まるで病んだ老人のような姿勢で壁をつたい部屋を出る。  
廊下をよたよたと歩き、隣の村上さんの部屋に向かった。  
 
声が聞こえてくる。  
部屋の扉は少し開いているのようだ。  
ぼくは中を覗いてみた。  
 
・・・そこには信じられない光景が広がっていた。  
ベッドの上に裸の香山さんの背中が見えた。  
そして、仰向けに寝ている真理の腰を掴み、よいしょよいしょと腰を動かしていた。  
 
何かの冗談なのだろうか?  
ぼくの体はマネキンのように固まり、ただその光景を凝視していた。  
真理が犯されている、そのさまを。  
 
真理も全裸だった。  
透き通るほど白く綺麗な肌、すらっと伸びた足、仰向けでも綺麗な形を保っている胸。  
ただ、体の所々に痣ができている。  
ぼくは息を飲んだ。  
真理の美しい体につけられている醜い痣。  
ぼくの中に奇妙な興奮が沸き起こる。  
 
真理は両手で顔を被い、すすり泣いているようだった。  
「真理ちゃん、どや、気持ちええか?」  
香山さんのいやらしい声が聞こえる。  
「いくで、真理ちゃん」  
香山さんは腰を動かすスピードを上げた。  
「・・・イヤ、やめ・・・」  
 
ドカッ!  
 
真理が言い終わる前に、香山さんは被った真理の手の上から顔面を殴った。  
「まだ言うんか、真理ちゃん、往生際が悪いで」  
香山さんはいやらしい笑いを含んだ声で言いながら、更にもう一発殴った。  
「・・・っ・・・うっ・・・」  
真理は顔を押さえ、すすり泣いていた。  
香山さんは再び腰を動かし始める。  
 
香山さんの腰の動きに合わせ、真理が小刻みに「あっ、あっ」と声を洩らす。  
「いくで!」  
腰の動きが高速になり、まもなく、ふぅーと溜息をつき、動きを止めた。  
真理はしくしくと泣き続けている。  
 
「あー、真理ちゃんのアソコ、最高やな!」  
香山さんは真理の陰部からずるりといちもつを抜く。  
同時に穴からどろりと精液が流れ出た。  
 
「香山さん、次はぼくの番ですね」  
なんと、部屋の奥から美樹本さんが現れた。  
「美樹本君、真理ちゃんのは最高やで。あのOL達やみどり君とは違うで」  
言いながら香山さんは、真理の頭を掴んで、自分のいちもつに押し付ける。  
「ほら真理ちゃん、ちゃんときれいにせなあかんやろ・・・舐めるんや、わかるやろ?」  
真理は顔を背けようとする。  
 
「舐めろ言うてんのがわからんのか!」  
香山さんは真理の髪の毛を乱暴に掴み、顔面を殴る。  
ベキ、という音。そして真理の鼻と口からは、どっと血が流れ始めた。  
更にその上からもう一発殴る。  
 
そしてもう一度。  
 
香山さんの拳は真理の血で真っ赤に染まっていた。  
真理は、嗚咽とともに、涙と血を流しつづけている。  
しゅーしゅーと鼻か口かわからないが、息をするたびに変な音が漏れていた。  
 
香山さんはその様子を見て、またいちもつを大きくしていた。  
 
「香山さん、ちょっと酷いですよ・・・僕にもさせてくださいよ」  
美樹本さんいやらしい笑みを浮かべながら真理の腹を踏みつけた。  
「ぐぅ!!!」  
真理は奇妙なうめき声とともに、腹を押さえてうずくまる。  
「美樹本君、いきなり殺したらあかんで。もう真理ちゃんしか残ってへんのやしな」  
「何言ってるんですか。さっきは香山さんがOL達をさっさと殺しちゃったんじゃないですか」  
「せやったな、わっはっはっはっ・・・せやけど、本土へ戻れば女なんかなんぼでもおるやないか」  
「そうですね。迎えの船がくるまでもう少しの辛抱ですね」  
美樹本さんはにたりと笑うと、真理の手を掴んでベッドから引き摺り下ろした。  
小さな悲鳴をあげ、真理は床に倒れこんだ。  
 
ぼくの中に生まれた奇妙な興奮はどんどん膨らんでいた。  
真理が。  
あの気高く、美しく、可憐な、あの真理が。  
犯され、嬲られ、殺されていく・・・  
ぼくの股間ははちきれんばかりになっていた。  
 
「げほっ!げほっ!・・・」  
咳き込む真理の耳元へ、美樹本さんは囁いた。  
「真理ちゃん、たっぷり愉しませてもらうよ」  
そして美樹本さんは、またあのいやらしい笑みを浮かべながら真理の小さな耳を舐めあげる。  
「・・・お願い・・・助けて・・・」  
真理のくぐもった声は、以前の可愛いらしいそれではなかった。  
香山さんと美樹本さんは顔を見合わせ、そして笑い出した。  
 
「あっはっはっはっ!真理ちゃん、変な声になっているぞ!」  
「くっくっくっくっ!・・・真理ちゃん、そら無理やわ。わしら、もう女の苦しむ様を見とらんと生きていけへんねん」  
真理の血だらけの顔には絶望の色が浮かんでいる・・・  
「さて、そろそろぼくもやろうかな」  
美樹本さんは真理の後から手を伸ばし、彼女の胸を強く掴んだ。  
「イヤーッ!」  
真理は美樹本さんの手を払い、地面を這いずって逃げようとする。  
ボタボタと床に血を垂らしながら、全裸の真理は犬のように這う。  
 
