ここは何処…  
私は何をしていたのだろう…  
んっ…なんだか頭が重い…駄目…今は深く思考できないみたい…  
 
さわっ…  
 
そんな風に自分の状況を理解していくと、ふいに何かが私の体に触れて…きた?  
そう…確かに触れてる、温かく…そして大きな手が、これは男性の手?  
その手がゆっくりと、私の身体の肌を撫でていく…んっ…こそばゆい、  
ううん…違うわ、この感じはそんな感じじゃないの。  
「んっ…あっ…」  
無意識に私の口から、変な吐息が漏れてくる…何これ?  
変…この触感も、それに対する私の反応の仕方も…変。  
すると段々と…触れてくる男性の力が強くなってくる、  
触れてるというよりも、摩られて揉まれているような感覚だった。  
やがて手…足…腰…背中に胸…顔といった全身の各部位にまで、  
はっきりと男の優しく温かい手の感触が伝えられていく…いえ、手の感じだけではないわね。  
感じるもの、その男性の胸板の感触まで背から伝わってくる。  
そうか、私は抱かれているのね…この彼に。  
素肌と素肌が互いに触れ合い絡み付く…つまり互いに生まれたままの姿で抱擁し、肉体を感じあっているの。  
こうして肌が触れ合っていると…触感だけじゃなくて、彼の心まで伝わってきてるみたいに思える。  
「あふぅ…あぁんっ…」  
このまま段々と…深く重なっていくと、私の反応の仕方も荒々しい表現へと変化していた、  
勝手に口から出てくる、やらしい響きの声色が自分の意思では止めれない…  
「お兄ちゃん…あっ…」  
やがて私はその抱いている人を知覚できるようになってきてた。  
おぼろげにだけど…感じてる、この人は私が知ってる人…愛しさを感じてる人だわ。  
だから温かいものが伝わってきてるの…好意が、この気持ちがいい感覚と共に。  
それを自覚していくと共に、やがて彼の手は恥部へと向かって動いていくのがわかる。  
「ひゃぁ…あぁっ!」  
そして…弄り始めるの、この敏感な場所を集中的にね。  
そこは女性にとって何よりも恥ずかしく感じる場所だけども、私は抵抗しない…  
彼の行為をただ受け入れていくの、やがてそこは徹底して刺激を加えられていく。  
「あっ…あふぅ…あぁ!!」  
だから全身が反り返り、与えられていく卑猥な快楽に私は淫らな反応を見せていた、  
口からも淫らな甘い吐息が断続に溢れていき、理性では止めれない…  
「お、お兄ちゃん…んっ…どう私の胸は?」  
やがて私は彼に囁いてた…大胆にも自分の身体の感想を聞いている。  
「お姉ちゃんと違って…こんな平べったい胸でごめんね」  
貧相な自分の身を謝りながらに…  
 
「んっ…お兄ちゃんの手…暖かい」  
その行為を受け入れていくのでした、  
心も体も…全てをその男性に捧げていく。  
変になっていた、私は狂っていくの…ただ彼の好きなようにされ乱れながらに悶え続けていました。  
すると彼は私の身体を柔らかな地面…いえベッドの上に押し付けて、  
その上に被さってゆく…そして見せるの。  
彼の恥部…股間部を。  
そこには普段では見慣れぬモノが見えていた、そう…彼の生殖器である肉の棒が。  
「あっ…すごい…」  
感嘆の声をかけて、その逞しい姿に私の視線は魅入っていたの。  
そしてそれは…ゆっくりと接近し向かっていく、それを迎えるにふさわしい場所に。  
そう…この私の女性器の入り口に迫り、先が触れ当たる。  
「あ…きて…お兄ちゃん…」  
それに私が気付くと、また…無意識に私は口にしていた。  
この身に交わる許しを口にしていたわ。その彼に…  
「ううん、雨水健太…」  
私が名を呼んだ瞬間、性器の入り口が卑猥に歪み、その先が埋没する光景を私は眺めてた、  
だけど…やがてその視界は白い世界へと飛ばされていくのでした…  
 
 
「っ!?」  
 
ガバァァァァァ!!!  
 
