お尻の穴を地丹に舐めさせていた亜留美だったが、1分弱でとうとう耐え切れずに言い出した。  
「ね、お尻は嫌…い、いつもしてるかもしれないけど…きょうはお尻はヤダ…ヤダ…ヤダってば!」  
声に怒気がこもりだしている。アナル舐めはお気に召さないようだ。  
まあいいや、挿れようか…地丹は覆いかぶさるとゆっくり結合部を見ながら挿入した。  
「あ、あん、あん…」  
彼女はまだ少し恨めしそうな表情のまま喘いでいる。明るい所で見る亜留美のおっぱいは実にやわらか  
そうに揺れている。ホクロ、そして乳輪のほとんどない小ぶりな乳首がそれにあわせて上下運動する。  
さすがに今回は地丹も5分ほど我慢できた。  
スチールパイプ製のベッドを狂おしいほどギシギシ軋ませ、汗だくになりながら、地丹は亜留美の中で  
卑猥な往復運動を繰り返す。亜留美ももう汗びっしょりだ。ちょっと苦しそうな表情。  
肉棒をつきたてる角度を変えてみたり、リズムをかえてみたり、結合部が良く見えるような体位にして  
みたり…地丹は終わりに近づいていった。膣内で出す直前のめくるめく気持ちよさに浸りつつ。  
「あ、亜留美ちゃん…好きだよ…好きだよ…ああ、亜留美ちゃんの中、すっごくいい…もう…オレ…」  
「…出していいよ…」  
「あ…あっ!…あっ!…ああ…はあ、はあ、はあ…あ、亜留美ちゃん…はあ、はあ…」  
地丹は亜留美に全体重をかけたまま喘いでいた。喘ぎつつ射精の愉びに浸りきっていた。  
 
<以下、病院内>  
亜留美がシャワーで汗びっしょりの肌を流していると、すずが様子を見にきた。気づいて亜留美がシャ  
ワーカーテンを少し開けた。身体はそのまま洗いつつ、むくれた表情で彼女を見据えて言う。  
「うう…先生、ひどいですう…」  
「あら私?どうしたの?」  
「だって、地丹くん、『いつもやってることだから』って言って、恥かしい事とかやらしすぎる事一杯  
したんですよ…なんで偽りの記憶に、そんなことまでしてるって植えつけたんですか?」  
「ちょっと亜留美ちゃん勘違いしてない?二人がどんなプレイしてるかとか、そんな細かな事までは記  
憶設定してないわよ私は?」  
「え?だって地丹くん、そう言って…」  
 
「あれは彼が勝手にそう言ったのよ。あなた地丹くんって子の事が判ってないわね、あの子は図に乗り  
出すとあーゆー事を平気で言い出すのよ。」  
亜留美は少し呆然としてるようだ。身体を洗う手が止まっている。  
「そんなぁ…てっきり私、そういう設定だと…話をあわせなきゃって、恥ずかしいのをこらえて…」  
「ふふふ。ま、男の子ってかなりの割合でそうなんだけどね。」  
気を取り直したように亜留美は局部を洗いだした。石鹸の泡とは明らかに異なる乳白色のドロッとした  
液が彼女の太腿を流れ落ちる。すずは言う。  
「ね、もう、じかに出させるのはやめた方がいいんじゃない?はっきり言わないとダメよそこは。」  
「あ、はい、そうですね、そうします…」  
亜留美はそう言いながらお尻を洗う。どうやら舐め回されたお尻の穴が気になるらしい。  
「だけど先生…ひどいですよね地丹くん…私の事を『好きだよ』ってまで言ったんですよ。」  
「え?」  
「いくらエッチを自分主導でやりたい、私の気を引きたいからって…図に乗りすぎですよね。」  
「…それは図に乗っていったわけじゃないと思うけど…。」  
「え?じゃ、あれは植えつけられた記憶だったんですか?」  
「それも違うわ。」  
亜留美はけして馬鹿ではない。お尻の割れ目に右手を挟み込んだまま、今の会話から論理的に導き出さ  
れる事実に戸惑っているようだ。  
「…なーんだ、そうだったのかー。地丹くん私の事好きだったんだ、あははー。」  
「それとなくは気づいているかと思ってたんだけど…ほんとに全然気付いてなかった?地丹くんがあな  
たに好意を持ってるって事?」  
「…はい…」  
「そう。今回のパートナーの選択は、そのことが決定的な要因だったんだけどね。」  
亜留美はお尻の穴の石鹸を洗い流しながら、明らかに落ち着かない様子になっている。  
「まあ、亜留美ちゃんはあまりその辺は考えないで。地丹くんがあなたをどう思ってるかは、それ程気  
に留めないでいて欲しいの。治療にはそのほうが…今まで黙っててごめんね。」  
 
