プロローグ  
 
卒業旅行はみんなで温泉に行こう決まった。  
泊まる宿は超のつく高級老舗旅館。  
有馬家が代々保養に利用している宿で、有馬総一郎が養父に頼むと格安で泊まれることになった。  
話し合いの末に四部屋に別れた。その組み合わせは↓  
 
【雪名残の間】有馬総一郎と宮沢雪野  
【春節の間】芝姫つばさと芝姫一馬と井沢真秀  
【秋花の間】十波健文と佐倉椿   
【渓流の間】瀬名りかと沢田亜弥と浅葉秀明  
 
さて、どうなることやら。  
 
 
【春節の間】 〜井沢真秀の困惑〜  
 
「な、なんでこんな部屋割りになったんだろう」  
井沢真秀はいまだに釈然としない。  
部屋割りに関しては、ひと悶着あった末に、なぜかこの部屋割りになってしまった。  
「いーんじゃない?あたしゃ気にしないよ」  
「あの、俺も気にしないんで……」  
一馬とつばさが気軽に言う。  
二人は腕を組んでラブラブモードだ。  
ラブラブカップルと一緒の部屋になったこちらの身にもなってほしい、と真秀はげんなりした。  
「そう言えば修学旅行の時もこの組み合わせだったね」  
「一緒に歌を歌ったり、たのしかったね」  
そう、修学旅行の時もこの3人で行動したのだった。あれはたしかに楽しかったな、と真秀は思い出す。  
それ以来、真秀とつばさ&一馬は妙に仲良くなっていた。(つばさと一馬は元々仲が良い)  
「うわー、見て。露天風呂だよ」  
「ほんとだ、一部屋にひとつ露天風呂がついてるのかな?ぜ〜たくだなー」  
真秀ものぞいてみると、たしかに障子の向こうに露天風呂がある。  
八畳の二間に部屋付きの露天風呂、ほんとに高級旅館だ、と真秀は息をのむ。  
「さっそく入ろうよ!」  
つばさが躊躇もなく、服を脱ぎだした。  
「つ、つばさ!」  
「一馬ちゃんも脱いで脱いで」  
「い、いや、でも……」  
一馬が真秀をちらりと見る。  
真秀は困惑した、たしかに露天風呂には入りたい、しかし男性と混浴というのは……  
 
「真秀ちゃんも一緒に入るよね?」  
「え〜と、一馬君も一緒なのかな?」  
「もちろん」  
一点の曇りもない瞳で断言されてしまった。  
理系の真秀には野生系のつばさの考えてることがよくわからない、宮沢雪野に次いで苦手な相手だ。  
「あの、俺は後ではいるから」  
「だめ、あたしは一馬ちゃんと真秀ちゃんと3人で入りたいの!!一馬ちゃん、いっつも一緒に入ってるじゃない、どうして照れるの?」  
「こ、こら、つばさ」  
「いつも一緒にお風呂入ってるの?」  
「た、たまにだよ」  
一馬があたふたしている。見た目はパンクでも純朴な少年であることは真秀もよく知っていた。  
喋りながら服を脱いでいたつばさは、もう素っ裸になっていた。  
裸体を隠そうともせずに堂々としている。  
なんだかこだわっている自分がばかばかしくなって、真秀は思わず笑ってしまった。  
「ふふふ、まあいいか、卒業旅行だし、最後に楽しくやらなきゃね」  
つばさも一馬も大好きな友達だ、この二人ならまあいいかと、真秀も服を脱ぎ始めた。  
一馬はつばさにせっつかれて、真秀に背も向けて服を脱いでいる。  
真秀は比較的冷静だが、一馬は耳まで真っ赤にしていた。  
 
「一馬ちゃんだっこ」  
「ええっ」  
全裸のつばさが幼児のようにだっこをせがむ、同じく全裸の一馬は真秀のことを気にしながらもつばさを軽々と抱き上げた。  
───ああ、男の子なんだな。  
軽々とつばさを抱き上げた一馬(と彼のペニス)を見て、真秀はそう思った。  
一馬のペニスははちきれんばかりに勃起していて、真秀の視線はどうしてもそこに集中してしまう。  
幼児体型のつばさと、華奢で少年体型の一馬を見ていると、なんだかいたいけで見ていて落ち着かない。  
そんな真秀の気もしらずに、二人は無邪気に温泉に飛び込んだりして遊んでいた。  
真秀もタオルで体を隠しながら、温泉につかった。  
「あぁ〜、気持ちいい〜。温泉っていいな」  
 
