耕太は、悩んでいた。
あんなに魅力的で、やさしい人がいるのに、ヤれないのだった。
こんなにチャンスにあふれているのに・・・
窓際で、そっと体操座りをして考えるのであった。
「耕太く〜ん!おっはよ〜!」
またあのむにむにの胸が後頭部にあたっている。
「耕太く〜ん?元気ない?何かあった?癒してあげようか?」
「あああああ、その・・・遠慮しときますッ!」
「もう・・・」
彼女だって相当いらついているのだと思う。でも、勇気がないのだった。
時は跳んで逃げる蛙のように早く過ぎ、下校の時間になった。
帰り際、ふと本屋に目をやると・・・
{初心者でも彼女を完全にイカせる!テク特集!!!!}
という文字が目に入った。
これだったのだ。耕太が悩んでいた原因は。ヤりたいのだが、弱気なのだ。
ためらわず手に取り、気がついたら、レジに並んでいた。周りの視線が集中するのはなれっこだから平気だった。
家に帰る。本には初心者向きでわかりやすいように説明が載っていた。
「相手がその気分の時にヤること。」彼女は随時そうである。
「もし初めてなのだったら、相手をじらさずに一気にヤること。」どうだろう。途中でためらっちゃったりして・・・
「強気で、絶対途中にためらわないこと。」そうか・・・
布団に入り、これらの規則を一通り口に出して言って、寝た。
朝・・・
もう一度本を手に取る。まだ時間は充分にあるから、勉強である。
およそ30分後、耕太は学校へ向かった。
いつものように、高い声と共に後頭部にふくらみが押しつけられてくる。いままでは、弱気だった抵抗があったが、強気になっている今、それは完全なる快感だった。
鵺が飛び立つように時間は早く過ぎ、今度はもう夜になった。
「耕太くん・・・」
いつも通り、ちずるが横にいる。胸も露わ、無防備な状態で。ただ、いつもなら耕太はここで逃げるのだった。だが、今日は逃げず。そのままちずるを押し倒した。
「っ!」
少しちずるは驚いたようだが、すぐにあの官能的な笑みを取りかえし、
「もうたえられなくなったの?」
と余裕の表情だ。だが、このとき、ちずるは大きな誤算をしていた。耕太がすぐに顔を赤くして飛ぶように逃げていくと思ったのだ。
だが、そのときは違った。
「いままで、あなたはいつも受け入れ態勢で僕のそばにいましたよね・・・」
「え?」
「つまり・・・いきます!」
このとき、ちずるは、耕太がやる気になった事を悟った。が、悟った瞬間、彼女は思わず声を上げてしまった。耕太がちずるの乳首に指をはわせていたのである。
「彼女の感じやすいところを責めること。巨乳の人は乳首が感じやすい可能性が高い。」
つまり、変に真面目な耕太はその本の指示にしっかり従ったのである。
「あぁん。耕太くぅん。」
3、2,1,ボン!
彼女の頭から狐の耳、尻から尻尾が飛び出した。
耕太はその尻尾の付け根を指で責め始める。
「ああぁぁあぁぁん。」
ちずるは完全にもうイく寸前だった。昔から乳首への刺激には弱いし、尻尾の付け根は狐や狼の妖怪にとっては感じる場所なのだ。
愛しい耕太にヤってもらっているということも感じる理由の一つだった。
一方、耕太はと言えば・・・
(ひゃあやばい、こんな所触って大丈夫なのかなぁ。でもちずるさん気持ちよさそうだしな。いいのかな?ぼくも興奮してるし・・・)
そう、彼のアレはすでにギンギンだった。
そして、遂に来るべき時は来た。
耕太はちずるの全身を弄りながらズボンとパンツを足で器用に脱ぎ、ちずるのそれも脱がしていたのだった。
ついに、耕太は、ちずるのアレを、触った。
「あああああああああああぁぁぁぁぁぁん!」
感度が良いらしい。順調順調。
そのまま耕太は口を近づけて、ちずるのクリトリスを吸い始めた。
「いやああぁあん!!ああん、ふぅ。」
しかし、耕太はそれから10秒間ちずるの花弁を舌でこじ開け、中を吸っていた。
もちろん、いくら官能的なちずるであれ、まだ400才の妖怪。妖怪の中では凄く若いのである。処女だし。
もう洪水であった。
そして、いくらか意識のもうろうとしているちずるに、ちずるの足と足の間のソレに、耕太は自分のモノを挿入した。
「ギィイヤアアアアアアアアああぁああ!」
ちずるであれ、処女破りは痛いのだった。
耕太がすぐに心配そうな声をかけてくる。
「痛くないですか?大丈夫ですか?」
「痛い。でも・・・耕太君だもの・・・」
「そうですか・・・」
ちずるの気持ちを確認するや否や、耕太はピストン運動を始めた。
「アンッ!あんっ!アンッ!」
何回突いただろう。耕太のペニスにも限界がきそうになっていた。
「っ・・・いいよ。中でも。・・・いや、アンッ!中に出して!」
その言葉を聞き、耕太はちずるのなかに熱を帯びた液体を勢いよく発射した。
次の日は学校がなかった。晴れた日で、散歩にちょうど良い気候だった。だが、ある建物のある一室の二人は一日中そこから出てこなかったとさ。