「篠付く雨」とは、こう言う事を表すのか…睚弥三郎こと加当段蔵は、そんな事を思いながら、空を眺めていた。  
彼が蘭菊姫とたった2人で狩又貞義の軍勢を壊滅させてから3箇月が過ぎていた。彼等が貞義を倒した事で、かつて狩又の統治下に在った領地には、領主が不在の状態となり、蘭菊と加当はその地を去ろうとしていた。  
だが、その地の民達は喜びながらも、再び貞義の様な者がやって来た時の不安も在ったのだろう。  
是非とも文渡に、蘭菊姫にこの地を治めて欲しいと申し出て来たのだ。  
要するに、自分達を悪政を布く大名から護ってくれ、と言う事で在る。  
確かにこの辺りには、列強に名を連ねる様な領主は居ない。この侭此処を治める者が無ければ、  
天下を狙う者達には格好の「空き地」となるだろう。  
女が一国を治める、と言うのは珍しい事では在ったが、この侭この地の民達を放って去るのは気が退けた。  
彼の様な訳で、今や文渡の家は、嘗ての自分の領地と貞義の領地を合わせた、以前の倍以上の領地を治める領主となり、  
加当は蘭菊の忍頭となっていた。  
 
 
 「嘗て自分の抱こうとした女が…愈々身分違いだな」  
そんな事をぼやき、まだ数の少ない部下達と、焼け跡から再建された城の警備に当たっている。  
パシャッ!  
不意に彼の隣で、水の跳ねる様な音が聞こえ、そちらを振り向く  
…が、其処には只の水溜りが在るのみで、雨は降り続いている。聞き違いか、  
と彼はその事を思考の片隅に追いやった。  
その日、文渡の城から蘭菊姫の姿が消えた。  
 
 暗闇。何も見えない。知覚出来るのは、耳に微かに届く雨の音と、鼻腔を擽る血の匂い、それから、手足を縛る縄の感触。  
蘭菊は、自分が何処に居るのかを知ろうとした。確か、自分は明日の領民達への講習の準備をしていた筈だ。  
講習と言うのは、領民達の暮らしを楽にする為、農耕用の操り人形の作成法と操り方を教える為の物だ。  
半ば強引に任された国だが、自分にしか出来ない方法で、この国を良くして行こう、蘭菊はそう考えたのだ。  
そんな彼女の事を領民は皆、心から愛していたし、彼女も素朴で素直な彼等が大好きだった。  
…と、ボウ…と行燈に火が灯された。「誰か居る!」蘭菊は身構えた。  
恐らく自分を此処に連れて来た者だろう。少なくとも、自分に好意的な意志は持っていない筈だ。  
流石の彼女でもその位は察知出来た。2人の人影が見える。一方は男、もう一方は女か。  
「こうして直接会うのは、実に1年と4箇月振りか?我が妹、蘭菊よ」  
「兄上!?」  
 
 彼女の兄、善重が存命だと知ったのは、蘭菊と加当が狩又貞義の城を落とした後の事だった。  
16箇月前、文渡久重の長子で、文渡の武将であった善重は軍勢を率いて、狩又と戦い、  
それっ切り行方不明になっていたが、  
2箇月前、血縁の城主を頼って家を興し、蘭菊の治める国に度々文を寄越して来た。  
最初は、己の国と彼女の国を統合させよう、と言う内容だった。久重の長子である自分が文渡を名乗る、と言う事だ。  
だが、民も城の者達も、良い顔はしなかった。善重は、父・久重とは違い、兎に角領地を広げる事しか頭に無く、民の事など全く考えていない、との評判だったからだ。蘭菊はその申し出を何度も断った。  
すると今度は、戦闘用の"死なずの忍び"や操り人形の製作法、操り方を教えてくれ、と頼んで来たのだ。  
久重は、息子達には剣術を、娘達には人形繰りを教え、育てた。  
文渡久重や狩又貞義亡き今、それ等は蘭菊の頭の中にのみ存在する知識だったのだ。  
恐らく、善重がそれを知れば、真っ先に潰されるのは蘭菊の国だろう。  
自分以外にこの知識を持つ物は、善重には邪魔になるし、蘭菊の国を潰してしまえば、  
結局欲しかった領地も手に入る。蘭菊や領民から見れば、最初の申し出も今度の申し出も同じ事だ。  
当然、彼女はこの申し出も断り続けた。  
 