「真秀ちゃんっ!」  
「うわっ、びっくりした。なに?」  
潜水していたつばさが、突然顔をだして真秀を驚かした。  
そして、真秀の手をとって何かを握らせた。  
「へへぇ〜、これな〜んだ?」  
「ん?なにこれ?硬いような、柔らかいような、ゴムのような弾力があって……」  
ふと隣を見ると、一馬が真っ赤な顔をしてこちらを見ていた、つぶらな瞳が大きく開かれて、ふるふる震えている。  
真秀の手はその一馬の股間の部分を握っていたのだ。  
「んきゃ〜〜〜〜!!ち、ち、これって、チン……!!」  
「しゃーしゃっしゃっしゃっしゃ」  
いつも冷静な真秀が取り乱すのをみて、つばさは手をたたいて大笑いしていた。  
一馬は涙目である。  
「うわ〜、触っちゃった。これがチン……すごい……」  
「あの……離してください」  
「ご、ごめんなさい」  
真秀は驚きと恥ずかしさで心臓のドキドキがとまらない。  
しかし、子犬のような一馬の瞳を見ると、なんだかムラムラとこの少年をいじめたくなってくる。  
このペニスをそこの岩場で踏んづけてやったら、この少年はどんな顔で苦しんでくれるだろう……  
───ダメダメ!  
真秀はぶんぶんと首をふって、自分の妄想をおさえた。  
つばさが近づいてきて聞いた。  
「何やってんの?」  
「な、なんでもない、なんでもない」  
「ふ〜ん、湯船ではタオルとりなさいよね。ほりゃ!」  
つばさが、真秀のタオルを取り上げる。  
「きゃっ、返してよ」  
「だめ〜、あたしも一馬ちゃんもタオルつかってないでしょ。そんなこっちゃ温泉を楽しめないわよ」  
「そ、そうかもしれないけど。つばさちゃんはもうちょっと、隠したほうがいいかも」  
座っている真秀と一馬の位置から、立っているつばさの陰部が丸見えだった。  
女性同士でもかなり恥ずかしい、まして一馬は男子だ。  
 
「へへ〜ん、こんなのちっとも平気だもんね。一馬ちゃんとはいっつも洗いっこしてるし」  
「へ〜、してるんだ」  
「た、たまにだよ、たまに」  
「だから、一馬ちゃんの裸も見慣れてるんだ。今日は……」  
つばさが意地悪く微笑む。  
「真秀ちゃんの裸をよく見たいな〜〜っと」  
「えっ?」  
気がつくと、一馬が背後にまわっていた。真秀はあらがう間もなく、一馬に羽交い絞めされてしまう。  
「きゃ〜〜、ちょっとちょっと、一馬くん!?」  
「ごめんなさい、つばさがどうしてもって」  
「ふふ〜ん、一馬ちゃんはあたしに逆らえないのさっ」  
美少女が小悪魔そのものの意地悪な笑みで、誇らしげに言った。  
真秀は逃げようとしたが、すぐにあきらめた。  
華奢とはいえ、やはり男の子だ。がっちり羽交い絞めされると逃げようがなかった。  
あきらめて冷静になると、恥ずかしさがいや増す。  
少年の引き締まった肉体を背中に感じる、そして硬くて熱いものがお尻に当たっていた。  
つばさの命令で一馬は真秀を立たせ、すぐ後ろの岩場に移動した。  
一馬が岩に腰掛けて、真秀を膝に乗せた。  
背面座位セックスの形だ、真秀は一瞬挿入されるのかと思って、身を硬くしたが、一馬のペニスは真秀のフトモモの隙間に収まった  
スマタの形だが、反り返っている少年のペニスは真秀の陰裂に押し付けられる。  
身動きするとペニスがヴァギナの表面を刺激する。  
───これは気持ちいい  
真秀は冷静にそう思う、取り乱さないのは、なぜかこの少年にたいして優位感があるからだ。  
この場のヒエラルキーで言えば、女王つばさ、捕らわれの王女真秀、最下層奴隷一馬となる。  
つばさがいない状況なら、この少年は自分の言うことをなんでも聞くんじゃないだろうか、真秀はそう思った。  
しかし、今の主導権はつばさがもっている。  
「ま〜ほちゃん、まるでオチンチンが生えたみたいだよ」  
小悪魔が満面の笑みで近づき、真秀の(一馬の)ペニスを握った。  
「あぅ」  
「よくやったから、一馬ちゃんにはご褒美をあげましょう」  
 
