「やだー。ねー改蔵、もーいやー。やめてー。」
羽美はさすがに真っ赤な顔だ。
「だめだよ。今、見始めたばっかじゃないか。もっとよく見せろよ。」
彼女の恥部を息がかかるほど近くでじっくりと見つめながら、改蔵が答えた。
「だってー。恥ずかしいよぉー。改蔵ぉー。恥ずかしいってばぁー。ねー聞いてるー?」
「聞いてるよ。あれ、お前ちょっと濡れてきてるぞ?見てるだけなのに?」
「嘘だー。そんなの絶対嘘ー。見るなー。あーん恥ずかしいー、恥ずかしいってのにー。」
改蔵の部屋での事である。
休日。今は改蔵の母が買い物に出かけ、二人で留守番中。
あまりにも暇なので、二人で賭けトランプをしていたのだが。
最初のうちは他愛のないものを賭けていたのが、次第に賭ける物がお互いエスカレートしていった。
そして、直前には、改蔵は「負けたら全校生徒の前でもう浮気をしない宣言をする」というのを賭け、
羽美は「負けたら改蔵にアソコを好きなだけ見せる」というのを賭けるまでに至っていたのだ。
まあ、ちょっといつもと違う刺激が欲しかったというのもある。
改蔵は感情、思考を顔に出さずにいることが比較的簡単にできる。それに対し、羽美は…。
本気でカードゲームで賭をしたら、勝敗の行方は、火を見るより明らかであったのだ。
羽美は今、仰向けに畳の上に直に横たわり、パンツを脱いでミニスカートをめくり上げ、脚を持ち上げ
M字型に大きく広げた状態だ。膝は自分で抱えている。上半身およびスカートを脱がないのは、いつ母
が帰宅するかわからないからだ。
午後2時、日は高い。一応カーテンは閉めてあるが、午後のほんのり暖かな日差しが漏れ入って羽美の
アソコに降り注いでいる。改蔵はしばらくぶりに明るい所で見る羽美の秘部を、毛穴一個、小皺一本ま
で見逃さないくらいの観察力でもって食い入るように見ている。
なにしろ、この次はいつ見せてもらえるかわからないのだ。
いまだに羽美はSEXの最中ですら改蔵にアソコを見せてくれない。部屋の明かりを消し、布団を被っ
た状態でないと、恥ずかしくって駄目と言って普通に抱かれるのすら拒否するのだ。
今回のことは本当に例外と考えるしかない。改蔵は目によーく焼き付けておくつもりだった。
両腿に挟まれた部分は、中央に縦に走る割れ目の両脇が肌色のまま柔かく盛り上がり、そこに縮れた毛
がびっしり密生している。その密生を掻き分けると見える肉のひだは目の覚めるほど綺麗な桜色。すこ
し濡れてぬめぬめとしてるせいもあり、かなり欲情を掻き立てる。
「ねーまだー?もう止めようよぉ。お義母さんそろそろ帰ってくるよぉー。」
羽美の口調は懇願調だ。改蔵は無視して観察を続ける。
(んー…こうしてみるとほんと一輪の花みたいだな…)
薄手の肉のひだは実際に花弁のようで、微妙に厚さと幅を変え複雑にうねりながら、黒い草叢に縁取ら
れた割れ目から顔を覗かせている。上の方、花弁の両側が合わさった所に可愛らしい突起が飛び出して
いる。さっきは隠れていたのに、勃起し始めているらしい。
「うー。改蔵のばかー。すけべー。へんたいー。へんしつしゃー。それから…っと、ちょっとちょっ
と!広げないでよ、広げるのなし!ぎゃー、やめろー!ばかーばかー!こらー!」
無視して改蔵はぐいと両側に押し広げた。
内部の桜色がさらに淡い色になった部分がよく見えるようになった。尿道口、膣口、破れた処女膜…。
「やめやめ、そんな所まで見ていいなんて言ってない!もうおしまい!ね、お・し・ま・いっ!」
「駄目。」
一言で羽美の要求を却下し、全開にした。膣口から中が覗ける。そうか、この壁の内側のうねうねして
る所が、あの絡みつくような刺激を楽しませてくれてるのか・・・急に改蔵が浮かれ出す。