「私から、人形に関する知識を聞き出そう、と言う訳ですか」  
恐怖に震えながらも、蘭菊は気丈に堂々と訊ねる。この3箇月で、彼女も大名としての風格を備えざるを得なかった。  
「御前が如何しても渋るのでな、私も此う言う手段を取るしか無かったのじゃ。民の為にも、是の国は広げねば為らぬ。  
御互い難儀な事じゃな、大名と言う物は」  
蘭菊は、「兄上は民の事など、何も考えて居られぬでは在りませんか」  
と言おうとして、ゾクッとした悪寒を感じて黙った。善重の隣の女が彼女に近付いて来たからだ。  
その女は、蘭菊よりも一回り年上だろうか。蘭菊とは趣の違う、鍛え抜かれた美しい体に忍び衣を纏い、  
何処か淫靡ささえ匂わせる、妖し気な美貌を持つ女だった。  
「私を攫ったのは、貴女ですね?あの警備の中、そんな事が出来る貴女は何者です!?」  
勇気を振り絞って問う。そうでもしなければ、この蘭菊と然程上背の変わらぬ女の放つ気に押し潰されてしまいそうに思えた。  
「蘭菊様、御機嫌麗しゅう。私は、菊花。善重様に御仕えする、『妖術使い』に御座居ます」  
「そう言う事だ、蘭菊。人形に関する事は、彼女に聞き出して貰う事にした。菊の華同士、仲良くしてやってくれ」  
「宜しくね、御姫様。私と少し、戯れ遊びをしましょう」  
 
「女を縛って手を上げるのですか…情け無い。人のする事とは思えません!!」  
拷問を予期した蘭菊は、彼等に抗議する。すると菊花はクスリ、と妖しく微笑み、  
「あらあら、聞き出す手段は痛みを伴う物許りでは無いのよ。  
寧ろ女には逆…快楽を与えて聞き出す方が、効果的なの」  
「御前には何の事だか解らぬだろうが、菊花は房中術にも長けておってな。  
そんな訳で、御前の事は彼女に一任したのだ。」  
どうやら此処は、拷問室らしい。蘭菊が闇に慣れて来た目を凝らすと、数々の見慣れない器具が目に入った。  
 
「では、蘭菊様、戯れ遊びの前に長旅で溜まった物を御出ししましょうね」  
スッと彼女の着物の裾を開き、裾除の紐を解くと、彼女の秘められた部分が露わになる。  
肉感的で真っ白な太腿、柔らかそうな大陰唇、それを薄く覆う陰毛…。  
だが、何をされるか見当も付かない蘭菊はキョトンとした様子で、菊花の行動を見ている。  
昔から、城の中だけで過ごして来た彼女には、その部分を見られる事も顔を見られる事と大した違いは無かった。  
菊花は直径が5oにも満たない細い管と器を手に取り、管の片側10p位を火で炙って消毒する。  
そして、  
「それでは、失礼して…」  
と、蘭菊のピッタリと閉じられた肉の割れ目を片手で押し開いた。  
「ひゃっ…」  
開かれたその部分に冷たい空気が流れ込み、入れ替わりに今迄そこに籠っていた生暖かい空気が、  
蘭菊の濃厚な匂いと共に流れ出す。菊花はその空気を鼻腔一杯に吸い込み、  
「これが貴女の匂いね。私、女の此処の匂い、大好きなの。  
あら…随分恥垢が溜まっているわ。女の子なんだから、湯浴みしたら、  
此処もちゃんと洗わなくちゃ。後で綺麗にしてあげるわね」  
綺麗にしてあげる、と言われて蘭菊は、  
「はぁ…御教授有難う御座居ます。宜しく御願いします」  
と間抜けた返答を返す。だが、そんな事を言っていられるのも今だけだった。  
 
 菊花が、例の管を持ち、蘭菊の股間に近付ける。  
「キャッ…何をするのですか?」  
蘭菊は、自分の体にそれが入れられる、と言う事に気が付き、恐怖を覚えて、思わず悲鳴をあげた。  
「だから、さっきも言った様に、『溜まった物』を出すのよ。動くと危ないから、凝っとしててね」  
菊花の持つ管が、蘭菊の尿道口に触れ、その先端が微かに埋まる。  
「ひやあぁぁ…ヒッ!嫌ぁ…」  
今迄、尿以外は何物も触れた事の無い、尿道の内部に、固形物が入って来る。苦痛こそ無かったが、  
痒い様な、擽ったい様な、それでいて苦しい様な未知の感覚に、蘭菊はどう対処して良いか分からなかった。  
尿道内をゆっくりと進んで来る管。彼女はその進行を何とか止めようと、その部分に力を入れる。  
だが、女の尿道は短く、括約筋も一つしかない。その管の動きは、彼女の意志ではどうしようも無かった。  
不意に、先程とはまた違った感覚に襲われる。この感覚は…  
「これで良し、と」  
菊花は管のもう一方の端を大きな器の中に入れた。  
チョロッチョロロロロ…  
彼女自身に全くその気は無いのに、その管を介して蘭菊の尿はどんどん流れ出して行く。  
「おうおう…随分と溜め込んでおったのだな。我慢は良くないぞ」  
この兄は、16箇月振りに会った妹に対する同情など、全く無かった。在るのは、軍事力や権力、領地に対する欲だった。  
「あぁぁぁぁ〜…止めてっ!止めて下さい…めなじり様…御助け下さい」  
蘭菊は、初めて経験する導尿に半ば脱力し、最後の方などは消え入りそうな声で呟いた。当然、「睚じゃ!ま・な・じ・り!」と言う何時もの声は聞こえて来ない。  
家を興す際、国を治める際、彼女の心は、自身が思っているよりも遥かに加当を頼りにしていた。  
 
