「涼子!どうしてここに?!」
「ちょっと休みが取れたから来てみたの。やっぱり沖縄の海はきれいね。」
「そ、そうなんだ・・・」
「うれしくなかった?」
「そんな訳ないじゃないか!突然だったんでびっくりしただけさ。」
「久しぶりね、2人っきりになれるなんて。」
「君はいつも親父と一緒にいるもんなあ。」
「仕事だもの。貴方こそなかなか帰ってきてくれないじゃない。」
「実習とか忙しくて・・・ でもあと少しだから。」
「そうよね・・・」
まだぎこちない仕種で恋人の体を愛撫しつつも敬介は
何故だか釈然としないものを感じていた。