『最後に一つだけいいかな…』  
「え…な!?なんだ…身体が!!」  
『思い出だよ…』  
「なっ何言って…うわーうわーうわー」  
それはもう一人の…女である私と和解したばかりの出来事だった、  
もう一人の私が中に戻ったと思えば、勝手に身体が動き、  
桂木に抱きついて、顔が…互いの距離が近くなって…あっ!  
と目をつむった瞬間、身体のバランスが崩れる!?  
 
ドサァァァッ!!  
 
うわぁぁっ!そしてそのままもたれるように倒れてしまったのだ。  
どうも足がもつれてしまったらしい…  
「あいたた…」  
『残念…でも無いか』  
「えっ…」  
もう一人の私の声に、ようやく現状を知る…  
そしてこの驚きの状況に目が大きく見開かされてた!  
こ…これはどんな状況になってるんだぁぁ!?  
「いてて…って、主将!?」  
「違うぞ桂木…これは!」  
地面に倒れた時に、私の顔が桂木の股の上に乗ってしまっていた、  
なんだ…この頬に感じる膨らみは、ムニッとした温かいのが頬に触れてて…  
えっ…どういう事だ?やわらかいと感じてたのに、徐々に固く…しかも大きくなって!  
『ふむっ……こっちの思い出でもいいかな?』  
「!おい…何の事だ、って…うわっ!!」  
手がまた勝手に動いていく、な…何をする気だ?何を…  
自分の行動に心臓がドックンドックンと慌しく動いてた、  
嘘…そんなとこを掴むのか!?  
「うっ…主将!な、何を…」  
「いや、これは私がしているわけじゃ…あっ!」  
 
ズルッ  
 
強引に掴んで引っ張って、それが下にずらされた…桂木の穿いてたズボンが、  
その下が晒される…これは!そこはまるでテントのようになっていた…  
この下に何が起きて…んっ、心臓が…慌しい。  
『ほら、もう一枚…』  
「ちょっ!待て…あうっ!?」  
そして驚きも収まらない内にそれすらも、この手は剥ぎ取ってしまうのだ、  
すると…私はより驚かされる見慣れないそれを見てしまうのだった!!  
『知ってるよね…これが何かくらい?』  
「これが…おちんちんというものなのか…?」  
 
ボソッと口から漏れた言葉、そうだ…これはアレだ…  
男の股間に生やす性器…女には無い男の象徴…おちんちん。  
『そうだな…でも保健の本に描かれてたのとは、ちょっと違うか?』  
「うん、だけども…可愛い…はっ!私…何を!?」  
無意識の内に私は目の前にあるモノに目が惹かれていた…  
この大きくなって皮からはみ出たピンク色の中身に、  
ここから鼻を刺激する臭み漂っていたけども、  
それでも何故か胸が高鳴り目が離せない。  
気付けば間近にまで迫り、目と鼻の先に近づいてた程に…そして、  
ふと目が合ってしまう、もう一人の私と…  
「って、また分かれてるじゃないか!」  
『だって…私も惹かれちゃったから仕方ないだろ、お前と同じだもの』  
うっ…否定できない、何故なら…私の眼差しは確かに見惚れていた。  
こんなに側で凝視して…しかもだ、いつのまにか口が迫り、  
唇が卑猥に濡れ輝く先端に付着していた。  
 
クチュッ…  
 
「んあっ…んっ…あぁ…」  
「主将…何を…うぅっ!!」  
「あんっ、桂木…んっ…んんっ!!」  
あぁ…舌が勝手に動く、またもう一人の…女である私の仕業なのか、  
それとも…んっ!とにかく今は汚いという感情を跳ね除け、  
ただ無心に舌先でそこを包み込み、表面を舐め這わせていく…  
当然に感じてたさ…桂木のおちんちんの味を。  
んっ…音もやらしい音色だな、それに加え舌から伝わる触感が、  
また一段と胸の高鳴りを強めていく…  
そうだドキドキしてるのか私は、なんだか…試合で勝った時の喜びとはまた違う、  
とても不可思議な胸の高鳴りだった。  
「うぅ…あっ!そこまで…うぅっ!!」  
桂木の震えつつ反応する声を聞くと、それはより高まる…  
そして望むのだ、もっともっと聞かせてくれ…おちんちん感じさせてくれと。  
だから私の二つの意志とはまた違う、いや…根っこがそうさせてるのか?  
つまり本能が…私の舌を、口を動かせて…んっ!  
 
