いやー、可奈子も最高やった。春子も一緒になって楽しんでくれたわ。  
旦那として、こんな嬉しいことはない。家族サービス、家族サービスや。  
だがな、ひとつ気がかりがあるのや。  
うちの会社に就職する言うてくれた透君のことや。あいつ、真理ちゃんにおもいっきしフラレとった。  
『真理、一緒に大阪まで来てくれ』いうたら、『嫌よ』やて。  
信じられるかぁ? 即答やで、即答。多分0.3秒くらいや。  
あん時の透君の顔たらないで。この世の終わり、絶望、ちゅう感じやった。  
居辛くてしょうがなかったわ。  
それにしても透君、このままほっといたらエライことになるんとちゃうか。  
思い余って、とか……。そのくらいの顔しとったで。  
ヨツシャ、励ましたろ!  
これからはわしが上司や。面倒見の良いトコ、見せたろやないか!  
 
豪雪で閉ざされたペンション、まるで殺人事件でも起きそうな場所やが、勿論そんなことはない。  
夜も更けた頃、わしは自分の部屋に透君を呼んだ。  
「あの……何でしょうか」  
「おう、よう来てくれた。入り」  
わしは透君を部屋の中に招き入れた。  
「いらっしゃい」  
春子は奥側の自分のベッドに腰掛けて、淑やかな微笑を見せとる。  
「あ、どうも……」  
透君は会釈して、用件は? という感じで、わしを見る。  
「ン、透君、君は童貞か?」  
「……え?」  
アカン、いきなり過ぎたか。わしはせっかちや。  
 
「いやな。君があまりにも傷心に見えてな。元気付けでもせんと、死ぬんやないかと思ったんや。  
だから、春子に一肌脱いでもらうことにした」  
「……はぁ」  
「うん、どうなんや、童貞なんか?」  
「……は、はい」  
透君はタチの悪い冗談だと思ったのか、答えながらも本気にしとらん目ぇや。  
ムム、これから上司になる男の器量を疑いはじめとるな。  
わしには手に取るように分かる。この就職の話、無かったことにしようか、そんなふうに考えとる目ぇや。  
しかしそれは許さへんで。男がいっぺん口にしたことや。わしにも意地がある。  
透君には絶対、春子で童貞を卒業してもらうわ。  
「春子、始めや。わしは見とる」  
「はい、あなた」  
わしは自分のベッドの上であぐらをかいた。春子は突っ立ってる透君に歩み寄ると、そっと彼の頬を撫でた。  
「え、え? 春子さん?」  
本気なのが分かって、透君は焦るばかりや。これはオモロなってきたで。  
自分の嫁が、新入社員の若い男の筆おろしや。  
それを旦那が目の前で見物やなんて、シチュエーションとしてオモロイやないか。  
わしの股間は嫁が犯されるの期待して、もうビンビンやった。  
春子は透君にキスをした。戸惑う彼を無視して、音を立てて唇を吸う。  
「透さん、もしかして、キスも初めて?」  
「……は、はい」  
透君は顔を真っ赤して答えた。  
「はは、透君、恥ずかしがることあらへん。こんなんは縁やから」  
「あなた、茶化さないの。彼が萎縮してしまうわ」  
注意されてしもた。わしはそんなつもりなかったのに……。  
春子は舌を入れはじめた。初キッスがディープキスとは、透君も目をぱちくりさせとるやないか。  
 
