あいつが駆け魂を回収した女の子ってどんな娘たちなんだろ、と
ハクアが部屋に忍び込んで羽衣で深夜を覗くと。
「あ、あんな庶民、名前も知らないのにっ……
へ、ヘンなところばっかり触るなっ!
だから駄目っ、ダメだったら、だめっ。
そんなに音立てないで、強くしないで、おいていかないで……
やだ、いっちゃうのいやだよぅ、あぅ、ふぁ、くぅ……んっ」
「……あっ、はっ、はぁ……
──ドームでもうまくできたのに。
充実してるのに……
どうして、こんなに、回数増えてるのかな。
あの人……夢だったのかな。今なら、頭だけじゃなくて。
もっとたくさん褒めたり、撫でてくれるかな……」
『アタシ
栞
歳?
16
まぁ今年で17
なんか
あの時あの人がいたはずなんだけど
誰か思い出せない
みたいな』
「この濡れ煎餅、誰が買ったんだろうな。お前、知っているか?
そうか。知ってても話せないな。
ん? こ、こら、なんだ。
ちょ、まだ下着なんだぞ! ヘンなところにもぐりこむな!
ひゃう! な、何をする? なーお、ではない!
やめろ! や、やめろと言っているっ! だ、ダメっ……
そ、そんなところ舐めるなっ……!」