窓のカーテンを私は起き上がるなり眺めてた…赤く薄明るい、そっか…まだ夕方なのね。  
眠った時間から計算すると、かなり早起きしていたのがわかるわ。  
『よう、グッドモーニング杏樹!…なんだ、今日は随分と早起きした割りにフキゲンそうだな』  
「……」  
私はブギー君に答えない、それもそう…私自身が今の気持ちに戸惑いを感じているのだから。  
何なの…今の夢は、何で…あの人間の男の名を最後に口にしていたの…  
それ以前にどうして私は、彼に抱かれていた夢を見てたのだろう??  
私が夢の中で愛しさを感じながら身を捧げていた人…それはあの男、雨水健太だった。  
彼は人間の男で…現在、私のお姉ちゃんと付き合っている人よ。  
「どうして…あの人の…」  
『ん?おいおい、本当にどうしたんだ〜あん…むぎゅっ!』  
私は廊下にブギー君を出し、服を着替える…ドキッ…  
胸の中が慌しい…高鳴って動いてるのがわかる。  
もう夢から覚めたというのに、まだ何処か…あの夢の中に居るような感覚だった。  
 
キィキィ!  
 
外のコウモリの鳴き声で、私はお姉ちゃんを見張ってる子の事を思い出し、  
いつものように意識を飛ばした…そして見えてくる、外のお姉ちゃんの姿を。  
帰宅中みたい…そして傍に一緒に居るのは彼だった。  
 
「雨水…健太…」  
思わずまた彼の名を呟く、すると…  
 
トックン…  
 
静かにそれでいて重く高鳴ったの、この胸がまた…  
私は一体…どうしたというの?  
今まで彼を監視していた時には、こんな感じしなかったのに…しなかったわよね?  
自分で自分のこの気付いた変化がわからない、この胸の鼓動は…何なの?  
『お〜い、まだ着替えてるのか杏樹??』  
廊下でブギー君が呼んでいる、ふと気付けば時間が思ったより経過していた、  
少しボーっとしていたみたいね、急いで私は着替えるの。  
その胸の中の鼓動を慌しくさせたままで…  
 
 
「え?胸が慌しくなる??」  
「うん…お姉ちゃんはそんな経験ある?」  
「…思いっきりあるけど」  
やがて帰ってきたお姉ちゃんに、さりげなく自身に起こる現象を尋ねてみた。  
でも、それを口にした瞬間…尋ねる相手を間違えたかもと思ってたけども。  
「えっと…思いっきり驚いた時とか、嘘ついてる時とか、恥ずかしい時とか」  
…早い話が動揺した時ね、でも…その例での高鳴りとは、少し違う気がする…  
この私を悩ます胸の鼓動の原因は…  
「あと…好きな人に会ったり思ったりした時かな」  
「好きな人…」  
 
ドッキン…  
 
え?今…また…、私の胸からあの鼓動音が聞こえ響いてた。  
「つまり恋愛事でも、そうなるのね…お姉ちゃんなら雨水健太と、という感じで」  
「な、な!何を言ってるのよ杏樹ったら!」  
手をバタバタさせ赤くなり、無駄にテンション高く恥じらいを表現するお姉ちゃん…そっか、  
こんな時に胸を高鳴らせるのよね、でも…私のは密かに静かく重く鳴り響く感じだけども。  
「でも、そんな事を聞いてどうしたの…ま、まさか!誰かに恋してしまったとか!」  
「そんなわけ…」  
ないでしょ…馬鹿らしい、と言いかけた時。  
「許さん!許さんぞ!!まだ子供の身でそんな色恋沙汰なんぞ〜!!」  
と…騒がしい人が乱入してきた。  
「パパ!」  
「誰だ!何処のどいつが私の愛する娘をたぶらかしたぁぁ!!はぐぅ!!」  
 
バキィィ!!  
 
「え〜い、騒がしい!まったく…子供の恋愛ごっこごときに騒ぐものじゃないわよヘンリー」  
「うう…だがカレラ、万が一という事も…はぐぅ!」  
「はいはい、これだから男親という奴は…心配し過ぎ、むしろ女にとって恋愛を重ねるのは己を高める糧となるのよ〜うふふ」  
こうしてママは涙するパパを連れていき、後には呆然と一抹を見ていた私達が残されてたのでした。  
 
それにしても…恋って…まさかね。  
私が人間を…しかもあの人を好きになるわけが無い、お姉ちゃんのように恋愛感情を持つわけが無いもの。  
ただ…私にとっての彼、雨水健太は昼の世界を生きるお姉ちゃんの為に用意した協力者としか、  
利用するべき人間としか見てない筈…筈なのに。  
もちろん私は彼の事をよく知っている、どんな人間なのか…性格から家庭環境など様々に、  
だってお姉ちゃんの為に、ずっと監視し調べていたから。  
だから知っている…イイ人だと、私達の秘密をも守り何度もお姉ちゃんの危機に助けてくれた事もある、  
面倒も起こされた事もあったけども…結果的に今は無くてはならない人になっていた。  
あんな都合のいい人間…他には居ないわ。あんな人…  
 