「便利でしょう?これを使えば、女も立った侭、汚さずに放尿出来るのよ。  
導尿管って言うの。暫く挿した侭にしときましょうね。次は、大きい方を出しましょう」  
蘭菊の気持など御構い無しに、菊花は説明し、新たな器に注いであった水に、得体の知れぬ粉を溶いて行く。  
「嫌ッ!これを抜いて下さい!何か…何か可笑しいのです」  
そんな蘭菊の懇願を聞いても、菊花は顔色一つ変えず、木製の水鉄砲の様な物に、調合した液を注ぎ込む。  
「少し、力を抜いて楽にして居てね。じゃ無いと、今度は痛いわよ」  
未だ着物の裾から覗く導尿管から尿を垂れ流し、目からは涙を流している蘭菊に楽しそうにそう、言い放つ。  
そして、彼女を縛り付けている柱の裏に回り込み、彼女の着物と尻を後方から割り開く。  
「まぁ、こっちには殆ど毛が生えて居ないのね。羨ましいわ」  
「止めて下さい。そんな処…不浄です」  
蘭菊のそこは、まだ余り肉が付いておらず、且、紫掛った桃色の肛門の発毛も控え目だった。  
その小さく窄まった可憐な穴に、菊花は慣れた手付きで薬液を注ぎ込んで行く。  
「ヒゥッ…つ、冷たい」  
普段は、便を外に排出する事しか無いその穴に、今は逆に訳の解らない物を流し込まれている。  
「私の体は壊れてしまうのかも知れない…まなじろ様との約束を果たす前に」  
そう思うと、彼女の目から再び止め処無い涙が溢れ出す。  
「もう力を入れても良いわよ。さて、どの位保つか知ら?」  
突然、彼女の下腹を衝撃が襲う。とは言っても、月経などとは微妙に違うこの鈍痛は…  
「あのっ…若し!御不浄に行かせては貰えませぬか?」  
急に便意を感じた彼女は、一刻も早く、腹の中で暴れるこの痛みから逃れたかった。  
「駄目じゃ。尤も御前が私に人形の作り方を伝授すると言うのなら、話は別じゃがな。御前ももう大人、我慢せい」  
にべも無く善重が言い放つ。  
「…と、言う事らしいわ。残念だったわね」  
民の為にも、そんな条件を飲む訳には行かない。彼女はこの苦痛と闘う決意を固めた。  
 
「クッ…ふぅぅ」  
息が漏れる。同時に、彼女の肛門も窄まり、その部分にかなりの力が込められている事が判る。  
もう蘭菊のその穴は決壊寸前だった。彼女の全身は、脂汗に塗れ、麗しい貌はテラテラと灯篭の灯りを反射する。  
体は筋肉の緊張の為に震え、彼女の股間から突き出した導尿管の先端を揺らす。  
波の在るその苦痛に、彼女は慣れ初めてはいたが、同時に自分の限界も知る事となった。  
次の波が来たら漏らしてしまうかも知れない。何度そう思ったか判らない。だが、今度波が来た時こそ、決壊の瞬間だと思われた。  
その波が来た。  
「ふぅぅぅ…」  
彼女は再び、尻とその周辺の筋肉を総動員させ、何とか抵抗しようと試みる。  
だが、今度の波は中々去ってはくれない。それ処か、次第に強まりすらしている。  
「クフゥッ…御願いです。ここから疾く出て行って下さい」  
シュッ…と彼女の肛門を液体が通り抜ける。それは、彼女の体内で温められた薬液だった。  
続けて、異臭を放つペースト状の物が、彼女の着物を汚す。  
「アァッ!嫌!止まって!あぁぁぁ…」  
腹筋の弱い女性の御多分に漏れず、彼女も通じは悪い方だった。3日分の彼女の食料だった物が、彼女の穴から次々排出されて行く。  
「フフッ…こっちの量も凄いのね。これだと、一度じゃ足りないみたい」  
 