「さぁ、触って」  
春子は頬を赤く染めながらも、楽しそうに透君の手を取って、自分の胸に導いた。  
「どう?」  
「す、凄く、柔らかいです」  
透君は春子のオッパイを揉む。服の上からやのに、もう鼻息が荒い。  
このまま倒れるのとちゃうやろな。  
でも、あんまり口に出すとまた怒られるからなぁ。とりあえず黙っとくか。  
春子は優しい口調で話しかけながら、ゆっくり透君の服を脱がせる。  
「あら、もうこんなに」  
クスッと春子が笑う。透君のペニスは勃起しとった。  
わしのと比べると小ぶりやが、まぁ、なかなかのモンやった。  
春子は自分も服を脱ぐと、自分のベッドに彼を誘った。  
「あっ……」  
透君は緊張で今まで気付かなかったみたいや。春子のパイパンマンコに。  
「ああ、それ、わしがいつも綺麗に剃ってやってん」  
「そ、そうなんですか」  
こんな淑やかで上品な女性がそんなことをするのか、透君は、そんな顔しとる。  
二人はわしの前で絡み合った。勿論、春子がリードしてや。  
「旦那の前で、ようやるわ」  
わしはニターッと笑う。もう黙ってられへん。  
透君の手が、唇と舌が、春子の体中をまさぐり、キスし、なめた。  
春子のマンコは、もうヌルヌルや。それを見て、わしも勃起しとった。  
春子は透君のペニスを口に咥えて、ジュパジュパとやらしい音を立てる。  
唾液たっぷりに濡らして、なめて、吸う。  
「春子さん、僕、もうイキそうですっ」  
「良いのよ、出して」  
「ああっ」  
透君の体が一瞬、硬直する。透君は、春子の口の中に射精した。  
「あはっ、凄い、多くて濃いわ」  
春子は笑みを見せながら、口の中の精子をわしに見せる。  
指先で液を摘むようにして糸を引き、その粘っこさを伝えた。  
「凄くエッチな臭い」  
春子は精子の味を楽しむように舌で転がしてから、ゴクンと飲み込んだ。  
口の周り、手に付いたヤツも舌でなめ取る。  
 
「透さん、私、オチンチンがアソコに欲しいわ」  
「は、はい」  
チラッと、わしの方を見る。  
「遠慮せんでえ。ガンガン突いたって。その方が春子も喜ぶ」  
「……分かりました」  
透君はゴクッと唾を飲み込んだ。  
「えっと……」  
勃起した自分のペニスを、春子のマンコに挿入しようとする。  
「おっ、初体験は正常位かいな」  
……なんや二人とも、夢中になって反応が無い。わしのこと無視かいな。  
「あん、もっと下の方よ」  
「す、すみません」  
「――ン、そう、そこ」  
春子は、透君が自分で膣口にペニスを押し付けられるように誘導する。  
「さぁ、来て」  
「はい」  
グッと、透君の姿勢が前にかがんだ。  
「あっ」  
喘ぐ春子。おお、挿入りよった。  
「透君、童貞卒業おめでとう。春子も褒めてやり」  
「透さん、おめでとう」  
「は、はい。ありがとうございます。お二人のおかげです」  
「さぁ透君、動いたれ」  
透君は腰を前後させた。一突きするたび、春子は快感の声を漏す。  
「はは、嬉しいやろ? こんなええ女で卒業できて。しかも生挿入や」  
「はいっ。気持ち良くて、自分のアソコガ、溶けちゃいそうです」  
だが、まだ慣れとらんからか、旦那のわしに遠慮しとるのか、透君の動きは冴えん。  
「ほら、ちゃんと突いてやらんと、困るのは春子や」  
「す、すみません、春子さん」  
「いいの。気にしないで。初めてですもの」  
とろん、とした目で微笑する春子。春子はホンマ優しいなぁ。ますます惚れたわ。  
わしは他の女、仰山抱いとるけど、春子だけは別格や。春子は女神や。  
せやから離婚するなんて、ちっとも考えられん。  
きっと、わしは春子と最期まで添い遂げるのやろなぁ。  
 
