桂馬の部屋・ダブルお見舞い中
「桂木、風邪薬取ってきてやるよ。ちょっと待っててね。はー、何であたしがこんなこと……」
ちひろは薬を探しに1階へ下りて行った。
布団の中で横たわる歩美。汗をかきブラウスが濡れぴったりと肌に張り付いている。
「大丈夫か歩美! のぼせてる?」
「はぁはぁ、桂木……、私……もう我慢出来ない」
歩美は桂馬のズボンの中へ手を入れた。
「うぁっっ歩美何やってるんだよ、やっ、やめろ! 僕は病人なんだぞ」
「だって……、欲しくなっちゃったんだもんっ」
歩美は強引に桂馬のズボンを脱がせ、硬くなったモノをむき出しにした。
熱でより火照っている肉棒を握り締めゆっくり上下動かした。
「体、あついね……」
「ハァハァ、も、もうやめろっ、歩美と、こんな事するつもりないんだ」
歩美はペニスの裏へ舌を這わせ、そして口内に含んだ。
わざと卑猥な音をたてて先っぽに吸いつき、ちゅぽちゅぽと出し入れを繰り返した。
「ねえ、ちひろが来たからって隠れることなかったのに。隠れたのは……、私と、こういう事したかったんだよね。
だって桂木のココ、こんなに大きくなってる」
「……っ、それはいま、熱のせいで自制心が働かないから」
「桂木でもそんな表情するんだね。……そんな切なそうな顔して、私のこと欲しくなってきた? 桂木の、好きにしていいよ」
「―――もう、どうなっても知らないぞ!」
歩美の頭を強く押さえつけ、硬くなった男根を無理やり歩美のノド奥まで強く押し込む。
歩美が苦しそうに泣き声を漏らし、唇の端から唾液が漏れた。
「ぶはぁっっ、んっーーー、んっ、んっっっ」
「歩美……お前が悪いんだからなっ! もう抑えられないぞ」
熱でコントロールを失っていたはずの肉体は歩美を逃がすまいと大事な部分だけ力強く動き、
何度も何度も押し込んだ。
「んっっ、あっんっんんーー、うぁっ、んっー、……く……ク、苦しぃ……ぁぁー」
歩美の汗ばんだブラウスを無理やりたくし上げ、歩美の大きな乳房を揉みしだく。
乳首にふれると歩美はぴくぴくと体を振るわせた。
「はぁはぁぁぁ、あぁ……桂木ぃ…ンァ…ッン」
強引に歩美の制服を脱がせる。スカートの下は既に下着を付けていなかった。
歩美の下半身に体重をかけ、秘壺へそそり立ったモノを押し込む。
「……アッッッぁああっんっっ! 」
きつく締まった肉穴へずぶずぶと入っていく。
「桂…木……んっ、す…ごいぃ…よ…んっ、あんっ、あんっ」
「ぐっ、はぁはぁ、んっっっ、あ、歩美…っんっ」
「んぁぁ、あっ、あっ、はっんっんっ……んっ」
「歩美……お前って、すごいイヤラシイ奴だな。パンツ脱いで準備してたのか、僕にそんなにして欲しかったのか?」
「やっ、あんっっ……、もっもう! い、言わないでよぅ」
歩美は桂馬の体に激しく絡みつき、引き締まった太腿で桂馬の腰をはさみ腰を振った。
きしむベッド、汗ばむ歩美の体が何度も押し込まれる。
「ああぁんはぁ、んっ、んぁんっ、あん、んん、アツイ……暑ぃぃ、あぁぁん、きもちぃぃっ、んんっんんっ、んっ」
「はぁはぁ……、歩美、……ちひろが来ら……どうする?」
「あんっ、んっ、んっ、どうしよう……んっ、んっはぁはぁ、私、もう止められないよ……もう、見せちゃう? っ、んっ、あぁぁぁん」
「えーと、こんな時の正しいルートは……」
@歩美を大人しくさせる⇒ちひろを帰宅させ、後ほど歩美とエッチ(どうやってちひろを帰らせる?)
