少しずつですが頭の中で構想がまとまったので書いていこうと思います。  
構想はオリジナル、場所はシュプールです。  
 
「もう、知らない!勝手にすれば?」  
みどりは荒っぽくドアを開けて部屋を出て行き、スリッパの音がだんだん遠ざかっていくのが聞こえた。  
2階で殺された田中とかいう人の部屋を捜索して証拠を探したいといってきたのは彼女だった。しかし、こんなときに素人がむやみに現場を荒らすもんじゃない。それで反対した結果、こうなったというわけだ。  
おそらくみどりはママさんの部屋で紅茶でも飲みながらオーナーになだめられてるに違いない。喧嘩した時はいつもこうだから…。  
『コンコン』  
「…………?」  
不意に部屋のドアがノックされた。みどりはこんなに早く戻ってこないだろうし、普段あまりノックもしない。オーナーかママさんかもしれないな…と思いながらドアを開けた。  
「こんばんは☆」  
ドアの前に立っていたのはあのOL3人組のリーダーの子だった。  
「えっと、渡瀬さん…だっけ?」  
彼女はコクリと頷いて、ワインボトルを俺に見せた。  
「啓子と亜希と飲むつもりで持ってきたんですけど、あんなことがあって2人ともず〜っと黙っちゃって…そんなうちに2人とも寝ちゃいました。だから、よかったら一緒に飲みましょうよ」  
俺もなんとなく気が滅入って眠れる感じじゃなかったので、少し考えて彼女を部屋に招きいれた。  
「失礼しますね」  
彼女が部屋に入るときに後ろ手に鍵をかけるのが見えたが、人にいきなりドアを開けられるのは俺も好きじゃないので特に何も言わなかった。ベッドに腰掛けて待ちわびている彼女にワイングラスを渡すと、それになみなみと赤ワインが注がれた。  
「素敵な出会いに……乾杯」  
彼女の言葉に照れを感じつつ、俺は注がれたワインを一気に飲み干した。  
 
ビール党の俺はワインは普段あまり飲まないが、このワインはまろやかな口当たりで飲みやすかった。  
「美味しい?」  
彼女が俺の顔を覗き込むようにして聞いてくる。彼女のガウンの胸元からはハッキリと胸の谷間が見えていた。  
「あ、今見たでしょ?」  
「違うよ…」  
正直言ってみどりとは長い間セックスしてない。スキーシーズンが始まってからというもの、ろくにデートも出来てなかった。  
たぶん人より性欲が強いはずの俺はオナニーで発散する日々が続いていた。  
「見たいなら…見ていいのに…」  
彼女は俺の手を掴んで自分の胸に押し当てた。細身な彼女の外見とは違い、その胸は意外にも豊かだった。  
「渡瀬…さん?」  
「可奈子って呼んで?か…な…こ…って」  
俺は…可奈子の肩を抱いてベッドにゆっくりと押し倒した…。少し潤んだ瞳と長いまつげが美しかった。  
「あなたの好きにしていいのよ…」  
「……可奈子…」  
彼女の唇を貧るように味わう。最初は表情とかにキツめの印象があったが、こうして間近に見ると、年相応な部分も感じた。  
 
「………!?」  
急に体がフワリと軽くなった気がした。なんだかすごく眠い………俺はベッドに俯せに倒れ込んだ…。  
 
 
「ん…ぁぁ……」  
少しずつ目が覚めて来たが、何かが体の上に乗ってるようだ…。ゆっくりと目の焦点を合わせると、下着姿の可奈子が俺の上に乗っていた。  
「おはよう。ぐっすり眠ってたみたいね」  
俺は可奈子がふざけていると思って体を起こそうとすると……両手がそれぞれ手錠で繋がれ、ベッドのパイプに通してあった。俺は愕然として可奈子に問い質そうとするが、驚きのあまり口から言葉が出てこない。  
「ゴメンね、こんなふうにしないと楽しくないの」  
可奈子はそう言って、いきなり俺のジーンズのファスナーを降ろした。  
「何してんだ…やめろ…」  
確かに快楽は欲しい。しかし、こんな展開では何されるかわかったもんじゃない。俺の頭に一抹の恐怖心がやどった…。  
「やっぱり大きくなってる!すごい効果だわ…」  
可奈子が感心したようにそう言ってファスナーから指を滑り込ませる…微妙に刺激を感じ、下半身が窮屈な感じをおぼえた。  
「固くなってる…すごい…」  
身動きが取れない俺を尻目に可奈子は最大限に勃起した俺のペニスを取り出した。  
「まず一回抜いてあげるわ」  
そう言うと可奈子は右の手のひら全体を使って、固くなったペニスをしごき始めた。抵抗しようとしても体はいうことを聞かず、むしろ普段のみどりのセックスの倍くらいの快感が俺の頭を支配する…。  
「効果って…何の話だ?」  
俺は押し寄せる快感の切れ目をついて、可奈子に尋ねてみる…すると、可奈子は俺の顔を真っ直ぐに見つめて答えた。  
「ワインの中に睡眠薬と自白剤を入れてたわけ……。それと、南米原産の媚薬をチョットね…男に使ったのは初めてだけど、こんなに効果があるとは思わなかったわ」  
媚薬……?それでこんなに感じちまってるわけか?  
 
