そんなはずはねぇんだけどなぁ?  
俺が男をねぇ・・・  
鬼副長こと土方歳三は目の前でぎゃあぎゃあと騒ぐ神谷清三郎を見ながら思いにふけった。  
近藤さんを信じて副長となってからは女ですらあまり食指が動かないってぇのに、  
こないだの夜行水をする神谷のなまっちろい背中を見てからどうも神谷が気になる。  
好奇心で陰間を買おうとしたときだってその気になれずに帰ってきちまったもんだが。  
「土方副長!聞いていますか?まったく沖田先生ときたら・・・副長?」  
「総司・・・とはできてんのか?」  
「なっ、な、なにをいきなり!!原田さん達みたいな事を。私には明里さんという」  
・・・この調子だと本当に総司とやっちまった訳じゃなさそうだな。  
「ならいい。総司のもんだったら気が散りそうだからな。」  
「へ?」  
もやもやしてるくらいだったらこっちの方が手っ取り早い。  
そう思い立ったがすぐに土方は清三郎を押し倒して着物を脱がせていた。  
 
「ひ、土方副長!」  
さらし?  
そういや火傷したとかいってたな。  
清三郎の抵抗もむなしく土方は手馴れた様子でどんどんと身に着けているものを剥いでいく。  
そしてついに、セイのまだ小ぶりな胸があらわになった。  
「神谷っ、お前女・・・」  
それで・・・か。  
いままでの神谷の行動や自分がひかれていたこと全てに合点がいく。  
「まてよ!って事はだ、こっちはどうなってんだ?」  
「他に言うことはないんですか?」  
セイの突っ込み虚しく土方は残ったセイの着物も剥いでしまった。  
「ほう、越中に詰め物か。」  
こうしてみりゃまるっきり女じゃねぇか。  
「どれどんな風になってんだ?」  
 
土方はセイの膨らんだ妙な腰巻に手を伸ばした。  
「ふ、ふくちょっ」  
セイの敏感な部分が布越しに触られる。  
ふぅん、感度はよさそうじゃねぇか。  
「女なら得意分野だ。まかせておきな。」  
そういうとあらわになったまま放っておかれた小さなふくらみに手を伸ばす。  
いきなりの出来事に混乱したセイを快楽へと導き始めたのだ。  
 
「はぁっ。」  
先端の蕾を口に含まれセイは息をのんだ。  
土方はその先を丹念に嘗め回す。  
堅さを増してきた事に満足を覚えるかのようにしつこく弄ぶかのように続ける。  
「んぁっ。」  
ずっと下唇をかんで声を漏らすまいとしていたセイがついに声を漏らした。  
「気持ちいいんなら声だしてろよ。この時間この部屋に近づくやつぁいねぇ。」  
「そんなっはぁっ。」  
土方の言葉を機にセイはどんどんと声を高めていった。  
いい体をしてやがる。  
まだ子供っぽいところもあるがこっちの方は完璧に大人だな。  
 
土方はセイから溢れ出る蜜をそっとすくってにやりと笑った。  
「ほれっもっと声をあげてみな。」  
「あ、いぃい、やぁ〜」  
土方はセイの快感の芽を優しくこすりはじめた。  
セイの体は快感を求め腰を動かし土方の指に自らをおしつける。  
「気持ちいいか?こっちはもっと気持ちいいぜ。」  
そういうと土方はセイの中へすばやく自分の物を突き立てた。  
「ん、いつぅ。」  
セイの目からうっすら涙を滲ませる。  
きつい・・・こりゃ  
「神谷お前初めてだったのか?」  
 
セイは歯を喰いしばりながらこくこくとうなずいた。  
「そりゃあ悪かったな。いきなりいれちまって。」  
「そんな問題じゃっ。」  
セイが反論に転じようとした時、土方は動き始めた。  
「あっ・・・ん。」  
セイはもう言葉を続けることは出来なかった。  
土方は巧みに腰を動かしセイの中を行き来する。  
「初めてだって知ってりゃそれなりのやり方があるんだ。」  
自信満々に言ってのける土方の顔にも汗が浮かび始めていた。  
そろそろ大丈夫だろう。  
土方は確信するととたん激しくセイのそこを突き始めた。  
 
セイは息つく間もないほど激しく声をあげはじめた。  
「いやぁ〜、な、なに、こ、あっこれ、あぁ。」  
セイの小さな体の奥まで土方のものは届き激しくつきあげる。  
荒々しくセイの中を行き来するものがセイの感覚全てを支配する。  
「ん・・・ぁはぁ」  
「気持ちいいだろ。これからもっと気持ちよくなる。」  
「はぁっだ、だめ。」  
土方はより一層激しくセイを攻め立てる。  
セイは無意識のうちに自分からも腰を動かし土方をより深く受け入れる。  
 
こいつ・・・一丁前に締めてきやがる。  
土方は持ち前の負けず嫌い精神で角度を変えセイを攻め始めた。  
「はぁ、だめっ・・・んぅへ、変なかんっ。」  
「気持ちいいだろ。」  
土方は有無を言わせぬ物言いでセイへ囁く。  
その低い声にもセイは全身を駆け抜ける快感を覚えた。  
「あっ。」  
そう大きく声を上げたあとセイは力を込め土方に抱きついた。  
びくびくしてる・・・こりゃ・・・  
土方は動くのをやめセイの様子をみる。  
「気をやったか。」  
半ばため息混じりに言った。  
まぁいい。  
このまま新撰組に置いとけばいたぶるきかいはいくらでもある。  
そう思いつくと土方は微笑みながらセイの頭を優しく撫でた。  
 

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