言って、つばさはペニスを上下に擦りだした。  
一馬の体が動揺してるのが、背中越しによくわかった。  
「ほら、真秀ちゃん、よく見てやって。一馬ちゃんのオチンチン」  
言われなくても、真秀は自分の股間から生えているペニスを凝視していた。  
陰部にピッタリと当てられたペニスがどんどん熱を持ってくる。  
一馬の呼吸が真秀の首筋にあたり、くすぐったくもあり、なまめかしくもある。  
「あぁ、つばさ、もうだめだよ」  
「いっちゃう?」  
「うん、がまんできない」  
「いいよ、一馬ちゃん。出しちゃって」  
「うん、ああ、イクっ!!」  
一馬の体が硬く硬直し、真秀を力強くだきしめた。  
白い射精液が飛び出し、対面のつばさの胸からフトモモあたりまで汚す。  
「ふふふっ」  
満足げな微笑とともに、精子を手にとって舐めるつばさの姿は、容姿が幼いだけになんとも淫らだった。  
そのままつばさは真秀に近づいて、体を擦り付けながら唇をかさねる。  
「んんっ、つばさちゃ…んむぅ」  
口移しで、精子を飲み込まされた。  
肌と肌の隙間の精子をぬらぬらと擦り付けるように、つばさが裸体をくねらせる。  
湯気と体温に暖められて、精子の強い匂いが漂う中で、つばさはたくみに体をうねらせて、真秀に裸身を擦りつけた。  
乳房が乳房を押しつぶし、とがりきった乳首がたまに触れ合う。  
そのたび、真秀に快感が走る。  
「やあんっ、あぁ。つばさちゃん、やめてぇ」  
 
抵抗しようにも、背後から一馬にがっしり押さえつけられている。  
動けないからこそ、いやおうにも快感は高まった。  
つばさが、真秀の乳首を口に含み、軽くついばむと、真秀のからだはピクンと跳ねる。  
「あんっ」  
そして身動きすると、陰部に密着している一馬のペニスがさらなる快感を与える。  
「ふふ〜ん、真秀ちゃん。かわいいよ」  
「ひ〜〜、つばさちゃん。もうやめようよ〜」  
「だめ〜。もっと気持ちよくしてあげるね」  
言ってつばさは真秀の陰部に手を伸ばす。  
「やっ」  
「いてっ」  
逃げようと体を反らした瞬間、真秀は後頭部を一馬の顎にぶつけてしまった。  
両者とも痛みに目をつむる。  
「イテテ…」  
「痛ッタ〜」  
「逃げちゃだめよ〜、ほ〜ら」  
「わあぅ、やあ。つばさちゃぁん…」  
無慈悲なつばさが真秀のヴァギナをいじる。  
すでにヌレヌレのそこを遠慮なく乱暴にあつかうと、クチュクチュと音が漏れる。  
真秀は恥ずかしくて気持ちよくて、ただあえぐだけだった。  
「ああぁぁ、音させないでぇ…はぁん…恥ずかしい……ンンっ」  
「んふふふふ、一馬ちゃんのオチンチンにも手伝ってもらうね」  
「やぁ、なに?」  
「痛っ、つばさ乱暴だよ」  
「我慢なさい、一馬ちゃんも気持ちいいでしょっ」  
つばさは一馬のペニスを真秀のヴァギナに強く押し付けてやった。  
割れ目に竿の部分を押し付けてやると、ヴァギナが左右に押し広げられる。  
挿入とは違って、それ以上のことはないが、真秀と一馬は異様に興奮した。  
その二人を見て、つばさもまた興奮している。  
 