 その後、2度3度と同じ事を繰り返され、蘭菊は疲れ切っていた。3度目などは、温まった薬液しか出て来なかった。  
今更その苦痛に抵抗するのも無駄だと知り、気力も萎え掛けていた蘭菊は、  
任せるが侭にそれを垂れ流す。もう、彼女の中には尿も便も一切残ってはいなかった。  
「さて、姫君、少し汚れてしまいましたから、綺麗にしましょうね」  
室内に立ち込める便臭にも構わず、菊花は蘭菊の着物を脱がせて行く。善重は既に、この臭気に耐え兼ねて部屋を後にしていた。  
脂汗に塗れた全身、便のこびり付いた尻、導尿管を引き抜いた性器周辺を順に拭き清めて行く。  
「こうして見ると、本当に綺麗ね…本当、殺してしまいたい位。この傷は、善重様が仰ってらした物か知ら?  
処で、喉が渇いたでしょう?少し待っていてね」  
普通なら醜いと思える背中を斜めに走る、生皮を剥がされた跡も、蘭菊の体に在っては、美しさを引き立てる要素と成り得た。  
そして、菊花は汚れた着物を持って出て行った。  
 
 逃げるなら、今しか無い。彼女はそう思って、この様な事態を想定して、加当から教わっていた縄抜けの術を試してみる事にした。  
意外な程あっさりと、縄は解けた。加当は幻術以外の忍術にも長けた、一流の忍者であると言えよう。  
拷問室を抜け出すと、何か理由が在るのか、意外な程城内は静まり返っていた。全裸なので、目立つだろうが、これなら逃げられる。  
慎重に、物陰に隠れつつ、音を立てぬ様歩いて行く。  
一階の廊下に迄来た時、蘭菊は安堵感から走り出した。この地の人々は、領主善重に不満を抱いている。  
里迄出られれば、後は何とかなるだろう、そう考えた矢先…  
「ひっ…あっ!」  
彼女は股間に凄まじい刺激を感じて転倒した。何かが挟まっている様な感覚が在る。  
蘭菊はこの感覚に覚えが在った。元々、普通の女性と比べて大き目(彼女はそんな事を気にした事は無かったが) の陰核を持つ彼女は、時々包皮から陰核が剥き出て来る事が在った―それは主に加当の事を考えている時で在ったが、勿論蘭菊はその関連性に気付いていなかった。  
いそいそと股間の割れ目を開き、見てみると、やはり陰核が剥けている。この侭では歩けない。そう思った彼女は、包皮を無理矢理陰核に被せようとする。  
 
****  
 
2箇月前。加当と2人、里の山で山菜集めをしている時だった。この1箇月の間、ずっと政務に追われていた蘭菊は大はしゃぎで、  
「加当様、加当様」と初めて見る山菜を加当に見せ、説明を求めていた。  
「次は、もっと美味しそうな物を探しましょう!…キャッ!!」そう言って蘭菊が歩き出そうとした時、蘭菊は転倒した。  
だが、良く転ぶこの姫も、今回は様子がおかしい。立ち上がろうとしては何度も転び、立ち上がってはフラフラと歩く。  
「上様、如何が為さいました?若しや御体の御調子でも…」  
心配になった加当が声を掛ける。蘭菊は、  
「いえ、何だか此処が可笑しいんですの。少し、診て下さいますか」  
と、惜し気も恥ずかし気も無く裾除を脱ぎ、着物の裾を捲り上げて、件の部分を見せた。  
「うわっ!ちょ、上様、何を為さるんです?」  
勿論、加当は君主のその部分を見る訳にもいかず、手で顔を覆い隠す…指の隙間から、バッチリ見てはいたが。  
「ですが、動き難いので、見て頂かないと困りますの。何か挟まりでもしたのでしょうか?」  
加当が仕方無く見てみると、膨らんだ陰核が包皮から飛び出している。恐らくこれが擦れるので、動き難いのだろう。  
「あぁ、是の部分が剥けて居りますな、此うして、皮を被せて居られれば、大丈夫ですよ」  
加当の声は震えている。今直ぐにでも、彼女を押し倒したい衝動に駆られたが、情欲を耐え忍ぶのが忍。  
泣く泣く我慢するしか無かった。  
「あぁ、もう大丈夫みたいです。診て頂き、有難う御座居ました」  
蘭菊は立ち上がり、山菜探しを再開した。加当は  
「今度は俺が動き難いんじゃ」  
とブツブツ言っていたが。  
 
**** 
 
今回もその時と同じ様にしようとした。だが、何度被せても、その部分は剥き出て来る。  
「無駄よ。私が剥いたんだもの。妖術使いだって言ったでしょう?逃げようとする悪い子には、御仕置きね」  
不意に背後から声を掛けられる。菊花だ。  
蘭菊はその声を聞いて、仕方無く、両手で割れ目を開き、再び走り出すも、菊花は恐ろしく走るのが速かった―それこそ、彼の加当段蔵の様に。  
蘭菊は直ぐに追い付かれ、組み伏されてしまう。  
「一体、私の体に何をしたのです!?戻しなさい」  
「駄目よ。御仕置きだって言ったでしょう?それにしても、どうやってあの縄から抜け出したのかしら?」  
 