一応うなずいたが、顔はまだ戸惑ったままの表情だ。すずは訊いてみることにした。  
「ねえ亜留美ちゃん…彼の、地丹くんからの好意を知ってどう?嬉しい?」  
「わかりません。わかんないです。」  
亜留美は真っ赤になった。  
 
それから数日が過ぎた。すずは注意深く地丹と亜留美の仲を観察し続けている。  
地丹は、亜留美が『いつもやってることだから』にごまかされなくなった事、そして急にスキン着用を  
要求するようになったことに戸惑っているようだった。それが原因でケンカもしたようだ。結局今では  
仲直りして、また二人は律儀に一晩2回の割合で交わりを重ね続けているのだが。それより、  
『亜留美が地丹からの好意に気づいた』  
という事実で、夜の病室内でどんな変化が起こるか。モニタの際の注意点はそこにある。  
すずにとって、いや今回の治療にとって、亜留美が地丹にどんな感情を持つようになるか…それは計画  
の根幹にかかわる重大事であった。場合によっては計画を修正しなければならないかもしれない。  
すずとしては、亜留美には地丹とのSEXに本気になって欲しくなかった。後々のことを考えると、地  
丹との関係にのめり込まないほうがいいと思ったのだ。  
幸い、やはり、亜留美は絶頂に達するフリをしてるだけであった。  
「あまり感じてませんよ。なんか少しいいかな、イッちゃおうかな、と思う時もありますけど…まだま  
だ抑制できるレベルです。」  
亜留美はすずの問いにそう答えた。地丹のSEXのテクニックもまだほとんど上達していないようだ。  
このままなら心配はないか…すずはそう考え始めていた。  
しかし、事態はすずの思ったようには進行しなかった。  
 
最初の日から6日後の夜。その夜の二度目の亜留美と地丹の『夜の治療行為』。  
いつも通りすずはモニタで二人の行為を監視していた。そして亜留美がいつもと違うのに気づいた。  
(…あの娘、喘ぎ方が少し変わってきた…なんか演技じゃないみたい…ひょっとしたらこれ…)  
そのとき突然、亜留美が地丹の背中に爪を食い込ませ、叫びだした。  
「あ、ああ、地丹く…ん、だ…め…え、なんかヘン…やだ、私ヘン、ヘンになっちゃったよ…!」  
 
