エルシィ。
聞こえるか、エルシィ。
返事はしなくてもいい。ただ、聞いていてくれればいい。
天理の中のディアナは、逝ってしまったよ。
「全て自分が悪かった。」って、言い残してね。
はっ、でもっ!
そんな事はもういいんだ!いいんだよ…
それとも、その事でボクがお前を責めるって、思ってるのか?
なあ、ボクたちはこの一年間、一体何をしてきたんだ?
ボクたちのこの一年間は、一体なんだったんだ?
まだ何も答えなんか出てないじゃないか!
覚えてるか?
あの時、舞高の屋上で、初めてあったボクたちは、
地獄の連中に、無理矢理駆け魂狩りを押し付けられて、
何もわからないまま、げんじつというセカイに放り出された!
ボクは!
無我夢中で攻略した!
でも、終わってみれば、周りはそしらぬ顔で、後の事しか考えちゃいない。
でもそれで、ボクたちの一年が終わってしまっていいわけがないだろう?
確かに、ボクは駆け魂狩りを終らせた。
でもそれは全て、お前がいつも一緒に居てくれたおかげなんだ!
そうだよ…
お前とボクとで闘ってきた勝利なんだ。
だから、これからも一緒でなくちゃ、意味が無くなるんだ!
なあエルシィ。
最後の日の朝、ボクは言ったよな。
駆け魂狩りが終わったら、お前に聞いて欲しい事があるって。
ボクは、女子を攻略することしかできない不器用な男だ。
だから、こんな風にしかいえない。
ボクは、
お前が…
お前が…
っお前が好きだっ!!
お前が欲しいっ!!
エルシィィィィィィィィィィィィィィィィッ!!
そうだ!
どうせ聞こえるなら、聞かせてやるさ!
エルシィ!
好きだァー! エルシィ! 愛しているんだ! エルシィ!
駆け魂狩りをする前から
好きだったんだ!
好きなんてもんじゃない!
エルシィの事はもっと知りたいんだ!
エルシィの事はみんな、ぜーんぶ知っておきたい!
エルシィを抱き締めたいんだァ!
潰しちゃうくらい抱き締めたーい!
心の声は
心の叫びでかき消してやる! エルシィッ! 好きだ!
エルシィッ! 愛しているんだよ!
ぼくのこの心のうちの叫びを
きいてくれー! エルシィさーん!
クラスが同じになってから、エルシィを知ってから、僕は君の虜になってしまったん
だ!
愛してるってこと! 好きだってこと! ぼくに振り向いて!
エルシィが僕に振り向いてくれれば、ぼくはこんなに苦しまなくってすむんです。
優しい君なら、ぼくの心のうちを知ってくれて、ぼくに応えてくれるでしょう
ぼくは君をぼくのものにしたいんだ! その美しい心と美しいすべてを!
誰が邪魔をしようとも奪ってみせる!
恋敵がいるなら、今すぐ出てこい! 相手になってやる!
でもエルシィさんがぼくの愛に応えてくれれば戦いません
ぼくはエルシィを抱きしめるだけです! 君の心の奥底にまでキスをします!
力一杯のキスをどこにもここにもしてみせます!
キスだけじゃない! 心から君に尽くします! それが僕の喜びなんだから
喜びを分かち合えるのなら、もっとふかいキスを、どこまでも、どこまでも、させて
もらいます!
エルシィ! 君が地獄の中に素っ裸で出ろというのなら、やってもみせる!
「どーだった?今の告白?」
「にーさま、最近スパロボにハマったんですか?」
「…」