 蘭菊は再び縄で縛られ、今度は別の部屋へと連れて行かれた。  
布団が敷かれ、四方に支柱が立てられている。蘭菊の四肢は、その支柱に縛り付けられ、丁度十文字を描く格好になる。  
「喉が渇いたでしょう?準備して来たわ。さ、飲みなさい」  
と、菊花は蘭菊の口に水を注ぎ込む。実際、糞尿を残らず搾り出され、大量に発汗した事で、蘭菊の体は水分を欲しており、  
彼女は何も考えずにそれを嚥下して行く。  
「どう美味しい水でしょう?この水には、女人をとっても美しく狂わす作用が在るの」  
蘭菊は、今迄に感じた事の無い欲を感じていた。小粒な乳首と大粒な陰核が疼き、その大きさを増し、陰核の下方からは、夥しい量の粘液が吐き出されていた。蘭菊は、加当にその部分を触って欲しいと思った。  
「ウフフッ。感じて来たみたいね。此処なんて、大きく膨らんで、ヒクヒク欲しそうに疼いているわよ。もう我慢出来ないんじゃ無い?」  
菊花は、ピンッと彼女のその部分を弾く。  
「ハァアッ!」  
蘭菊は凄まじい快楽を覚え、喘ぎ声をあげる。菊花はその声に欲情し、裸になって蘭菊に覆い被さり、蘭菊の股間を嘗め回し始めた。  
「アンッ…ふっ…ひぃぃ!」  
「気持ち良くして上げるわ。貴女も、私を気持ち良くして頂戴」  
と、蘭菊の顔に性器を宛がう。蘭菊が初めて見る、他人の女性器はグロテスクだと思った。その部分は、蘭菊のそれとは違い、「割れ目」と言うよりは、「茶色い襞の突起」と言った方が相応しく、大人の女性器の様相を呈していたのだが、勿論彼女にはそんな事は解らない。  
だが、彼女のその部分が開き、その中身を見ると、不思議とその部分を舐めてみたくなる。併し、彼女の思う通りになどしたくはなかった。  
蘭菊は必死で衝動を堪え、彼女の陰部に口を付けると、彼女の小陰唇を思い切り噛み千切った。  
 
 「ギャアッ!!」  
不意の痛みに、菊花は股間を押さえて転げまわる。見ると、左の小陰唇が半分程無くなっていた。  
「わ、私は、貴女の望む事など…絶対にしません!」  
ペッと噛み千切った小陰唇を吐き出し、蘭菊は言い放つ。だが、蘭菊の行動は菊花の堪忍袋の緒を切る事となった。  
「…っの糞女ァッ!少し優しくしてやりゃ調子に乗りおって!!あたしゃ善重様からは、貴様の命を奪う事以外は、何でも許されてるんだ。  
ボロボロに犯した後に、その手足引き千切って、顔を炙ってやるわ!!」  
今迄隠れていた、彼女の本性が曝け出される。  
菊花は、蘭菊の小さな乳房を掴み潰し、突き出た乳首を引っ張り上げる。  
「痛いか!?どうだ、答えてみろ!ハハハハハ!!!!」  
更に、下半身に移動し、殆ど有るか無いか解らない程の小陰唇を千切れそうな程引き伸ばし、  
既に包皮から出て来ている大きな陰核亀頭を限界迄剥き出し、その包皮が裂けんばかりに更に剥き出しにしようとする。  
「御前の腐れオメコを使い物にならなくしてやる事だって出来るんだ!謝れっ!!私に謝らないかッ!」  
蘭菊の股間が蹴り上げられ、顔に何度も平手打ちが飛ぶ。  
しかし、蘭菊はここで苦痛の声を上げる事こそ、この女の望みだと思い、涙目になりながらも、歯を食い縛って堪えていた。  
 
 少し落ち着きを取り戻した菊花は、傷口に痛み止めと化膿止めの薬を塗り、蘭菊の方を向く。  
「…あんた、未だ殿方と交わった事、無いんでしょ?あんたは私を怒らせた。因って、抱かせて戴くわ」  
そう言って、己の股間に手の平を向けると、今迄蘭菊の半分程の大きさしか無かった彼女の女根が、徐々に肥大して行く。  
それは、巨大化した後に、長さを増し、節くれ立って行った。そこに彼女の生えていた物は、既に女の陰核では無く、男の陰茎であった。  
「そ…それは…」  
 
**** 
 
蘭菊は、前に一度、それを見た事が在った。まだ城が再建されてもなかった頃、彼女と加当は、領民が提供してくれた空き家で暮していた。  
そんなある日、夜中に尿意を覚えて目が覚めた蘭菊は、寝惚けていた所為か、便所と加当の部屋の扉をを間違えて開けてしまった。  
その時加当が、それを扱いていたのだ。加当は、  
「う、上様!?見ては為りませぬ!不浄な物です!」  
と慌ててそれを隠したのだが、その形は、蘭菊の脳裏に強烈な印象と共に焼き付けられたのだった。  
 