「♪開いてー閉じてー、開いてー閉じてー♪」
「人のお○○こで遊ぶなー!!」
「しかしなんつーか…こうびっしり毛が生えてびらびらも成長して来てると…小さい頃見せてもらった
アレと同じ物体とはとても思えないな。右脇にホクロがあるのだけがあの頃のままか…。」
「ほんっとすけべよね、あんな小さな時から私のココ見て興奮してさ。」
「あの時はお前、自分から見せたんだろ。んで『私も見せたんだから改蔵くんも』って俺のパンツを…」
「…るさい、食い入るように見て興奮してたくせに。ちょうど今とそっくりね。」
「しかし、あの時はびっくりしたぞ。それまで、縦筋がそのままおしっこの出口になってるだけだとば
っかり思ってたからな。」
「…あんた、ばか?」
「それが、なんか割れ目で内側にひだがあるしピンク色だし、穴はもう一個あいてるし…」
「もういいやめて恥ずかしー。どーせその話の続きは、あの時はあんなに綺麗だったのが、よくもまあ
こんなグロテスクになったもんだっていうふうに続くんでしょー?」
「んな事ないさ、お前のココいい形だし、今でもすごく綺麗だぞ?いい色じゃんか。」
「さっき言ったのと矛盾してない?」
「してねーよ。毛が生えてビラビラが育って、だからこそ綺麗だよ。まあ個人差だけどな。」
「…しえちゃんのより、綺麗かな?」
「しえちゃんのは結構こげ茶っぽくなってきてるよ。いや本当。お前のココの方が綺麗な色だって。」
「部長は?」
「黒くはないけど…形がかなり、なんつうか…グロいってほどじゃないけど、アレだから…」
「でも、私、毛深いから…」
「別にいいだろ。気にならないが。ていうか、お前自分でココ見た事あんのか?」
羽美はまた真っ赤になった。彼女が動くとお尻の穴もヒクつく。陰毛はその穴の周囲も取り巻くように
生えており、すごく猥褻な眺めだ。ぼそっとつぶやく。
「まあ…あるよ。」
「鏡でか?初めて見たときはどんな感想だった?」
「3日間落ち込んだ。」
「…そんなもんかね。さてと…ここまで見せたんだし、もう大抵の事はされても恥ずかしくないだろ?」
その言葉の意図を理解し、羽美がじたばたし始める。
改蔵は彼女の両脚を抱え込むようにしてそれを制し、さらに顔を近づけた。
「だめえー!いくら見せようと恥ずかしいってば!…だめ、改蔵、やめ…わー!それ以上するな、する
と呪う、もう呪う、いま呪う、すぐ呪う!のろ…ひゃう!」
改蔵はすでに指で右の花びらのような襞をいじり始めていた。
左手は抵抗しようとする羽美の手を押さえつけている。
見たことがあまりなくとも、どこが感じやすいかは良く判っている。慣れた指使いで、改蔵は濡れそぼ
った秘部を刺激し続けた。そこだけが別な生き物のようにヒクつく。桜色の花びらは改蔵が押し広げな
くとも自然に開いて来て、いじっている指先がねっとりと濡れてくる。
「あ…あー…ん、もう…や…だぁ…恥ずかし…いっ…てばぁ…」
「お前、ここ…感じるんだよなー…ほら、どうだ?」
「うそー。うそだもん、そんなことないもん…」
「何が嘘だよ?ほら、こうしたら…どうだ?」
小さく膨れ上がった突起部を軽くつついた。羽美がビクッと跳ねる。大声が出そうになり、あわてて自
分の口を手で押さえる。ちょっとやりすぎかな、と思ったが、改蔵の気持ちももう止まらなかった。
改蔵は舌を使い始めた。舌先で敏感な所をつつく。滴る露を舐め取り、膣口の周りを刺激する。
今までこんな事は絶対に拒まれていた。だが、今日の羽美は拒まない。というか、もう拒もうにも拒め
なくなってるようだ。
初めて舐める羽美のアソコの味は…別に他の女の子と変わりはない。