ドキッ…  
 
「うっ!?」  
「どうしたの杏樹?珍しく…顔が赤くなってるけど、まさか病気!」  
病気…確かに病気かもしれない、また彼の事を考えてたら激しく胸が動いたのだから。  
「平気…少し夜風に当たってくるわ」  
「杏樹??」  
普段と違う私の仕草にお姉ちゃんは呆然としてた、でもこれ以上に話を聞いてもらうわけにはいかない。  
きっともっと醜態を晒すだけだから、段々と私は自覚してきた事がある…その自分の変化の原因とも思える感情。  
本当にそうなのか自信は無い、今もまさかと思ってる…だけどもきっとそう…  
 
私の胸の高鳴りの原因…それはいつしか抱いてた感情が原因、  
その感情は今までは自分でも気付かない密かな小さな代物だった…だけども時間と共に大きくなってきてたの。  
今まで…ちょくちょくと色々な事が起こっていたから気付くに至らなかった…でも最近は平穏な日々が続いてる、  
それゆえに…急速にその感情が大きくなっていたのかしらね。  
そしてついに膨れ上がった感情は夢となって私に見せたのよ、その密かに抱いてた思いを具現化させて自覚させる為に。  
ただの利用する為の人材としか見てなかった人…ただそれだけの価値としか思っていなかった筈だったのに…  
その彼に私は密かに特別な感情を抱いてたわけだったのね…  
 
不覚…本当に不覚、まさか私までお姉ちゃんのように…人を。  
「雨水健太を好きに…なっていたなんて」  
あの男性に好意を抱いていた…それも女としての特別な好意を。  
様々な知識と照合し、自分の異変が恋した女性の初期症状に近いと、ようやく判断し自覚したのよ私は。  
何故?いつからこんな気持ちになっていたの…私は。  
それが自分自身で理解できないのも、知識として私は知っていた…現に解らない。  
ただ…彼の事を思うと胸がドキドキして止まらなくなっていたのは事実だったの。  
ミイラ取りがミイラに…って例え、こういう時に使うのかしら?滑稽な話ね…ほんとに。  
 
やがて私は屋敷から飛び出して、ある場所に来ていました。  
夜風が気持ちいい…そんな夜に私は一人、彼の部屋が見える木の上に座ってたの。  
今はそこに居ないあの人の事を考えながらに…密かに心に芽生えていたこの感情をもう一度再確認してたのよ。  
 
ちなみにブギー君は屋敷から外に出る前に、お姉ちゃんに預けておいたわ、  
今頃きっと悪口を延々と聞かされているでしょうね。  
その光景を想像すると思わず微笑してた、だけどすぐに別の思念が邪魔をする。  
その確認するべき感情の思念が…  
「まだ帰ってきていないのよね…」  
彼の家が留守なのを確認すると、私は無意識の内に彼の住居空間へとお邪魔していく。  
コウモリで窓の鍵を開けさせ、中に入ってた…礼儀として靴は脱いでおいてね。  
貧しい部屋内…もちろんそれは当に知ってたけど、でも…ここはあの人の匂いがしてた。  
 
トックン…  
 
また高鳴る胸の中、しかも今度は頭が少し呆けてくるような感覚までしてくる。  
卑しくも彼の匂いに酔ってるみたい、あの夢の時のような変な心境を抱きつつあるような感じもしてる。  
興奮してるの?私…何だか全身が疼くような感覚になってきてる…熱い…  
部屋の空気はヒンヤリしてる筈なのに、徐々に熱く感じてくる…体が火照ってきてる?  
あの夢みたいに…年齢とは不釣合いな性的興奮をいうのを、私はしていたようだった…  
「あ…あふっ…どうしたのよ私は…あぁ…」  
床にしゃがみこみ、私は自然に手を自分の服装の下に潜り込ませていく。  
「んっ…あっ…」  
そして夢の自分のように甘い吐息を漏らしてたの…  
私が今してる事、それは自慰という行為だった…知識としてのみ知っていたこの卑しい行為…  
自分で自分の敏感な部分を弄り快楽を得ていく、こんな事をするのは、もちろん初めて。  
何故ならこの行為をする事にはかなり抵抗を感じてたのだったから、なのに…してるのよ今の私は。  
「んっ…あんっ…」  
下着の下に入れた手が胸の肌を擦らせていく…まだ微かな膨らみしか無いそこを触れるのは初めてじゃない、  
着替えとかでよく触るほう、なのに…何故?  
いつもと違う感じがするのは…指が触れ擦らせると、微弱な電気が全身を駆けるような刺激を感じていたのよ。  
過敏になってるとでもいうのかしら、こんな体の変化も初めて感じていく…  
ただこの胸を弄るだけだというのに…それじゃ、ここを弄ったら?  
私は何だか不思議と興味が出てきて、そこへも指を伸ばしていく…そのピンク色の突起に。  
「んふっ!あ…あぁ!!」  
ビクビクッ…すると全身に強い電気が流れ震えていく、何て激しい刺激…  
乳首を指で摘んで転がすように弄っただけだというのに、こんな風に感じてしまうなんて…  
かなり衝撃的な事を知ってしまったような気がする、  
なんだか自分の体が自分の物でなくなるような怖さも感じてた…だけど。  
「んあっ!あぁ…あんっ」  
私は敏感なその箇所を、そのまま徹底して弄り続けていくの、その度にまた全身に強烈な刺激が駆けていく…  
変…本当に私は変になっていた、夢でなく今度は現実に…変になっていく。  
触れば触るほどに敏感さが増し、弄り方も大胆な仕方へと変わっていく…  
転がすだけじゃなく、その突起を引っ張り上げたりもしていたの…そういえばここって、  
最初はこんなに硬かったかしら…  
 
