もしもゆりえママンに淫魔が乗り移ってしまったら章吉君の運命はどうなるか。  
 
 ゆりえママン×章吉君                          注)近●相●   
 
 @あらすじ@  
 ひょんなことから中学生神様の弟になってしまった章吉君。  
 ある日、章吉君は、密かに想いを寄せる同級生の女の子、  
三枝 みこの様子ががらりと変わった事に気づく。  
 揺れる章吉君の心。  
 ゆりえ様と祀を中心に、にわかにざわつき始める日常。  
 やがて章吉君自身も、その渦の中へと巻き込まれていく――  
 
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「かあさん、ゆりえは?」  
 日曜日。午後九時過ぎ。台所。  
 目玉焼きに醤油をたらしながら、パジャマ姿の章吉がたずねた。  
「ゆりちゃんは、朝から三枝さんのお家。ちなみに、賢吉さんは、  
市内の写真展に行ってくるって、さっき出かけたわ」  
 エプロンの裾で濡れた手をぬぐいながら、茜がやんわりとした口調で答えた。  
「ふーん」  
 黄身を箸でつつきながら、つまらなさそうに漏らす章吉。  
 その表情を見て取った茜は、  
「そうだ。章ちゃん、今日は、久しぶりに、一緒にお買い物に行きましょうか?」  
 楽しげに手をあわせながら提案した。  
「・・・・・・」  
 頬杖をつきながら、どうしようか、と章吉は迷う。  
 確かに、今日は暇だ。  
 でも、もし、一緒に買い物をしている場面なんかを同級生に見られてしまったら・・・・・・  
 ふと、三枝みこの顔が思い浮かぶ。何か良い事でもあったのか、最近、  
やたらニコニコしている彼女。章吉はその事がかなり気になっていた。  
「・・・行かない」  
 章吉はそれだけ言うと、そっぽを向いて、黙々と箸を口に運びはじめた。  
 肩を落とす茜。  
「んー、しょうがないわねぇ。それじゃぁ、お母さん、ひとりで――あっ・・・」  
 最後まで言いかけたときだった。章吉の目の前で、茜が膝から崩れおちた。  
「かあさんっ!?」  
 箸をほうり出し、慌てて茜の傍に寄る章吉。力なくうなだれる頭を抱えあげると、  
心配そうに顔を覗きこむ。  
「大丈夫っ、かあさん!?」  
 茜は荒い息をついている。章吉は茜の身体をどうにかして持ち上げると、  
居間に運びこんで寝かせた。  
「ごめんなさいね・・・章ちゃん、いきなり、なんだか、身体が・・・・・・」  
 茜が辛そうに、しかし頬を赤く染めながら呟く。  
 章吉は茜のひたいに手を置いた。  
「やっぱり、かあさん、ひどい熱じゃないかっ! ちょっと待っててね、医者に電話しなきゃっ」  
 顔を蒼白させながら、受話器へと飛びつこうとする――が、  
「待ってっ!」  
 受話器に伸ばしかけたその手を、茜が握った。  
「かあさん、医者を呼ばなくちゃっ」  
「――待って!」  
「え――? う、うあわわわっ」  
 とつぜん茜に手を引っ張られ、バランスを崩して倒れてしまう章吉。  
「いっへー・・・かあはん、なにすんだよ、いきなひ・・・もごもご・・・ふへ?」  
 身体を畳にしたたかに打ちつけた章吉が、もごもごと文句を言う。  
 (ん、もごもご?)   
 すると章吉は、自分の顔面を覆う柔らかい感触に気づいた。章吉の顔面は、  
茜の豊満な二つの乳房の谷間に、めり込むようにして埋まっていたのだ。  
 
「ご、ごめん、かあさんっ!」  
 章吉の胸に恥ずかしさが込み上がってくる。  
もうわけがわかんない。とにかく自分の部屋へ戻って――そう思ったときだった。  
「ん? へっ、かあさ、んふごーーーっ!?」   
 茜の細い腕が、しかし強じんな力をもって、まるで逃さんとばかりに章吉の頭を拘束した。  
 拘束。その言葉の通り、生易しいものではなかった。いわゆるヘッドロック。  
「んっ・・・章ちゃん・・・」  
 もがく章吉とは裏腹に、悦を漏らす茜。その行為は、  
息子に対するそれとは明らかに違った色を含んでいた。   
「かあさ・・・んーっ、ぬ、抜け、ない・・・」  
 さわやかな日曜の朝である。  
 息子にヘッドロックを喰らわせる母と、その腕の下でもがく息子。  
「章ちゃん・・・」  
「んぶぶっ!」  
 この細腕の、どこにこんな力が秘められていたのか、さらなる圧力をもって、  
息子のあたまを締め上げる茜。  
 すると次第に、章吉の抵抗が弱まっていく。押し付けられる、柔らかすぎる乳房。  
息を吸い込むと、鼻腔に広がる甘い香り。これは、苦しいというよりも、むしろ――。  
「んんっ! うぶっ」  
 思わず流されそうになった章吉は、ぶんぶんと頭を振り、邪念を払う。しかし、その行為が逆に、  
自身の最後の防壁にハンマーを打ち付けることになろうとは。  
 頬に何度も当たる、柔らかな感触。やばい――。  
「ん、章ちゃんっ・・・」  
 ヤバイと思ったときは、大抵の場合、もう手遅れなものである。章吉は両手で、  
茜の双丘を勢いよく鷲づかみにすると、強引に揉みしだいた。  
 夢中になって茜の胸を揉む章吉。次第に息を荒げていく茜。  
「あっ、しょ、章ちゃん――」  
「ぶはっ・・・かあさん・・・っ」  
 茜の拘束がゆるんだところで、章吉は胸の谷間から脱出した。正気に戻ったのか、慌てて手を引っ込める。  
「ごめん・・・かあさん――俺・・・」  
 熱っぽい表情の茜。横たわりながら、目を瞑り肩で息をしている。  
章吉はその傍で申し訳なさそうに視線を落としている。  
「ねぇ・・・かあさんっ・・・だいじょう、ぶ――・・・」  
 茜の身を案じて、その肩に手を伸ばしかけた瞬間、章吉は、思わず唾を呑み込んだ。  
章吉の視線の先――茜の汗ばんだ鎖骨のした、ブラウスの襟元からはみだした胸が――。  
「・・・・・・」  
 無意識だった。指に、手の平に染み付いた、あの柔らかな感触が、忘れられない。  
 章吉の手はそこで方向転換し、茜の露出した胸元に伸びて――そしてするりと、衣服のなかに滑り込んだ。  
 