「おっ、春子、本気汁やないか。さっきまで童貞だったチンポで感じてしまっとるんか」  
春子はフフッと笑った。  
「だって、気持ち良いんですもの。  
こんな若い子に組み敷かれて、挿入られてるかと思うと、それだけで快感よ」  
「くぁー、淫乱やな」  
「あなたのせいですよ。あなたと結婚する以前は、こうじゃありませんでした」  
「そうかぁ、そりゃすまなんだ」  
「でも私、楽しくて仕方ないわ。――あっ」  
慣れてきたのか、透君の腰の動きが滑らかになってきた。  
互いに快感が増したようや。はぁはぁ、あんあん言うとる。  
透君は春子のオッパイをこね回し、乳首を吸う。  
「は、春子さん、僕……」  
「大丈夫よ。好きなところに出して」  
「透君、中や、中に出してやれ」  
「は、はい……!。うっ――」  
透君は春子の中に射精した。  
「初体験で美人のパイパンマンコに生挿入。しかも中出して。透君は幸せ者や」  
「はぁ、はぁ……はい」  
透君がペニスを引き抜く。わしは春子のベッドに乗ると、断りもなし膣に指を差し込んだ。  
「ンン……」  
呻く春子をほったらかして、中の精子を掻き出す。  
たらーっと、白い精子が出てきた。  
「おおっ、二回目やのに中々の量やな。溜まっとったなぁ」  
透君は呆然としたように、ペニスを持ったまま息を乱しとる。  
「とても良かったわ。透さん」  
春子は体を起こすと、透君のペニスを口に含んだ。  
自分の愛液と精子が混ざったモンを、愛おしそうになめ取る。  
綺麗になったところで、わしに振り向いた。  
 
「次はあなたよ」  
「おお、待っとったで。こいつを見い」  
わしは立ち上がると、隆起した男根を見せ付けるようにふんぞり返った。  
「お前が透君とセックスしとるの見て、こんなになってしまったわ」  
春子は疲れた透君をベッドに横にさせると、立ち上がってわしに寄った。  
「すぐにでも挿入られそうね」  
「もちろんや」  
「じゃあ立ったまま、前でお願いしますね」  
「合点承知」  
わしらはベッドから降りた。  
春子は程よい間隔で脚を開く。わしは、ペニスでクリを刺激してから、膣口にあてがい、挿入した。  
「んあっ!」  
春子は体を震わせて、わしにしがみ付いてきた。  
そうでもせんと、立っていられへんかったんやろ。  
「どうや春子、若いのもええけど、わしの極太ペニスもええやろ」  
「え、ええ。最高よ」  
「バックもええけど、わしは立ったまま挿入するんなら前からの方が好きや。  
チンコが挿入っとる時の春子の顔、正面から好きなだけ見えるからな」  
「もうっ、あなたったら」  
ガンガンと、わしはペニスを春子に突き入れた。  
さっき中出しされた透君の精子がローションみたいになっとる。  
 
わしは春子の片脚を持って、  
「透君、こっち来ぃ。屈んで下から挿入っとるとこ、しっかり見たってくれ」  
「は、はいっ」  
透君は新卒の新入社員のように反応して、起き上がると言われたとおりにした。  
「透君、後ろから春子のケツ掴んで、よう見えるように拡げるんや。どうや」  
「す、凄くエッチです。香山さんのペニスが、春子さんのアソコに、ずぶずぶって、何度も挿入ってます。  
音もグチュグチュって、やらし過ぎますよ」  
そう報告する透君のペニスも、また勃起しとった。  
「はぁっ、そろそろイクでぇ」  
「きて、あなた。わたしも、イクッ!」  
グッと春子の膣が収縮して、わしのペニスを締める。  
「いくでぇー、うおりゃー、とりゃー、そりゃー!」  
ドクッ ドクッ  
わしは春子の中に思いっきし射精した。  
「あっ、あっ、ああ……」  
春子も同時にイったようや。痙攣したみたいに体をビクンビクンさせると、力が抜けて、ふらふらになった。  
わしが支えなかったら、その場に倒れていたかも知れん。  
「いやぁ、また、たっぷり出たなー」  
ペニスをマンコから抜くと、ぼたぼたと絨毯に精子が落ちよる。  
わしは気抜けとしとる透君に、  
「何しとるんや。夜は長いんやで。これから、もっと楽しもうや」  
「え、でも……」  
たじろいだ透君はクタクタの春子に視線をやる。  
「春子は少し休めば大丈夫や。そこで寝かしとこ。その間、他の女を抱こうや」  
言いながら、わしは今日子と可奈子の綺麗な肢体を思い出しとった。  
 

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