引き締まった尻にべったりと精液を張り付かせた真理は、ベッドの上で荒い呼吸を繰り返していた。
強引に挿入され、無理やり絶頂を味合わされたため、その顔は涙に濡れている。
「いやー、いい道具もっとるで、この子」
力を失った肉棒を拭いながら、香山が下品な口調でそう言った。
「じゃあ次いかせてもらいますよ」
すでに全裸になった男が、ベッドの上に上がる。
「真理ちゃん、今度は俺が相手だ」
尻に付いた白濁液をシーツで適当に拭って抱き寄せると、それまで意識を朦朧とさせていた真理は
小さく悲鳴を上げた。
「み、美樹本さん? やだ! どうして!?」
「初めて会ったときから、君とは一度してみたいと思ってんだ」
「そんな。ダメよ」
「いいじゃないか。減るもんでもないし、君も満更でもないんだろ」
自分本位の考えで押し切るようにして、美樹本は真理の唇に自身のそれを寄せた。
「許して、それだけは、っんん!」
無理やり口を塞ぐと、すかさず柔らかい唇を割って舌を進める。
先ほどの香山との行為で体力を消耗していた真理は、簡単に美樹本の舌を受け入れた。
大抵の女は、丁寧に口付けてやると案外簡単に股を開く、と美樹本は思っている。
真理も美樹本の持論と違わず、優しく舌を吸ってやると、自分からも舌を絡めて身体を預けてきた。
「おうおう、色男はやることが違うのう」
香山が茶々を入れてきた。
「泣き喚く女性を抱く趣味はないんでね」
二人分の唾液に濡れた唇で美樹本が答える。
「それに、汚れないうちにとしとかないと」
男二人は顔を見合わせると、にやりと笑った。
真理だけが夢心地で、キスの再開をねだるように男の鍛えられた身体に手を這わせていた。
その要望にこたえるように、美樹本は再度激しく真理の唇を貪り始める。
それを見て香山は肩をすくめると、「ま、好きにしたらええわ」と、一休みといった風で淫臭に満ちた部屋を
出て行った。
扉が閉まるのを確認した美樹本は、しばらくして真理を引きはがすようにしてキスを止めた。
「さあ、真理ちゃん。次はこっちだ」
そう言って、自分の股間を指さす。
真理は半勃ちの肉棒を目にして、夢から覚めたように表情を変えた。
「私、そういうことは……」
「したことないのかい?」
「ええ」
頬を赤く染めて、真理は目を背けた。
美樹本の男根は半勃ちの状態でも存在感を示しめしていて、それが自分の膣内に挿入される様を
想像したのか、真理は無意識に喉を鳴らしていた。
「キスしてくれるだけでいいんだ」
美樹本が優しく真理の髪を撫でると、真理は決心したように頷く。
そして、恐る恐る竿の部分を細い指で摘まむと、亀頭に唇を近付けていった。
「ああ、いいよ、真理ちゃん」
初めは遠慮がちに口付けるだけだった真理だが、美樹本の反応にのせられて、徐々に大胆になっていた。
カリ裏を舌でつつき、竿に舌を這わせ、ついには亀頭を口に含んだ。
「そうだ、舌を絡めるんだ」
ゆるゆると腰を動かしながら、美樹本は細かく注文をつけていく。
最早、真理の頭にあてた手は、撫でるというより固定しているようで、行為の中断を許さなかった。
「上手いぞ」
涙目になって自分を見上げてくる真理を無視して腰を動かす。
「んぐふっ……じゅる……んんんっ」
嚥下する余裕もないほどに喉奥を突かれて、真理の口元から涎が糸を引いて零れていく。
大きく膨らんだ肉棒もぬらぬらと濡れ光っていた。
「歯だけは立てるなよ」
そう言って美樹本は真理の頭をがっちりと掴むと、ラストスパートとばかりに激しく前後に動かした。
「んんんっ、んんっ、んぐっ、ぅうっ、げほっ」
好きなだけ真理の口を犯した美樹本は、彼女を解放すると最後は自身でペニスをしごき、熱い精液を
整った顔に向かって放つ。
咳き込む真理の頭に、ネバついた白濁が絡まっていく。
「よかったよ。真理ちゃん」
そう言って美樹本はにやりと笑った。