「んっ・・・」  
 頬を染めた茜が、眉をぴくりと反応させる。はやくも章吉の手は茜のブラを掻き分け、  
乳房の核心へと到達しようとしていた。  
 手で茜の乳房を弄りながら、章吉の額には汗が滲んでいた。  
 服越しに触るのとはわけが違う、乳房のどこまでも柔らかい感触、  
汗ばんだ茜の肌は、熱くなる一方の章吉の指先とは対称的に、ひんやりと冷たい。  
 しばらく乳房の感触を楽しんだあと、章吉は手を引き抜くと、  
「・・・あ、暑いでしょ・・・かあさん・・・ぬがせて、あげるよ・・・」  
 茜の服を脱がせにかかる。エプロンを、そしてブラウスのボタンを一つずつ外していく。  
 全部のボタンを外し終えると、ブラに包まれた大きな双丘が姿を現した。  
「あれ? これ・・・どうやって――」  
 ブラのまえであたふたとする章吉。その心の中を、焦りの感情が支配しはじめる。  
 すると章吉はあきらめたのか、ブラを掴むと、勢いよく上にたくしあげた。  
 ぶるん。揺れる白い乳房、隆起した赤い乳首。  
 章吉は下乳を支えるようなかたちで、ゆっくりと揉みあげる。  
「んっ・・・」  
 茜が声を漏らした。しかし章吉はかまわず、つたない指の動きで茜の胸を愛撫し続ける。  
「かあさん・・・」  
 章吉の脳がとろけていく。誰かに見られたらどうしよう、  
なんて冷静だった自分は好奇と欲望の洪水に流されて、どこかへ消えていた。  
 章吉はパジャマのズボン、下着を脱いだ。そして勃起したそれを右手で握ると、茜の胸に屈みこむ。  
「ちゅ・・・んっ・・・」  
 章吉は茜の乳首を口に含んだ。唇ではさみ込み、舌でちろちろと刺激する。   
 章吉の舌で固くなる茜の乳首。章吉は自身のソレを強く握り、ゆっくりと、上下にスライドさせはじめる。  
「ン・・・はぁ・・・か、かあさん、ちゅぅっ――」  
 茜の胸に舌を這わせながら、自身を激しく擦り上げる章吉。  
包皮のあいだから覗くピンク色が、その幼い見た目とは対照的に、痛いくらいに勃起している。  
「ハァ・・・んっ、んぁっ」  
 章吉の先端が濡れ始めた。とろりと漏れた透明色の液体はやがて下方へと滑り落ち、  
手の運動にあわせて、にちゃりといやらしい音を立てる。  
「ん、はぁ―――」  
 章吉の動きが速くなる。反り返った竿がびくんと脈打つ。  
「もうっ――出ちゃう――っ」   
 章吉の動きが限界に達する。お腹の底から得体の知れないものが湧きあがってくる感覚。  
しかしそれは、膨大な快感をともなって、少年の背すじを打ち振るわせる。  
「う、あっっ―――!!」  
 章吉の先端から粘性の白濁液が飛び出した。そしてそれは放物線を描いて、茜の顔や頬に飛び散る。  
「んっ・・・はぁ――はぁ・・・」  
 快感を搾り出すかのように、ソレを擦り続ける章吉。  
 まもなく最後の濁液を搾り出すと、章吉は、辺りに飛び散った自身のソレを眺めながら、  
ほとんど絶望したような気持ちになった。  
 まるで引いていく波のように、消えていく雑念。代わりに押し寄せる、後悔の念。目の前には、半裸の母。  
「どう、しよう・・・」   
 呟いたそのときだった。茜が目を覚ました。章吉は慌てて自身のソレをしまいこむと、衣服を整える。  
「ん・・・あれ? 章ちゃん・・・?」  
 気だるそうに上半身を起こす茜。ふと、自身の身体を汚しているものに気がつく。章吉は思わず顔を背けた。  
「なにかしら・・・というより、私はなぜ裸に・・・?」  
 疑念を抱きつつも、そこは天然母。気にしない。  
 しばらく茜は不思議そうに、乳房や腹に付着した章吉のソレを指ですくい上げたり、  
眺めたり、はたまた匂いを嗅いだりしていた。  
「これは・・・」  
 茜だって二児の母である。知らないわけはない。  
 章吉は飛んでくるであろう罵声に身を固くしたが、かわりに聞こえてきたのは、  
「ん・・・ちゅぴ・・・ん・・・章ちゃんの、おいしぃ」  
 茜があやしく笑いながら、章吉の精液の付着した指を舐める音だった。  
 
 たぶん後編へ。   
 

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