ドブゥゥゥッ!!  
 
「んぐっ!!うぇ…何だ、これは!?」  
口の中に突然に入ってきた、この先端から噴出す粘液に、  
驚きつつ咽てしまう…うっ!おぇ…  
『駄目…吐き出しちゃ、もったいない…』  
もう一人の分裂した私が、そう囁く…こんなに粘々して臭く苦いのにか?  
だが確かに…本能が囁く、勿体無いって…  
「だから、何だコレは!粘々して臭くて白くて…」  
『これは精子…知ってる筈だけどな、ほら…この前に学校で習ったはずだよ』  
精子?あっ!?そうか…思い出した、するとこれが桂木の子種なのか、  
男が出す子供を作る素…この白いのが…んっ。  
 
『そして気持ちよくなった時に出す粘液…』  
気持ちよく…私ので気持ちよくなれたのか?  
これはその証なのか…んっ、な…何故だろう、そう思うと咽て吐き出しかけたのに、  
この顔に口に入った分を外に出すのが、凄く勿体無く思えてきてた。  
そして私は我慢して…その口に溜め込んだのを喉に流し、そのまま…  
 
ゴックン…  
 
静かに喉音を鳴らし、胃へそれらを飲み込んでしまったのだった。  
うっ…だけど喉元に粘りついてるようで気持ち悪い、でも…  
確かな達成感を感じてた、あぁ…熱いよ、身体が奥から熱くなっていく…  
これは一体…私は何に目覚めようとしてるのだ?  
まるで何か解放されそうな…そんな錯覚を感じているみたいだった。  
それに目の前がぼやけてる…私は放心してるのか?  
なんだか夢気分のようだが…あっ、だけど眠ってはいない、  
こうして身体が動いてるし…ん?ちょっと待て!  
私は放心してる間に桂木の手を掴み、そのまま引き寄せ、  
身体の上に被さるように迫っていた…って!ま、また身体が勝手に!?  
「おい!何を…」  
『ここまでしたら、決まってるだろ?』  
「決まってるって…おいっ!何で…し、下を脱がせ何を…」  
『桂木にあげるのよ…私の…そう女の子大切なのを』  
「なっ!!?」  
女の子の大切なのをあげるって…ま、まさか!  
頭に過ぎった強い衝撃的な想像に、まさか…と思う間も無く、  
勝手に動く身体の動きが、予感が当たりだと知らせる。  
しかも躊躇する間もなく、続いて私の手は、  
自分自身の下に穿く下着をも脱ぎ下ろしてる…待て、このままじゃ!  
「なっ主将…!?ま、まさか…」  
「ち、違うぞ桂木!これは…わっ!待て待て…これだけは…」  
『もうこっちは待ちきれないって言ってるのにか?』  
なっ!?ちょ…やだっ、自分の意志とは無関係…でもないのか、  
おそらくもう一人の女である自分の意志が、下半身の肌を晒させてしまったのだ、  
するとその股間部は私も気付かぬ間に、何故かびっしょりと濡れていた。  
それに何だか…んっ、熱くなってる…疼いてもいる、  
まさか…これが待ちきれないという意味なのか?  
「うっ…主将…それは!」  
「か、桂木…んっ…あっ!」  
熱くなってるのは股間だけじゃなかったようだ、さっきから顔もほんのり熱く感じる…  
胸の鼓動が激しくなり全身の体温を上げているように感じてた。  
そのせいか頭も…ボーっとしてる感じもする、だからなのか…  
『さぁ…そのまま下に腰を…』  
「んっ…あっ…」  
「主将ちょ…!ま…まさか…あっ!?」  
 