まあ、いくら改蔵でも、女の子のソコを舐めて味の違いが判るほど経験がある訳でもないのだ。
舐めながら上目遣いで表情を見る。
羽美は顔が真っ赤に高潮し、涙を流している。髪の毛が乱れ、息が荒い。
改蔵の下半身も、もう我慢できないほどいきり立ってきていた。
ズボンを下ろそう、挿れたくてたまらん…と改蔵が考え始めた時。
羽美が口を押さえていられなくなった。あれ、と改蔵が思うまもなく、両脚がびくんっ、と伸び、両手
を畳に爪を立て、全身が強張る。
改蔵は顔を離し刺激をやめたがもう止まらない。そのまま羽美は、声にならない声を漏らす。
そして、びく、びく、びく…と、のけぞるように…。
柔らかな午後の日差しを浴びた羽美のアソコは、改蔵の目の前の数センチの所で、透明な露を漏らしな
がら痙攣するように収縮を繰り返していた。
「は、あ…ああ…、はあ、はあ…」
羽美は呆然としたように天井を見上げながら荒い息をしている。
「へー…女の子のココ、イク瞬間ってこんな風になるんだな…じかに見るのは初めてだ…」
「あのね…馬鹿…あんなこと…私…」
「ただいまー。改蔵。羽美ちゃん。シュークリーム買ってきたから、お茶にしましょう」
玄関から声がした。改蔵の母が買い物から帰ってきたのだ。
彼女は、居間に二人がいないのを見ると改蔵の部屋の前まであっという間に来てドアをノックした。
「ね、いるんでしょ?エクレアもある…あら、何バタバタ音させてるの?」
「いやー。なんでもー。お茶沸かすのこれからだろ、沸くまでには行くから…」
改蔵は数センチだけ部屋のドアを開け無表情を装って応対した。開けないと却って怪しまれる。
狭い隙間から母が中を覗き込む。改蔵の股間には気づいていないようだ。
「…どうしたの羽美ちゃん顔真っ赤よ?あら、畳のそこ、なんだか濡れてるわね、なにかこぼした?」
羽美はスカートの裾を引きちぎれそうなほど引き下げ正座している。パンツをはく間がなかったので、
それは尻の下に挟み込んで隠している。でも、内股も濡れてるのに気づかれたら…。
「い、いや、その、あの…その…」
しどろもどろだ。
「な、なんでもないんです、お義母様…ちょっと、ええと、改蔵、ね?そうよね?」
改蔵は答えようがない。どうしろと言うのだ。
「…なんなのかしら?」
母は誰にともなくあいまいな問いかけをする。が、次の瞬間急に態度が変わった。わざとらしく慌てる。
「そうそう、私まだ買い足りない物があったんだわ、ちょっと、街に戻って、買って来なくちゃ。」
「??」
「そうね、あと2時間は戻らないから。シュークリームは置いて行くから、好きに食べてね。」
というと、彼女はそそくさと再び外出してしまった。
「…わかっちゃったのかな?私たちが何してたのか。」
「かもな。」
改蔵の母がいなくなり、また二人きりになった部屋で二人は気まずそうにしている。
「ねー改蔵。どうする?」
「何をだよ?」
「な、なにをって…」
羽美は真っ赤になった。畳にじかに座って脚をもじもじさせている。そのたびにミニスカの裾から草む
らと花びらがちらちらと…。そこを見ながら改蔵は言った。
「じゃあ、また、トランプしようか。俺が勝ったら、さっきの続きな。」
「エッチね、ほんとエッチね。続きって、あれ以上をお義母さんが帰ってくるまでされ続けたら…」
「まあ待て。その代わりさ、お前が勝ったらさ」
「私が勝ったら?」
「お返しに、俺のコレをお前の好きにしていいよ。舐めても咥えても何してもいいぞ。どうだ?」
「…何それ、勝つと負けるで気持ちいい側が逆じゃないよ?賭けになんないでしょ、全くもう…」
そう言いながら羽美は部屋の脇に片付けられていたトランプを二人の間に置き直した。
−完−