「真秀ちゃん……」  
「はぁ、つばさちゃん…」  
つばさが真秀の膝の上に乗り、抱きついて激しいキスをする。  
二人分の体重を受けて、一馬は苦しいだろうが、声もださずに我慢していた。  
次いでつばさは、真秀の肩越しに一馬とも唇を吸いあった。  
真秀は温泉の熱と、密着してる二人の熱と、性の昂揚の熱にやられ、心地よさを感じなら気が遠くなってしまう。  
そして真秀の視界がじょじょに視界がブラックアウトしていった────  
 
真秀は少しばかり気絶していた。  
気がつくと、露天風呂に面してる部屋の廊下、縁側に寝かされていた。  
板張りの廊下の冷たさが気持ち良かった。  
上半身を起こして周りを見ると、先ほどまで3人が重なっていた場所、露天風呂の岩場でつばさと一馬が重なっていた。  
対面座位の形、真秀の時とちがって、一馬のペニスはつばさの膣をしっかりと貫いていた。  
「あぁ、あぁぅ、一馬ちゃんっ、一馬ちゃん!」  
「あぁ、つばさ。気持ちいい、気持ちいいよ」  
「もっと、もっと激しくしてっ!」  
一馬はつばさを背後から激しく突きあげる、小柄なつばさは激しく体全体を揺さぶられた。  
卒業後、すぐに結婚する予定の二人のセックスだ。その激しさを目の当たりにして、真秀はゴクリと息を呑む。  
体と体が交わる音、温泉の湯の音、二人の嬌声、真秀の体はふたたび熱くなりだした。  
「あぁ、きゃぅ、一馬ちゃん、きてっ、きてっ、きてっ!」  
「つばさ、つばさっ、イクのかい?」  
「うん、いっちゃう!はぁ、うぁぁ……だめぇぇ!いっちゃうぅっ!!」  
つばさは力いっぱい背を反らす、それを逃がさないように一馬はがっちりとつばさの裸身を捕まえて、つばさの濡れた半開きの唇に力強くすいつく。  
「うぅん、むぅ!}  
ほんの数秒。  
その数秒間、つばさは窒息しそうなほどの苦しさとアクメの快感を味わった。  
やがてつばさの体の緊張が解けて、だらりと弛緩し、一馬に身をゆだねる。  
一馬もつばさもハァハァと激しい息遣い、真秀は見ているだけで呼吸が苦しくなる。  
一馬はゆっくりと体を入れ替えて、つばさを岩場に寝かせてやる。  
ズルリとペニスが引き抜かれ、つばさは目を閉じて快感の余韻に震えている。  
精液と愛液に濡れたペニスをだらりと垂らして、立ち上がった一馬は真秀の方を見る。  
 
真秀はドキリとした。  
一馬が全裸のまま、ペニスをぶらぶらさせて真秀に近寄る。  
「ちょっ、だめっ!こないで!」  
あとずさろうとしたが、体がうまく動いてくれなかった。  
軽い脱水症状を起こしているのだろう、まだ気絶から回復しきっていない真秀の体は、言うことを聞いてくれなかった。  
一馬が廊下に上がり、真秀の至近に近づいた。  
「あの、真秀さんも……」  
真秀の目の前で、だらりと垂れていたペニスがむくむくと大きくなっていった。  
「きゃぁ、いやっ」  
目を背けたくても、逆に怖くて目が離せなかった。  
2回の射精を終えたばかりだというのに、テラテラを濡れて光るペニスは硬さを取り戻していた。  
「つばさから、言われたんです。真秀さんにもしてあげてね、って。だから……」  
「いやっ、こないで。あたしはいいから!」  
真秀は這って逃げようとしたが、すばやく一馬が動いて、うつ伏せで這おうとした真秀のお尻に抱きついた。  
後ろから見ると、真秀の陰部は丸見えである。  
一馬はためらいもなく、ヴァギナに吸い付いた。  
「きゃあぁあ、いやっ、やめっ……あっ…やめてっ!」  
「……真秀さん、もうヌレヌレですよ?」  
「いやぁ…違う、そんなんじゃないっ」  
「でもほら」  
一馬はことさらピチャピチャと音を立てて舐めまわった。  
真秀はにぶい快感に裸身をくねらせる。  
「あうぅ、はぁ、やぁ……やめて、恥ずかしい」  
「これだけ濡れてたら大丈夫ですよね。真秀さん、入れますよ」  
「っ!だめっ、だめ!絶対だめよっ!」  
真秀は叫びながら逃げようとすつが、体をクネクネとうねらせるぐらいしかできない。  
一馬は容赦なく、バックからズブズブと挿入を果たした。  
 