グジュッ…ジュブッ…  
 
「んんん〜〜〜っ!!!あ…わぁぁぁ───っ!!?」  
淫らな音が鳴り、続けて下部から強い衝撃が全身に走り抜けた、  
今までに感じたことの無い新鮮な感覚に全身が驚き、  
激しい衝撃に脳が揺さぶられていく…こ、これが挿入感なのか!  
私の中に忍び入り込んでいく異物感…あぁ、  
まるで実際の大きさの数倍もの代物を、深く差し込まれていくようだ。  
 
入ってくる…桂木のアレが…先に舌を這わせ舐めていた、アレが…!!  
私は今になって自分の行動に驚いていた、こ…こんな淫靡で大胆な事をするなど!  
「くうっ!締め付けられる……」  
「あっ…あぁっ…」  
深く入ってくる男の性器に対して、私の身体の女性器は、  
抵抗というよりもガシッと握り飲み込むようにして、  
入ってくる代物…桂木のおちんちんを歓迎し迎えていく!  
『はぁ…あぁ…こんなにヨダレを垂らして…感じてるんだな?』  
「感じてなんて…いるものか!」  
『嘘つき…私が感じているのだから、お前も…んっ』  
うっ…やはり自分自身に嘘はつけないのか…  
そうだ私は感じていた、とっても卑猥な感覚を…  
だがそれを認めるには、とても恥ずかし過ぎる、  
だってこんないやらしい感覚に負けるなんて…私の誇りが許さない!  
『負けじゃないよ…ほら認めていいんだ、だってこれは女の本能的な喜びなんだから…』  
「お、女の?」  
『そう、だから素直に求めていいって事…ほら心に素直になって求めて…』  
「あんっ…素直に…求めて…いいのか?」  
『いいんだよ…ほら、もっとほしいでしょ、桂木のを奥まで』  
「うん…」  
もう一人の言葉に素直に頷く私、そして腰が自分の意志で動いてた!  
もう一人の…女である私じゃない、私自身の意志で…  
いや、今回は女であるのは私の方か…  
 
グチュグチュ!  
 
「うわっ…待て!こんなに激しく…うぅっ!」  
そうだ桂木の叫びを無視して、私の腰は力強く上下に動く!  
ただ心の…女として貪欲な本能のままに、ひたすらに求めだしたのだ!!  
あぁ…本能に忠実になると、奥から甘美な感覚が湧き上がってくる、  
なんて快楽感…そうだ気持ちいい、もう意識が溶けそうになるくらい、  
私が私で無くなるくらいに気持ちいい!!  
だから今だけ何も…体面も全て考えず、  
ひたすらにこの淫らな快楽に身を任せていたかったのだった。  
「どうだ…あっ…桂木、私の…んっ…中は?」  
「はぁ…うっ!くっ…潰されるくらいに締めつけられて…くぅ!」  
「はぁ…あぁ…それはいいのか?悪いのか?」  
「うっ!痛いくらいだけども…うぅ…でも、主将の中…気持ちいいです」  
気持ちいい…桂木も私ので感じてくれてる、私の膣で…  
そう感じた時に胸が大きく鳴って…幸福感が膨らんできた。  
そして興奮が高まってきて…また腰の動きが加速していく!  
「うわぁぁ…主将…また…!!」  
「欲しい…桂木の…あぁっ!奥まで…」  
『そうだ掻き回して…いっぱい!壊れちゃうくらいに!!』  
もっと一つに…もっと…挿し込んで感じたい!  
私たちの思いは今は完全に一つになっていた…  
 
やがて目の前が白くなって霞んでくる…あぁ…これは…一体、  
奥から熱いのが大きくなっていって…んっ!!  
「あぁぁぁぁぁ──────っ!!!」  
「主将…うっ!わぁぁぁぁぁ!!!!」  
 
ビュクッ!ドクドクゥゥゥゥゥゥ…!!!  
 