**** 
 
今、菊花の股間から生えている物は、それと同じ物だった。  
「妖術使いだって言ったでしょう?行くわよ」  
菊花の男根が、蘭菊の膣に強引に差し込まれる。まだ未熟で、伸縮性の無いそこは悲鳴を上げ、蘭菊の顔が苦痛に歪む。  
そんな苦痛の中、蘭菊は加当のしたい事を理解していた。きっと加当なら、もっと優しくしてくれる筈だ、抱かれるなら、加当に抱かれたかった、と思った。  
「加当様…」  
そう呟いてみる。その時  
「上様ー!!」  
既に痛みで頭がおかしくなっているのか…蘭菊の耳に、今最も彼女が待ち望んでいた男の声が入って来た。  
 
 スパーン!  
もう、幾つ部屋を廻っただろうか。加当段蔵はその部屋の襖を勢い良く開け放った。  
彼の後ろには、幾重にも重なった死体の山が出来ている。先程蘭菊が逃げ出そうとした際、  
城内が静かだったのは、彼の所為だった。  
「チッ…此処も外れかよ」  
そう1人ごちながら、隠し部屋を探す。その時、一つ上の階からギシギシと一定のリズムで軋む音が聞こえて来た。  
その音で、階上の様子を察するや否や、加当は走り出した。  
上の階―城の6階に辿り付き、件の部屋に近付くと、微かに、だが、はっきりと  
「加当様」  
と言う蘭菊の声が彼の耳に届いた。  
「上様ー!!」  
彼は、叫ぶと同時に、壊れんばかりに隠し戸を開け放つ。そこには、彼の命よりも大事な君主が、縛られ、女に犯されていた。  
 
 望んだ男が今、ずぶ濡れで目の前に立っている。この城に連れて来られて、初めて自分の望みが叶った。  
今迄の人生で、こんなに嬉しかった事が在っただろうか。  
辛い状況に在っても今、蘭菊は幸せだった。  
ズリュ…と菊花が蘭菊に差し込んでいた物を引き抜く。見る間に、それが縮み、元の陰核へと戻って行く。  
「上様を返して戴きに参った…貴様が此処の主か?」  
加当が、怒りを押し殺した声で問うた。  
「いいえ。私は文渡善重様が妖術使い菊花よ、鳶加当こと、加当段蔵様。御名前は兼ね兼ね伺ってるわ」  
妖術…面妖な。どうせハッタリだろう、と加当は思ったが、目の前の裸の女の放つ気は只者では無く、  
加当に幻術を使う為の印を組ませる隙も与えない。仕方無く、忍刀を抜刀し、ジリジリと間合いを詰めながら、女の隙を捜した。  
「失望ね。そんな事では、妖術使いには勝てなくてよ」  
菊花が加当に手の平を向ける。一瞬。音も無く、加当の腹に半尺は在ろうかと言う大きな風穴が開いていた。  
「ぐおぁッ!」  
「この女、何をしやがった」…何が起こったのかまるで理解出来ない加当は、腹に激痛を感じて蹲る。  
見れば、腹に開いた大穴から、大量の血が流れ出している。  
菊花は蹲った加当に迫り、回し蹴りを放つ。その細い脚からは想像も出来ぬ程の力で、加当は城の外へと吹っ飛ばされる。  
「体術!?女忍び…九ノ一か」  
九ノ一…男よりも体の穴が一つ多いので、そう呼ばれる、女の隠密の事である。多くの場合、男忍びよりも潜入に向くが、戦闘には向かない。  
その女忍びが、これ程迄の戦闘能力を持つ事に驚愕しつつ、加当は城の庭へと落下して行った。  
「残念だったわね。この高さからじゃ先ず助からないでしょうし、万一池に落ちても、あの池には…。さぁ、続きをしましょう」  
蘭菊の希望が、一瞬で絶望に摩り替わる。だが、奇妙な事に、加当がさっき迄居た場所の血溜りは消えている。  
「いいえ、貴女なんかにめなじろ様は負けません!!」  
この女の強さは偽りだ、加当に勝てる人間など絶対に居ない、そう蘭菊は信じていた。  
 
