ノエルとの賭けに負け、そして必死の抵抗むなしく捕らえられてしまった杏樹。
蝙蝠によって壁に張り付けにされた杏樹を愉悦の表情で眺めながら、ノエルがゆっくりと近づいてくる。
「もう抵抗はしないのかしらぁ?どぉお?今の気分は?」
先ほどの戦闘で殆どの力を使い果たした上、強制暗示によって指一本とて動けない杏樹。
自ら手塩にかけて育てあげた蝙蝠達もあらかたノエルに駆逐されてしまった。
(せめて…せめてこいつだけは差し違えてもッ!)
無防備に近づいてくるノエルを睨みつけ最後の力を振り絞って蝙蝠を振りほどこうとする。
しかし…
「あぁ、そうそう、先に言っとくけど私と刺し違えようなんて考えないことね」
ノエルが空を指差す。
「そんなことをしたらあの子はどうなるかなぁ?」
その先を見た杏樹の全身の血が凍りつく。
「お姉ちゃん!」
杏樹の目に映ったものは、蝙蝠によって空に吊りに拘束された最愛の姉の姿だった。
「心配しなくても、大人しくすれば危害は加えないわ」
蝙蝠の拘束が解かれ、杏樹はガクッと力なく崩れ落ちた。
「おっと」
地面に倒れようとする杏樹をノエルがあわてて抱きとめる。
「…私とお姉ちゃんをどうするすもり?」
「そうねぇ、あの子は種として絶滅の危惧にあるヴァンパイアにとって、もしかするとその打開策となるべき
かもしれない存在。エスルマンやグラーク達タカ派の連中に引き渡すと大喜びだろうねぇ…そしてあなたは…」
意味ありげに、たまらなく嬉しそうな表情でにやりと笑うノエル。
「当然アナタには私の恋人になってもらうわ」
「……!?……」
「朝から晩まで二十四時間ずっと可愛がってあげるわぁ。髪の毛の先から足の指まで全身隅々まで愛してあげる。
身も心も私無しでは生きられないようになるまでじっくりと時間をかけて……ふふっ楽しみ」
満面の喜悦を浮かべ、蕩けそうになるような甘い言葉でノエルが杏樹の耳元で語りかけた。
杏樹に絶望的な戦慄が走った。今まで生きてきて感じた事の無いような感情……恐怖、怯え、後悔
とにかく、今自分を抱きとめている“ノエル”という存在に対して言いようの無い畏れを抑えることが出来なかった。
(いやだ誰か助けて…パパママ…兄さん…お婆ちゃん…お姉ちゃん……誰でもいいから……)
「ふふっ、心配しなくてもいいわ杏樹。すぐに何にも考えられないようになるから…」
ノエルが合図すると蝙蝠達が杏樹にワラワラと纏わり付いた。
そして杏樹の衣服を爪と牙で引き裂きたちまちのうちに一糸纏わぬ状態にした。
少女特有のスレンダーで直線的な肢体がノエルの視線に晒される。
いつもゴスロリ服に包まれた衣服の中身を想像して楽しんでいたノエルであったが、その身体の美しさに暫く呆然となった。
わずかに隆起する胸、その頂点でやっと色づき始めた桜色の蕾、くびれの無い自然な腰のライン、肉づきの薄い太股、上等な
白磁器を思わせる程滑らかで白い肌はほんのり桜色に染まっていた。背中から今にも羽根が生えてきそうな美しさ。
「やぁっ!」
杏樹が年相応な可愛らしい悲鳴を上げ両手で身体を隠した。
ノエルの感動の大きさはそのまま杏樹の屈辱感だった。
「そろそろ杏樹の大事な所を見せてもらおうかしらぁ」
ノエルの腕のなかで縮こまってしまった杏樹をそっと地面に寝かせ、そのまま押し倒すように組み伏せた。
「やっ、いやぁっ!!」
俄かに生気を吹き込まれたように杏樹が足をバタつかせて激しく抵抗する。
すぐさま両足首を蝙蝠で固定させ左右にこじ開けさせた。
ぴったりと閉じた一本の縦筋がノエルの視線に晒される。
淡いピンク色の肉壁を僅かに覗かせている筋の上端にあるはずの豆は包皮を被っており、さらにその上、ふんわりと盛り上がった
恥丘はうっすらと銀色の産毛に覆われていた。
「ふふっ、うふふふふっ!さあ始めようかしら」
硬く閉じている二枚の肉ビラを左右に押し開き、人差し指を舐め唾液でたっぷりと湿らせてから割れ目にあてがった。
「ひっ……っ!やっ…やめ……」
「うふふふふふふ、だぁめ♪」
ノエルの指から逃れようと必死で身体を動かす杏樹を抑えつけ、人差し指を一気に根元まで突き入れる。
「いっ、痛っ…………いやああああああああぁぁぁっっっ!!」
空気を切り裂くような杏樹の悲鳴を聞きながら、ぼんやりとした意識で蹂躙されるがままの妹を見つめる果林の
口から弱弱しい言葉がポツリと漏れた。
「杏樹…ごめん……本当にごめんね」
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