この行為を続けていく内に、自分の身そのものが変貌していく事に、ようやく気づく…  
荒い息…そして全身の肌から汗が染み出ていた、体温も上がってるようね…  
そして疼いてる…股間の辺りが、この…私の性器のある箇所が。  
「んふ…あっ…濡れてる」  
下に履いてるのを脱ぎ下ろし、そこへと手を伸ばし…下着の中に潜り入れていく、  
すると指先が濡れた感触が伝わってきた、どうやらいつの間にか私のここは、  
性器内からの分泌液によってびっしょり濡れてしまってたようでした。  
確かこの粘った液体…愛液と呼ばれていたわよね、確か…女性が性的に感じると出てくる液体。  
そっか…胸を弄っていたから、それじゃ…ここも弄ったらもっと?  
 
グチュッ…  
 
指の動きに合わせ卑猥な水音が鳴った…お風呂で身体を洗う時に触れる事もあるこの性器の入り口の部分、  
そこの奥へと洗うとき以上に指先を入れていかせようと私はしていく…んっ熱い、  
そこもぐっしょり濡れてる、私のこの中は愛液に満たされている…  
ここまで入り込ませた事は無かったから私もその感触に驚いてた。  
「は…あぁ…ここ凄い…感じる!」  
何より驚いたのは…乳首の時と同じように激しく快感を感じてた事…これは気持ち良過ぎる。  
何より恥ずかしい…そうよ、私がしてる行為は変態的な事だと頭ではわかってるけど、止めれない…  
手が…いえ肉体が勝手に動いているような錯覚に陥るくらいに、自分で自分の体を…恥部を弄ぶ行為に  
収まりが聞かないわ…それにハマリそうだし。  
それ程に魅惑的な快楽を感じてたのよ私は、そういえば夢で…彼のをここに入れる光景を見ていたけど。  
あれを本当に、ここに入れたら…指だけでもこんなに感じているのに、あの太いので貫かれたら私は…  
「…おかしくなるわね…きっと」  
きっとそうなったら後戻りが効かなくなる…そんな予感がしてた。  
だけども私は淫らなその光景を脳裏に浮かべて…微笑んでたの、そして更にそこを弄り続けていく…  
 
ジュブッ…ジュブゥ…  
 
また断続的に聞こえてくる卑猥な水音…さっきよりも大きく鳴り響いて聞こえてるわ。  
「お兄ちゃん…雨水健太…あぁ!」  
その音をBGMに彼に抱かれるあの夢を思い出しながら、また胸も…  
そしてこの女性器の内部を弄る自慰行為を続けていくの、  
指二本も使って届く限り挿しいれて…往復させてた、そうこの未熟な膣内を掻き回してたのよ…  
そういえば、確かこの上部にある突起も敏感な場所だったわよね。  
それを思い出し軽く…乳首と同じように摘み弄ってみた、すると…  
「──────────っ!!!?」  
一気に背を仰け反らせる程の、あまりの強烈な衝撃が身を襲ったの…凄い、目の前が一瞬白くなってた。  
「あぁ…あはぁ…んんっ!!」  
衝撃のあまりか、身体を悶えさせながらに私は自分の身体を床に倒れさせていく…  
そしてそのまま、まだ自慰を続けていくの…  
 
