夜が明け、朝が来た。朝食の時間が終わり、小林は後片付けをしていた。  
「どうしたの、あなた」  
妻の今日子は、どこか夫が苛々しているのを見抜いていた。  
「ん? いや、なんでもないよ。少し疲れているんだろう」  
微苦笑を返し、仕事を続ける。  
小林は朝食の間、真理と透が、どこか気まずい雰囲気でいるのを見ていた。  
(何かあったのか……?)  
その後、小林は真理の部屋を訪れた。  
話があると言うと、付き合いのある親戚という気安さからか、真理はあっさり小林を部屋に入れた。  
だが入るなり、小林は真理をベッドに押し倒していた。  
「お、叔父さん?」  
「真理、抱かせてくれ!」  
突然の言葉に、真理は目を丸くする。  
「お前が高校生の時、ウチに家族で訪ねて来た事があっただろう。あの時からだ」  
「――?」  
唐突な話の切り出しに、真理は何が起こっているのか把握するのが遅れた。  
「私は可愛らしく、美しいお前を見て、どうかしてしまったんだ。ずっと、お前を抱きたかった。  
強引にでも。だが我慢していたんだ。それなのに、それなのにお前は、あんな男と泊りがけの旅行だなんて……!」  
「やめて!」  
抵抗するが、力で敵うはずがない。乱暴に服を脱がされ、下着を引き裂かれていた。  
「ああ、綺麗だ」  
小林は、真理の美しい肢体に満足した。上に跨って、自分の服を脱ぐ。  
「昨晩はどうしていたんだ? まさか、彼に抱かれたのか? 想像するだけで、私は一晩中、おかしくなりそうだったよ」  
真理が言いよどんでいると、  
「叔父の私までたぶらかすなんて」  
胸を隠そうとする腕を掴んで避け、乳房に喰らい付く  
「――やっ!」  
獣のように荒々しく、音を立てて吸う。  
それは次第に首、顎、唇へ向かい、小林は舌を入れて絡ませ、大量の唾液を流し込む。  
体重をかけて圧しかかり、頭を押さえて唾液を吐き出せないようにする。  
やがて、真理の喉がコクッと鳴った。小林が満足げに唇を離すと糸が引き、互いに呼吸を乱した。  
 
「いやっ、いやっ!」  
真理は混乱した。だが小林は構う素振りもなく、今度は両方の乳房を強く揉みしだいた。  
相手のことを思わない、一方的に欲情を叩き付ける行為だった。  
小林はいきり立った男根をシゴきながら、真理の膣口に押し当てる。  
「お前のことを考えると、こうなってしまうんだ。お前に夢中なせいで、今日子とはセックスレスさ。  
今じゃ、アイツには男がいる。相手は分からんがね」  
言い終えるなり、濡れきっていない膣に、ペニスを無理やり挿入していた。  
「ああっ!」  
「うっ、これは……」  
想像以上の快感の渦に、小林はすぐにイッてしまいそうになった。  
だが、膣から出血がない。それだけの理由で、小林は真理が処女ではないと決め付けていた。  
「真理、初めてじゃないのか? お前は可憐で、清楚な娘のはずだ……。それなのに、もう男を知っていたのか!」  
わなわなと、体を震わせる。  
「ふしだらな汚らわしい娘だ! 親の金で大学に通っている身分で、  
今まで一体、何人のペニスをマンコに咥え込んだんだ! 十本か? それとも二十本か!?」  
侮蔑の言葉を浴びせ、事情を推し量ろうとはせず、乱暴に腰を動かす。  
「今日子は私が初めての男だった。それに引きかえ、お前という娘は……!」  
小林は嘆くように呻いた。  
(私、犯されてる。叔父さんに犯されてる……!)  
涙を流す真理。痛みと悔しさ、そして絶望感。  
「叔父さん、もう止めて。今ならまだ――」  
「黙れ!」  
グッと、乳房を握る。  
「痛くしないで、お願い……」  
諦めたように言う。叔父は、普段の叔父ではない。逆らうのは危険だと判断し、今は耐えようと思った。  
小林は動きを止めて、「じゃあ、大人しくすることだ」と冷淡に言った。  
真理が嗚咽しながらも抵抗を止めて恭順を示すと、小林は一転して、優しく愛撫と、腰の動きを再開した。  
 
