〜休日の道場〜  
 
「「「「ふん!はっ!せい!」」」」(稽古中)  
「よーし今日はこれまで!」「「「「ありがとうございました!」」」」  
「ふぅ・・・やっと終わった。」  
僕が主将と付き合いはじめてからもう半年になる。交際を気に僕も道場に入るように頼まれ(脅され)た。  
最初こそ大変だったが要領さえつかめばラクだ。所詮リアルだしな。  
「さてゲームするか。」  
そう思いPFPを取り出したとき不意に後ろから声がした。  
「お前また軟弱なことを・・・私と言うものがありながら・・・」  
「大丈夫ですよ。現実は主将一筋ですから。」  
「そ、そうか///ところで桂木、肩こってないか?」  
そういえば稽古の後だしかなり痛い。痛いのだが・・・ 「いえ大丈夫です。」  
「嘘つけ。見てればわかるぞ。というわけで・・・」フニッ「「んぁ!?せ、先輩!?」  
(モミモミ モミモミ)  
「や、は・・・ん・・・!」  
「気持ちいいか?桂木・・・」駄目だ・・・今まで色々な現実の障害に打ち勝ってきたがこれにだけは勝てそうにない・・・  
「・・・・・・ふぅ。どうだ?その・・・気持ち良かっただろう?桂木。」  
「ふ、ふん!まだまだですよ!」←顔真っ赤  
「ふふ・・・じゃあまた今度してやろう。もっと腕を磨いて、な。」  
「・・・今度は僕が主将にしてあげましょうか・・・?」  
「な゛っ!?」  
フン!これくらいの仕返し許されるだろ!  
「・・・・・・いいぞ。」  
「え」  
「いいぞ!肩たたき!何度も言わせるなバカ!!」ドカッ  
↑床にあぐら座りする音  
「え、ちょっと!?」  
「まさか・・・からかった訳じゃないよなぁ・・・?」(ゴゴゴゴ)  
「あ、はい!する!します!」「「だったら早くしろ!」  
・・・幸せだが一生逆らえない気がする・・・ん?(チラッ)  
((((アノヤロウ楠様の肩を・・・!!))))  
((((いつか絶対コロス!!!))))  
しかも命がいくらあってもたりない?!なんだよコレ!?デートコマンド選ぶ度に寿命ゲージが減る某ゲームみたいじゃないか!!  
「桂木。早くしろ。」  
「あ、はい只今!!」  
モミモミ←すごい弱い  
「本当に軟弱だな!もっと強くなれ!でないとその・・・私が嫁げないじゃないか。」  
「な!?と・・・とつぐって!?」「「・・・嫌なのか?」シュン  
だから反則なんだよそのギャップは!!間違いなく現実最強のツンデレだぞ!!  
「嫌じゃないです!!いやむしろ早くしたいです!」  
「桂木///」  
「主将///」  
((((もう俺達じゃかなわねぇ・・・お幸せに・・・主将だけな!))))  
 
 

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