「えいっ。」
ハクアの羽衣が桂馬に絡みつき、桂馬の身動きをとれなくした。
「ぬわっ、なんだよハクア!」
ハクアは勝ち誇ったように、微笑んだ。
「ふふふ、言ったでしょ。いっぱい仕返ししてやる、って。」
「ふん、お前の暴力にはもう慣れっこだ。ちょっとやそっとじゃ、お前の望むようには。」
ハクアの表情が少し曇るが、それを振り払い、桂馬にぬっと近づく。
「そうね。せっかくだし、今日は私が、本当に、やりたいようにやらせてもらうわ。」
そう耳元でささやき、左手を桂馬の背中に回し、抱き寄せる。
「ち、近づくな!」
そうすることで当然、ハクアの緩やかな、しかし心地の良い柔らかさのものを、桂馬は感じた。
「ね、ねえ。私のって、どう思う。」
「どう、って。」
そもそも桂馬が答えるはずもないが、否応は問わず、ハクアはその右手で、桂馬の股間を愛撫する。
「私じゃ、その、ダメ?」
ハクアは感じた。桂馬のそれが、微動だにしなかったということを・・・。