  
 
セイの手が総司の背をぎこちなくなでさすり時折髪をくすぐっていた。  
やがて気を戻してからも、総司はセイの中がまだひくつきながら棒をつかんで離さないのを感じている。  
セイのそこは、総司を飲み込んだまままだどくどくと脈打っていた。  
セイは潤んだ瞳で微笑むと静かに総司の額に口づけした。  
そのまま唇で優しく総司の前髪をくすぐり続ける。  
もてあそばれているような気がしてきて、総司は顔をあげしなにセイの腰を少し乱暴にひきよせた。  
「・・・ぁん」  
小さくもれた声を逃がさぬようにセイの唇をつかまえ、激しく吸った。  
貪り足りない。  
セイの中で再び大きくなり始めている自分を総司は感じていた。  
総司になぶられていた筈の少女は、総司をくわえ込んだまま妖しく脈打っている。  
少女自身が知ってかしらずか、上気した頬も、桃色の唇も、濡れて光る乳首も、  
恥ずかしげにくすりと笑いながら、もういいの?と総司に尋ねているようだ。  
いたぶりたくならない方が嘘だ。  
ちらりとのぞいた舌を求めて、総司はセイを激しく抱き寄せていた。  
 

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