亜留美は戸惑う地丹に構わず、切羽詰った表情で彼に必死でしがみついている。  
彼女の抑制が吹き飛んだのだ。亜留美は本気で達しつつあった。  
地丹の背中の肉に食い込むほど強く爪を立てる。地丹はたまらずうめく。  
「う、いたい…亜留美ちゃん痛い…ど、どうしたの…苦しいの…?」  
「やあん、いいの、すっごくいい…だめだよお、ヘンになっちゃうう…」  
亜留美はぽろぽろ涙を流し始めた。もう一度のけぞる。そしてさらにもう一度。額にびっしょり汗をか  
き、のけぞるたびにあそこが地丹のものをぎゅーっと締め付ける。  
彼女のすらっとした脚がもがくように動き、のけぞる度に何度もびくん、びくんと宙を蹴り上げる。  
背中の痛みにかかわらず、地丹は気づいた。  
(そうか、これが本当の…いてて…女の子の、亜留美ちゃんの「イク」って事なんだ…昨日まで、いや、  
さっきした一回目まで、亜留美ちゃんは演技をしてただけだったんだ…いててて)  
亜留美はどんどん絶頂の高みに近づいてゆく。二人の繋がった所から、亜留美の分泌するいやらしいド  
ロドロの泡が漏れ滴ってシーツに染みを作ってゆく。  
「あ、あうう、やだ、こんなの嘘…死んじゃいそう…亜留美壊れちゃう、地丹君、やめて…」  
「え?」  
「ううん、やだやだ、やめないで…イッちゃう、イッちゃ…あ、あん、あん、あ、ああ…!」  
地丹の下半身ももう限界、腰の動きが早くなる。ギシギシギシギシとベッドの音。  
もう、亜留美の口から出るのは、意味のある言葉では無くなっている。裏返った悲鳴のような愉びの声。  
アソコがヒクヒクヒク…と締め付け、地丹の背中を物凄い力で掻きむしり下ろす。肌に血が滲む。  
そして、地丹も何も言えなくなるくらいの荒い息とともに腰を動かし続け…  
その動きが急激に早くなったかと思うと突然止まった。  
 
地丹の陰茎の根元から肛門にかけてが、ひくっ、ひくっ…と蠢いて精を亜留美に搾り出す。  
亜留美の膣も強くしかし絶妙に蠕動し、彼の欲望を一滴残らず搾り取ろうとする。  
二人をゴムの膜が隔てているのがなんとももどかしい…。  
苦しそうでうっとりとした、淫らな表情の亜留美の、地丹の背中に立てた指から力が抜けてゆく。  
夜の静けさが、二人の部屋に染み入ってきた。  
 
数分後。地丹は亜留美から、萎みはじめた自分自身を抜いた。避妊具の口を縛りつつ亜留美を見る。  
さっきまで乱れまくっていた娘は、まだ茫然自失の表情でぐったりとベッドに横たわっている。  
地丹の背中がまた痛んだ。生暖かいものが流れ落ちる感覚。掻き毟られた傷からまた出血したらしい。  
「…亜留美ちゃん…」  
「…」  
「今まで、イッてたのって、ホントじゃなかったんだね…イッたフリをしてたんだ。」  
「…ごめんね…」  
「今日初めて、僕を相手に本気でイッたんだ。そうなんだろ?」  
亜留美は頷いた。  
「ごめんね…だって、地丹くんには、愉んで欲しかったんだもん…」  
「そう…まあ、なんか演技っぽいな、とは思ってたんだけどね…」  
「ごめんね…でも…」  
彼女は真っ赤になった。急に身体を反転させ、うつ伏せになって枕に突っ伏す。  
「やだ、やだ、恥ずかしい、こんな事って…私、自分があんなに乱れるなんて…あんなに気持ちいいな  
んて…ホントあのまま死んじゃってもいいって…単なる治療、献身的看護のはずだったのに…ああん、  
やだ、恥ずかしいよぉ…。」  
恥ずかしさからなのか、うつ伏せで顔を隠したまま脚をバタバタさせる。  
地丹は彼女が脚をばたつかせるたびにお尻の二つの丸みがぷるぷる動くのをぼんやり眺めていた。  
今の彼女のせりふに何か引っかかる言葉があった気がするけど、聞き返すのも変かな、と思いつつ。  
急に亜留美はがばっと起き上がった。おっぱいが揺れる。  
「そうだ地丹くん、背中大丈夫?ちょっと見せて。」  
「え?あ、大丈夫だよ、それ程…」  
「いいから見せて…やだ、すごい…血だらけじゃん…ごめんね、痛かったでしょ?」  
「平気だって。」  
「ごめんね…私の…私だけの…」  
亜留美は、地丹の背中にそっと頬を寄せた。地丹は黙っていた。亜留美もそれきり無言になった。  
 
つづく  
 

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