 雨は先刻よりも激しさを増し、周囲の水滴と共に加当の体が落ちて行く。  
「チィッ!この侭じゃ上様は助けられねえ…!」  
加当は懐から鉤付き縄を取り出し、庭の木に投げ付け、その侭奇妙な柵で囲われた池に飛び込んだ。池の底で受身を取る。  
改めて見てみると、痛みは少々残ってはいる物の、彼の腹の風穴は消えていた。  
加当の頭の中で、数分前から今迄の事象が整理されていく。  
「妖術、見切ったり!」  
菊花の妖術の正体は、加当の得意技である幻術と同じ物だった。唯、彼女の幻術は、加当のそれとは幾つか異なる性質を持っている。  
それは、加当の幻術は、相手の[視覚]と[聴覚]を騙し、一度に複数出せるが、  
菊花の幻術が騙すのは、[視覚]と[触覚]であり、一度に一つしか出せず、更に対象を視認しなければならない、と言った違いだった。  
蘭菊の陰核包皮が急に剥けた様に思えたのも、彼女を犯した男根も、加当の腹に開けられた穴も、全ては幻で、相手に暗示を掛けて触覚を再現していたに過ぎなかったのだ。  
「目眩ましが、目眩ましにやられるとは、情け無え…ん?」  
菊花の攻略法を思い付いた加当だったが、池の中に巨大な気配を幾つも感じて思考を中断する。  
周囲を見ると、彼はイリエワニの大群に囲まれていた。  
「げぇー!!な、何じゃこりゃ、妖(あやかし)の類の物か!?」  
イリエワニ…クロコダイルの一種で海水、淡水、汽水を問わず棲息出来、大きな物は体長が9mにも達する、現存する世界最大の爬虫類である。  
善重は、蘭菊から人形の知識を入手出来なかった際の次善策として、インドからこのイリエワニを大量に仕入れていたのだ。  
それは、敵陣に侵入した際この凶暴な怪物を放す事で、敵陣の人間と相打ちさせようと言う目論見だった。  
 
「こんな処でこんな化け物に喰い殺されるなんざ、御免じゃ!」  
加当は素早く印を組み、周囲の水を集め始めた。  
「水遁!」  
水に依って、加当の姿が隠される。その水は光を放ち、周囲と同化していた。  
だが、人間相手には有効なその術も、嗅覚に優れる彼等にはまるで効果が無い。  
加当が移動しても、彼等は着いて来た。  
「水遁が効かねーだとぉ!?うわっ!寄って来るな!!」  
驚いている加当の頬に、鰐の爪に依る傷跡が出来る。  
「クッ…斯くなる上は…」  
加当は鰐達の猛攻を掻い潜りつつ、懐から大きな筒と箱を取り出し、臭水を水の上に撒き、火を放った。  
「火遁の術じゃ!」  
流石にこれは、目眩ましの効果は無くとも、鰐達も近付けない。その隙に加当は逃げる事にした。  
「待ってて下さいよ、上様!」  
彼は再び走り出した。  
 
 庭の方が妙に明るい。菊花が見ると、池の水面に炎が上がっていた。  
「彼の男、生きて居たのね…」  
その言葉を聞いて、蘭菊に再び希望が生まれる。やはり、加当は生きている。  
きっと自分を助けに来てくれる。そう思うと、絶対に善重に屈しないと言う決意が固くなった。  
「来なさい」  
菊花は、蘭菊の手足を縛り上げ、移動した。  
 
 城、最上階、善重の間。既に善重の姿は無い。恐らく、身の危険を感じ、血縁の城主に己の保護と援軍を頼みに行ったのだろう。  
今、その場所居るのは、縛られた蘭菊と、装束を纏った菊花の2人だけだった。  
スルスルスル…  
静かに、襖が開けられる。そこに立つのは加当段蔵…だが、1人では無い。何十人もの加当段蔵が立っている。  
「君主も逃げ出し、今度こそ貴様も終わりだな。上様を返して戴く」  
全ての加当の幻から、同じ声が発せられる。  
「来るなっ!此の侭大人しく帰れ!で無くば、貴様の君主を斬る!!」  
蘭菊は、菊花の腕の中で、縄に縛られ、その首筋には小刀が突き付けられている。  
「てめーの主の命(めい)より、てめーの命(いのち)が大事かよ。忍び失格だな」  
「だからと言って、貴様には何も出来まい!?」  
「否!」  
不意に菊花の背後から声がしたかと思うと、菊花の背中が斬り付けられる。  
その瞬間、蘭菊は縄抜けの術で、菊花の縛めを解いていた。  
 
 加当段蔵は、善重の間に入る前から、数十体の幻影を作り出し、自らは菊花から見て、自分の向こう側の景色を作り出し、その幻に隠れて恰もそこに何も無いかの様に思わせたのだ。そして、己の幻影に喋らせる事で足音を消し、菊花に近付き、彼女の背中を斬った。  
「チッ!流石は幻術の加当!!」  
直ぐ様飛び退いたので、真っ二つは避けられた物の、菊花の左肩から右太腿に掛けて大きな傷が出来ている。  
「てめえが上様を攫った時に使った手だ!二度も敗れた相手に不覚を取るかよ!…とは言え、手強いな」  
加当は二度、菊花に敗れていた。一度は文渡の城で、蘭菊を攫われた時。今思えば、あの時の水の跳ねる様な音は、景色に紛れた菊花の立てた物だったのだろう。それを見抜けず、見す見す君主を攫われた事は、彼にして見れば敗北で在った。  
そして、二度目の敗北で、彼女の妖術の全てを見破り、今こうして、三度目の勝負を挑んでいる訳だ。  
だが、君主を助ける為に居場所を晒した彼は、斬り付けた置き土産に、菊花の幻術に依って、全身に深い刀傷を負っていた。  
偽りの傷だと解ってはいても、痛みは本物である。しかし、今の彼には全く無意味だった。  
菊花の幻術は、触覚に関しても、己の経験した物しか再現出来ないのだろう。つまり、幻術単体では、相手を殺せないと言う事である。  
「上様の事を思えば、此れしきの痛み、何も感じぬ!」  
加当は、菊花に飛び掛る。瞬間、彼の体から傷が消え、彼女の姿が加当の君主、蘭菊の姿に変わる。  
「ウゥ…汚えぞ!貴様」  
 