この胸と股間の恥部はすでに完全に覆うものが剥がされ外気に露出してるというのに、  
その格好で続けていた…自分の部屋でもない、あの人の家の中で大胆に痴態を晒してるというのにね。  
だからこそ興奮し、ここまで乱れているのかもしれないわ。  
「あっ…あぁ!あぁぁぁ────────!!?」  
やがて…私は生まれて初めての経験をする、この性的快楽の絶頂を迎える経験を…  
まだ僅か11歳という幼い身で体験してしまったの…瞬間的に意識が弾けたみたいになって、  
まるで頭の中が爆発したような感覚になっていた…そして身体が震えてくる…  
視界が白く染まる…まるで全速力で長距離を走った後のように。  
でも…けっして悪く苦しいわけじゃなかった、心地良かったのよ…この余韻は、そうね清清しい心境だったわ。  
「はぁはぁ…あ…あぁ…」  
だからこそ気付かなかったの、普段なら鋭利な感覚がこの時は鈍ってもいたから。  
 
ギシッ…  
 
「えっ!?」  
「あっ!?」  
一人その部屋内で自慰行為をし、そして絶頂へと意識が達した時には…すでにそこが開いてた事に。  
この中へ入る正当手段たるドアが開いてたの…それにようやく気付き驚き振り向いた時には全て遅かったのでした、  
私の目と、ここの居住者との目が合ってしまう…  
「あんた…真紅の、って…ええ!?」  
いつしか帰ってきてたの、その男性が…雨水健太が!?  
見られてしまってた、私の痴態を…その目に焼き付かされている、外気に曝け出された私の恥部の全てが瞳に映ってる!!  
「…!?」  
自分のその顔の表面温度が一気に高まってる事がわかる…こんな身体変化は初めてかもしれない。  
互いに一瞬の膠着…だけど先に動いたのは私、すかさずコウモリを放ったの。  
その彼が見た記憶を消す為に…  
「!?」  
 
ドサッ  
 
放たれたコウモリは彼の頭に付く…そして彼はその場に倒れたの。  
咄嗟の事だったけども上手くいった…のかしら?  
予定外の事だった事もあり、少し不安だったから私は、その倒れた彼に寄り近づき  
様子をうかがった…大丈夫意識は失っているみたい、あとはちゃんと記憶が消えてれば…!?  
その時…ふと自分の目がある箇所に向けられたまま固まった。  
股間部が膨らんでる…その意味を私は理解し、また戸惑ってしまっていた…原因はわかってる。  
そういえばあの夢の…妄想の中で見た肉体の箇所がこの中にあるのよね。  
 
ちょっと…私…何を考えてるの?  
 
トックン…また胸の鼓動が激しくなってくる、そこを意識した瞬間から、  
嘘…また変になってきてるみたいだった、私の身体…いえ心も変。  
 
見たい…触れたい…そんな欲望が心の奥から沸いてくるように頭を支配していく、  
やらしい私が再び目覚めていく…かまわない、どうせ意識は失ってるのだから…  
目覚めていくもう一人の私がそう囁いていた、だから私は、その手を伸ばしてたの。  
その膨らみに向けて…そして触れた、それもその覆い隠す物を脱がせた後で直に。  
 
私の眼前に、それが晒される…彼の股間に聳え立たせる大きく膨らませた肉の竿が。  
 
「あ…これが雨水健太の…本物の」  
意識を失わせてるというのに、ここは硬くさせたままだった、  
それにしても私の想像通りの姿だったのね、この彼の性器である肉の塊は…  
その勃起したのを眺める私の胸の内は熱かった…何だか体の中が燃えているような気分、  
それ程に興奮してるのよ、想像通りと言ったけども…この受けた衝撃は激しかったし。  
段々と私は顔をそれに近付けさせていく…もっと観察する為に、  
そこから香る独特の匂いはきつかったけども、それすら興奮を増す糧に感じてた。  
現に…また股間部のぐっしょり感を増していたし…体は素直に反応してるわね。  
だからこうして目と鼻の先にまで近づく事ができていたの、段々と私はそれに引き込まれていく…そして。  
「んっ…んんっ…」  
口を開けて…銜えてしまってた…、私…この人のを口で銜えてる。  
きっとそれはお姉ちゃんでもした事の無い卑猥な行為、なのに…私はしている。  
「はぁはぁ…んっ…んくっ」  
妄想でも夢でもなく、現実に彼のを弄んでいるの…この口で。  
知ってる…こういうの、確かフェラチオという行為だった、  
男の性器を女の口で愛撫する卑猥な行為、淫らにもそれをしてるの…夢でもしなかったのに、  
この現実世界で私は行っていたの、それに触れた舌が少し痺れる感じだった。  
「んっ…あ…」  
 