「ふふ、あんまり動くなよ・・・」  
美樹本さんは実に嬉しそうに、机の上の何かを手に取った。  
それは、真っ赤な染まったナイフだった・・・  
「美樹本君、まだ早いで」  
「・・・大丈夫ですよ、まだ殺しませんから」  
そう言って、美樹本さんは真理の綺麗なふくらはぎにナイフを突き立てた。  
 
「ぎゃああああ!!!」  
真理の絶叫。  
ぴゅぴゅっと血が漏れる。  
床の上で真理の裸体はピンと反り返って硬直している。  
「これで少しはじっとしてくれるかな・・・」  
美樹本さんはナイフを抜くと、真理の傷口からドバっと血が噴出す。  
とたんに血の匂いが部屋を被いう。  
「くっくっく・・・こら、たまらんわ」  
香山さんと美樹本さんは、あのいやらしい笑みを崩さない。  
 
「美樹本君、こっちも切ってみたらどやろ?」  
香山さんは真理のもう片方の足を指す。  
「そうですね」  
美樹本さんは真理の足首を手に取り、ナイフをあて、ぐっと力を入れた。  
 
またも真理の絶叫。  
 
ナイフの刃が真理の足首に挟まっている。  
ぼたた・・・と血が滴る。  
美樹本さんは更に力を込めると、ナイフは足首から離れ、真理の足は血を噴出しながら床に落ちた。  
「ギャアアア・・・!!」  
もう人間の声に聞こえなかった・・・  
最初、ぼくは美樹本さんが真理の足を放したのだと思った。  
・・・だが、美樹本さんの手には、人間の足首が、握られていた。  
真理の足先を見ると、足首から先、かかともつま先も無かった。  
 
切断面から、ぶしゅっと血が噴出すと、あとは泥のような血がドクドクと溢れ出ていた。  
真理の小さなお尻がピクピクと痙攣している。  
「わっはっはっ!真理ちゃん、最高やで!」  
 
美樹本さんは、切断した足首を真理の顔の前に置く。  
「切っちゃったよ・・・あはははっ!」  
真理は目を閉じ、ぎゃ−ぎゃーと泣き始めた。  
美樹本さんと香山さんは嬉しそうに笑い出す。  
 
こんな真理を見たことがない。  
完全に我を失っている真理。  
自分の足首を目の前に置かれ、絶望のどん底に落ちる真理。  
艶かしい真理の姿に、ぼくの股間は痛いほどに膨らんでいる。  
目の前の惨状にぼくは、ひどく興奮している・・・  
 
「入れるよ」  
美樹本さんは真理の腰を掴み、自分の腰に引き寄せる。  
美樹本さんのものがずぶずぶと真理の穴に収められていく。  
「あ゙あ゙あ゙ぁ!!」  
真理の鳴き声はうめき声に変わった。  
真理の白く綺麗なお尻が揺れている。  
そこから延びるカモシカのように引き締まった二本の足、その一方はぱっくりと口を開けて血を垂らし、もう一方には先がない。  
 
美樹本さんはぱんぱんと腰を打ち付けながら話し掛ける。  
「真理ちゃん、君は犯されて殺されるんだよ、嬉しいかい?・・・透君とはまだだったのかい?・・・透君が好きだったんだろう?・・・おい、返事しろよ。聞こえてるんだろう?返事をしてみろ!」  
真理は泣くばかりだ。  
 
「真理ちゃん、泣いてばかりやとわからへんで」  
香山さんがにやけながらナイフを拾う。  
そして真理の腕を掴み、ナイフの刃を指にあてがう。  
「ほら、切ってまうで、指。・・・ええんか?・・・返事せえへんと透君も殺してしまうで〜?」  
 
ぼくはその言葉にびくっとなった。  
同時に真理も顔を上げた。  
「おい、聞いとるんか?透君を殺すで。ええのか?」  
真理は泣きながら声を出した。  
「うっ・・・透・・・だけは、うっ・・・」  
ぼくはその言葉に胸が熱くなった。  
真理が、ぼくをかばっている・・・?  
 
香山さんと美樹本さんはニヤリと笑みを浮かべる。  
「なんや、聞こえへんで?透君だけは・・・殺してええんか?」  
「うっ・・・何でも、します・・・透を・・・助けて・・・下さい・・・」  
「よし、透君は助けたる。さっさとわしのを綺麗にせい」  
香山さんは真理の髪を掴んで持ち上げ、いちもつを突き出す。  
真理は口を開け、それをほおばった。  
「痛ッ!」  
香山さんが声をあげ、腰を引く。  
 
「くそっ!歯ぁ立てよった!」  
驚いた表情の真理。  
「あ・・・」  
何か言おうとした真理を遮るように、香山さんは部屋に転がっていた電気スタンドを手に取り、真理の顔面に叩きつけた。  
ゴキン!と音と、変な悲鳴があがり、真理の口元から血が噴出した。  
びちゃちゃ・・・  
ゴキン!  
びちゃっ  
ゴキン!  
ゴキン!  
その間にも美樹本さんは腰を振り続けている。  
 
真理は声を出さず、唸りながら荒い呼吸をしていた。  
「もうええやろか?」  
香山さんが真理の顔を覗き込むと、口に指を突っ込んで探る。  
・・・真理の顔から噴出して出来た血溜まりには歯が混じっていて、まるでクルトンの浮いたポタージュのようだった。  
「よし、もう大丈夫やな」  
香山さんは真理の口にいちもつを入れた。  
「・・・ちゃんと舐めんと、透君が死ぬで?」  
真理は慌てて顔を前後に動かし始めた。  
歯の無い口で、狂ったように奉仕し続けている・・・  
 
 

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