「あぁあぁぁ!やぁあん」  
「うあ…真秀さん、すごく暖かくて…気持ちいい。つばさとは全然違うや」  
「やぁ、比べるなんて…あっ、しないで…ああぅ」  
一馬は板の床に真秀を押し付けながら、ピストン運動を開始した。  
最初はゆっくりと、しかし真秀の膣内があまりにも心地よくて、すぐに激しいピストンが始まった。  
「やあ、やぁあ!うあっ、激し…激しすぎるよぅ!」  
「はぁはぁ、真秀さん、いいよ!すごくイイ!チンポがまるで掴まれてるようだ」  
「きゃあぁう、やめ…もうやめてぇ!どうにかなっちゃいそう……」  
「見せてよ、綺麗な真秀さんがどうにかなるところを!」  
「いやぁ、いやぁ」  
一馬は上体を倒して真秀の背中に密着し、板に押し付けられて変形している乳房を揉みながら、真秀の耳元でそう言ってやる。  
真秀は涙を流しながら、首を左右にふるぐらいしかできない。  
真秀は言葉では必死に否定してるが、体はすでに快楽に溺れていた。  
それを認めたくないから必死に否定するのだが、真秀の体は一馬を求めている。  
眼の焦点はあわず、半開きの口からヨダレが落ち、板床に押さえつけられた乳首はビンビンに尖り、膣はペニスをギュウギュウに締め付ける。  
体中の穴という穴、毛穴まで開きそうな快楽が真秀の体を駆け巡る。  
怖くて逃げ出したいが、いまだ力の入らない肉体は、男性にのしかかられて自由を奪われていた。  
その不自由さが、快感の逃げ場をなくしている。逃げ場のない快感が体内で増幅されて、今の真秀は決壊寸前だ。  
 
「うぅ、真秀さん、真秀さん。良すぎるよ、僕はもういっちゃいそうだ」  
「ああぅ、うああ。やぁ、ダメっ!早く抜いてぇ、終わってぇ!」  
「イクよ!中でっ!」  
「ダメダメダメっ、いやーーー、出さないで!中はだめぇ!いやああああああああああ」  
一馬のピストンが一段と激しくなり、真秀のお尻と一馬の腰がぶつかる音が大きく響いた。  
そして強烈な一押しとともに、真秀の膣の一番深いところで精子を放った。  
「きゃああぁぁぁぁっ!」  
精子の熱さを腹中に感じながら、真秀も絶叫とともに絶頂を迎えた。  
目の前が真っ白になり、何も考えられない。  
一馬にとってアクメは一瞬だが、真秀のアクメはしばらく続いた。  
頭の中はホワイトアウトしているのに、ビクビクと体が小刻みに跳ねるのを止められない。  
手を握って体が硬く緊張する真秀、その真秀の肩を力いっぱい抱いて一馬もアクメの余韻に浸っていた。  
 
「はぁはぁ……はぁはぁ」  
やがて二人は体を離した。  
膣からペニスが抜かれると、ドロリと白濁液が垂れ出るが、流れるに任せ、ふたりは疲労困憊した体を冷たい板床に投げ出して激しい呼吸を繰り返す。  
高級な木材で敷かれた艶のある板床の上は、汗と愛液と精子で汚され、巨大ななめくじが這ったような跡を作っていた。  
床の冷たさが気持ちよく、激しいセックスを終えた少年少女はいまは何も考えられなずに、ただけだるい余韻に浸るだけだった。  
 
 
〜〜〜〜 fin 〜〜〜〜  

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