チャプッ…ピチャァ…  
 
この小さな口では全てを含むなんて事はできない、でも…その亀の頭のような先の部分なら  
私は口の中に含み、その内部で舌を絡めながらに舐め這わせる事ができていた。  
…もちろんそこはあんまり美味しくないわ、むしろ生臭く変な味さえしてる…でも、  
匂いと一緒よ、感じるの…激しい興奮を、何より気持ちいいみたいだったからね…彼は。  
その意識を失って眠る彼の口から喘ぎ声が漏れてたのよ。  
「あ…あうっ…あぁ…」  
甘い…彼の声が、気持ちいいのね私の口の中が。  
「んっ…んん!んん…」  
だから嬉しく思い、より口で気持ちよくさせるべく、様々な箇所に舌で舐めながら刺激を与えていくの。  
この皮部分の内にまで舌を届かせ、カスを舌先で取り除き唾液を付着させていたわ。  
そこの汚さなんて考えもせずにただ、その勃起した性器を私の唾液で濡らしていくの。  
そして感じてる…舌を経由して、その逞しく勃起したとこに流れる血脈の鼓動を。  
激しく脈打っている…これは私がしてるせい?  
「うっ!あ…」  
 
ドビュッ!ビュブゥゥ!  
 
すると…突然に彼はビクッと震えさせたの、その肉の棒がね…彼の口からも唐突に大声が聞こえてきたし。  
何より視界が急に白く塗り潰されていたのよ、その先から出た粘液で視界が遮られていた。  
 
雨水健太は私の口の愛撫で出したのよ、精液と呼ばれる液体を解き放っていた…  
それが私の顔にかかったというわけ…髪の毛にも付いて顔面中に白くドロドロしたのが垂れ付いている。  
生臭い白濁の粘液が汚していく…まだ出して、顔を白く染めさせていたし…  
 
ゴクッ…ンクッ  
 
思いっきり出されたせいか、幾らか銜えてた口の中にも入ってたわ、  
私はそれを飲み干してた…胃の中に彼の精液を流し込んでいく。  
「はぁはぁ…んっ」  
自分の息が生臭い…彼の…雨水健太の精液の匂いがする、  
まだ喉にこびりついてるせいね、おかげで…まだ胸の高鳴りが収まらないわ。  
臭くてたまらないのに…嘘のように心地良く感じてるから。  
そして疼くの、私の股間部が…熱い、私達は基本的に体温低いのに、  
焼けるように熱くなっている…そして潤ってるみたいだった。  
「はぁはぁ…する?」  
自分で自分に尋ねる…何をするというの?決まってる…夢と同じ事よ。  
欲しがってるじゃない…この尿を漏らしたようにぐっしょり濡らす股間部が証拠、疼いてるわよね…  
私の性器…まだ硬くさせたままのこの男の性器と繋がりたいと囁いてるのよ。  
そうね言ってるわ…言ってる、あの夢では結局成し得なかった事がしたいと、私の心と体まで言ってきてる。  
きっと…お姉ちゃんもまだした事ないのに…先に頂きたいと思ってる。  
「……ごめんね、お姉ちゃん…私」  
もう…理性で自分を止めれない…だから  
 
「うっ…ううぅ…」  
 
!?その横になる彼の上により被さっていこうとしてた私の身体の動きが止まる、  
何故なら急に彼の身体が動きだしていたから…  
もう意識が回復したというの…その驚きが私を一気に我に返させていく。  
下に履いていたのを完全に脱ぎ捨て、下半身を完全に晒し…  
そしてすでに恥部と触れ当てていた今の私自身の姿を今更に自覚させていくのでした。  
段々と自分が今からしようと…いえ、していた事が恥ずかしくなり心を乱していく。  
私…何をしてたの!?こんな…卑猥な姿になって、そしてこんな行為を…  
それよりも…立ち去らないと!  
彼が起き上がる前に、私は窓から出て行く…胸の内を激しく高鳴らしたままで。  
 
やがて少し離れた木の上で、私は心を落ち着かせていました。  
もし…あの時、彼が目を覚まさなければ…私は…  
それを脳裏に浮かべると、私は頭を振って思い描いた光景を消し去った。  
でも…きっとそうなっていた気がする、何故ならあの時の私は変…狂っていたから。  
あの時だけ?…違うかもしれない、きっと今でも私は…  
「雨水健太か…」  
 
彼の名を口にし、私は自分が生きる世界である空…夜空を見上げた、  
まだドキドキは収まらない…今日でこんな感じなのに、  
明日…明後日、私は…一体、どんな風になっているのだろう。  
 
