ここはどこかにあるペンギン帝国のアジト、ペンギン城。
その一室に帝国戦闘員であるペンギンコマンダーが集められていた。
「なぜ集められているのか、分かってると思うが……」
壇上で彼らを見下ろすのは、ペンギン帝国司令官(23)、童顔巨乳でトレードマークは
ポニーテール。
「……今回の作戦は完璧なはずだった。ペンギンコマンダー部隊は分散して各地で騒ぎを起
こし、惑星ロボを出撃させる。そして、手薄になった研究所に私の南極で突撃をかけて、や
すやすと制圧するはずだったのに……お前たち!一体何をしていた!?」
「漫喫で昼寝してました!」
「ゲーセンで100円パチしてました!」
「公園で鳩に餌やってました!」
敬礼とともに悪びれもせず言い放つコマンダーたち。
「……お前たちはサボり営業マンか、バカ者!!お陰で、私は万全の態勢を持って迎撃さ
れて、また、与儀ジョウに、与儀ジョウに……」
顔を赤らめ、唇をかみ締める司令官。
「くっ、まぁいい、とにかくだ。惑星ロボ相手に負け戦が続いているからって、最近弛みす
ぎなんじゃないか?こんなことでは、帝王様に顔向けできないぞ」
「そんなこと言ったって、ねぇ」
「……なんだ?」
「いや、我々、ライダーで言うところのいわゆる、イーッ!な存在な訳で。あまり期待され
ても最終的にはこう、蹴散らされておしまい的なポジションにいるって言うか……なぁ?」
ペンギンコマンダーたちが顔を見合わせて頷きあう。
(なんて敗北的主義発想……否定は出来ないけど)
それでも、このネガティブな考え方のままでは惑星ロボへの勝利はおろか、作戦の実行如
何にすら影響を及ぼしかねない。
(仕方ない。すこし活を入れてやらねば)
「いいか?忘れているようだが、お前たちはペンギンコマンダー、選ばれた存在なんだぞ?」
「俺たちが、選ばれた?」
「そう!ショッ○ーみたいなジッパひとからげの没個性なんかじゃなくて、それぞれがエリ
ートとして、ペンギンコマンダーとなるべくして選ばれた存在なのだ!!」
「そう、だったのか……」
(いや、選定基準は私も良く知らないけど)「だから、そんな風に何をやっても無理なんて
考えるのは止めるのだ!お前たちならその気になれば、なんだって出来る!」
「そうか!そうだったのか!!俺たちは無能じゃないんだ!!」
「そう、その通り!お前たちはやれば出来るんだ!」
ペンギンコマンダーたちにみるみる自信が溢れていく!歓声が上がる!そして口々に、
活力に満ちた台詞を言い合う。
「やれば出来る、やれば出来るんだよな、俺たち」
「そうだ!出来るんだ、うん!もっと、もっと自信を持っていこうぜ!出来ないことなんて
ない、タブーを破っていこうじゃないか!」
「ああ……!!俺たちを縛るものなんてないさ。姦ってやろうじゃないか!全力でさ!」
(あれ……?なんか雰囲気が……)
司令官がなんとなくいやな感じを察し、後じさりをすると、
『姦れば、妊娠る』
『姦れば、妊娠る』
真っ黒いオーラらしきものを身にまとったペンギンコマンダーが、一人また一人と壇上に
上ってくる。
「ちょ、ま、お前たち、キャーーーーーー!!」
そして一気に司令官に襲い掛かった。
四方八方から、普段は見せない瞬発力を発揮して飛びついたペンギンコマンダーは、あっ
という間に司令官を組み敷くと、
「くっ、脱がすな、こらぁ!!」
ここそこから伸びた手が、乱暴にジャケットを脱がし、タンクトップをめくり上げる。
ミニスカートも下着が丸見えになるくらいまで持ち上げられると、上下そろって白の下着
が露になった。
「止せって、この、今ならまだ、許してやるから……」
「この期に及んで強気な態度……だけど、これを見てまだそんなこと言ってられますかな?」
そしてペンギンコマンダーが腰を突き出しチン……前シッポを誇示する。普段以上の大きさ
に膨張し、直立にそそり立っているそれを、司令官の鼻先に持っていく。
「欧米成人男性を軽く凌駕するまでに肥大したこの前シッポでもって、司令官を快楽の虜にし
て差し上げましょう!」
「ひっ、ちょっと、無理!絶対無理!!そんな大きいのは入るわけないから!壊れちゃう!!