「叔父さん……どうしてこんな……」  
「真理がいけないんだぞ。真理がこんなに綺麗で、魅力的だから男を惑わせる。  
叔父の私まで。罪な女だ」  
「私はそんなつもり……ン、あ……」  
「気持ち良いのか?」  
反射的なものに小林は嬉しそうにし、ペニスを引き抜くと、真理の胸の谷間に挟んだ。  
「両手でオッパイを寄せるようにして挟むんだ。……そう、うまいぞ」  
小林は腰を動かす。きめ細かい、ハリのある乳房の摩擦と弾力に思わず仰ぐ。  
亀頭が飛び出したところをなめさせ、しゃぶらせる。  
「ああ、真理ィ」  
ビュッ ビュッ  
濃い白濁液が、真理の美しい顔に飛んだ。  
「ふー、ここで出すつもりは無かったんだが、お前のオッパイが良過ぎたよ」  
小林は顔にかかった精子を指ですくい、真理の口の中に押し込んでいく。  
「ちゃんと味わうんだぞ」  
粘液が舌に絡み、綺麗になるのを見届ける。  
それから真理に立ち膝をさせ、乳房を吸いながら膣に指を差し込んだ。  
「ああっ!」  
一見荒々しいが、小林は高速で、かつ的確に掻いていた。  
グチュ グチュ  
「どうだ、気持ち良いだろう!」  
「あっ、イ、イッちゃう!」  
プシュ  
真理は、潮を吹いてしまった。  
「こんなにベッドを汚して、いけない子だ」  
小林の口端が愉悦に歪み、手を濡らした潮をなめ、気抜けしている真理にもなめさせる。  
一緒にベッドから降りると、小林はベッドの端に腰掛け、股を開いて両脚の間に真理をひざまずかせた。  
「真理、フェラチオしてくれ」  
一度射精しているというのに、それは全く衰えていない。  
真理は小林を怒らせない為、丹念にペニスをなめた。  
シゴき、咥えてストロークしながらも舌で刺激した。玉、袋もさすり、吸う。  
「誰に教わったんだ? 凄く上手じゃないか」  
小林は恍惚の表情をしながらも、言葉には汚らわしいものを見下すような感じがあった。  
「唾液を溜めてペニスに垂らしてごらん。私と目を合わせるのも忘れちゃ駄目だ」  
真理は言われた通りにする。唾液で潤滑になって、シゴきもストロークも早くなる。  
「うっ、も、もういい。私の前に、お尻を向けて立つんだ」  
「……はい」  
 
目の前に、白く美しい真理の尻がある。小林は生唾を飲み込んで、揉み、吸った。  
「さぁ、私を椅子だと思っていい。脚の間で、腰を降ろすんだ」  
小林はペニスが膣に挿入るように、角度を調整する。  
「どうした真理、指示通りにしなさい」  
真理はゆっくり、おそるおそる、腰を落としてゆく。  
「……ああっ」  
先が挿入っただけで、真理は大きく反応した。  
ずぶずぶと、挿入が完了する。  
小林は、後ろから愛おしそうに真理を抱き締めた。胸と背中が重なり、  
小林にとっては幸福な、真理にとっては嫌悪な一体感が二人を包んだ。  
「真理、愛してる」  
小林は乳房を揉みながら、耳元で囁く。  
「さぁ、自分で動くんだ。初めてじゃないんだから、この位はできるだろう?」  
真理は言われるがまま、腰を上下に動かした。小林は手で尻を支えるようにして、動作を助ける。  
クチュ クチュ  
粘着質の音が情欲を掻き立て、小林は更に興奮した。  
「挿入ってるところが全部、丸見えだ。おマンコが美味しそうに私のモノを咥えてる。  
なぁ真理、私のペニスは何本目なんだい? お前の処女を奪った男が妬ましいよ」  
「ン、ン……」  
「そう、ゆっくり、ゆっくり動かすんだ。お前の膣内がどうなっているのか、ペニスに伝わって良く分かる」  
小林の口調だけは、優しい叔父のものに戻っていた。そうなると、真理の中に微かな安心感が戻ってくる。  
それが、快楽の訪れに一役買っていた。  
「あんっ……あんっ……」  
知らず、瞳がトロンとしてくる。小林もさらなる快感を求め、腰を動かしだす。  
「ああ、最高だ。それにしても叔父のペニスで感じるなんて、はしたない娘だよ、お前は」  
小林は挿入したまま、真理の腰を持って立ち上がった。  
 
「もっと気持ち良くしてやるぞ」  
「え、あっ――」  
小林は凄まじい勢いで、まるで狂ったかのように、立ちバックで真理を犯した。胸が大きく揺れる。  
「あっ、ああっ、いやぁっ!」  
「ううっ、最高だ、真理! 愛してる!」  
「お、叔父さん、わたし壊れちゃうよ! やめてっ!」  
「駄目だ! 真理は私と一緒にイクんだッ!」  
懇願も虚しく、小林は自分の為だけに快楽を追い求める。真理にはどうすることもできない。  
凌辱の中で、膣に小林の精子が放たれるのを待つしかない。  
だが自分の感情とは裏腹に、恨めしくも体は反応する。  
「ああんっ! いやっ! イッちゃう!」  
「いくぞ、真理ッ!」  
ドクッ ドクッ ドクッ  
二人は、同時に絶頂を迎えた。互いに体が震え、真理の中には叔父の精子が注がれる。  
「はぁ……はぁ……」  
「良かっただろう?」  
小林はペニスを抜きながら、決め付けるように言った。  
やっと終わったという安堵からか、真理はぐったりして、床の上に倒れた。  
口端からは涎が、膣からは精子が流れている。  
小林は、呼吸を整えながら一旦離れると、持って来ていた袋の中から、  
真新しいビデオカメラを取り出していた。袋の側面には穴が開いている。  
それを見て、え――と真理の顔は青ざめていった。  
「実は、これで撮影していたんだよ。この日の為に新しいのを買ったんだ。  
セックスは勿論、真理の放心した顔、エッチな体、精子が流れ出るマンコもバッチリだ」  
小林は歩み寄って真理の脚を開かせ、白いものが溢れ出る場所をじっくり撮影する。  
「酷い……」  
真理は泣いた。  
「お前ならモデルや女優にだってなれるだろう。もしもこの事を誰かに喋ったら、分かってるね?」  
助言するように言い、優しい叔父の、いつもの微笑を向ける。  
「さぁ、今度はハメ撮りといこうか」  
小林はカメラを片手に持ったまま、真理の脚の間に体を入れた。  
真理は逆らえない。受け入れるだけだ。  
小林は真理の涎をなめとり、硬直したペニスを、膣へ――  
 
 
おわり  
 

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