誰もいない、放課後の視聴覚教室。  
 出来損ないのヴァンパイア少女である真紅果林は、  
二人の男子生徒の前でストリップを強制されていた。  
 
 一人は冷酷そうな目をした細身の少年。  
 もう一人は背は低いががっしりとした体格の男子。  
 
「早くしろよ」  
 細身の少年、穴沢の声が果林をせかす。  
 果林は震える手で制服の上衣を脱ぐと、丁寧に畳んで机に置く。  
 スカートを足から抜き取ると、それも上衣の上に畳む。  
 
 真っ白いブラジャーに包まれた、小柄な身体には不釣合いなほどの豊満な乳房。  
 そのふくらみは、男だったら誰でも思いのままに蹂躙したくなるような柔らかな谷間を作っている。  
 フリルのレースで飾られたやはり真っ白なショーツから生えているむっちりとした  
美味しそうな太もも。その真っ白なふとももをもじもじとこすり合わせるようにして  
果林は羞恥に耐えている。蒼白の頬。恐怖に怯えた瞳。その瞳で床を見つめたまま、  
両腕でブラジャーの上から自分の胸を抱くようにして必死に男たちの視線から身を守ろうとしている。  
 
「果林ちゃん。ご家族がどうなってもいいのかな?」  
 柔道体形の男子、灰原の声が果林の耳朶を打つ。  
 その言葉にびくり、と果林が大きく反応する。  
――あたしが……守らなきゃ……  
 その想いが果林に死にたいくらいの恥ずかしさを我慢させている。  
 
 
 
 増血中、たまたま噛んだ相手が特異体質だったとは果林にも杏樹にも気づけなかった。  
 杏樹のコウモリで記憶を消したはずが、そのコウモリから逆に吸血鬼に関する  
ほとんど全ての記憶を吸われてしまった。  
 吸血鬼とはどういう生き物なのか。真紅家の家族構成。どこに住んでいるのか。  
どうやって他人の目から隠れているのか。  
 
 穴沢は興信所顔負けの行動力で真紅家の全員の写真を撮影していた。  
 それも、吸血中の決定的な写真ばかりを。  
 
「この写真を公開されたくなかったら……」  
 そう脅迫されたら果林にはどうすることもできなかった。  
 
 
 震える手で、果林は背中のホックを外そうとする。  
 しかし見られているという怖さで、その手は震えてしまい上手く外せない。  
 体を前かがみにするとおっぱいの谷間を灰原に見られてしまいそうで果林は気が引けてしまう。  
 
「もう、なにやってんだよ」  
 灰原の怒りのこもった声に果林は身体をこわばらせる。  
 そしてその隙に、肩から手早くブラジャーを抜き取られてしまう。  
 
「きゃっ……」  
 果林は胸をぎゅっと抱いて隠すと、そのまましゃがみこんでしまう。  
 ただでさえ恥ずかしがりやの果林には、こんなところで男に乳肌を晒すなんてことはとても  
我慢できないことだった。腕では隠しきれないほどの大きな膨らみを膝に押し付けて  
必死に二人の視線に耐えようとする。頬は真っ赤に染まり、セミショートの髪から覗く耳まで  
焼けそうに熱く火照っている。  
 
 穴沢が言った。  
「そう。じゃあ、いいよ。真赤一家に全滅してもらうだけだから」  
「え?」  
 その言葉に、果林は恥ずかしさも忘れて  
「吸血鬼なんてバケモノは、この世にいちゃいけないからね。この事実を公表して  
バケモノには死んでもらうのが一番かなあ」  
 写真をひらひらと振りながら、冷静に穴沢が言った。  
 それを聞いた果林の顔からはすっかり血の気が引いている。  
「…そ、そんなっ!?」  
「いやなの? じゃあ、ちゃんと立って灰原におっぱい見せてよ」  
「…う…うう…」  
 
 
 泣きそうな顔で、胸を押さえたまま果林は立ち上がる。  
 恐怖に震える心と、家族を守らなければ、という決意が果林の胸の中でぶつかり合う。  
 もっちりと胸が変形するくらい強く押し付けていた腕をゆっくりとはがしていく。  
 その下から、透き通るような白い肌のもっちりとした二つの乳丘が姿をあらわす。  
 すこしでも乳肌を隠したいのか、果林は腕を胸の下で組んでいる。  
 そのせいで乳房が組まれた腕の上に乗り、バストの大きさをより協調してしまっているのだが  
羞恥に首まで真っ赤に染めている増血鬼少女はそんなことには気づかない。  
 ただ、恥ずかしくて、この光景が現実とは思えない。  
 悪夢の中のいるような気分になってくる。夢だったらいい。  
 しかしまぎれもなく現実なのは、乳首をかすめる冷たい風が視聴覚室の空調のものだという事実。  
 乳房にぶしつけにぶつけられる男の子たちの視線が、果林の肌を焼くように羞恥で責め苛んでいるという  
事実だった。  
 