止めて、止めてっ!!」
人間の腕くらいの太さ、大きさでそそり立つチン……前シッポを見せ付けられ、恐怖におの
のく司令官。逃れようとするが、両手足押さえつけられているので、それは叶わない。
「なに、大丈夫です。ホラさっき司令官も言ってたじゃないですか、何事もやれば出来るって」
「いや、コレはいくらなんでも物理的に無理だから!!死ぬって、死んじゃうから!!」
涙を浮かべて嫌々をする司令官。語調はだんだん、命令から哀願に近くなっていく。
「ねぇ、お願いだから……ヒドいことしないで……」
「いいえ、します。なぜなら、我々は悪役だから」
「そんなぁ、こんな時に限ってまっとうなことを……ひぃっ」
そうこうしているうちに下着が剥ぎ取られる。そして、微かに蠕動する巨棍が、ゆっくりと
秘所に近づいていく。
「それではっ!」
ペンギンコマンダーが気合を入れる。鮮やかに桃色な、合わせの部分をくぱりと広げると、
濡れてもいない膣内に向けて照準を合わせる。
「嫌っ、嫌だ……やめてーーーーーー!……え?」
「ぬうん、射精す!!」
入るか、入らないかの瞬間。触れるか、触れないかのほんのかすかな接触で、ペンギンコマ
ンダーのチン……前シッポは、硬直し、白い液体を撒き散らした。下腹部、太もも辺りをとろ
とろのゼリー状の白濁が汚していく。
「早っ!?ってか、早すぎ!?」
「なんと!」
率直な司令官の感想に、ペンギンコマンダーはショックを受けて固まる。
「なにその見掛け倒しっぷりは?」
頭を垂れる巨大前シッポと一緒に、そのペンギンコマンダーはすごすごと引き下がっていっ
た……
「なに!司令官、ヤツはダメだったですけど、我々がいます!」
「そうです!我々全員で司令官を満足させますから!!」
「いや、そんなこと頼んでない……はぶっ」
ペンギンコマンダーが司令官の口に遠慮せずに尻尾をねじ込む。大きすぎるそれに目を白黒
させるのを気にせず、そのコマンダーは司令官の後ろ頭をつかむと、引き寄せて思いっきり喉
の奥まで突きだした。
「えぶっ、おごぉ……んぐ!!」
呼吸が出来ないくらい激しいイマラチオ。口元から唾液をダラダラたらしながら、彼女は人
形のようになすがままにされる。
「俺は胸だ!!」
ブラをはずすと、別のコマンダーが胸の谷間に挟み込んでのパイズリ。
「俺は手でやってもらいたいんだ!」
ムリヤリ握らせて、擦らせる。
群がるコマンダーたちは好き勝手に司令官の体をもてあそぶ。
そして、
「で、出る!」
口腔を勝手していたペンギンコマンダーが果てる。喉奥で発射された白濁は、強制的に嚥下
させられると、とろみを伴ってゆっくりと彼女の食道を下っていく。
「けほ、けほっ」
引き抜かれると、むせながら司令官は大量の唾液を吐き出した。
「俺も!」
パイズリ、手コキのコマンダーたちも間髪いれずに、シッポの先端から何らかの液体をほと
ばしらせた。粘つくそれは彼女の顔、ポニーテールを重点的に汚した。
「う〜、なぜ私がこんな目に……っていうか、ちょっと、なにその三擦り半っぷり!?こっち
としては中途半端なんだけど!?」
「え!?」
「揃いも揃って早漏にも程がある!……まったく」
憤慨する司令官。でも、すぐに自分の言っていることの意味に気がついて、
「い、いや、私も満足したいとか、そういうんじゃないぞ、本当に違うぞ?」
「大丈夫です、司令官殿!!我々ペンギンコマンダーは二回戦が凄いんです!」
「そ、そうなのか?」
そこには先ほど、入り口で果てたコマンダーが仁王立ちしていた。さっきと遜色ないほどに
シッポを滾らせている。
「今度こそ司令官を満足させて上げましょう!」
「そ、そうか……」
ごくり、生唾を飲み込む。やはり大きい。大きすぎる。あんなものが入るとは到底思えない。
でも、そんなに大きなものだからこそ、狂うほどの快楽が得られるかもしれない……少なくとも、
こんな生殺しの状況からは、脱せれるのかもしれない。
「分かった……」
もう拘束の手はなかった。四つんばいになった彼女は、手を回して自分からそこを広げると、
ペンギンコマンダーのソレを導きいれた。
(あ、入ってく………あ)
「おう、もう限界だ!!」
ほんのちょっぴり。先端が小指の先ほど埋没したかのくらいで、果ててしまうペンギンコマ
ンダー。
「………」
「どうですか?さっきよりも持ったでしょう?」
「………(怒)」
「え、なんですかそれ、なんで突然銃なんて持って、ぎゃああああああああ!!」
――発砲音。
――逃げ惑うコマンダー達。
――修羅と化したポニーテール。
その日、南極帝国は約半数の戦力を自主的に失ったという……