 一瞬の躊躇を含んだ斬撃は、蘭菊の姿をした菊花の小刀に防がれていた。  
「まだ私は死ぬ訳には行かぬ。善重様の拷問を見せて戴き、私の幻術は更に更に強力になるのだ!」  
「貴様が善重に付いてる理由はそれかよ」  
そう言って至近距離での攻防は続く。だが、どうしても君主の姿をした者を斬る事に躊躇いを覚える加当は守りに回る事になり、  
次第に押されて行く。普通に闘えば、既に勝負は決しているであろうに…。その時、  
「めなじる様!躊躇わずに御斬りなさいまし!!私は、蘭菊は此処に居ります故!」  
蘭菊の声が聞こえる。たった半日なのに、名前を間違って呼ばれるのも随分久し振りな気がした。  
「えぇい、睚じゃ!!…そうじゃ!」  
加当は何かを思い付き、念を集中させる。そして、自分に幻術を掛けた。  
蘭菊だった菊花の姿が、徐々に元の菊花に戻って行く。だが、菊花の方も、彼に幻術を掛け、自らを蘭菊の姿に見せようとする。  
幻術使い同士の闘い。それに勝利したのは、加当の方だった。  
斬!  
菊花の体が袈裟懸けに斬り裂かれる。暗殺者である彼には君主の為なら、君主以外の姿をした者を殺す事に躊躇いは微塵も無かった。  
 
「遅くなりまして、申し訳在りませぬ。忍頭の加当、只今参上致しました」  
そう言って君主の方を振り向く。だが、蘭菊は何も言わず、只涙を流している。  
「…?如何がなさいました?」  
そう言うと、彼女は加当に抱き付き、大声を上げて泣き出した。  
「めなじる様、私は先刻、貴方様のなさりたい事が解りました!しかし、私にはもう、むなじろ様に抱いて戴く資格は御座居ませぬ!!  
私は…私の体は此の女に依って穢されてしまいました。出来れば…出来れば私も加当様に抱いて戴きたかった」  
そう言って、彼女は加当から離れる。加当はと言えば、もう頭が真っ白で、何も考えられない状態で固まっている。  
「もう、私には、加当様との約束を果たす事が出来ませなんだ。どうぞ、他に良き君主を見付けて、したい事を為さって…」  
パシィッ!  
蘭菊の嗚咽混じりの声以外、何も聞こえなかった城内に、乾いた音が響く。  
まさか、自分が死ぬ迄に君主の頬を打つ事が在ろうとは思わなかった。  
「済みませぬ…ですが上様、自棄に成っては行けません。自分はそんな約束なんざ、もうどうでも良いのです。  
私は上様と言う人間が好きだからこそ、御護りさせて戴いて居ります故。…それに、御覧なさい、空もすっかり晴れましたよ。  
御天道様も笑って居られる。上様も泣き顔は似合いませぬぞ」  
そう言って、蘭菊を抱え、天守閣の上で空を見上げる。  
「本当…綺麗に晴れ渡りましたね」  
既に蘭菊の瞳に涙は無い。  
「えぇ、降り止まぬ雨は無いのです。それは、上様も同じ。もう終わったのです。あんな女に、上様を穢す事なぞ出来ませんよ。  
上様は何時も御綺麗で居らっしゃる」  
「では…では加当様…」  
「えぇ、上様が宜しいのなら、抱かせて戴きます。さぁ、もう帰りましょう。民も待ち兼ねてますよ。後の処理は、部下達にやらせる事になって居ります故」  
 
 
[空は高く、何処迄も澄み渡っておる。この後、善重が援軍を引き連れてやっては来たが、人形繰りを覚えた民達に抵抗され、出て行ったと言う事じゃ。からくりの君の治める領地は栄え、関西の小さな村として、後の歴史に黒賀村として名を残す。  
その領地は、徳川政権の中に在っても治外法権だったそうな。加当はどうしたかって?文渡の家の者はその後代々、息子は忍術の使い手、娘は神楽の人形繰りの名手だったと言う事だよ。雨降って地固まるとは、正にこの事。  
めでたしめでたし]  
 

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