そして一気に弾けてた…視界は完全に白いのに覆われ、  
意識が拡散していく…私は初めて…イった。  
んっ!あぁ…熱い、お腹の中に何か流れ込んでくる…それはとても不可思議な感覚、  
だけども…気持ちいい、嫌いじゃない…いや好きになる感触だった。  
『いっぱい出されちゃったな、桂木の精子…』  
「精子…桂木の子種か…」  
ズブッと挿入されていた桂木のおちんちんを抜くと、  
赤く腫れて拡がってるままの私の秘所から、白いのが溢れ出してるのが見えた。  
それに感じていた…お腹の内に放たれた多くの精子の感触を…  
そうか私は女として子を孕む行為をしたんだな、だから…だからもしかすると…  
ふと…その可能性を私は思考が鈍った頭の中で思い浮かべた。  
なんという愚かしい事を…だけども、それなのに私はまた胸を高鳴らせ、  
身体を火照らせ…この欲情を大きくさせてたのだ。  
……まぁいいか、それはそれで…それに。  
「なぁ桂木…もう一回…いいだろ?」  
「はぁはぁ……え゙っ」  
「すまないが…まだ収まらないんだ、もっと…桂木と一つに…んっ!」  
「うわっ!くっ…あぁぁ!!!」  
 
ジュブッ…  
 
まだ白いドロドロしたのを溢れ出している股間の秘所に、  
私は再び自分から桂木のを咥え込ませていた。  
そして腰を再び動かして…このつい先まで堪能していた、  
卑猥で淫靡な行為を再開したのだ!  
またあの弾ける感じ…イカされ、熱いのを奥に出されるまで…  
そう私の女の本能が満足するまで繰り返し求め続けていく。  
 
『かわいくて強い武道家になるまえに、エッチな武道家になってしまったな』  
「うっ!だが…一人の男の前だけだぞ」  
『わかってる…ほら、またくるぞ!』  
「んっ!あぁぁぁぁっ!!熱いの…んんっ!」  
 
そして私はここが夜の公園だというのを忘れ、  
もっともっと性の快楽を好きな男と楽しみ続けるのだった…果てるまで何度も何度も…  
 
::::::::::::  
 
「はぁはぁ…あの主将、これで…うっ!」  
「まだだ桂木…もう一回…」  
「そんな…もう5度目で勃起しない…うっ!」  
「ならば立たせるまでだ!んっ…どうだ上手くなっただろ?んんっ…」  
ええ〜っと…エルシィです、凄い光景が目の前で繰り返されています。  
実はちょっとしたハプニングで、今回の駆け魂が隠れてる女の子の春日楠さんは、  
神様にとてもエッチな事をしていました。  
今なんて力尽きて萎えてしまった、神様のおちんちんを舐めて、  
強引に元気にさせようとしてますし…  
少し前の女らしさを恥じて否定していた人と、もう同一人物とは思えないかも。  
完全に発情したメスになってますよね、  
こういう人程に堕ちるの早いって本当なんですね…  
あ…固くさせると今度はまた下の口で、その神様のおちんちんを  
咥えこんじゃいました、えっと…神様これで何発目でしたっけ?  
いつもならキスで駆け魂が出てくれるのに、今回は一向に出ませんね…  
どうやらよほど飢えていたみたいです。  
「まだまだ…もっと女の喜びを感じたい桂木…んっ!」  
「うぅ…でもこのままだとですね…」  
『大丈夫…お前のなら出来てもかまわないから…な』  
「うん…だから、もっと…奥に桂木の出して…」  
「いや…その本当に限界だから!!うわぁぁぁ!!」  
しかも分裂して二人掛かりに…神様ファイト!  
 
その後…ようやく楠さんの身体から駆け魂が抜け出した時、  
神様はもはやミイラのような干物になってました。  
逆に意識を失いベンチに寝かされた楠さんは…凄く満ち溢れた表情でしたよ。  
 
ちょっと羨ましいかも…んっ、神様…搾ったら後一発分くらい残ってませんかね…  
 
【おしまい】  
 

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