しかし……まともな思考ができたのは……ここまでだった。  
 
頭がまともに回らない…押し寄せる快感に身を任せるしかない……冷静な自分が波にさらわれるようにどんどんと頭の奥に押しやられていった…。  
 
気持ち良い…すごく…、早くこの女とセックスしたい……この女豹のような女と…。  
こいつに…もてあそばれたい…。  
 
「ねぇ、飲んであげるのと顔にかけるのどっちが良い?」  
可奈子が少しずつ手のスピードを早めながら俺に尋ねた。  
「口の中でいきたい…飲んで…」  
巧みな可奈子のフィンガーテクに、俺は完全に虜にされつつあった。  
「じゃあ、フェラしてあげる」  
可奈子はペニスを一気に根元までくわえ込み、舌で撫でるようにペニス全体を刺激した。唇で吸い上げ、舌で締め付ける可奈子のフェラも、素晴らしかった…。  
『ジュプッ……ジュルジュルジュル…』  
唾液をふんだんに絡ませて卑猥な音が空間を支配する。  
「出そう?」  
可奈子は俺に視線を向けて尋ねる……俺はそれにただ無言で頷くしかなかった。すると可奈子はさっきより少し浅くくわえて、舌先で尿道口のあたりを舌先で刺激して射精を促した。  
「いいよ…俊夫さんの濃い精液いっぱい出して!」  
「可奈子……やばいよ…出る…」  
思わず声が上ずりながら、俺のペニスから精液が可奈子の口にぶちまけられた…。オナニーも三日出来なかったせいか、塊のような精液が可奈子の口内を満たした。  
「ん……すごいいっぱい…」  
可奈子は一旦自分の手に精液を垂らして、それをまた舐めとるように自分の喉に運んでいった…。  
 
「すっごぉい、いっぱい出たわね…」  
「まぁ…溜まってたからな…」  
「俊夫さんの精液、すごく濃ゆかった…」  
可奈子はまるで一仕事終えた娼婦のように指先についた精液を舐め取っていく。  
「次は…私を満足させて」  
可奈子は黒のショーツを脱いで秘部をあらわにし、俺の顔の上に軽く乗った。  
綺麗に生えそろったヘアの奥の花弁にキスをすると、彼女の体がビクンと震え、せつなそうな息が漏れた。舌をほんの少し中に挿し込んでみると、せきを切ったように彼女の愛液があとからあとから溢れてくる。  
「はぁぁぁぁ。ふぅぅ…」  
敏感な彼女の中から溢れてくる蜜は、こころなしか甘い感じがする。  
「すげぇトロトロじゃないか…」  
俺はわざと焦らすようにゆっくりと舌をローリングした。もう彼女の蜜が滴り落ちてきそうだ。  
「っ……んっ、はぁっ…」  
可奈子が体をのけ反らせて喘ぐ様子を間近で楽しみながら舌を前後や円形に動かしてみる。  
「やっ…我慢できない…あなたのが…欲しいの、いいでしょ?」  
「何が欲しいんだ?言ってくれなきゃ分からないぜ?」  
俺がそう言うと、可奈子はほんのりと顔を紅く染める。  
「もぅ…意地悪しないで…俊夫の……おっきぃ…オチンチンで私をいっぱい気持ち良くして…」  
可奈子が俺の瞳をまっすぐ見つめながらおねだらしてくる。もっと焦らして楽しみたかったが、俺のほうももうすぐ我慢の限界だ………。  
俺の肉欲が可奈子の媚薬のせいか、それとも単に俺の性欲なのか。俺には分からなかったが、今目の前に欲望を剥き出しにした女がいることが俺にとっては最高だった。  
 
「あ…ん……おっきぃ…」  
可奈子が俺のペニスを軽く握りながら騎乗位で腰を沈めてくる。白い肌は興奮でほんのりと紅く色づき、表情はなんとも妖艶だった。  
「ぁんっ、ぁッ、はぁぁんっ……中ですごく硬くなってきた……きもちぃ…」  
可奈子が腰を前後にグラインドさせる度に彼女の形の良い胸がプルプルと揺れる。  
「俊夫のオチンチンが…中ですっごく擦れてる……んっ。あぁぁあ…!」  
「はっ…あぁ……可奈子…」  
可奈子の中の締め付けはかなりきつく、亀頭のカリが内壁を激しくこすりあげるのを感じていた。  
「俊夫!すごぃ…気持ち良いよぉ…」  
8畳のワンルームには可奈子の喘ぎ声と俺の荒い息とセミダブルベッドの軋む音が入り交じっていた…。サイドボードに置かれたスタンドライトが可奈子の影を部屋の壁に写す。  
俺にはその影の背中に淫靡な悪魔の羽根がついているような気がした。…いや、実際に俺達は何かに取り憑かれたようにお互いの快楽を貧っていた。  
 
「もうイキそう…、中に…中にちょうだい」  
可奈子が指先で俺の乳首を刺激しながら、トロンとした目でおねだりしてくる。  
「出すぞ…可奈子…!」  
俺は腰を上下にロデオのように動かして可奈子を追い詰めていく。  
「あっ、いっちゃ…う、全部ちょうだい?あ、いく…いく…いっちゃうぅ!」  
俺が軽く腰を上げたところで可奈子の膣内に精液が勢いよく注ぎ込まれた。  
「すごぃ……子宮まで精液がいっぱい届いたわ…赤ちゃん出来ちゃうかも…」  
可奈子は精液を体内に溜め込んだまま淫靡な笑みを浮かべて、まだ縛られたままの俺の顔や胸板にキスの雨を降らせた…。  
そしてその時、ドアの向こう側から人の歩いてくる音が聞こえた…。  
 

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