A歩美を大人しくさせる⇒歩美に分からないよう、ちひろとエッチ(どこでどーするんだ?)
B歩美を大人しくさせる⇒ちひろも布団に入れ、三人でエッチ(これは無理だな……)
「……桂木ぃ、何ブツブツ言ってるの? はぁはぁ、私いっぱい動いちゃうよ」
「ダメだ、この弾丸娘がおとなしくしてるなんてありえないか……。はあっっ熱でフラフラして、もう何も考えつかない……」
桂馬は必死になって考えてみたが、もはや冷静な思考へ行き着かない。
ただただ、本能と快感で動く肉体に全て任せた。
「ああぁんはぁ、んっ、んぁんっ、あん、んんっっ、はぁはぁ、桂木……、もっとぉ」
歩美が快感で身をよじり股間部分をより密着させる。
腰を抱えより激しく奥へ突き立てると、歩美はさらに激しく身悶えた。
「あっ、あんっ、あんっ、あんっはぁんぁんっ、桂木ぃきもちぃぃよぅぅ、もうだめだよぅ、もうイッちゃぅぅぅー」
汗で肌も髪も濡れ瞳も濡れ、膣口も愛液でぐちょぐちょになっている。
膣壁がさらにキツく締まる。歩美は大きく仰け反り、体をわなわなと震わせた。
「っっ、締まるっっっっ!!」
「あっ、あん、んっ、はぁああ、んっ、んっ、桂木ぃぃ…………、あぁぁあぁぁ――――――!!!」
「歩美っ、中にするぞっっ、んあああぁっ、んっっっっ――――――!!!!!!!!!!!」
どびゅびゅっっ!!!!!!!
桂馬は快感の極限まで達し、歩美の奥深くへ放出した。
「はぁはぁ、桂木、気持ちよかったよ……。私なんか疲れちゃったから、ここで寝てもいい?」
歩美はあくびを一つして、桂馬の横で瞳を閉じる。
すぐに微か寝息が聞こえてきた。
「あ、歩美……? ちひろが来なかったから良かったようなもんだけど、お前少しは危機感もてよ」
部屋の外、ドアをノックする音が聞こえる。
桂馬は歩美と一緒に布団にくるまると、ちひろが部屋に入って来た。
「部屋入るよ、――もう終わったんか?」
「……!!!!」
「桂木、薬これでいいかな」
「う、うんありがと、そこに置いといてよ」
「桂木すごい赤い顔して、熱高いんじゃない? 薬飲んだほうがいいよ、って――――あれ? 何か布団の中モコモコ動いとらんか」
「そっそれは寒いから布団一枚足してるんだよ」
「そっか寒いんだ、それは相当熱があるかも、――アタシが薬飲ませてあげる」
「だ、大丈夫だから!! ちひろに風邪移すと悪いからもう帰れよ」
「はいはい。それより、ほいっ口開けて」
ちひろはベッドの傍らに座り、桂馬に水と薬を飲ませた。
そしてためらいながら自分の額を、桂馬の額にゴツンと重ねる。
「ちひろっ???」
「ちょっと……、こうして熱測ろうとしてるだけだから」
ちひろと目が合うと、瞳を潤ませ涙をこらえていることに気づいた。
「さっき、聞いちまったよ。―――桂木、自分のこと『神』なんて言ってたけどさ、やっぱ普通の男のコなんだろうなぁ……」
「(;゚Д゚)! な、なに」
「仕方ないか……。でもまあ、アタシもまだまだ頑張るよ!」
ちひろはギターを背負い、じゃあまた、と言い残し部屋を後にした。
桂馬の心にチクチクとした苦い思いが広がる。
何も知らずに眠る歩美の髪を撫でながら、ギャルゲーマーとしてこのエンディングで良かったのか、考えていた――――。
(おしまい)