どうもならないわ…私が自粛すればね、彼の記憶も消し去った筈、  
そうよ…冷静に考えれば、きっとこれは気の迷い。  
あそこに近づくのは止めておこう…また変になる可能性があるから。  
いえ…少し不安だけど、彼を監視するのも控えた方がいい…また気の迷いが生じるかもしれない。  
何とか混乱させた頭の中の事態を収めようと、無理矢理にでも暴走してた本能を理性で縛り上げていく…  
だけども感じてたわ…ジュンって私の股間部がまだ疼いてる感じを、  
果たせなかった欲求への不満のせいか凄く切なく感じさせているの…。  
 
ちなみにその後…私は今夜中に心を平静にさせのは無理でした、  
何故なら屋敷に戻った後で気付いたからです、そこを覆う布地が無い事に。  
脱ぎ捨てた下に履いていたのを、私は彼の家に置き忘れてきていたのでした。  
 
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::  
 
バイトから帰ってきた俺はふと我が家の前に立つと違和感を感じていた。  
母さんは今日は帰りが俺よりも遅いと言っていた、なのに俺の家の中から誰かの声が聞こえてくる…  
誰かが居る?玄関前でそれを感じ、静かに扉を開ける…そして中に入ったんだ。  
感じる…電気もつけてない真っ暗な中に人が居るのを感じていた、ただその様子は普通じゃない。  
「あ…あぁ…」  
苦しそうなうめき声が聞こえてくる…いや、苦しいという表現は違うか…  
何だかその…胸がドキッとさせられるような女性の悩ましい声色だったんだ。  
女の…声だよな、それに聞き覚えがあるような…え?  
段々と夜目に慣れてきて、その忍び込んでいる人影の姿が見えてくる…  
そして驚いた、何故ならその人物は俺の確かな知人だったからだ。  
でもどうして…あの子がここに??  
「あっ…あぁ!あぁぁぁ────────!!?」  
!?…それに何で半裸なんだ、俺はいけないと思いつつ目が離せずにいる…  
あの少女の晒された胸と、更に股間部…アソコを…しっかりと目に焼きつかせていたんだ。  
やがて急に大きく口を開かせ全身を激しく痙攣させた彼女は、しばらくボーっとしてる…  
だけどすぐに気付いたようだった、その…俺の気配に。  
目が合った…向こうも驚き固まっている、この子のあんな呆気になった姿は見るの初めてだよな確か…と、  
呑気にそんな事を思っている場合じゃない、いつまでもこうしていられないよな、  
だから俺は声をかけようとする…が、急に視界が黒くなっていた、そうか…先にやられたわけだ。  
この感じは、コウモリが顔に付いてるのか?うっ…意識が薄くなっていく。  
 
確か吸血鬼の能力だったか、俺はそのまま眠らされ記憶を消される覚悟をする…だが、  
完全に意識が途切れはしなかったようだった、おかしい…頭はボーっとしてるけど、  
確かに意識は少し残っている…だから気付く、あの子が迫ってきてる事に。  
何をする気だろうか…完全に意識を失わせるつもりかもしれない、だが…違ってた。  
安堵の表情…気付いてないのか、まだ俺が意識を完全に失っていない事に?  
そう思った瞬間俺は…信じられない光景を目にするのだった。  
急にその少女は俺のズボンを脱がせていく!そして…その小さな口に銜えたんだ。  
俺の…股間のを、真紅の妹である杏樹ちゃんが!  
当然に俺は驚愕していた…これは一体、どういう事なんだ??  
全くわけがわからない…そんなとこ舐めて汚い筈なのに、うっ…  
それは杏樹ちゃん自身もちゃんと感じているようだ、どことなく戸惑いを感じさせる表情をしていたし…  
だけど彼女は銜え続け、その俺のを丁重に舐めていく…まるでアイスか飴のように。  
とても信じられる状況じゃなかった、だけど確かにされてる…感じてるし。  
強烈な甘美な衝撃を、それは徐々に俺の本能を刺激し理性を麻痺させていく感じだった。  
駄目だ…この感じ、だけどなんて気持ちよくなる感覚なんだろうか!  
それに…薄目で見る彼女の姿は…あの恐れを感じさせるいつもの感じじゃない、  
見た目の年齢通りの幼い少女ぽさも感じさせながらに、何というか悩ましい妖艶な雰囲気を漂わせている感じだった…。  
その姿は俺を誘惑させ…魅惑させていく。  
すでに身体は自分の意思で動ける状態じゃないが、例え自由になっても動かないと思う、  
それ程に今の俺が感じさせれられている快楽感は凄まじかった。  
だからこそ、その瞬間は唐突にやってくる。  
「うっ…あ…!」  
俺のその不覚にも勃起してるとこの根から熱い脈動が上っていく、  
そして一気に解き放ったのだった。  
 
ドビュッ!ビュブゥゥ!  
 
