「美樹本君!なんやその格好は!それに斗塩君まで!そんなんあかんで!」  
 
「…おやおや、香山さんはご存知ありませんか?これは涼宮ハルヒという  
アニメキャラのコスプレであります」  
「俺のは北斗の拳の黒王号のコスプレだぜ!」  
 
嬉しそうに語る二人は、ピッチピチのセーラー服姿の美樹本君と  
尻尾付きのビキニ一丁の俊夫君やった  
 
二人は呆然としてるワシに近づくと、突然ワシに襲い掛かってきた  
あっという間に裸にされたワシは…  
 
美樹本くんと俊夫くんはワシを裸に剥くとベッドに押さえつけ、  
いやらしいポーズをさせよった。  
俊夫くんの息が耳の穴にふぅっとかかり、ワシの身体はびくっと震えた。(気持ち悪くて)  
「楽しみましょう、香山さん…」  
美樹本くんは、ぴっちぴちのセーラー服を苦労しながら脱ぎ捨てると、  
自身の胸毛を10本くらい引きちぎり、ワシの鼻をこちょこちょしだした。  
「やっ…やめんか美樹本く…はっ…はぁっ…くしょィイイイッ」  
「いい…くしゃみだ…」  
俊夫くんの興奮した声が耳穴に入りこむ。  
目線の先には、紺のハイソックスと下着だけになった美樹本くんが…  
ワシの股間のモンスターが、いよいよ疼いてきた。  
 
「あら、仮装大会?」  
シャワーを浴びていた春子が、ユニットバスから出るなり目を丸くした  
 
「いえ、これはアッーです。奥さん」  
美樹本くんは目を丸くする春子に、挨拶でもするかのように自然に言いよった。  
「そうです。  
今からシュプールの完全予約制☆秘密ショータイムなんですが、少し席を外していただけますか、お客様」  
俊夫くんは、脱ぎ捨てたあほみたいなパンツをぶんぶん振り回しながら、気取った口調で春子に言い放ちよった。  
って何が予約やねん!わしはそんなんしとらんぞ!と心の中で叫んだ。  
心の中…言うんも、俊夫くんの怪パンを口に突っ込まれて喋れんかったんや…。  
「あら…そうなのね。それじゃ後は殿方で…」  
わしの最後の頼みの綱である愛妻・春子は、バスローブのまま、そそくさと部屋の外に出てしもうた。  
「邪魔者はいなくなりましたね…本当はあなたみたいな脂臭いのはタイプじゃないんだが」  
さりげなく無茶苦茶な暴言吐きながら、美樹本くん…いや、ええ加減こんなホモに「くん」をつけるんは止めよ。  
美樹本はわしに恥ずかしいポーズを強制しよった。  
「まだ恥ずかしさが残っているね…男は度胸だ。度胸を付けるにはこいつが1番さ…俊夫くん、キャメラを。…もうおしゃぶりは取ってもいいぜ」  
「キャメラはこれだな!よし、その香山唾液付きパンツはもう一度おれがはこう」  
春子…わしがM字でホモグラビア界の黒船にさせられかけとる時に、何をしとるんや…どこで…何を…  
「透とか言うクソガキかーー!!!」  
春子があの妖艶に成熟した肉体、性技で、小林くんの身内になるやどうや…ほざいとったガキとまぐわうのを想像しただけで…  
わしはつい叫んでしもた。  
美樹本の逆鱗に触れたんも知らんと…  
 
 
 

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