プルルルル…プルルルルル…
ガチャっ
「一馬ちゃん!?」
「只今電話に出ることが出来ません。ピーと」
ぷちっ
つばさはずっと一馬に会えないでいた。
つばさには理由がよく分からないが、一馬は家出している。
「あたしなんかしたかなぁ…」とか
「なんでだろう」とか
毎日、一馬のコトを考える。
携帯に電話してみても、いつも留守電で、
家からの着信と分かっているだろうに、掛け直しもしてくれない。
つばさは悲しくて辛くてたまらなかった。
痛いくらい「孤独感」を感じていた
そんな夜はつい、1人で楽しんでしまう。
ネグリジェの上から小さな手を体の割りには大きな胸に当てる。
丘の上のピンクの突起を指と指の間に挟む。
強く揉む
体が熱くなってくる。
右手を股間へしのばせる。
パンティーの上から薄い陰毛を手で優しく撫でる。
そのまま、大事な蕾の部分を触れる。
「あっ…」
声が出る。大分敏感になっている。
次は穴のまわりだ。
中指で優しく撫でる。
「アッ…ぅうん」
つばさの大事な部分を覆う小さな布が煩わしく感じてきた。
そのときである。
ピロロ!ピロロ!
部屋の子機の内線着信音だ。
内心、ウザったいな〜と思いながら、手を止めて電話に出る
「…もしも…し?」
まだ息が荒い
多分お母さんには「し」は聞こえていない
「つばさちゃん?一馬から電話だったの!今切り替えるわね!」
「えっ!」
かちっ
「つばさ…?」
久しぶりに聞く彼の声。
「か…ずまちゃん?」
ドキドキしながら話す。
「久しぶり。」
「…」
つばさは何も言えなかったが、先程の自慰の興奮が覚めてなかった。
「なんか息荒くない?」
「えっ…ああ!トイレから走ってきたから!!」
「その割には早かったね、かわるの」
つばさはギクりとした。
「つばささ、女の子なんだから夜になったらカーテンくらい閉めなきゃ」
「えっ!?」
部屋にある一番大きな窓から下を見る
一馬だ!
一馬は軽く手を振ってから、傍にあった車に乗り込む。
車のドアはバタンと閉まり、走りだす
「み、見てたの?」
「何を?何か見られちゃマズいことしてたの?」
「えっ…そんな、まさか!」
「オナニーとか?」
「!!」
図星!といった感じでつばさは口籠もった。
「へぇ〜…何も言えなくなる所見ると本当みたいだね…」
「…」
「つばさ、僕に会いたいかい?」
「…そりゃ会いたいに決まってるじゃない!」
「じゃあさ、いつものコンビニに来てくれる?待ってる」
「…わかったわ…」
ぷちっ
電話を切り、お気にいりのワンピースに着替えて家を出る
「つばさ!こんな時間にどこいくんだ!!」
「ちょっとコンビニ!」
つばさは走りだした。
コンビニに着いた。
さっきの車の中に一馬がいる。
運転席の窓が開く
「久しぶり」
つばさの目から涙があふれる。
「乗って。」
一馬と夜のドライブ。
「つばさ、毎日してるの?」
「何を?」
「オナニー。」
その言葉につばさは赤面したと同時に、つばさの中の女が「じゅんっ」と反応した
「言葉の意味は知ってるんだね…」
そういうと人気の無いところに車を止めた
「つばさ…」
助手席の椅子を倒し、つばさの体を寝かせる
ワンピースの背中のジッパーを下げ、ブラを外す
一馬は執拗に胸を揉みしだく。
耳元で「気持ち良い?」とつばさに囁く。
「…」
何も答えられないつばさを見て
「いつも自分でしてるの?」とまたささやく。
それにも答えられなかった