ドンドンドンドッカカカドドンガドン  
よくありがちな太鼓の音と共に神社が  
にぎわってきた  
「佐間太郎〜早く早く〜」  
「待てよテンコまだ浴衣着れてないんだよ〜」  
「もう!あたしは着れてるに〜」  
「お前は1時間前から着てただろうが」  
「まぁいいからいいから」  
「着れたならいくよ?」  
「おう」  
   
「いよーう佐間太郎」  
「こんばんはテンコさん」  
「あっ愛ちゃん!?」  
「よう進一お前も祭りか?」  
「そういうことだお前なんて浴衣まで着てずいぶんはりきってるな」  
「いやこれはテンコが祭りなら浴衣だって言って着替えさせられた」  
「苦労するな・・・」  
「まぁな」  
「ねぇねぇ愛ちゃんこれにあってる?」  
「とても似合ってますよテンコさん」  
「でしょでしょじゃ佐間太郎いくよ?」  
「じゃぁな進一、愛ちゃん」  
「じゃあなまたあとでな会えたらだけどなってもういねぇよ・・・」  
「じゃぁ私たちもいこうよ進一君」  
「だな」  
色んな人たちが神社に向かってあるいている  
子供を連れた夫婦とか中学生カップル、高校生カップル  
とりあえず道行くなかメメをつれた美佐&久美子がいたのだが  
いちゃいちゃモード全開のテンコにそれを押さえる佐間太郎は3人に全く気づかず  
神社についた  
 
「さてと・・・なにかたべよ?」  
「そうだな」  
「あったこ焼きだってたべよ?」  
「そうするか」  
 
「はふはふもぐもぐはふ」  
「はふはふあつっ!舌ヤケドした」  
「はふはふ」  
「無視かよ」  
「ふーふーはい佐間太郎あーん」  
「え!?なぜそんなことを!?」  
「いいからあーん」  
「あーん・・・」  
「はい」  
「もぐもぐ・・・・おいしい」  
「あっ!佐間太郎にあげたからもうなくなっちゃった」  
「しょうがないな・・ふーふーはい」  
「あーん・・もぐもぐもぐおいしい」  
「じゃ次遊ぶか」  
「うん!」  
「えーと・・・輪投げでもするか?」  
「するぅ〜」  
 
「ほっ」  
ひゅっぴゅーからんからん  
「すごーい佐間太郎一発ではいったーわたしだって!えいっ」  
ひゅっぴゅーからんからん  
「テンコもはいったじゃん」  
「やった!」  
「お2人さんうまいねぇ〜はいこれ賞品のB賞のマフラーしかも  
 超ロングマフラー+手袋好きな色えらんでな」  
「おれは水色」  
「わたしピンク」  
「ハイどうぞ」  
「どーも」  
「ありがとうございます佐間太郎いこ?」  
「これは閉まっとくか」  
「次は・・・」  
「どうする?」  
「疲れた・・・・」  
「休憩するか」  
「あっちに行こうか」  
「うん・・・・・」  
 
「はぁーなんかつかれました」  
ゴシゴシ  
「眠いのか?テンコ」  
「うん・・・・」  
「そろそろ帰るか?」  
「ぐぅぐぅさまたろー・・・」  
プシューにやにや  
「なんの夢みてるんだ?起きそうもないし帰るかでもその前に・・・」  
チュ・・・クチュ・・クチャ・・・  
「まぁ今はこのくらいか・・」  
佐間太郎はテンコをおぶって帰ることにした  
 
「ん〜むにゃむにゃ」  
テンコが起きたのは朝8時だったちなみに  
夏休み中なので特に問題はない・・・  
と思ったら佐間太郎がなんと自分の隣で寝ていた  
「カーカー」  
「なんで隣に・・・ってここ佐間太郎の部屋!?なんで?  
 しかも浴衣からパジャマになってるし・・・なんで?」  
テンコの頭のなかは「なんでパジャマ?」という疑問で頭がいっぱいだった  
しかし結論は・・・  
「まぁどうでもいいか♪」  
とても適当&楽観的だった  
「う〜んむにゃ・・・ようテンコ」  
「おはよう佐間太郎・・・・・」  
ちゅっ  
「・・・・佐間太郎?」  
「カー」  
なにが起こったって?もちろん佐股太郎がテンコにキスしたのである  
「・・・・・じゃあ」  
ちゅっ  
「お返しということで」  
がちゃっばたんばたばたがちゃっばたん  
今の音はテンコが佐間太郎の部屋から  
自分の部屋に戻っていった音でした  
 
2時間後  
「佐間太郎どっか旅行いこう?」  
「別にいいけど・・・どこに?」  
「海」  
「宿とか金は?」  
「パパさんを脅し・・じゃなくて頼んで」  
「いいけどいつから?」  
「明日からで」  
「わかった」  
海編に続く  
 

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