 ふんわりと膨らんだ果林の乳房。細身の身体に不釣合いなほどの大きさの  
二つのハンドボール大の半球が柔らかく張り付いている。  
 半球は張りのある肌に支えられて、乳房は垂れることなく砲弾のように前に突き出す。  
 その先端には、500円硬貨ほどの大きさの淡い色の乳首が恥ずかしそうに鎮座している。  
 普段は校内男子の視線を集めている真紅果林のおっぱいが、今小刻みに震えながら二人の少年の  
眼前に晒されている。  
「足、ちょっと開いて。手は頭の後ろで組む」  
 白いフリルついた可愛いパンツと黒いソックス、そして上履きだけの果林は羞恥に耐えながら  
穴沢の命令に従う。  
 
 
 
 
「果林ちゃんのおっぱいは最高だな! こんなに大きいのに、全然垂れてなくてイイ!」  
 そう言いながら灰原は果林の乳房の素肌の感触を楽しむように撫でまくる。  
「……ふぅっ…」  
 果林はその度に必死に声が出るのをガマンする。  
 
 二つの半球に手指を這わせ、指を大きく広げて指の腹で乳肌を軽く圧迫する。  
 灰原は自分の指で覆いきれないほど豊かな白い肌の塊を変形させ、その触感を楽しんでいた。  
 
――なんか、ヘン……  
 
 果林は奇妙な気分に囚われる。  
 食い込んでくる灰原の指は、痛みを覚える寸前で力を抜いてくる。  
 その指先は痛さと痒さとくすぐったさの中間ほどの強さで果林の乳房を翻弄しつづけているのだ。  
 
 十本の指は蜘蛛のように果林の乳肌を這いまわり、二つの小山のような乳房の中に妖しい電流を生じさせる。  
 その電流は、乳肌の裏側をしだいに火照らせていく。ピリピリという感触が果林のボリュームのある  
乳肉の中を通り抜けていく。  
 唇を噛んで「その感覚」に耐えようとする。  
 痛さを感じるギリギリの強さで、乳首を摘まれる。  
 するとその乳首の芯が甘痒い痛みに痺れてきてしまう。  
 乳首が固くなる。息が荒くなってしまう。汗が額に垂れてきた。  
 上げさせられている両脇の肌がじっとりと熱くなってくる。  
 
「感じてきた?」  
 穴沢が皮肉っぽい笑みを浮かべながら果林の顔を覗き込むようにして尋ねてきた。  
 灰原だけが夢中で果林の胸を揉みまくっている。穴沢は果林の体中を舐め回す様に見ているだけで、  
触ってこようとはしない。  
 その視線の不気味さに果林は怖くなってくる。  
――触りたいんじゃないんだ……もっと、ほかのことが……したいのかも……  
 性について無知ながらも、聞きかじりのさまざまな知識だけは断片的に持っている果林は、  
胸肉をまさぐられながらも  
――き、きっと…きっと、い、いやらしい、こと…すごく、えっちなこと……され、されちゃう…  
 
「果林ちゃんの乳首、固くなってる」  
 灰原はそう言うと、掌の腹で果林の乳首を転がすように刺激してくる。  
 灰原の掌の汗と、果林の乳肌から分泌される汗が混じりあい、固く勃起してしまった  
乳の頂はその汗にぬめるように転がされる。  
 ふう、ふう、と息を静かに吐きながら果林はその感覚に耐えている。  
 甘い疼きがおっぱいの芯に生じてきている。  
 固い乳首を擦られ、転がされる。  
 その刺激は果林の乳肌のなかにまぎれもない喜びを生じさせてしまっていた。  
 乳腺に熱いなにかが溜まってくる。皮膚の裏側が熱くなってうずいてしまう。  
 乳首を擦るように掌で押されると、その表面の指紋の皺の一つ一つが乳肉の表面に  
甘い痺れを生じさせていく。  
 
 その感覚が「気持ちいい」のだと気づいた果林は、恥ずかしさで顔が赤くなってしまう。  
 

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