それは射精…しかも欲望の篭った白濁の液体は、射口近くにあった彼女の顔を汚してしまう。  
だけど彼女は嫌がる表情をしない、むしろ喜んでいる?  
紅に染まる頬…その垂れる白い雫を指に絡め眺めて…ウットリとしてた。  
しかもその指に付いたのを口に入れ、口に直に入ってたのを含めて喉を鳴らし、飲み込んでいたんだ。  
それは凄くやらしく…j卑猥だが魅力的な光景だった。  
そしてしばらく呆けると、彼女は俺に更に近寄る…そのまだ勃起したままのを掴み、  
その…晒された女の子にとって大事な場所へと誘い当てさせようとしていた!?  
それはまずいだろ!俺はその行為の先を察した…いくらなんでも明らかに子供な彼女とそこまでするなんて!  
僅かに残った理性が警鐘を鳴らしてた…だが抗う気持ちも湧き上がっていく。  
おいおい…こんな機会は一生かけても無いぜ、あの子から誘ってるんだ気にする事ねえよ、  
このまま流れに身を任せて置こうぜ…さっきよりも絶対に気持ちの良い体験をさせてくれるぜ。  
そんな…邪な気持ちが胸の中にあった、そうだよな…それに俺は今、彼女によって体の自由を奪われているんだ。  
なら…しょうが無い、もう成る様になるしか…  
 
チャプ…  
 
うっ!俺の先が…柔らかく温かでぐっしょりした場所に触れた、  
このまま入っていく!そう感じた時…劣勢だった方の感情が一気に大きく膨れ上がっていった。  
 
やっぱ…それは駄目だ雨水健太!  
馬鹿!今になって何を言ってる…据え膳を食らわなくて、それでも男か!!  
真紅に悪いと思わないのかよ!  
そして対抗して、もう一つの方まで膨れ上がり抵抗する…だから、その心の揺らぎが体の反応として現れていたんだ。  
 
「うっ…ううぅ…」  
 
僅かな身の震えとして…そしてその反応は杏樹ちゃんも気付いたようだった。  
一気に彼女の顔が紅潮していくのがわかる、我に返ったみたいだな…  
驚き困惑したと思うと、そのまま窓から外に飛び出していった…そこから入ったのか。  
その後ろ姿を眺めながら、俺はある事に気付く…え?  
手が足が動く…もしかしてさっきから身体の自由が戻っていたのか?  
まだ霞むけど…さっきに比べ意識もハッキリしているようだし。  
「そういえば記憶…消していかなかったよな」  
俺の頭は今更に混乱していく…何故こういう事をしたのか理解できなかったからだ。  
真紅の為に俺を信用してくれた事もあれば、真紅と付き合いだしてからは敵視された事もあるし…今度は。  
「わ、わからない…」  
真紅に相談するわけにもいかないよな、言えん…こんな事を、なら本人に確かめるしかないのか?  
ないんだろうな…でも、どう口にすればいいやら。  
 
ガチャッ  
 
「ただいま〜健太、何?健太も帰ってきたばかりなの?」  
そんな風に頭の中で色々と思考してる間に母さんが帰ってくる、  
もう少し早かったらやばかったかも…  
ただでさえショッキングな出来事の後だった事もあり、心の動揺に薄っすら冷や汗をかいていく。  
だから俺はその汗を近くに落ちてたタオル?で拭いていた、そして徐々に心を落ち着かせていく…いけるのか?  
「?そんなに今日は暑かったかしら、窓も全開にしてるし…涼しいと思うけども」  
「ちょっと…ハードなバイトだったんだ」  
「あら?健太、その拭いてるの…果林ちゃんにでも借りたの」  
「えっ?」  
どうやら母さんは見慣れない物で俺が使ってると言ってるようだが、そんな記憶は無い…  
だからふとその顔を拭いたのを眺めてみた…それはタオルなんかじゃない代物だった。  
「っ!?」  
「きゃっ、そんなに照れなくても…顔が真っ赤よ!?」  
それの正体に気付き、俺は一気に赤面していくのを感じていた…何故なら、  
それは杏樹ちゃんが脱いだまま残した物だったから…。  
 
そして感じてた、それに残された彼女の…僅かな温もりを…。  
 
【おしまい】  
 
 

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