目を開くと真っ暗なところにいた。暗闇に馴染むにつれてそこが見知らぬ部屋だと分かった。  
ベッドの上で身動きもできずに荒い息を吐く彼女――鳴神遙日。  
ヒトに非ざるものと向かい合っていた鳴神は突然、何者かの凶弾に倒れ、意識を失ったはずだった。  
では、彼女を介抱し、ここまで運んだ人物とは――  
「よぉ、お目覚めかい」  
戸口に生じた間隙から光が差し込み、その影をあらわにした。  
そう、そこに佇んでいたのは彼女が対峙していた異形――「行衣」だった。  
「……っ」  
「おっと、止しな」  
咄嗟に身を起こそうとした鳴神の身体を行衣が素早く押さえ込む。  
「動けるような体じゃないだろ? 当分は大人しくしてるこったな」  
諭すように言いながら、行衣は片手で紙袋を置いた。  
どうやら食料やら生活雑貨を買いに出ていたらしい。  
「……どういうつもり?」  
苦痛に息を切らせながらも声の内に強い気魄を感じ取って、行衣は微かに笑みを浮かべる。  
「心配しなさんな。しばらく休戦といこうぜ。今あんたに死なれたんじゃ面白くねえからな」  
「…………」  
鳴神はやはり釈然としない顔付きで行衣を睨んでいる。行衣の言葉を疑っている訳ではないだろう。  
この男が……いやこの男に憑いた「もの」が、自分に奇妙な好意を抱いていることは彼女も知っていた。  
むしろ、全くの無力な自分を曝け出すことに警戒しているらしかった。  
 
「や……っ」  
鳴神がビクン、と震えて顔を背けようとする。額に手を置こうとした行衣はきょとんと目を瞬かせて見せた。  
「おいおい、熱を計ろうとしただけだぜ」  
鳴神はただ無言で震える呼気を吐いている。  
「……意外にかわいいとこあるじゃないか」  
行衣が口の端を皮肉っぽく歪めた。その手がいきなり鳴神の胸を掴んだ。  
「! 何……すんのよ……!」  
「言っただろ、そのときそのときを楽しみたいって」  
行衣は顔に薄ら笑いを浮かべながら、たわわに実った乳房を指で弄んでいる。  
律儀にも傷に障らないよう注意はしているようだ。  
「身動きもできないお前をちょいとばかしイジメてみるってのもなかなか面白そうなんでな」  
「ふざけ……ないで……んっ!」  
呻きながら紡いだ言葉もむなしく、成熟した乳房は行衣の掌の中で何度も形を変え、  
その大きさを示すかのようにゆさゆさ揺らされている。  
苦悶の表情を浮かべながらうなるしかない鳴神の様子に行衣の嗜虐心はますます掻きたてられているらしい。  
いや、それは幾世にも渡って抱いたことが無かった種の感情だった。  
 
「や……め……!」  
蒲団をすべて剥いでしまうと足首を掴んで開かせた股に行衣の腰が割って入った。  
「その年で生娘ってわけでもないんだろ?」  
行衣が薄ら笑いを浮かべながら言う。抵抗しようにも凄まじい力で股を押し広げられている。  
そもそも、この男の言うとおり動ける体ではないのだ。  
「やだ……ぁ……」  
もちろん怖くもあった。自分に圧し掛かろうとする影も、  
身動きがとれないことも並みの女なら恐怖するには十分だった。  
だが、彼女を弱弱しくさせているのはそんなものではなかった。  
何よりも辱められるのが悔しくてしょうがなかったのだ。他ならぬこの男に。  
 
行衣の手が腰にかかった。彼女は目を瞑った。  
 
(続き未定)  
 

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